2008年08月

フランチェスカ専属カメラマンの雑記

どうも、管理人のへどばんでございます。お世話になっております。

昨日のレビューの冒頭で書いた通り、仕事を普段の3割増しの効率で終わらせ、とらのあなに直行してうろたん先生のフランチェスカ本を入手致しました。バンザーイ!
大いに実用的読書を楽しませて頂きましたとも、えぇ。エロシーン以外にも、フランカが主人公(読み手視点)にキスをするシーンがあるのですが、ここがもうキュート過ぎて悶え死にそうです。
「フランカは俺の嫁!」と豪語する管理人の同好の士にして、敵な(スイマセン)貴兄はマストバイな一作ですよ!

というか、これ以外は買うつもりはなかったのですが、同人誌売り場で他の作品を見ていると沢山のエロ漫画家の方々が描かれた同人誌はいっぱい置いてあるわけです。
そりゃ、買ってしまいますよ
いくら、同人誌は詳しくないといっても、松本ドリル研究所先生とか、すめらぎ琥珀先生とか、鰻丸先生とか深田拓士先生とか、ありのひろし先生とか説明書きにお名前があったら買ってしまいますよ!
財布がちょっぴり寂しくなりましたなぁ(半分嬉しい溜息。
人妻モノで名を馳せる深田先生のヴィレッタ本がなかなかお気に入りです。

さて話は変わりますが、明日(今日)はOpethのライブに行ってきますのでレビューの更新が無いかもしれません。御免なさい。
Opethの最新アルバムに収録された1曲のPVを貼っておきますので是非聴いてみて下さい。たぶん、貴方の中でのメタルの概念を大きく広げてくれると思いますよ。

Opethの魅力は、そのメランコリックで妖しげ雰囲気と同時に、メタルやロックをベースとしながら様々な音楽ジャンルの要素を取り込んだ素晴らしい「ジャンルの不確定性」だと思っています。
エロ漫画にしてもメタルにしても、その中に様々なサブジャンルを内包していて、サブジャンル分けが時に面白く便利なものであることは共通していると思います。
ただ、様々なサブジャンルがあるからこそ、それらを横断的に取り込み、そのジャンルの外にも広がっていこうとする懐の広さにも素晴らしい魅力があることも共通していると思います。
その多様性とそれを許す寛容さこそ、僕がエロ漫画とメタルミュージックに求めて止まないもかもしれません。
明日はOpethの深遠な世界観をじっくり楽しんでこようと思います。

続きは遅くて申し訳ない拍手レスです。拍手を下さった方、どうもありがとうございます。
では、また次回のレビューでお会いしましょう!

へどばんより
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よしの『ピコイズムっ!』

Picoism.jpg相変わらず同人誌に明るくないのですが、うろたん先生が描いたフランチェスカ本が委託開始とのこと。
明日万難を排してとらのあなにてゲットする所存であります。

さて本日は、よしの先生の初単行本『ピコイズムっ!』(茜新社)のへたレビューです。何とも過激な表紙絵ですなぁ(汗。
快楽至上主義の倒錯的なエッチとそこに織り交ぜられるピュアな恋心の描写がとても素晴らしい作品集です。

Picoism1.jpg収録作は、性行為がごく当たり前の気持ちの良い遊びとして認識されている学校(←参照 「ころころ」第1話より)に転校してしまった主人公の女の子がクラスメイト達と(色々な意味で)打ち解けていく日々を描く長編「ころころ」全7.5話および短編3作。
フルカラー短編「sweet time」(8P)を除いて1作・話当りのページ数は14~24P(平均20P弱)。シナリオ展開を前面に出すタイプではないのでテンポ良く読めますが、読み終えた後、時に切なく時に温かい余韻が胸に長く残ります

短編「sweet time」では拘束された男性が少女二人に最後まで射精を禁じられ散々虐めまくられるという、よい意味でシナリオゼロでカオティックな被虐快楽全開な短編でしたが(某ニュースサイトの管理人さんが読んだら昇天しそうな傑作短編です)、その他の作品は性行為の(幼さゆえの)享楽的な側面を強調しつつも、そこに至るために必要な、またはそこから発生する精神的なつながりをしっかりと描出しています。
長編「ころころ」では、上述のように第1話の時点ではセックスは楽しい遊びであってそこに恋愛の介在はほとんどありません。クラス全員で大乱交とかゲーム感覚とかのエッチも描かれ、気持よければ相手は誰でも良かったわけです。
b1d738c3.jpgその場にあってセックスを恥じる主人公の異物としての存在がどの程度変化に寄与したかの描写は不足していますが、少年少女達に恋心が芽生えた時に彼ら彼女らにとっての性愛の意味合いは彼らの予想外に大きく変容します(←参照 個人的には超名台詞。これに対する女の子の返答も○ 「ころころ」第6話より)。
第1話と対比させるかのように最終6話にてやはりクラス全員での大乱交が派手にそしてエッチに描かれますが、少なくとも数名の少年少女達にとって快楽発生装置に過ぎなかったセックスが愛の営みに変わり始めている描写は素晴らしかったです。

爽やかなハッピーエンドを迎える短編「レイニーシェルター」と、終わる世界の夕日の光景を美しく強烈に哀しく描くコマで締める短編「陽が射して」でシナリオの動かし方は大きく異なりますが、その根底にあるものは上記の長編作も含めておそらく共通していると思います。
2bf2a641.jpg今単行本の収録作は全て間違う事無きロリエロ漫画ではあるのですが、そこから伝わるのは普遍的で心地よい“人の愛の讃歌”であり、快楽と恋心に関して純粋性を確保するために少女達が取り上げられているのかなという印象です(←参照 “ロリ”が重要でなく“私”が大事 短編「陽が射して」より)。
短編「レイニーシェルター」や長編「ころころ」では男女の恋愛関係の発展や、緻密な心理変化の描写が不足しているのがやや物足りないですが、そこは雰囲気で魅せるタイプなのである程度は納得できます。
「レイニーシェルター」で大人の男性に胸に抱かれた小○生の女の子が精神的にも充足していく様子が描かれた1コマとか素晴らしかったです。

愛に溢れた幸福な性交と無情に終焉を迎える世界の対比が素晴らしい短編「陽が射して」、一人だけで入るなら日常的な電話ボックスが雨宿りに二人が入ることで発生する非日常性が面白い短編「レイニーシェルター」、上述の通り遊戯としてのセックスが営まれる学校が登場する長編「ころころ」と、全作通して設定が非常に面白かったです。
余談ですが、よしの先生はかなりのヤクルトファンですなぁ。詳細は「ころころ」を読まれたし(笑)。サッチーも登場しますよ。

初単行本ということもあって絵柄はかなり変遷しており、「ころころ」の序盤と「ころころ」の終盤や短編2作とで絵柄は結構違います。
この変化はデッサン力の強化やエロシーンでの絵柄の安定化、構図取りの上達などを意味しており決して悪い意味ではないです。最近の絵柄は親しみやすい二次元絵柄であり、まもウィリアムズ氏によく似ているなぁと個人的に思います。
ヒロイン陣は全員貧乳さんな小○生さん達であり、ロリスキーには鉄板のキャラクターデザイン。以前に比べると漫画チックな表情変化は抑え気味になっていますが、エロシーンで性感に潤む瞳はとても魅力的です。

小さなお口がティンコを頬張るフェラシーンやツルツルお股での素股といった前戯は非常にエロチックですが、必ずしも多回戦仕様でないのはちょっと残念なところ。
なお、少女の黄金水を味わいたい貴兄は短編「陽が射して」と「sweet time」は必読(特に後者、カラーですし)。
Picoism4.jpg全体的にややエロシーンの分量が足りていない感はありますが、気持ち良さそうな表情と時折吹き出し中に散りばめられる小さいハートマーク(←参照 「ころころ」第4話より)がキュート&エロチック。
フィニッシュは基本的に1Pまるまる使って小さなオミャンコに気持よく中出しです。フィニッシュシーンも含め性器のアップ等はあまりなく、幼い少女の肢体を常に写し出すエロシーンの構成。時折透過図・断面図をフェラや抽挿シーンに絡めますがちょっと中途半端で煽情性には欠ける感があります。
総評としては、ロリ属性があればしっかり抜けるエロシーンとなっております。

表紙絵や冒頭のカラー短編で強烈なインパクトを与えてくれますが、その中身は大変伸びやかな恋愛讃歌でした。
ロリ属性がない方には厳しいと思いますが、そうでないならば心地よい余韻を味わって頂きたい作品です。お勧め!

黒杉晋作『ギャルサー』

Galcir.jpgちょっ、管理人の嫁のフランチェスカがお留守番ってどういうことですか!?(今週のストライクウィッチーズを観て
最近フランカが空戦に絡むのを観ていない気がする・・・。特殊能力も相変わらず不明だし、いらん子なのだろうか(溜息。

さて本日は、黒杉晋作先生の『ギャルサー』(東京三世社)のへたレビューです。黒ギャル系エロ漫画のレビューは少ししか見ないのですが、需要はあんまり無いのでしょうか?
某エロ漫画愛好同人誌でも「チョベコミ!」はエロ漫画雑誌にカウントされていませんでしたし(まぁ、グラビアメイン誌という扱いかと思われます)。でも、需要いかんに関係なくレビューは書きますが。
エロとしても漫画としても物足りなさは強いのですが、黒ギャルさん達に虐められたい/を虐げたい願望を叶えてくれる作品集です。

Galcir1.jpg収録作は、所属するギャルのチームの罰ゲームで下着姿でコンビニに行かされた様子をオタク男子に撮影されエロ行為を要求される黒ギャルさんを描く中編「鬱MOVIE」全3話(←参照 第1話ラストより)、および短編6作。
1話・作当りのページ数は全て18Pとやや少なめ。絵柄やシナリオがあっさりしていることもあって単行本を通しての読み応えはかなり乏しい感があります

作風に関しては、中編「鬱MOVIE」や短編「因果応報」のように唯我独尊な黒ギャルさん達が虐めていた男性に復讐されるものと短編「ギャルにお願い」「ちっちぇえ!!」でのギャルさん達が男を詰り痛めつける系統がメイン。
黒ギャルの漫画家さんのエロエロ実践スケッチ「アシスタント」とかピザ宅配員と黒ギャルの格闘ゲーム勝負エッチな罰ゲーム付きな短編「FIGHT!」とか平和な(?)シナリオもありますが、上記の2つのタイプのシナリオだと何とも苦い後味の作品が多いことには注意が必要です。
シナリオの深みとか広がりとかは皆無ですが、各作品においていきなり飛び込んでくる奇抜な状況や人物の設定はなかなか楽しめる印象です。

Galcir2.jpgヒロイン陣はギャルさんなのですが、女子高生さんの率が高く(←参照 台詞もお楽しみください 短編「ちっちぇえ!!」より)、ギャルに特有の衣装やアクセサリー、髪型があまり登場しないのは残念です。なお、彼女達のファッションを楽しみたいのならこがいの先生の最新刊をお勧めします。
罵詈雑言を気軽に吐き出しつつ常識を軽く踏み越えていく様はギャルらしい魅力として描かれていますが、全般的に黒ギャルさん達にあまり個性を認めない紋切型のキャラ造形になっていることには評価が分かれそうです。
中編「鬱MOVIE」のラストでスカッとさせてくれる大活躍をしたギャルグループのリーダーさんのキャラクターなどは悪くなかったんですが。

エロシーンに関しては質・量共に水準があまり高くないという印象です。
Galcir3.jpg基本的に男を嘲笑うための性行為と完全受け身な男性という組み合わせか(←参照 短編「ちっちぇえ!!」より)、性欲を身勝手にたたき付ける男性とそれを心底嫌悪して全く性の快楽を感じないギャルの組み合わせのどちらかなので、一般的に言って趣味嗜好に合わない人の方が多いと思われます。
これに加えて、混じり合う体の躍動感とか濡れる媚肉の淫靡さとかと無縁な、悪く言えば行為の異常性の割に淡白なエロシーンの作画がかなり足を引っ張っている印象です。
ギャルに虐められるタイプの作品ではそのイジメの様子そのものを楽しむのがベターで、エロはその能天気な暴力行為に付随する一要素でしかないのを性癖的に容認できるかで評価は割れるでしょう。

Galcir4.jpgちなみに男性側および男性器は結構醜悪に描かれており(←参照 良くも悪くも今単行本最凶のコマ 「鬱MOVIE」第3話より)、これまた読み手によっては気を悪くしそうなので要注意。
作風にもマッチしている上に、醜悪な男性に犯されるというのは結構強い精神的責苦なのでアリだと個人的には思いますが。

エロ漫画としてあまり高い評価は出来ないのですが、黒ギャルというジャンルを支える数少ない作家様であるのは確かです。
次巻以降では素敵に暴れまわるギャルさん達を魅力的に描きだす作画力と話の展開の技術を高めて頂きたい所。

稲荷金蔵『女王の温室』

TheQueensGreenhouse.jpg勇人先生の『はなまる幼稚園』4巻(スクウェア・エニックス)読みました。僕も頑張って生きていこうと思いました。
園児では柊ことしっかり者のひーちゃんが、先生では体育系お姉さんな草野先生が大好きです。

さて本日は稲荷金蔵先生の『女王の温室』(富士美出版)のへたレビューです。個人的に娼館や郭を舞台にする話は好きなんですよ。
長編作としての構成力にはかなり不足を覚えましたが、華やかさと儚さが同居する雰囲気の良さが味わえる作品ですよ。

TheQueensGreenhouse1.jpg収録作は、叔母が取り仕切る昼はアパート夜は娼館な洋館に下宿することになった主人公とそこの女主人(←参照 叔母なのか? 第1話より)、その妹であり娼婦の梨央ちゃん、そして他の娼婦達の心と体の交錯を描く長編タイトル作「女王の温室」全11話+番外編(というか完結編)「倒錯恋愛」。
番外編「倒錯恋愛」(8P)を除いて1話当りのページ数は全て16P。1話ごとのシナリオ・エロのボリューム感の乏しさが長編を通して蓄積してしまい、どうにもスッキリしない読後感を覚えました。

TheQueensGreenhouse2.jpg長編作は、若い男の子が大好きな花売りのお姉さん方に女装少年として可愛がられる主人公の倒錯の日々(←参照 第2話より)、主人公に恋する梨央ちゃんが想いと娼婦としての現実や主人公の姉への恋慕との間に揺れる様がドラマの骨子になっています。
ただ、全体的に見て娼妓達の(特に←のコマの右の智香さん)華やかで快活なエッチは良かったのですが、主人公と梨央ちゃんのすれ違う想いと立場を中盤まで魅力的に描きながら明確な決着を回避した終盤のグダグダ感は個人的にはかなりマイナス評価。
個人的には、女装少年のまま愛でられる“女性に受容され支配される”立場に留まるのか、そこから少年に戻って“女性を己の意思で獲得する”男性の立場に回帰するのか判然としなかった主人公の立ち位置の拙さが最も象徴的かなと感じました。
一夜の快楽が花開く娼館という非常に魅力的な場の設定が、細切れ感のある娼婦たちの快楽的で刹那的な性交の魅力を逆に高めていたとは思いますが、正直何が描きたかったのかさっぱり分からない長編としての構成力の無さにイラッと来たのは事実。ホント御免なさい。
“商品”である娼婦たちの現実を掘り下げるなり、一種超越者として描かれる女主人の心情をきちんと描出するなり作品の魅力を高めるのに必要な要素はまだまだ沢山あったはずだと思います。
それが出来ないなら娼館という数多の感情と欲望、日常と非日常が交錯する場での物語を安易に描くべきではないでしょう。

梨央ちゃんの切ない恋心の描写は本作の大きな魅力でしたが、脇を固める娼妓のお姉さん達の華やいだキャラ造形もまた魅力的
TheQueensGreenhouse3.jpg特に単なるエロ要員かと思いきや、大人の女性として主人公を可愛がり、時に励ましの意味で諭した(←参照 この忠告を実践できぬまま劇終でしたが 第10話より)智香さんが個人的に最愛のキャラクター。主人公へ(性的な意味で)ちょっかいを出し続ける積極性も光ります。
ただ、まぁ主人公以外に登場する男性3名も含め、キャラクターの大量投入が話のまとまりの無さを広げてしまった感もあります。
それでも、ちらりと“商品”としての悲しみを魅せる娼婦たちが沢山、そして華やかに咲き乱れる雰囲気は大変魅力的だったのは事実です。

尼寺の尼僧達が髪を落として女性を放棄するのに意味がある様に、娼館という女性の性が人工的に純化される場で主人公が男性性を放棄する女装少年と化すのにはそれなりに意味合いがあると個人的には思います。
TheQueensGreenhouse4.jpgただ、当然エロシーンでも女装少年としてのエッチになりますので(←参照 第9話より)、その手の属性がない人は回避推奨。おどおどする女装少年がお姉さんに手コキやフェラで責めたてられたり、何人もの美女さんにいじられまくられたりなシーンが大好きな同好の士には大変良い感じのエロシーンでしょう。
しかし、そういった行為を主人公が嫌がっている様子が描写されますので、嫌といいながらお姉さんたちに優しく虐められるのを実は喜んでいる美少年を見たいと思っているとやや肩透かし気味になるでしょう。
エロシーンと心情描写のシーンを織り交ぜようとする努力は大いに買いますが、16Pでそれを行うのはかなり無理があり、寸断されたエロシーンが量的な充実感を大きく削いでいる感があります。エロシーンの展開の幅の無さも×。
あまり性器結合(挿入)や射精に重きを置くタイプでなく、(標準的な)男性的エロ願望を満たすタイプではありません。あくまで倒錯の雰囲気を味わうタイプとご理解下さい。
あと、男×女装少年が1シーンありますので嫌いな人は要注意。

シナリオにしてもエロにしても全体的に惜しい感じが強すぎてモヤモヤ感が残るのが悲しい所。終盤さえきちんと畳めればもっと面白くなったと心底思うのですが。
今単行本にも独自の魅力はしっかりありましたが、次巻以降での欠点の改善を期待したい所です。返す返す勿体ない作品でしたなぁ・・・

URAN『誘惑はあかね色』

MadderRedTemptation.jpgやっとこさSlipknotの新譜を購入しました。う~ん、かなりメロくなりましたなぁ。よく言えばメジャー感が出てきたような。
もう何回か聞かないと良さは分からないかもです。でもやっぱり『Iowa』が最愛盤。

さて本日は、URAN先生の初単行本『誘惑はあかね色』(富士美出版)のへたレビューです。発売を楽しみに待っていた甲斐がありました。
ボリューム満点のおっぱいをお持ちのヒロイン達との恋心と快楽が満載のエッチが楽しめる作品集です。

MadderRedTemptation1.jpg収録作は、幼馴染で婚約者である女性との時間がとれない男性美術教師が教え子の女の子に誘惑されて~な中編タイトル作「誘惑はあかね色」全6話(←参照 第2話より)+スピンオフのフルカラー短編(4P)、および短編3作。
1話・作当りのページ数は上述のフルカラー短編「カノジョ↑にしなさいッ!!」を除き16~24P(平均21P弱)と標準的。
登場キャラクターによる話の牽引、ストーリーの動かし方、およびエロシーンの質と量の確保といったエロ漫画を構成する要素の配分が上手く、軽くも重くもない適度な読み応えという印象です。

タイトル作では、主人公の男性教師が積極的な誘惑を仕掛ける教え子・あかねちゃん(表紙絵の娘さん)と体を重ねる内に恋に落ち、婚約者の静さんと別れてあかねちゃんと添い遂げようと決意します。
MadderRedTemptation2.jpgしかし、静さん(女教師)の教え子であるあかねちゃんは、敬愛する静さんの気持ちを慮ってその身を引かんとし、静さんは静さんでその傷心を癒さんと告白した男子生徒を受け入れながらやはり主人公との恋愛を実らせようと決意します(←参照 第5話ラストより)。
最終的にこの3人(男子生徒の永山君を入れれば4人)がどうなるかは是非読んで確かめて頂きたいですが、作家様によってはドロドロの愛憎劇になりそうな筋を、切ない感情を優しく包み込む真っ直ぐな恋愛物語に仕上げています
おそらくその原因は、静さんもあかねちゃんもそして主人公の男性も全員が好人物として描かれていることでしょう。主人公は主人公なりにしっかりとした決意をしたので決してヘタレではないですが、静さんは思いっきり主人公の横っ面を引っ張ったいてしかるべきかなと。
続きが気になるストーリー展開は全体的に見てなかなか光っている一方、第1話の時点で単なるエッチ大好き少女だったあかねちゃんの意外にも素敵な恋心をシナリオの進行とともに掘り下げていったのは◎、その他の登場人物感の関係性をあまり掘り下げられなかったのは△と感情描写にキャラクター間で不平等感があるのは物語の魅力を多少減じています

読みきり作品を描くのが苦手とURAN先生はなかがきにて書かれておられましたが、決してそのようなことはなく短編作も素敵なラブ模様とエロエロ肉弾戦がバランス良くまとまった粒揃い
MadderRedTemptation3.jpg定食屋の看板娘さんが恋した朴訥そうなオッサンに愛情てんこ盛りのご飯とエッチの大サービスな短編「注文の多い定食屋」のラスト(←参照 余談ですが料理が実に美味しそうに描けている短編です)は温かい余韻が大変気持ち良く、とてもお気に入りの短編です。
ただし、短編「僕とネットの女神さま」でもそうでしたが、女性が男性に恋をする過程を短編作ではほとんど描出できていないのがかなり残念。でも、十分ラブい雰囲気は出ていますよ。

短編「注文の多い定食屋」を除けばヒロインは女子高生さんか女教師さんかの二択。また、「誘惑はあかね色」第3話にエロ要員として登場した葵ちゃんを除いて全員柔らかさと弾力のありそうなたっぷりおっぱいを装備
ただし、オーソドックスにお口ご奉仕とピストン運動の描写に重きを置くエロシーンにおけるおっぱいの活躍度合いはあまり高くなく、もっと揺れたり潰れたり挟んだりして欲しい所。
女性器描写はデフォルメが強めながら丁寧に描き込むタイプで直接的なアピール力もなかなか。作中でまったく言及がないのが不思議ですが、「誘惑はあかね色」のあかねちゃんに代表されるようにクリを大きめに描くのが特徴です。

セックスシーンにおける愛の囁きは素晴らしく魅力的ではありますが、読み手の性欲を煽るための台詞回しはやや硬く改善の余地アリという印象。
フェラを主軸とする前戯シーンでちゃんと1回射精する多回戦仕様は個人的には嬉しい所であり、白濁液がゴポゴポと音を立てて溢れだしてくる中出しフィニッシュへのよい助走になっています。なお、外出しも3割くらいあるので気にする方は一応注意されたし。
MadderRedTemptation4.jpg富士美の編集さんから、同出版社のエースの一人である上乃龍也先生を見習うんだ!とでも言われたのか(邪推)、お姉さんキャラを大変艶やかに描けていた短編「保体のせんせい」(←参照)が今単行本における個人的な最愛抜き物件。(なおオチも素敵)
初単行本ということもあってエロシーンにおける絵柄の安定感にやや弱さを感じさせますが、勢いで押し切っている感もあり高めの実用性にあまり影響はしていません

タイトル通りに、エッチなヒロインさんに誘惑されたい貴兄にお勧めです。そこにドラマが足されていればなお良いという同志諸兄にはさらにお勧め。
恋愛劇としてのプロット自体はよいので、そこに絡める心理描写の強化さえ為されれば鬼に金棒かなという感想です。
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