2009年06月

犬『ラッキーな日』

ALuckyDay.jpgこう、ある時は余るほどあるのに、無い時は全くないのが毎度恒例?なこの雑文パートのネタなのですが、現在正に書く様なネタがございません(笑。
植木は健康、雑誌・一般向け漫画は未読多め、メタルCDは買いに行く時間無しといった感じですなぁ。アニメ新番組を見出したら再び言及することが増えると思いますが、まぁ別に大事じゃないですしね、ココ。

さて本日は、犬先生の『ラッキーな日』(一水社)のへたレビューです。前単行本『初犬3』(同社刊)のへたレビューもよろしければご参照下さい。
ちょっと変わった女の子達との純なラブストーリーと情熱的なセックスシーンが楽しめる作品集ですよ。

ce4a34b3.jpg2~3冊目の単行本が長編メインの単行本でしたが、今回は久しぶりに短編作がメイン。収録作は、クラスメイトのクールな女子大生さんに告白してあっさり玉砕するもなぜか匂いを嗅がれて始まるラブアフェアな「黒猫のぶーがるー」前後編(←参照 前編より)、独立した掌編・短編8作、および各作品の登場人物が集うおまけ漫画(4P)と先生の代表作である長編「ストレンジ・カインド オブ ウーマン」の三田さんが色々暴走するあとがき漫画(2P)。
初単行本『初犬』(一水社)に収録された短編「赤ずきんは狼が好き」の続編であるフルカラー掌編「エデンの南」(4P)を除いて1作当りのページ数は16~24P(平均19P弱)とやや控えめな分量。若い男女の性愛の瑞々しさを表現する作品群であり、適度に読ませるかつ使える構成ですが、エロ・シナリオ双方の面で読み応えにはちょっと乏しい印象もあります。

【若い男女の恋の熱量が駆動するラブコメディ】
ティーンズラブ系で漫画文法やエロ演出が男性向けとは結構異なる最古作「てんとうむしはお好き?」こそ雰囲気は大きく異なりますが、この作品も含めて収録作は若さ故の忌憚のない衝動で恋にエッチに励む男女のラブコメディでほぼ統一されています。
連作「黒猫のぶーがるー」の“匂い嗅ぎ”なヒロインさんや、短編「笑う門には風が吹く」に登場する怒りながら主人公に付き纏う女の子、はたまた「てんとうむしはお好き?」の芸術家肌でちょっとミステリアスな男子生徒など、“理解しえない異性”としてのキャラクターを登場させ、素直な言葉と体の重ね合いがその理解の障壁を取り払って男女が幸せに結ばれる展開は、恋愛ストーリーの真髄を的確に押さえています。
ALuckyDay2.jpg双方の理解を阻む壁が崩壊した瞬間をポンっと軽く、それでいて味わい深く描くシーンの魅力はなかなか微笑ましいです(←参照 短編「笑う門には風が吹く」より)。
そういった展開のスムーズさが性の快楽の高揚と恋愛感情の強さを比例関係として描くエロ漫画手法を不自然に感じせない雰囲気を作れているのも○。
登場人物、特に不思議なキャラクターのヒロインが恋に落ちる理由がやや説明不足で、読者を突き放している印象が無いわけではないですが、“一目惚れのマジック”とでも言うべき、恋愛の不思議さに全てを委ねることでプロットの破綻を回避しています。
ただ、シリアス寄りの雰囲気で放たれるバイク乗りの「最高の女(マシン)!!」などのお寒い台詞がどうにも肌に合わない短編「お気楽らいだーす」や、端的に言うと女の子がサラリーマンを罠にはめて痴漢冤罪?で逮捕させる短編「ラッキーな日」など、読み手によっては評価を大きく下げかねない作品があるのは今単行本の難所。
特に後者に関しては、ビッチキャラこそドンと来いな!管理人ですが、罠のはめ方がそれなりに陰湿なために読後感があまり良くなく、この行動にはヒロインの過去の苦労があることをおまけの小冊子(とらのあな限定品)で匂わせますが、その背景をこの作品から察せよというのはちょっと無茶です。

【ぷるぷるとした質感が魅力の並~巨乳ヒロイン陣】
ヒロイン陣は連作「黒猫のぶーがるー」と短編「お気楽らいだーす」の20歳前後の女性を除いて、女子高生さんクラスで統一。
短編「船長とオレ」に登場する海賊コスプレの女の子のみスレンダー貧乳さんですが、その他の女の子は柔らかさと張りを兼ね備える水風船の如き双球を備えるスレンダー並乳~巨乳タイプとなっています。
ALuckyDay3.jpg決して大き過ぎないお手頃サイズの乳房のふるふると柔らかそうな質感と薄ら描かれる肋骨の硬質さ、柔肌の下にある筋肉の躍動などを対比させるボディデザインは実に官能的です(←参照 短編「おれんじ・ろまんす」より)。
上述の様にやや風変りでキャラクターを掴み難い登場人物が多い印象で、そのことが魅力でもあるのですが、漫画的に分かりやすいヒロイン像をお求めな方は要検討
初出が2004年とこの作家さんの発表作の中でも最も古い部類になる短編「てんとうむしはお好き?」こそ、少女向け漫画の絵柄ですが、他の作品ではヒロインの健康的な色気と可愛らしさを引きだすアニメ/エロゲー絵柄は高質で安定しています。

【美しい肢体をアグレッシブに責め立てるセックス描写】
分量的に多いとは言い難いものの、柔らかいおっぱい描写と淫靡な女性器描写を軸とするエロ作画の実用性は相変わらず高く、抜き物件としてぬかりのない構成。
薄っすらと陰毛の生えた秘所は前戯の段階で既にトロットロに淫液を垂らしており、そこにマッシブな剛直を挿入して激しいピストン運動に突入するエロ展開はごく標準的ですが、それ故使いやすいのも確か。
ALuckyDay4.jpg快楽に背中をグッと反りかえらせる演出や、肌の上の汗が体の動きに合わせてスッと動く様子など、緊張感と躍動感のあるセックス描写はパワフルに実用的であり同時に美しささえ感じさえます(←参照 汗の上方向への動き 短編「船長とオレ」より)。
素股や手コキ、足コキ、フェラなどの前戯の段階ではまだ理性を保っていた男性側がピストン運動の途中から猛る性欲を全開にしてちょいとサディスティックな言葉と激しい腰使いでガンガン責め立てる流れもハードコアなエロの面を強化。
特に短編「ラッキーな日」と「お気楽らいだーす」のエロ展開終盤で用いられた、ヒロインの腰をがっちりホールドしてのバックからの猛然とした突き込みを経由して中出しフィニッシュに持って行く流れがかなり攻撃的で実に使えます。
おそらく初出時期の問題だと思いますが、作品間で修正の煩さには差があります。まぁ、概ね緩やかな修正の作品が多く、性器アップは少ないながら多用される結合部見せ付け構図の煽情性を損なわないようになっています。

長編「ストレンジ・カインド オブ ウーマン」の終盤展開が管理人はあまり好みでなかったのですが、今単行本の短編作に関しては一部を除いて親しみを持てる作劇に戻ったなぁという感想です。
とまれ、個性的なヒロインが楽しめる良質のラブコメ系抜き物件ですので、幅広い方にお勧め出来ます。初めて犬先生の作品を読むという方にも良い1冊ですね。

Noise『Loliplex!』

Loliplex.jpg公私共に色々と忙しく、おまけに生来の遅筆故になかなか未レビュー本を崩せずに頭を抱えております。一通り読んではいるのですが、感じた事を文章にするのは未だに難しくて・・・。
へこたれそうになることもありますが、修造マッドでやる気を出しつつ頑張ります。お米食べろ!


さて本日は、Noise先生の初単行本『Loliplex!』(茜新社)のへたレビューです。無駄に熱いことになっているカバー裏が面白いので、購入後は是非カバーをめくられたし。バー・ぴぃちぴっと先生といい、こういった趣向がLO作家陣で流行っているんでしょうかね?
思春期入りたての女の子達の微笑ましい恋と初々しい性愛をほんわかとした雰囲気の中で楽しめる作品集です。

収録作は全て掌編・短編で11作。精飲大好きなロリっ娘との日常エッチを描くフルカラー掌編の「Morning Drink」(8P)およびエッチに興味心身な女の子に捕まってしまった少年の受難?を描くフルカラー掌編「とある不幸な少年のお話」(8P)を除き、1作当りのページ数は16~24P(平均20P弱)と中の下クラスのボリューム。
エロシーンが占める比率の高い構成になっていますが、エッチを通じて登場人物の心情を描くため、お話としての面白みもちゃんとあるタイプで、心地よい読書感になっています。

【優しく平和なラブコメディ】
シナリオの方向性に関しては、コメディ要素を添加したラブストーリーと女の子のエッチへの興味がお話を駆動する明るい快楽至上主義系が中心。
マネージャーの青年に思いを寄せる少女アイドルを描く短編「とあるアイドルのお話」のように成人男性との年の差ラブも魅力的ですし、性の快楽を既に覚えた女の子が初心な男の子を誘惑する短編「とある放課後のお話」のちょっと妖しげながら実はラブい作劇も気持ち良いです。
Loliplex1.jpg特に魅力的なのは、短編「とある季節の変わり目の話」や短編「とある素直になれない少女のお話」(←参照)のように、少年少女の恋とエッチを描く作品であり、初めて同士の二人が手探りで恋を確かめ合い、結合を果たす様が微笑ましく、勢いだけで押し切らない温かみのある展開が魅力的に映ります。
性的なことを何も知らない妹をだまくらかしてお風呂でアナルエッチに突入する短編「とあるぬるぬるしたお話」や、酔っぱらった妹となし崩し的にエッチしてしまう短編「とあるクリスマスのお話」といった作品もありますが、全作品を通じて陰湿さはほとんどなく、全登場人物が性の快楽を幸福に味わって平和かつコミカルにお話を終わらせるシナリオで読後の余韻も大変良好。
Loliplex2.jpgなお、短編「とある少女の厄日のお話」はLO本誌で作家持ち回りで描かれた“女の子がおしっこをするだけの漫画”であり、授業中必死におしっこを我慢する苦闘を描くという変わり種のエロ漫画になっております(←参照 男女問わず身に覚えがあることでしょう)。彼女の運命や如何に!?
個人的なお気に入りは、負けず嫌いなお嬢様がセックスについて学ぼうと執事の青年にご命令な短編「とあるお嬢様のお話」。

【スベスベお肌の寸胴ロリータ少女達】
LOレーベルですので当たり前ですがロリータ少女オンリーな構成であり、小○校高学年~中○生クラスの思春期入りたてガールズ達が登場
Loliplex3.jpg貧乳ロリさんがほとんどですが、膨らみかけの柔らかおっぱいをお持ちな短編「とあるお嬢様のお話」のお嬢様や、短編「とある女の子の悩みのお話」の巨乳小学生さん(←参照)など、乳アリなヒロインがそれなりにいるのは個人的には嬉しいです。
幼いお肌のスベスベ感が魅力ですが、ロリプニ系のキャラデザにはなっておらず、女性としての体が出来上がる前の思春期初期といった感じの寸胴バディですので、明瞭なセックスアピールや可愛らしさを期待するのは避けるべきかなぁという印象。勿論、むしろそっちの方が萌えるという貴兄はマストバイ。
少々パースが狂ったりやデッサンが怪しくなることもあるものの、端正な描線と丁寧なトーンワークで描かれる澄んだ二次元絵柄は素朴な可愛らしさを持つヒロイン造形と意外にマッチしており高評価。
ただし、絵として質に大きな差異は無いものの、作品間でタッチに結構バラつきが認められるのは初単行本故の難点と言えば難点です。
また、表紙絵よりは裏表紙の絵の方が近作の絵柄には近い印象ですね。

【大人しい序盤から激しい終盤へ移行するエロシーン】

性行為の描かれる分量こそ多めですが、徐々に徐々に行為が進展する様をじっくりと紡いでいくタイプなので、濃厚なエロをお求めな方はちょっと向いていない可能性があります。
エロとシナリオを同時並行で進める作劇である面も、話としては面白くなっているのですが、実用的読書に没入するという点ではやや障壁になっているのも否めません。
Loliplex4.jpgとは言え、ペッティングから性器結合へと進展し、おっかなびっくりな序盤の絡み合い(←参照 まだゆっくり優しく動きます 短編「とあるお嬢様のお話」より)が終盤では一気に激しくなり、若さにまかせてガツガツ腰を振ってフィニッシュに持って行くラストスパートの爆発力は○。
なお、全員処女または童貞ですが、破瓜描写は少なめ・包茎チ○コは多めという特徴があります。
初めて見た男性器に興味津々で目を輝かせたり、初めての快楽に涙滴を目端に浮かべた紅潮したりな表情はエロ演出における魅力の一つですが、やや多彩さの面で弱みはあります。
個人的にはむしろ歓迎ですが、1Pフルでがっつり描くフィニッシュでは外出しやアナル中出しが散見されるため、膣内射精至上主義な貴兄は要注意。

ハードコアなロリエロ漫画でがっつり抜きたい貴兄にはやや不向きかも知れませんが、少女達の幸福な性愛のカタチを優しく描いたハートウォームなロリエロ漫画として十分魅力的です。
LO本誌で読む限り、相変わらず絵柄に不安定感があるのがちょっと不安要素ではありますが、急成長を遂げた他の若手LO作家陣同様これからが楽しみな作家さんですね。

くまこう『CARAMEL BOX』

CaramelBox.jpg福満しげゆき先生の『うちの妻ってどうでしょう?』2巻(双葉社)を読みました。漫画として面白いとはあまり思わないのですが、時々ニヤリとさせられたり成程と思わされたりな独特のリズムに引き込まれます。
ただ、どちらかというと、単行本でまとめて読んでしまうより雑誌で少しずつ読む方が面白みは増す感がありますね。

さて本日は、くまこう先生の初単行本『CARAMEL BOX』(マックス)のヘタレビューです。表紙絵もキュートですが、女の子をお菓子になぞらえる中表紙がまたエロ可愛くて良いものです。
タイトル通りに甘々な純愛ラブコメディが取り揃えられ、萌えエロ系作品の王道な魅力が楽しめる作品集ですよ。

CaramelBox1.jpg収録作は、主人公の少年がロリーな妹とスポーツ美人な姉に積極的なラブアタックをかけられる連作「ただいま入浴中」「おねーちゃんはがんばるっ!!」(←参照 弟のポプリクラブを発見した姉 「おねーちゃんはがんばるっ!!」より)、短編9作、および短編「トナリのサカキさんのこと」のオタク美少女・サカキさんによる“おっぱいを大きくする方法講座”なおまけ漫画5P。
おまけ漫画を除いて1作当りのページ数は16Por20P(平均17P弱)とボリューム感は弱め。萌えエロ系の常として漫画としての読み応えもあまり無いですが、甘い雰囲気に包まれる心地よさは一級品です。

【ヒロインを可愛らしく見せるためのシナリオ】
良くも悪くも、「美少女ヒロインが可愛らしければ全て良し!」という分かり易いスタンスが徹底されており、ストーリー構築がしっかり為されているタイプではありません。
物語開始時点で既に主人公にぞっこんラブな女の子達が、恋もエッチも優しく受け止めてくれる構図はエロ漫画的ご都合主義の極致とも言えますが、小難しいことを考えず、作品の甘い空気にどっぷり浸かってストレス社会で荒んだ心を癒すの作品を楽しむ上で上策。
CaramelBox2.jpgエッチに対して積極的ながらも、性愛の暗い部分を全く感じさせない天真爛漫なキャラ造形が作品の雰囲気を良好に保つことに大きく奏功しており(←参照 短編「だんなさまごっこ」より)、チアフルに動き回る彼女達の姿はとってもラブリーです。
唯我独尊なお嬢様が転校してきたショタ少年を拉致ったり、公園で座敷童子と出会ったり、美少女ヒロインが彼氏のパンツを変態仮面の如くかぶってバイブオナニーしたりと、ハイテンション&ユニークな冒頭展開もなかなか面白くて、ヒロインのキャラ立てをしつつ読者を楽しませる工夫がされているのは○。
シナリオ重視派な方にはやや退屈な作劇かもしれませんが、コメディ系にしろ、短編「SEASONS」のようなピュアラブストーリー系にしろ、恋に奔走するヒロイン達の微笑ましい姿を楽しめ、萌えエロ系として良好なシナリオになっています。

【ロリータフェイスと柔らか巨乳のコンビネーション】
作品の魅力を形成する核となるミドル~ハイティーンクラスの美少女達は、無表情キャラやらお嬢様タイプ、ツンデレさんなどお馴染みのキャラ造形をされており、大変取っ付き易いです。
年齢に関わらずロリ色強めのプリティフェイスと華奢な手足のスレンダーボディが共通していますが、おっぱいサイズはペタンコや膨らみかけから巨乳まで幅広く、ことにハリのある柔らか巨乳はそのあどけない表情との組み合わせで魅力が倍増。
CaramelBox3.jpg大きめなリボンやフリルのついた衣装、時にはぬいぐるみなどで美少女達の幼さ故のキュートネスを強調するのも、いかにもポプリクラブ系といった印象です(←参照 あぁ、もう、可愛いなぁ 短編「HAPPY COOK!」より)。
また、元々デフォルメを効かせた萌え系絵柄ですが、さらにデフォルメされた登場人物のミニキャラが可愛らしく、特にコミカル面の強化やいい意味でオーバーな感情表現の演出に貢献
絵柄は単行本通して安定しており、表紙絵での判断で全く問題ありません。

【甘いラブラブ感を保ちつつ適度にハードなエロシーン】
シナリオの比率が軽い構成とヒロインの果敢なラブアタックのおかげもあって、エロシーンは標準量確保されており、質の高さもあって萌えて使えるポプリクラブ系の面目躍如。
エロシーンにおいてもヒロインとのラブラブ感が重視されており、甘いキスシーンや互いの体をギュッと抱きしめるシーンを濡れ場展開の所々に入れ込むスタイルが素敵です。
また、ガツガツとした様相は呈さないものの、それなりに行為をハードに描いていることが抜き物件としての魅力を高めており、豊潤な淫蜜を溢れかえらせる秘所をハートマーク付きの水音を奏でながらピストンしていく様は大層エロティック。
CaramelBox4.jpg性器結合部のアップ多用などのハードコアな側面を持ちながら、嬌声は比較的抑えめにしていたり、トロッと惚けた表情ながら元の可愛らしさを損なわない官能の表情など、萌えっぽさを常に保ち続けるスタイルも良好です(←参照 絶叫ではなくハートマーク 短編「トナリのサカキさんのこと」より)。
前戯パートにおいて男性側による秘所弄り、特にクンニが多いのが特徴であり、ご奉仕されたい願望な貴兄にはちょっと不満かもしれませんが、キュートなヒロインを羞恥と快楽で能動的に染め上げたい方にはむしろ福音でしょう。
ヒロイン自ら開いたツルツル&スージーなお股に挿入し、ピストン運動を重ねた後、たっぷり中出しが基本仕様となっています。

王道的な萌えエロ系として完成度の高い作品であり、この手のジャンルが好きな方なら是非お勧めな1作です。綾乃れな先生やみやもとゆう先生などが好きな貴方は要チェック!
個人的にはちょっと不思議系(長門系)のオタク娘が実に可愛らしい短編「トナリのサカキさんのこと」と弟への愛情が大暴走なお姉ちゃんがキュートな連作後編「おねーちゃんはがんばるっ!!」がキャラ的にも抜き的にもお気に入り。

もりたかたかし『なかだしされたい』

CreamInsidePlease.jpg邪道と思われる方もいるかもしれませんが、夏場はロックで日本酒で飲むのもなかなか爽やかでイケます。できるだけ濃い目の原酒とかがいいですな。
最近チビチビ飲んでいるのは、南部盛岡の蔵出し原酒あさ開(酒蔵限定品)。落語でいい酒を“油みたいにトロッとしている”と言ったりますが、爽やかな飲み口ながら正にそんな感じです。幸せ。

さて本日は、もりたかたかし先生の『なかだしされたい』(茜新社)のへたレビューです。当ブログで先生の単行本を紹介するのは初めてですが、管理人は2冊目『絶対!!絶明応援団』(司書房)の頃からのファンですよ。
明るく元気な美少女達とたっぷりエッチしてタイトル通りに中出しを決めまくる爽快な抜き物件ですよ。

CreamInsidePlease1.jpg収録作は、真面目なツンデレ風紀委員さんが投稿系エロ本の魅力にハマって主人公と色々実践な中編「武田さん」シリーズ全3話(←参照 主人公のエロ本書庫にて 第2話「動画を撮られる武田さん」より)、天然気味のぽっちゃり巨乳さんと悪企みキャラのスレンダーさんのラブラブコンビが輪姦プレイに体当たりな連作「夏美と冬美のどきどき」シリーズ全2話。および独立短編6作。
1話・作当りのページ数は全て16Pと、ボリューム感には乏しいですが、軽快な読み心地とエロのしっかりとした存在感を有する、抜き物件として良好な構成になっています。

【明朗快活な雰囲気で軽快に進展するエロコメディ】
多少の恋愛要素は絡むものの、濡れ場へとサクサク進行するお気楽エロコメディの調子が徹底されており、お話重視派は回避推奨。
シナリオ分量自体も含めで、開始1Pで既にエロシーンに突入しているケースさえある、実用的エロ漫画としての実に潔い構成は面白く、かつそれに不自然さややり過ぎ感を与えない雰囲気の形成が上手です。
類型的なヒロイン造形とテンプレな展開を用いることで、さして登場人物の設定や心理に踏み込まなくとも軽快に話を進展させることを可能にしており、シナリオパートで読み手に負荷を全くかけないスムーズな流れはむしろ◎。
7519acad.jpgかといって、シナリオパートに面白みがないわけでは決してなく、阿呆な台詞回しや突飛で勢いのある展開(←参照 日本酒噴きました シリーズ後編「夏美と冬美のどきどき☆肉便器」より)、そして綺麗に話をまとめるほのぼのオチなど、技巧的ではないながらもグルーブ感のあるコミカルテイストはこの先生の大きな魅力と言えるでしょう。
このテンポの良さがエロシーンにおいてさえ損なわれず、ポンポンとエロ行為を連続させかつエスカレートさせる流れがなかなか気持ち良く、最初から最後まで楽しく読ませてくれます。
個人的には、豪邸に住む文豪がメイドさんのエッチなご奉仕を甘受する日々と見せかけて、オチが素敵にお馬鹿な短編「ある文豪の日常」が笑いの面でもお気に入り。

【体型・性格のバラエティ豊かな美少女ヒロインズ】
ヒロイン陣は上述の美人メイドさんを除いてミドル~ハイティーンクラスの美少女達であり、皆さん総じてエッチに積極的でエロシーンへのスムーズな進行をお手伝い。
CreamInsidePlease3.jpgツンデレ風紀委員とか、某格ゲーキャラっぽい衣装のメイドさん(←参照 短編「ある文豪の日常」より)、生真面目メガネ委員長やら小悪魔系ブルマ妹など、エロ漫画界隈での定番的ヒロインがずらっと取り揃えられた布陣にはいい意味でのあざとさがあります。
幅広い層に人気のスレンダー巨乳タイプをメインとしつつも、貧乳ロリさんがいたり、褐色肌(ただし日焼け)な娘さんがいたり、プランパー一歩手前のむっちり美少女がいたりと、幅の広いボディデザインを用意する全方位外交を展開。
特段の個性を持つわけではありませんが、ツヤツヤスベスベとした肌の質感や、サイズを問わずにぷにぷにと柔らかい質感を持つおっぱい、桜色の小粒な乳首は大層エロティックで、ヒロインのキャラクターとしての魅力と相まって読み手の征服欲を存分に刺激してくれます。
フルデジタル作画に移行しましたが、以前の描線のざっくりとした漫画絵柄の魅力をそのままに、グレースケールなどのトーンワークが丁寧になった分、秘所を含めた体パーツの扇情性が増した感があります。絵柄は単行本通して安定していますが、表紙絵よりは裏表紙の絵の方が中身に近いので書店では裏返してみることをお勧め。

【おっぱい大活躍な中出し直行がっつりファック】
基本的に個々の作品のペーシ数がないため、エロの分量はそこまで高くなく、なまじ質が高い分もっと読んでいたいという気分にはなりますが、実用的読書にはなんら問題はありません。
ツンツンしていたり生意気だったりな女の子がいざエッチとなれば、とっても素直&エッチに豹変するという、実にベタなパターンを踏襲していますが、上述のテンポの良さもあってその流れは心地よく、かつエロの刺激力を強く補強。
さして多くないページ数において、前戯パートと抽送パートの両方に抜き所を用意する多回戦仕様を無難にこなす展開力もあり、タイトル通りのがっつりとした中出しフィニッシュを大ゴマ~1Pフルで決めた後、おみゃんこからどろりと大量の白濁液が漏れだしてくるコマで読み手にトドメを刺す盤石の構成は素晴らしいです。
CreamInsidePlease4.jpgお肉の柔らかさの演出が格段に上達している分、巨乳キャラのエロシーンがより輝いている感があり、ずっしりとしたおっぱいが揺れたり、柔軟に変形したり、時には搾乳されたり、勿論挟んだりと大活躍(←参照 垂直バイズリ シリーズ後編「夏美と冬美のどきどき☆肉便器」より)。
ハートマーク付きのエロ台詞&擬音を場面に散りばめたり、適度に断面図を描き添えたりと、手法としてはごく普通ながらもエロ演出も丁寧に施されています。
武田弘光先生ライクなだらしないアへ顔もちょこちょこ投入していますが、あれほどドギツイタイプではなく、変態チックなネタも絡めながら抵抗感を生むような要素を上手く排除するスタイルは、10年近いキャリアの持ち主らしい良好なバランス感覚だなぁと思います。

エロシチュや作風など、極めて“普通”なタイプであり、年間ベスト等で上位を取るようなタイプでもエロ漫画史に金字塔を打ち立てるようなタイプでもありませんが、楽しく読めてしっかり使えるエロ漫画にきっちり仕上げられています。
平凡を平凡として上質に描き切れる能力を見事に示しており、実用的読書の御供として大変頼もしい1冊です。
管理人は、上述のメイドさんが巨乳を存分に活かして素敵に性的ご奉仕な短編「ある文豪の日常」と、ぽっちゃりさんとスレンダーさんが素敵に大乱交な「夏美と冬美のどきどき」シリーズに大分絞り取られてお気に入りでございます。

鬼月あるちゅ『メイド嫁』

MaidBride.jpg岡本一広先生の『ゼロの旧ザク』1巻(角川書店)を読みました。ジオン軍の少年兵の戦いを描く作品と言えば、近藤和久先生の『MS戦記』が最愛ですが、それに勝るとも劣らない良作ですな。
メカの描写も大変素晴らしいですが、MSの動きの描写も上手く、旧ザクが宇宙機雷をすり抜けてジムを倒すシーンには痺れました。女の子も可愛いですが、おっさん達が渋いのも◎

さて本日は、鬼月あるちゅ先生の初単行本『メイド嫁』(コアマガジン)のへたレビューです。相変わらず同人関係は疎いのですが、モンスターハンターというゲームの二次創作で有名な先生とのことです。
ヒロインの魅力的なキャラ造形によって実用性が増しているラブラブエッチをたっぷりと楽しめる作品集ですよ。

MaidBride1.jpg収録作は、家賃滞納で部屋を追い出された隣の女性がメイド姿で主人公(メイドキャラ大好き)の部屋に押し掛けてくるタイトル中編「メイド嫁」全4話(←参照 同中編第1話より)+描き下ろしの第5話(10P)、および独立した短編5作。
10Pの描き下ろし第5話だけでも凄いですが、後日談を描く描き下ろし掌編「その後の~」(4~7P)が全短編についており、(稿料の出ない)描き下ろしが全部で43Pもあるというサービス精神の豊かさは非常に好印象。
描き下ろしパートを除いて1話・作当りのページ数は16~22Pと標準的な分量になっていますが、単行本としては結構な厚みです。エロシーンをこそをたっぷり見せる構成であり、シナリオはライト感覚で楽しめるようになっている印象です。

【明るく楽しいラブコメで軽快に読ませるシナリオパート】
清楚で美人、優しい心の持ち主でしかも武勇に優れるという完璧超人なお姫様が母親の病を人質にされて悪い参謀にエロ調教をされてしまう短編「白蜜姫」といったちょいダーク寄りの作品もありますが、その他の作品はヒロインのキャラクターを前面に出す明るく楽しいラブコメディで統一
メイド大好きっ漢な主人公の元にクーデレ美人なメイドさんが押し掛けるという、ご都合主義が素敵に満載な中編作にしろ、既にお付き合いしている男女が登場する短編「おた夏」や「激動のおっぱい」といった作品にしろ、冒頭からほぼラブラブ状態ですので、恋愛感情の発展を描く繊細なラブストーリーを期待するのは避けるべきでしょう。
abe57a4d.jpgとは言え、コミカルな雰囲気の中で、要所要所で投入されるヒロインの色恋沙汰やエッチへの照れの表情が実にキュートであり(←参照 中編「メイド嫁」第3話より)、恋もエロも全てが充足される桃色幸せ空間を屈託なく構築しています。
短編作を中心に、ヒロインのキャラクターに強く依存する作劇ですが、特に中編作はクーデレなヒロインの取る不思議な行動とそれに対する主人公の反応が話に動きを付けており、ラブコメ系として決して大味な作品になっていないのは○。
ラストもちょっとコミカルでハッピーなエンドを迎え、読後感も非常に良好であり、構成上メインであるエロシーンをしっかりと下支えするシナリオになっています。

【オタク心のツボを押さえたキャラ造形】
今単行本の大きな魅力はきっちりとした属性付けをされたヒロイン陣であり、サブカルチャー好きにはお馴染みなキャラ造形が作品に親しみ易い雰囲気を作り出しています。
クーデレでドジっ娘だけれども主人公の青年のことが大好きな押しかけメイドさん(中編「メイド嫁」)、清楚で気高いお姫様(短編「白蜜姫」)、エロゲー大好きなインドア派オタク娘(短編「おた夏」)、超ツンデレな専属メイドさん(短編「可変式メイド」)などなど、ベタではありながらもそれ故に一層輝くバラエティ豊かなヒロイン陣は訴求層を広める上で大正解。
MaidBride3.jpg中編作の無表情クーデレメイドさんも大好きですが、管理人の最愛キャラは短編「激動のおっぱい」に登場のツンデレ幼馴染・葉月さんで、巨乳好きの主人公のためにパットで巨乳を偽装、エッチを2年も拒んでその間豊乳器で一生懸命おっぱいを育てていたいじましさが泣けるクラスです(←参照 全俺が泣いた 短編「激動のおっぱい」より)。
年齢的にはハイティーン~20代半ば程度で、並乳クラスの葉月さんを除けば、全キャラたっぷり巨乳の持ち主であり、スレンダーながらも乳尻太股には柔らかお肉をボリューミィにまとったボディデザインは広い層に強くアピールするタイプ。余談ですが、太股の筋をしっかり描くタイプで(管理人の趣味的に)実にエロイです。
あとがきや作品解説でやたらと謙遜しまくっていますが、旧作の絵柄はそこまで質の低いものではなく、確かに現在の繊細かつ美麗な作画に比べるとやや緊張感に抜けた絵柄ではありますが、これはこれで素朴な味わいのある気持ち良い絵柄だと個人的には思います。

【高質なエロ作画とキャラの魅力による高い実用性】
サクサクとシナリオを展開させることもあって濡れ場には十分なボリュームが確保されており、キュートかつナイスバディな美人さんとのラブラブエッチの幸福感に存分に浸ることを可能にしています。
薄らグレースケールを施したしっとりとした質感の柔肌が実に官能的であり、行為の進展に伴って汗や各種液汁がきめ細やかな肌をしっとりと濡らして行く様も◎。
性器やアナル、舌といった粘膜描写も非常に良好であり、十分な尺で描かれるフェラ・パイズリの前戯シーンや、結合部描写を多少する激しいピストン運動の魅力を底上げしています。
MaidBride4.jpg下品にならない程度に留められながらも熱っぽい陶酔をきっちりと表現するアへ顔・イキ顔の描出も秀逸で、ラブラブな雰囲気を損なわずにエロのアグレシッブさを添加(←参照 汗や唾液の表現にも注目 中編「メイド嫁」第5話より)。
また、ベタではありながら口では“駄目よ駄目よ”と言いながらも下のお口はトロットロ(おっさん臭くてすいません)という展開が多く、嗜虐欲にも適度に火を付けてくれます
アナルエッチもちょこちょこありますが、フィニッシュは適度に断面図を絡めつつ、目一杯開かれた秘所(全員無毛でスージーさん)の最奥にがっつり中出し敢行でほぼ統一されています。

キャラ良し作画良しの超優良な抜き物件といえ、即効性のある夜のオカズが欲しい貴兄には自信を持ってお勧めできる1冊です。商業エロにはあまり注力されていないのかもしれませんが、完成した絵柄で2冊目が出たら物凄く嬉しいだろうなぁと思います。
管理人は、中編作とツンツンヒロインの並乳を執拗に弄りまくる短編「激動のおっぱい」で大層使わせて頂きました。
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