2009年04月

くりから『ぱい☆ずり』

PaiZuri.jpg新緑が眩しい季節になってまいりました。枯れてしまったかと思っていた鉢植えの紫式部からいっせいに若葉が芽吹いて一安心。
あと、苧環(オダマキ)と鯛釣草が今年も可憐な紫の花を咲かせてくれて嬉しいです。植物に親しむのも季節感があってよいものですよ。

さて本日は、くりから先生の初単行本『ぱい☆ずり』(キルタイムコミュニケーション)のへたレビューです。当ブログの常連さんはご存じと思いますが、管理人はパイズリ、紅葉合わせ、ボンベイ・ロール、乳コキ(全部同義語)が大好きでございます。
タイトルに偽りなく、爆乳美少女ヒロイン達とのパイズリ特化エロが楽しめる作品集ですよ。

PaiZuri1.jpg収録作は、暇を持て余す妖精さんが男女の願いを(主にパイズリによって)叶えてあげる「無理矢理叶えます☆」シリーズ全3話(←参照 やたら軽いノリ 同シリーズ第2話「またもや無理矢理叶えます☆」より)、表紙絵のツンデレ気味な先輩メイドさん・後輩のドジっ娘メイド・新人のエルフメイドおよびメイド長がパイズリしたりされたりな日々を描く「メイドさん」シリーズ6話、および短編3作。
1話・作当りのページ数は10~16P(平均13P弱)とかなり少なめです。ただ、おっぱい特化エロの魅力と能天気なシナリオがそれぞれ単純明快に整理されているため、小粒ながら十分楽しい読書感を生み出しています。

【とっても能天気で明るいエロコメディが気持ち良し】
巻末作の短編「魔神の香炉」こそ、爆乳美少女の姿をした魔神に召喚者の男性が(勿論パイズリで)精気を吸い尽されるちょっとダーク寄りのラストですが、その他の作品は終始軽いノリで進行するエロコメディとなっています。
6d19e916.jpg成仏を目指してパイズリ千人斬りの荒行に励む美少女幽霊が登場の短編「パイズリ幽霊☆あやめ」(←参照 えらくポジティブな娘です)に代表される通り、いい意味で頭の悪い設定とお気楽ご気楽な展開はむしろ強い魅力。
続々と新ヒロインを投入してパイズリ三昧な「メイドさん」シリーズにしても、毎回妖精さんが人騒がせなエロハプニングを撒き散らす「無理矢理叶えます☆」シリーズにしても明確なストーリーラインはなく、分かり易いキャラ造形を為された登場人物感の即物的なユーモアの応酬のみで話を紡ぎます。
作劇重視派には全くお勧めできませんが、暗さや重さの全くないエロ漫画的ぬるま湯空間にのんびり浸かるには好適な物件と言えるでしょう。
なお、必要に応じてメイドさんにチ○コの生える秘薬を飲ましてパイズリをしたりされたりな「メイドさん」シリーズを筆頭に、男性の存在感をかなり薄める作劇・作画なので男女の恋愛要素を期待するのは不可。
でも、ツンデレお嬢様の人格変化ネタの恋模様を描く短編「蔑んでお嬢様っ!」は、なかなかラブいラストが素敵です。

【人外娘多めな爆乳美少女ヒロイン達】
一部エルフとか幽霊とか魔神とか妖精さん、キルタイム系らしい年齢不詳な人外娘さんが多めですが、見た目的にはミドル~ハイティーンクラスの美少女さん達オンリーなヒロイン陣となっています。
PaiZuri3.jpg一人薬で爆乳化というケースもありますが、言うまでもなく全キャラ巨~爆クラスのたわわなおっぱい果実をお持ちです(←参照 「メイドさん」シリーズ第5話「意外な新人メイドさん」より)。
個人的には、くりから先生の好みがてんこ盛りにされた、スレンダー爆乳ロリ顔金髪碧眼エルフ(長いな!)のプルモナリアさんがお気に入り。たぶん、相手によって態度を変える性格設定を花の色が変化するプルモナリア(西洋品種)に例えた名前なのでしょう。この他のヒロインも全員花の名前でイメージに合っていて良いですなぁ。
やや没個性的なアニメ/エロゲー絵柄でありながら、絵の水準は作品間で安定していることに加え、表紙絵・裏表紙絵とほぼ完全互換と安心感があります。
エロシーンになると特に表情の描写にやや粗が目立つ感があり、官能の表情の演出にはもうちょっと研鑽が必要かというのが率直な感想。
視点を引いた構図でも作画に緊張感が欠けており、全体的に画の硬さ・粗さは残りますが、柔らかおっぱいに読み手の意識を引き付ける作画になっていますのでそこまで気にしなくても良いのかなぁとも思います。

【豊富に取り揃えられた爆乳パイズリが最大の魅力】
個々の作品のページ数こそ少ないですが、サクサクとエロシーンに展開するため、密度が高いとは言い難いものの十分な量を備えた濡れ場を提供しています。
特段の個性や新規性の認められない、割合にプレーンなおっぱい描写ですが、それ故にもちもちと柔らかい質感が上手く抽出されている感があり、全作品で投入してくるパイズリシーンの魅力をしっかりと下支え。
PaiZuri4.jpg絶対に前戯寸止めをせず、むにむにとヒロイン自らがこねくり回す柔肉とキュートな顔面めがけて射精する様を欠かさないエロ展開にパイズリスキー(管理人含む)は歓喜のガッツポーズ(←参照 「無理矢理叶えます☆」シリーズ第3話「それでも無理矢理叶えます☆」より)。
今単行本においては性器結合はエロ的にはおまけに近く、パイズリシーンの方がピストン運動のシーンよりもページ数が多かったり、果ては短編「パイズリ幽霊☆あやめ」や「魔神の香炉」ではパイズリオンリーで多回戦エロであったりな、徹底されたパイズリ優先エロ展開は他を持って代え難い強い魅力です。
性器描写がやや無機質で男女ともに性的なアピール力に不足がありますが、あまり長くない抽挿シーンにおいても結合部よりおっぱいの描出が優先されるエロ作画なのでこれまたあまり苦にならないのは嬉しい所です。
また、ハートマーク付きの絶叫を上げつつアクメを迎えるヒロインに、結合部から噴出するほどの量の白濁液を中出しする様子を1Pフルの大画面で描くフィニッシュも抜き所として好適であり、パイズリ以外にもエロの要所があるの構成は◎。
エロの濃厚さはそれ程でもないですが、おっぱいスキーの期待を裏切らない良質な抜きツールと言えるでしょう。

商業誌でパイズリのみでエロシーン構成というのはなかなか難しいとは思うのですが、キルタイムのアンソロジー単行本『爆乳幻想』シリーズはそういったおっぱい特化エロを見せてくれるので管理人は大好きです。
これからも、おっぱいの質感の向上を図りつつ、パイズリエッチをガンガン描き続けて欲しい作家様です。パイズリ大好きっ漢な諸兄は要チェックな初単行本ですよ!

水無月露葉『永久少女』

EternalLolita.jpg柏原麻実先生の『宙のまにまに』6巻(講談社)を読みました。朴念仁メガネ・大八木君のモテモテ伝説に新たな1Pが!
それはさておき、この作品は天文部ですが、運動部にしろ文化部にしろ少年少女が一所懸命部活動している様子はとっても気持ちのいいものです。

さて本日は、水無月露葉先生の『永久少女』(茜新社)のへたレビューです。金髪美少女は管理人の大好物でございます。
作品間で魅力にかなりの差異が認められますが、情景描写に長けた繊細な作劇が魅力のロリエロ漫画が楽しめる作品集です。

EternalLolita1.jpg収録作は、夏に帰省した田舎で出会った金髪碧眼の美少女との恋とセックス、そして別れを描く中編「永久少女‐夏緑‐」全3話(←参照 第1話より)、麗しい少女との妖しげなセックスをオムニバス形式で描く「永久少女」シリーズ他2作、および短編8作。
1話・作当りのページ数は8~20P(平均14P)と、大半の作品が書店売り誌であるLOであることを考えるとかなり少なめ。作品によっては雰囲気の巧みな演出によって小ボリュームを苦にさせないこともありますが、全作品通してエロ・シナリオ共に喰い足りない感は強いです。

【陰と陽を巧みに織り交ぜる雰囲気作りの巧さ】
今単行本のメインとなる「永久少女」シリーズ5本(中編3話+独立短編2作)は、それなりにページ数がある上に、時にダークに時に快活に作品世界を彩る雰囲気の豊かさは強い魅力。
中編「永久少女‐夏緑‐」は白く美しい肌と快活な性格を持つ少女を生命感溢れる夏の田舎の風景の中に映し出し、まだ性の意識が定かでない少年とのセックスをどこか浮世離れした清らかさと優しさを以て描きます。
その陽光溢れる美しい情景の中に秘められた、美しい少女の陰の部分こそがこの中編作の魅力を形成しており、少女が生きるおそらくは過酷な現実を諸所で微かに匂わせる繊細な作劇は見事です。
EternalLolita2.jpg中編「永久少女‐夏緑‐」での一方的な哀しき別離(←参照 同中編第3話より)、「永久少女‐逢魔ヶ刻‐」で暗示される“死”によって、“侵犯し得ない清らかな存在”または“男性を性的に満たす存在”という少女幻想が永久となるという構図も、静謐でありながら極めて切れ味が鋭い印象があります。
「永久少女‐white over white‐」は、永遠になれない少女とのセックスがもたらす闇が、少女と男性の中に雪の如く積もっていく“美しい破滅”の耽美系であり、根本にあるものは他の「永久少女」シリーズと同じかなと思います。
男性側の心理描写を軸としながらそこに投影される少女の豊かなエモーション、それらを束ねる筋の確かさが光る作品群と言えるでしょう。

【魅力に乏しい古めの作品群】
コミックLO創刊号から描いているのに発売が今更というのは、取りも直さずかなり遅筆な作家様であるためであり、初出時期はかなり幅広め。
今単行本の半数を占める旧作群はページ数が8~12Pとかなり少ない作品が多く、シナリオを展開する余裕がなく当然エロも少なめであり、エロ漫画としての評価は近作に比べるとかなり低いというのが僕個人の率直な感想です。
短編「Maid Auction」の様に単に過激なセックスを描くだけの作劇ならば、むしろ割り切れる感もありますが、素敵な恋心やコメディの楽しさを添加しようとして話が上滑りになっているケースが多く、雰囲気形成の巧さが古い作品ではほとんど認められないのは残念。
18P作品の短編「6月の雨なら・・・」のように一定以上のページ数があれば魅力的な恋物語が描けているのですが、実は高い技量を要求されるショート作品でのシナリオ構築を全く攻略し切れていない余裕の無さは大きなマイナス要因と言えるでしょう。
絵柄についても表紙絵や近作群とはかなり水準が異なるので要注意。

【背徳的な官能をまとう少女の肢体が魅力のエロシーン】
EternalLolita3.jpgヒロイン陣は小○校高学年~中○生クラスの思春期入りたてなローティーン少女で統一。特に近作での、透明感のある美しさが魅力の金髪美少女はこの作家様の強力な武器と言えるでしょう(←参照 「永久少女‐white over white‐」より)。
近作においても、絵柄の安定感はあまり強くなく、描線の強弱がコマ間でさえ異なっていたりしますが、まぁ許容範囲内かなぁとは思います。
独特の色香を放つ少女の華奢な肢体は割合等身高めであり、一部キャラを除いて乳房の発達が始まっていますので、ツルペタロリぷに少女をお求めな方は回避推奨。
作品にもよりますが、(近作では)高質なエロシーンは量的に充実しているとは言い難く、実用的読書に没入しやすくはありません。
EternalLolita4.jpgランドセルなどの記号的な要素を含めて着衣エッチが基本仕様なのは嬉しい方も多いと思いますが(←参照 独特な乳揺れにも注目 中編「永久少女‐夏緑‐」第3話より)、純愛エッチ系統で肌の肌の密着感に欠けている感はあります。ただし、セックス中でも絡める情熱的なキスシーンで補っているとも言えます。
ちょこちょこアナルセックスも絡めますが、プルプルと柔らかそうに揺れる小ぶりなおっぱいの感触を存分に味わいつつのピストン運動は十二分に扇情的。
なお、短編「Her Majesty」はドSな女子小○生に男性教師が徹底的に責められる結構ハードな被虐系作品でして、強固なM願望をお持ちの貴兄には強くお勧めしますが、ちょいM願望程度だと結構引く可能性があることには留意されたし。

言ってしまえば遅筆が全部悪いわけで、コミックLOで言えば、裏次郎先生や朝木貴行先生、東山翔先生など精力的に作品を生み出すことでメキメキと実力を高めていった作家陣と比べてちょっと頼りない印象はあります。
とは言え、近作の作品群は個性的で素晴らしい魅力を有していますし、次の単行本は早く出したいとあとがきに書かれているので、真価が発揮されるであろう次単行本に強く期待しています。

久遠ミチヨシ『桃色たゆにずむ』

PinkMellowism.jpg遅ればせながら箱宮ケイ先生の『できそこないの物語』2巻(講談社)を読みました。小粒だけれども胸にじんわりと沁み入る物語の数々が実に素晴らしいですなぁ。
第16話「レイライ畑からさようなら」と第17話「ぐるぐる猫とコソ泥」の優しくもちょっと切ないお話には涙腺が刺激されます。いい漫画です。

さて本日は、久遠ミチヨシ先生の『桃色たゆにずむ』(ワニマガジン社)のへたレビューです。ワニマガ系では馬鈴薯先生も西安先生も発売延期の中、こちらだけはちゃんと4月中に出てくれました。
バラエティ豊かなシナリオの中、柔らかいお肉の詰まった肢体の持ち主なヒロインとのエッチが描かれる作品集です。

収録作は、短編11作+短編「まつりパニック!」と短編「初妹。」の兄妹カップルが登場する描き下ろし後日談な掌編「続妹。」(3P)。
1作当りのページ数は16~20P(平均19P弱)とコンビニ誌的には標準的なボリューム。エロ・シナリオ共に上品な官能性の演出が為されているため読書感は良好ですが、読み応えとしてはやや喰い足りなさも残る感があります。

【ダーク系もコミカル系も雰囲気の演出が上手】
PinkMellowism1.jpgシナリオの方向性は多様であり、冒頭の短編「まつりパニック!」(←参照)のようなちょいとコミカルな兄妹恋愛モノ、男性と別れて帰郷してきた初恋の女性と終に一線を越えるしっとりとしたラブストーリーな短編「初恋の彼女」、父親による性的調教の縛鎖から逃れられない義姉とのセックスを描くインモラル系の短編「オワリノハジマリ」など作品間で雰囲気は結構異なります。
正に“終り”の始まりを想起させる黒く歪んだラストを迎える短編「オワリノハジマリ」と真摯な恋心故に禁忌の関係へと堕ちていく終劇の短編「クライアナ」を除けば、キャラクターの魅力と穏やかな雰囲気を軸とするラブストーリーが中心と言えるでしょう。
コメディとしての楽しさよりも男女の恋愛感情の描出に重きを置く作劇は、優しい口当りながらも豊かな雰囲気を醸成しており、表情の描き方の上手さもあってスムーズかつ好適な読書感を生んでいます。
PinkMellowism2.jpgやや主人公の身勝手さが鼻に付くも、すれ違った男女の想いが切ない短編「花曇り」(←参照 悲しい笑顔)を筆頭に、“明るく楽しい”だけで終わらせず、セックスの安易な全能性を肯定しないシナリオはいかにも快楽天系列のちょっと洒落た作品と言えるでしょう。
しかしながら、序盤~中盤で高められた雰囲気の良さが特に作品の終盤で活かされていないことが多く、ラストでシナリオと登場人物の感情をまとめ切れていない印象があるのはかなり勿体ないです。
ヒロイン達に対して素直になれない裏返しとしてやや冷淡な態度を取る、微妙にシンクロしにくい主人公達の男性像も個人的にはややネックと感じました。
雰囲気重視の路線は決して間違ってはいませんが、短編としての構成力にもう一歩の進歩が欲しいかなと思います。

【上品な色香を備える年上ヒロインさん達】

姉や妹、母といった近親エッチ系が収録作の半数程度を占めますが、掲載誌の関係上全て“義理”。加えて、近親愛の背徳性の演出には作品間でかなり強弱の差がありますので近親系エッチに何らかのコダワリがある方は留意されたし。
PinkMellowism3.jpg女子大生クラスの女の子から20代後半程度の人妻さんというヒロイン陣であり、義妹モノを除けば主人公に対して年上のヒロインが中心(←参照 いや、もうむしろウェルカムです 短編「骨董喫茶天国」より)。
基本的に全ヒロインがエッチに積極的なタイプであり、普段の清楚だったりツンツンしたりな態度とエロシーンのラブラブ感の落差というエロ漫画テンプレートをこなすには最適なキャラ造形。
セックスシーンにおいて一気に艶を増す絵柄は、少女漫画寄りの二次元絵柄で少々クセはありますが安定しており、表紙絵で判断して問題ありません。
個人的には艶やかな黒髪の描き方が結構好きですなぁ。

【ヒロインの紅潮した表情がエロティック】
適度に柔らかお肉の付いたしなやかな体躯にたゆんたゆんな巨乳が備わるボディデザインで訴求層はかなり広いと思われます。
とは言え、エロシーンにおいておっぱいやお尻といった特定のエロパーツを強調するエロ作画やエロ展開ではないことは留意されたし。
ちょっと不思議な母娘との3Pエッチな短編「ぼしにゃん」を除けば、1対1の肉弾戦であり、フェラ→前穴挿入→中出しフィニッシュというあまり変わり映えのしないエロ展開となっています。
PinkMellowism4.jpg決して派手な演出ではないながら、普段の余裕のある表情から一転、快楽に蕩けて声にならない嬌声を上げるヒロインの官能の表情は上々で今単行本のエロの生命線(←参照 ツンツン態度のツインテ娘がこんな顔に 短編「もももも!」より)。
結構えげつない効果音を奏でる結合部の描写を多用していますが、男女ともに性器描写の水準が高くないことに加えて複数の黒線による修正がかなり煩く、煽情性の構築に結びついていないのはマイナス要因。
絶叫系のエロ台詞がやや硬いことや、射精量の物足りなさということもあって、フィニッシュシーンにちとインパクトが足りないかなぁと思いました。

目指していると方向はなんとなく分かりますし、好みでもあるのですが、エロもシナリオもちょっと練り方が足りていないかなぁというのが正直な感想です。
個人的には、ちょっとファンタジーな雰囲気が心地良く、オチも微笑ましい短編「ぼしにゃん」が最愛。

如月群真『舞FAVORITE』

MyFavorite.jpg久保保久先生の『よんでますよ、アザゼルさん』3巻(講談社)を読みました。いやはや、相変わらずヒドイですなぁ(おそらく最上級の誉め言葉)。
その場その場のテンションとキャラでゴリ押ししているようで、伏線の張り方の上手さとかリズミカルな台詞回しとか結構テクニカルだと思うのです。

さて本日は、如月群真先生の『舞FAVORITE』(コアマガジン)のへたレビューです。前単行本から1年半ぶりの最新刊ですが、連載時からずっと楽しみでしたなぁ。
(性的な意味で)たっぷりお世話してくるエッチなメイドさんに囲まれるドリーミィな桃色空間を楽しめる作品集ですよ。

e180fc65.jpg収録作は、美人メイドを大量に侍らす豪邸の住人となった主人公が専属メイドの座を求めるメイドさん達とヤリたい放題なタイトル長編全5話(←参照 長編第1話より)+生真面目メイド長との初エッチな番外編、採尿ならぬ採精に励む保健委員のクラスメイトとメイクラブな短編「キミに陽性反応」+描き下ろし後日談な短編(12P)、および短編「真・婚・性・活」。
1話・作当りのページ数は20~28P(平均23P)と十分な分量。お話としてのコンストラクションは非常に緩く、読み応えは皆無ですがエロのボリューム感は強く、抜き物件としての満足感は良好です。

【抜きの後方支援に徹する薄いシナリオ】
長編作にしても、他の短編2作にしても、エロ漫画的ご都合主義の絨毯爆撃が敢行されており、男のエロ願望が全てスムーズに叶う桃源郷が広がっています。
特に冒頭の長編作は、メインヒロインの舞さんに加えてサブヒロイン6名+さらに脇役の2名の計9名とエッチ三昧という、これでもかと言わんばかりの妄想垂れ流しワールドをゴージャスに展開。
MyFavorite2.jpgメインヒロインとのラブストーリーを軸にしながら(←参照 長編第5話より)、サブヒロインとの関係やメイド達同士でのやり取りを絡めて話を動かしていく手法はベタではありますが安定しており、抜きに徹しやすい流れを形成しています。
とは言え、このどう考えても脳味噌お花畑な設定に不釣り合いな、妙なシリアス風味を添加してラブストーリーとしてのシナリオを締めようとしているのが個人的にむしろ難点。
ヒロイン・舞との恋心を一応大切にしながら、目先の快楽に流されるままの主人公が如何に苦悩しようとその悩みは全く地に足が付いておらず、話を一層薄弱なものにしています。
元よりお話自体に重点があるタイプではありませんし、エロシーンの強い魅力を阻害する程の欠点ではないですが、ストーリー重視派には回避を強く推奨。

【清楚な色香をまとうエッチ大好きメイド軍団】
上記長編に登場するのは、年齢的にはハイティーンクラスの初心な美少女メイドさんから経験豊富な20代後半お姉さんの美人メイド、体型的にも貧乳ロリ体型(ただし20歳)からスレンダー巨乳まで幅広い陣容のメイド軍団であり正にハーレム。
短編「真・婚・性・活」は20代前半の若奥様(設定的には兄嫁)で短編「キミに陽性反応」はハイティーンな制服美少女がヒロインとして登場します。
MyFavorite3.jpg全体的には、等身高めのスラリとした肢体に巨乳~爆乳一歩手前クラスの重量級おっぱいとしなやかな手足を備える非常に訴求層の広いボディデザインがメイン(←参照 長編第3話より)。
決して最先端でもなく、萌えっぽさやフェロモン系の官能性とは無縁の絵柄ではありますが、清楚な色気を香らせる端正のキャラデザは昨今の業界では結構な希少価値があり、以前に比べ安定感がさらに磨かれています。
個人的にはいかにもエッチ目的然なアレンジを施した“接待部”用メイド服のデザインも結構気に入っています。

【文句なしに使えるエロシーン】
性格的にはヘタレながら性豪魔人な主人公がヒロインをとっかえひっかえなエロシーンは、冗長なシナリオ部に結構ページを奪われつつも十分過ぎるボリュームを確保。
メイドさんご奉仕モノの勘所である、フェラやパイズリによるご奉仕前戯は丁寧に描かれており、顔を前後に動かして激しくしごいたり涎をたっぷりの舌先で舐めまわしたりと視覚効果を強く意識した描き方は◎。
ここで口やら顔やら胸の谷間やらに1発目を出してから、全キャラツルツル仕様の股間に挿入し、結構尺の長いピスントン運動を展開します。
MyFavorite4.jpg全作品通して非常に快楽的なセックスになっており、長編作では性行為に馴れているはずの接待部所属のメイドさん達も主人公の44マグナムに未知の快楽を与えられて蕩けまくります(←参照 長編第2話より)。
複数人プレイがちょこちょこ存在する中で主人公の体の存在感を消さないエロ作画は正解といえ、美人に全身を囲まれているという夢心地を読み手に与えています。
中~大ゴマで描かれるフィニッシュは、主人公だけの特権であるゴムなし前穴中出しを存分に行使しており、ガツガツと展開したエロシーンの終わらせ方として盤石。
サブヒロインに関しては職業柄、主人公以外の他の男性と性行為をする上に、当然処女ではないので、メイドさんは処女から全部俺のもの!というジャイアニズムを発揮したい貴兄は要注意。
個人的には堅物メガネなメイド長(でも処女)が一気にデレる長編作の番外編が大層お気に入りで連載時も含めて何回使ったことか・・・。ごちそうさまでした。

とまぁ、端的に言って大変優良な抜き物件です。シナリオのどーしょもなさがネックと言えばネックなのですが、如月作品とは初単行本以来そういうものですので個人的には納得しています。
肩肘張らずにメイドさんとのハーレムな日々を満喫するのが今単行本の正しい読み方と言えるでしょうね!

タコスと麻雀打ちたい雑記

どうも、エロ漫画発売ラッシュと本業の仕事てんてこ舞いが重なって素敵に死にそうな1週間だった管理人のへどばんです。
でも楽しかったですけどね!過労死に至るようなことは論外ですが、忙しいってことは良いことだと思うのですよ。

なにぶんあまり筆が速くないので、小出し小出しの新刊レビューになっており読者諸氏には申し訳ないです。
2~3行の短文レビューでパッと分かり易い情報をスピーディーに提示するという手法も考えたことはありますが、1冊1冊に向き合おうとすると僕はどうしてもある程度長文でないと表現が出来ない性分なのです。
その意味でも相変わらずへたレビュアーですが、生暖かい目で見守って頂ければ幸いです。

さて、ここの所雑記を書いていないせいでメタル話が少なめでしたが、スラッシュメタラーとして話題にしない訳にいかない1大トピックが!
そう!年に一度のスラッシャーの祭典Thrash Dominationの2009年のラインナップが発表されたのです!
去年に続いて現代ベイエリアスラッシュの代表格TESTAMENT、大阪ではBonded by Bloodの完全再現をやるらしいベイエリアの雄EXODUS、完全復活のベテランスラッシャーHEATHEN、そして最高の新譜『HORDES OF CHAOS』を引っ提げてジャーマンスラッシュ三羽烏の1角KREATOR!!!!
これは死ぬほど首が振れる陣容ですよ、ほんと。
管理人も参加予定の5月のExtreme the Dojo vol.21では愛するDESTRUCTIONも来てくれるし、今年はスラッシュメタラーには嬉しい1年になってきていますね!

ところで、ちょっと前の話ですが、KREATORの新譜のHordes Of ChaosのPVがある意味えらいことになっていて正直吃驚しましたなぁ。

曲は相変わらず素晴らしく攻撃的なスラッシュメタルでミレのおっさんの気迫あふれる吐き捨てボーカルもキレまくりです。
・・・が、何ですかこの映画「300」みたいなPVは。正直ないわーというか、MANOWARのPV?というか。いや、まぁある意味面白いですけど(苦笑。
あ、なお、普通に首チョンパとか出てくるPVなのでスプラッタ駄目な方は要注意。
とにかくライブが楽しみですなー。

あと、スラッシュメタル系ではないのですが、大好きなメタル系同人サークルIron Attack!がM3で新譜出すらしいのでイベント行こうかなぁと思っています。
というか、IRON-CHINO氏はホント新作出すペースが早いですなぁ。素晴らしい。

それではまた次回のレビューにて!
ではでは~

以下相変わらず亀レスで申し訳ない拍手レス
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