2008年06月

戸田陽近『華のパレット』1巻

FlowerPallet.jpg今回の狂乱家族日記は下屋則子さんにお兄ちゃんと言わせたかっただけなのでは?
えーい、猫耳妹キャラはいい!凶華様を映せ!(テム・レイばりにTVに噛り付きながら

さて、本日は戸田陽近先生の初単行本『華のパレット』1巻(オークス)のへたレビューです。
繊細さと華やかさを併せ持つ絵柄で、奇天烈なキャラクター達が繰り広げる狂想曲とハードコアなエロを楽しく描く作品集です。

収録作は、「ムネきゅんっ恋のカンバス」「現在絵画部立入禁止っ!」「茶道部へようこそ」および「恋のパレット」1~4話。
作品名こそ違っていますが、これは短編掲載後に続きモノになることが決定したためで、舞台設定や登場人物は全作品で共通しています。
1作当りのページ数は20~28Pでちょうどよいボリューム感。

HentaiMeetsGirl.jpgちょっと(かなり?)アホで元気なボクっ娘のスミレちゃん(ドM)と、超イケメンだが変態的な人格破綻者(原文ママ)の藤堂先輩(←参照 「ムネきゅんっ恋のカンバス」より)の関係を軸に展開するラブコメ作品であり、キャラクターの魅力的な立て方とシナリオ展開のスピード感が光っています
やたらとテンションの高い長台詞を撒き散らしながら、藤堂先輩がアホ娘なスミレちゃんを何のかんのと言い包めて激しいエッチになだれ込むコミカルパートが実に楽しく、そんな一方的な関係に見えならがも所々で垣間見える二人の信頼関係がとても素敵です。
基本的にお馬鹿ギャグながら、ギャグセンスに落ち着きがあり大爆笑というよりは吹き出し笑いを連発させるタイプという印象です。その楽しい台詞の応酬を是非ご覧あれ。

b47c57ac.jpg中盤以降、スミレちゃんの肉奴隷になりたいレズキャラ、ウニっち(←参照 夢見る乙女 「恋のパレット」第1話より)が登場しさらに話を掻き回します。
その前から登場のアキラさんと同じくレズプレイ要員であり、今単行本の後半はレズレズプレイが中心になります。
このため、「エロ漫画は男と女がズンパンしてなんぼ」という貴兄や「百合は、百合はキスまでなんやっ!セックスまでいったらあかんのやっ!」という貴殿は回避推奨。
個人的には、いざスミレちゃんとエッチになるとM願望だったはずがドSに豹変して暴れまくるウニっちがとても活き活きとしていて楽しかったです。

キャラクターの魅力とコミカル展開が最大の魅力であり、エロシーンはボリューム的にやや不足気味。
HardSM.jpgしかし、絵柄や作風と相反するかのようなハードコアなエロてんこ盛りなのが面白い所。緊縛プレイ(←参照 「現在絵画部立入禁止っ!」より)、異物挿入、2本差し、ハードSM、睡姦、果ては拘束して腸内洗浄などやりたい放題で実に痛快です。
行為中こそ畳みかける様に激しく描き、ヒロインの女体は苦しみと痛みに悶えますが、天性のドMであるスミレちゃんは全て受け止めますので、最終的に暗い雰囲気は皆無。なんせ、気絶中アナルにシャワーヘッドをねじ込まれて浣腸されたのに、「怒ってないっスよ。おなかの中キレイにしてもらったし…」と言ってのける娘ですので(笑。
そういう意味では、いくらハードであろうがエロというよりエッチという感じかもしれません。個人的には十分おかずになりましたが。

TheWorldOfLilies.jpg繊細な線で丁寧に描き込まれた絵が非常に魅力的であり、乙女チックな華やかさが作品を彩っています(←参照 “大丈夫っスよ”ってオイ 「恋のパレット」第3話より)。
コミカルシーンではキュート&ヴィヴィットに、ソフトなレズシーンでは繊細&ふんわりと、ハードなエロシーンはダークでダイナミックにと味付けを様々に変える技巧は高評価
フィニッシュシーンや強烈なハードプレイの最中ですら、液汁に塗れるヒロインの肢体をどこか美しい感じがするように描けています。なお、消しが大きいこともありますが、全体的に性器の直接的な描写力は高くないのでそこを期待するのはNGです。

ユニークなキャラクターが活き活きと動き回る様が実に魅力的で次巻以降も実に楽しみ
上述のような要素があるため、幅広い層にお勧めは難しいですが、読んで楽しいエロ漫画や変り種のエロ漫画をお探しの貴兄にはお勧めですよ!

安藤裕行『恋するプリンぱい』

Pudding-PaiFallingInLove.jpgいったい何時になったらLOUDPARK08の出演バンド発表第2弾が出るのですか!
今年も大物バンドとギャラ交渉がもめてるとか風の噂で聞きますが、クリマン(Creativeman)さんしっかりして下さい!

さて、本日は安藤裕行先生の『恋するプリンぱい』(茜新社)のへたレビューです。安藤先生の作品集を買うのは初めてでしたが、今後はデフォ買い決定ですなぁ、これは。
バラエティ豊かなヒロイン、派手な演出が魅力の濃厚エロシーン、そして何よりも全作通して大活躍のたっぷりおっぱいが魅力のラブコメ作品集でした。

収録作は、ムチムチな母娘それぞれとたっぷりエッチな「二人はムッチンプリン」前後編、および短編6作。これにパイズリ乱れ撃ちの特濃描き下ろしおまけ短編(10P)が付く充実ぶり。
62cfc400.jpg全作品は舞台設定が共通しており、仲良し5人組(←参照 この4人ともう1人 短編「元気っ娘、初チン療!」より)が繰り返し登場します。ただし、話のつながりはほぼ無く、多人数のエピソードが絡み合う学園ドラマを期待するのは止した方がいいでしょう。
1作当りのページ数は16~24Pで平均20P強。ページ数は標準的ながら、ビックサイズなおっぱいに下支えされるエロの濃さゆえに読後の満腹感は結構強い印象があります。

暗さやシリアスさのない明るいエロコメ・ラブコメであり、エロシーンに全力投球できるようシナリオは目立たないように設計されています。
ただし、エロ重視の作品群ながら単にヤルだけのエロ漫画にはなっておらず、エロへのコミカルな導入が光る短編「ダイエットは170kcal」「元気っ娘、初チン療!」や、恋する男女のクサイ台詞が素敵な短編「花粉症キューピッド」「初めてを・・・」などではシナリオがエロの魅力をしっかり高めていたと言えるでしょう。
TheBestWayToAppreciate.jpgまた、元気キャラの爆乳チビっ娘、堅物な巨乳風紀委員さん、おっとりした天然気味の爆乳むっちり娘、笑顔が素敵で気立てもよい巨乳美人なビッチさん(←参照 お世話になったバイトの先輩にお礼 短編「笑顔なよい子さん」より)などなど、巨乳~爆乳しばりながらも体型・性格付けとも多様なヒロイン陣は個々に魅力的でシナリオ・エロをしっかり牽引
登場人物のキャラクターの良さと勢いのあるエロでしっかり最後まで読ませますが、どの作品に関しても話の締め方にキレがなく、何となく尻切れトンボ感があるのはちょっと残念です。

そして、上記のように楽しい導入からラブリーなヒロイン達といざエロシーンに突入すれば、ずっしりとした重量感とたゆんたゆんと柔らかそうな質感が共存する魅惑のおっぱいが支配するおっぱいスキーの桃源郷が広がっています。
おっぱいってこんなに表情豊かだったんだね」という名言を男に呟かせ(短編「ダイエットは170kcal」)、乳間と書いて“なか”と読ませる(「二人はムッチンプリン」前編)安藤先生の巨乳・爆乳およびパイズリへのこだわり、否、は本物です。

RollingOppai.jpg縦に横に斜めにとバルンバルンと揺れるだけでなく、物や体に押し付けられもっちりとたわむ姿、男と女の手が沈み込み艶めかしく躍動する姿、揉みこんだ白濁液やローションに濡れテラテラと淫靡な光沢をはなつ姿(←参照 短編「花粉症キューピッド」より)など、どれも魅力的で圧倒的な存在感を示します。
バイズリ発生率も非常に高く、その中でも特に短編「ダイエットは170kcal」中での、体勢を変えながら抜かずのパイズリ4連射は正に圧巻であり、おっぱいスキーは必見です。
パイズリが盛り込まれなかった作品もありますが、揉んだり舐めたりでおっぱいの活躍は認められますし、おまけ漫画で仲良し5人組全員にパイズリをして貰えるので安心です。

最大の魅力をおっぱいに譲りはしますが、おっぱいを含めた体全体をダイナミックに動かすエロシーンの作画力の高さは◎。男性の体の描写がイマイチ弱いため、エロの体温感は希薄ですが、ダイナマイツなボディが性の快楽に反応して跳ね、仰け反り、そして絡み合う肉弾戦はバッチリ実用的。
男女共に絶頂に達して中出しなフィニッシュを1P丸々使って描くのがデフォルトですが、2回戦3回戦は当たり前の絶倫多回戦がメインですので抜き所が豊富なのが嬉しい所
Pudding-PaiInWhite.jpg男が大量にかつ複数回に渡って派手に噴射する白濁液に塗れるヒロインの姿は実にそそります(←参照 短編「ダイエットは170kcal」より)。
なお、性器描写は男女ともにリアル寄りのそれであり、かなり劇画チックです。断面図を含め生々しい媚肉と肉棒の質感は好みが分かれるところであり得るので、ご自分の趣味嗜好とよくご相談下さい。

短編「笑顔なよい子さん」の素敵な痴女さんや「二人はムッチンプリン」のプランパーなママン、萌え絵柄といいギャップなリアル寄り局所描写など多少人を選ぶ要素も絡むものの、おっぱいスキーにはそれらが例えマイナス要素になっている方でもお勧めできる作品集です。
先生のおっぱいへの愛がたっぷり伝わって来て読んでいて嬉しかったですなぁ。

月見里中『おとめ♀♂上位主義!!』

RankhigherPrincipleGirl.jpg今週は忙しかったこともあって疲れが取れません…。やはり禁煙した方がいいのかなぁと思います。
大概思うだけで終わりますが(マテ

さて本日は、月見里中先生の『おとめ♀♂上位主義!!』(茜新社)のへたレビューです。作風が多少変遷してますが、デビュー時から好きな先生です。
ツンデレさんやお姉さんキャラ、お嬢様など強気なヒロインと責めたり責められたり(後者中心)したい貴兄にお勧めです。

BannyFromTheMoon.jpg収録作は、洒落で月の土地を購入したら月のウサギさんがエッチな契約をしにやってくる「お月様の女の子」(←参照 第1話より)全4話+エッチ大好きな義姉の下僕になってエロエロなご褒美を貰う「義理と言っても姉は強し!!」前後編、および短編5作となっています。
1作当りのページ数は16~20P(平均18P)。エロのボリューム感は十分確保されていますが、初出がコンビニ誌(COMIC SIGMA)だけに読み応えは標準的

基本的には、明るく楽しい雰囲気の中、サクサクとタイトル通りに強気なヒロイン達とのエロシーンに導入される展開であり、お話的な深みは皆無
GirlsPrepareEverything.jpgちょっと素直になれない彼女たちとのラブ話ではありますが、突如現れたヒロインが恋もエッチも全てお膳立てしてくれる安直な棚ボタ展開(←参照 短編「姫と僕」より)ですので、繊細な恋愛ドラマを期待するのはNGです。
どちらかと言えば、「お月様の女の子」のツンデレバニーさんなルーチェや、「義理と言っても姉は強し!!」のちょいSな亜子お姉ちゃんなどに代表される、ありがちながら安心感のあるキャラクターの魅力で話を動かすタイプの作品です。
マイフェイバリットは「企め妹!!」の負けず嫌いツンデレの日下部さん。なお、全体的にデレ成分は少なめですので、たっぷりの甘~いデレを期待する方は留意されたし。

強気な女の子がエッチの主導権を握るシチュエーションが多いですが、月見里先生と言えばガチ凌辱!の期待に応えて2作程(「潜入」「庶民の勉強」)鬼畜・凌辱エロがあります。
SexualAssaultInTrain.jpg他の収録作と異なり、強気なヒロインを男の腕力で押さえつけてやりたい放題(←参照 痴漢のオトリ捜査をするも… 短編「潜入」より)。個人的には、エロにおける男女の立場の逆転によりどちらの作品の魅力も引き立ったと思うのですが、そこそこハードな描写になりますので凌辱劇が嫌いな人は要注意
ただ、エロシーン自体は拘束凌辱だったり輪姦だったりと激しめですが、話の入り口が軽快かつコミカルだったり「庶民の勉強」ではラストもある意味ハッピーエンドだったりと全体的な雰囲気はあまり陰惨ではなく、他の収録作と何とか調和は保たれています
逆に、二次元美少女の肢体を蹂躙し、その精神を嬲り尽くしたい同志諸兄には、凌辱劇の質・量共にちょっと進め難い感があります。

絵柄に関しては親しみやすい典型的なアニメ/エロゲー絵柄。相変わらず線や陰影がゴチャゴチャしている印象もちょっとありますが、作画力自体は向上し続けています。単行本通して絵柄は安定しており、表紙絵での判断で大丈夫です。
コミカルなシーンで多用される南向春風先生ライクな白目SDキャラがとても可愛らしくて個人的にはお気に入りです。

並~巨なナイスバディなハイティーン美少女と繰り広げるエロシーンは特にひねった点は無いものの、あさっり気味ながら美味しそうな性器描写や派手めな液汁描写に彩られて十分実用的です。
作品としてのページ数が少なめながらシナリオパートの分量が小さく、ページ数は確保できているために多回戦発生率が高く、ボリューム感も十分。
足コキやパイズリで強気ヒロインに責められたり、ダブルフェラで姉妹にご奉仕してもらったりでまずは先制ジャブ。
その後はおっぱいを揉んだり舌を絡めたりしつつ、目一杯広げられた女性器をグチュグチュと音を立てて突きまくり、最後は溢れるまでに中出しというストレートパンチ連打の試合運びは没個性的とはいえ読み手をあまり選ばない安心感があります。
MakeSwitchOn.jpgエロのスイッチが入っちゃったり、圧倒的な性感に理性を失う時に見せる光を失った目(←参照 「義理と言っても姉は強し!!」前編より)が個人的に好きですが、全体的にエロシーン時の表情の変化やその表現力はやや不足気味な印象です。
「お月様の女の子」と「義理と言っても姉は強し!!」を除く全短編で、ヒロインが制服着用でエッチに臨み、最後まで半脱ぎ状態をキープしますので狭義の制服が好きな貴殿には嬉しいところかもしれません。

作風問わず王道の“コンビニ誌エロ”ですので、強気ヒロインに存分に性的な意味で虐められる被虐趣味の作品とか、強気ヒロインを圧倒的な暴力で捩じ伏せるガチ凌辱作品を期待してはいけません。
ご都合主義的でお気楽な雰囲気が徹底されているので読後感はいい意味で軽いですが、僕個人としてはやっぱり救いなしのガチ凌辱が読みたいなぁと思っちゃうのです。

De『放課後まっどてぃーぱーてぃー』

MadTeaPartyAfterSchool.jpg小林立先生の『咲-Saki-』第4巻(スクウェアエニックス)を読みました。地味に応援していた鶴賀学園にスポットが当たって嬉しい限り。
5人とも好きですが、先鋒線で見せ場ゼロだったThe地味キャラの津山さんが大好きです。

さて本日は、De先生の『放課後まっどてぃーぱーてぃー』(マックス)のへたレビューです。
萌えエロ作品としての完成度が非常に高く、萌え系ヒロインのキャッチーな可愛らしさと圧倒的な性感が支配する濃厚なエロシーンの両方が楽しめます。

Happy3P.jpg収録作は、妹とその友人そして両手に花なお兄ちゃんのハッピーな3Pライフを描く短編「すうぃーとすうぃーとばれんたいん」(←参照 右が妹さん)+その後日談の描き下ろし短編(10P)、ツンデレ生徒会長とのラブラブコスプレHな連作「らぶりー・くーる・がーる」「くーる・らぶりー・がーる」、および短編9作となっています。
描き下ろし作品「びたーすうぃーとばれんたいん」を除いて、1作当りのページ数は全ての短編で16P。
ページ数的には物足りないですが、キャラクターの魅力とエロの濃さで読み応えは弱くありません。また、ページ数が少ないために収録本数が増え、ヒロインのバラエティの豊かさが確保されたために単行本通しての満足感はむしろ高い印象すらあります

タイトルに「放課後」という単語が入っている通りに、学校を舞台とした作品が多く、生徒会や部活といった設定も話によく絡めてきます。
と言ってもあまりシナリオラインはしっかりと形成されておらず、魅力的なキャラ付けをされたエッチ大好きなヒロインズとそんなヒロインが大好きな男の子を描くことに終始しています。
余分なシナリオを省き、少ないページ数で可愛いヒロインさん達に小難しいこと考えずに没入できるよう設計されており、キャラクターの魅力がエロシーンの魅力を担保しています
CheerGirl.jpg学校という舞台故に部活のコスチューム(←参照 チア部の女の子 短編「ワガママな彼女」より)や体操着、制服などを始めとするコスプレ要素が強いのはヒロインのバリエーション的にも嬉しい所。

しかし、ヒロインの多様性という点では何といっても個々に魅力的な性格付け。「らぶりー・がーる」シリーズの真面目なツンデレ生徒会長さんや短編「体育倉庫でドッキリ」の無愛想&毒舌ちゃん、「雨の日の出来事」に登場のクーデレ少女、「お嬢様はお仕置きがお好き」のワガママお嬢様などなど実に様々。
CuteExpressionOfFeeling.jpg萌え系ではベタなキャラ造形と言えばそれまでですが、喜怒哀楽にクルクルと変化する表情などによる気持ちのいい演出(←参照 短編「休日のおさななじみ」より)がベタをベタと感じさせません。
そんな彼女たちが恋にエッチに奔放に動き回る様子はとても魅力的です。

絵柄的にはクセの少ない萌え成分てんこ盛りの絵柄ながら、しつこい感じがせず素朴ささえ感じるためかなり幅広い層に受けいられると思われます。
ヒロイン陣の年齢は推定ミドルティーン~成人女性ですが、年や体型に関わらず幼い可愛らしさが強調されており、ロリ好きな方にも好アピール
所謂ロリプニ絵柄と異なり、細めのラインで描かれた体幹はスラリとした印象ですが、おしりやおっぱい、そして魅惑のツルツルおみゃんこなどの局所的なプニプニ感が(性的な意味で)実に美味しそうで堪りません
特におっぱいは膨らみかけから巨乳さんまで幅広めながら、落ち着きのある適度なボリューム感と柔らかそうなプニプニ感がサイズに関わらず煩悩を直撃して大変良い感じです。

前述のとおり、エロは質・量共に平均的な水準を上回っており抜き的にもぬかり無しという印象。
何のかんのでエッチが大好きなヒロインたちと共に元気よくエロシーンに飛び込めば、男のティンコが与える生の快楽に思う存分乱れまくる可愛らしくもエロチックな痴態がラスト手前まで延々続き、ラストは基本たっぷり中出しという嬉しい構成になっています。
どんどん胡乱になっていくヒロインの快楽の言葉を綴るセリフの文字も、エロの進行に合わせてヒロインズの脳内と同様にどんどんグチャグチャになっていくのが少し変態じみていて大変エロチック。乱れまくるヒロインの肢体の動きを丹念にそして多彩に描く構図の取り方の巧さも光ります。
複数人プレイだったり、コスプレ要素を絡めたり、大人のオモチャを使ったりとエロのシチュエーションの豊富さも魅力の一つと言えるでしょう。
Nectar.jpgまた、単行本の表紙もそうですが、作風に合わせて過剰な生々しさを取り除いてある液汁描写がエロシーンにおいてなかなか効果的な味付けになっていました(←参照 おしっこ!おしっこ! 短編「体育倉庫でドッキリ」より)。

萌え系美少女とその魅力を損なわない繊細で綺麗なセックスを描くエロ漫画作品も勿論好きではあるのですが、エロも萌えも両方がっつり摂取できるならばそれにこしたことはないわけであり、今単行本はまさにそういったニーズにしっかり応える作品集だと言えます。
可愛いヒロインとハッピー&ハードにエッチというエロ漫画の基本にしっかり忠実な作品です。

たまごかけごはん『よくかきまぜてめしあがれ』

PleaseStirMe.jpg何の脈絡もありませんが、Vital Remainsはそろそろ国内盤が出てもいいんじゃないかと思うのです。
ブルータルデスにネオクラ系のギターが絡むとてもユニークなバンドですよ。

さて本日は、たまごかけごはん先生の『よくかきまぜてめしあがれ』(マックス)のへたレビューです。
とても活きのよいエロコメ作品集であり、お馬鹿コメディのセンスの良さとエロの実用性の両方が楽しめました

収録作は全て短編で11作。1作当りのページ数は16~20Pで短編「卒業式」を除けば全て16Pです。
ページ分量は平均以下ながら、決して読み応えは弱くなく、特に圧倒的なテンションの高さを誇る数本の作品は実に愉快でグッときました。

シナリオについては作品間でテンションの高低にばらつきはあるものの、お馬鹿なノリのはっちゃけエロコメディです。
CostumeCommunication.jpg各短編の冒頭から奇抜なシーンや設定を盛り込んでおり(←参照 短編「着ぐるみコミュニケーション」より)、序盤で一気に盛り上がったテンションをエロシーンも含めて最後まで貫き通す姿勢は潔いです。
ただ、終盤まで勢いよく疾走した割には話のオチがかなり控えめであり、そこだけは笑いとしてちょっと力不足です。
また、意外と言ってはなんですが、カップル登場率が高く、男女のかなり素直な愛と性欲を叫ぶセリフのおかげでラブい雰囲気もある程度確保されているのは上手い点です。
恋する男女をお馬鹿な味付けながら素敵に描く短編「隣のグラビアお姉さん」や「おっちょこ貧乏神の小魅香ちゃん」では、作品の雰囲気にマッチした温かいハッピーエンドも魅力的でした。

BoyBecomesMagicalGirl.jpg魔法のステッキを拾った男の子が適当な呪文を唱えたら魔法少女に変身してしまい、興奮した友人に犯られてしまう短編「魔女っ娘ステッキ」(←参照 とても可愛い魔法少女ですが中身は)とか、交通事故にあった彼氏の意識を救急車が来るまで保たせるために彼女さんがエロエロ緊急救命活動な短編「DEAD or ALIVE彼女は天然素材」などはあまりのお馬鹿さ加減に爆笑必至です。
そこまでお馬鹿コメディに振り切っておきながら、エロに対する踏み込みがしっかりしており全体的にエロとギャグとの融合がしっかりとなされています。
作風からは決して外れてはいないものの、時々ちょっとポエティック過ぎて人によっては白けてしまうネームセンスさえ磨けば、ギャグが楽しくエロは抜けるエロ漫画としての魅力がさらに高まると思います。
ギャグ系の作品の評判があまり芳しくないらしく、先生としては短編「卒業式」のようなシリアス作品に挑戦しようと考えていらっしゃるようですが、個人的にはコミカル色の強いエロコメ・ラブコメを描き続けて頂きたいと思っています。

TheGodnessOfPoverty.jpg絵柄的にはちょっとくどめな萌え系(←参照 短編「おっちょこ貧乏神の小魅香ちゃん」より)。ヒロインはハイティーン中心ながら、丸っこい描線により顔の造作は全体的に幼い印象があります。
そんなロリっぽい表情と、実に柔らかそうに表現される巨乳~爆乳クラスのおっぱいの対比はエロ漫画的になかなか美味しいです。
また、可愛らしく描かれたヒロインたちが、恋愛や夢に向って不器用ながらも一所懸命頑張る姿そのものがなかなか愛おしく、絵柄も含めてキャラクター造形のセンスも悪くないと思います。

テンション高めのギャグで突っ走りながらもエロシーンは決してないがしろにされておらず、その勢いをエロシーンにもそのまま持ち込んだような印象があります。
SamuraiSword.jpg多くの作品でエロシーンにもギャグが混入していますが(←参照 最も顕著な例(笑) 短編「彼女はOTAKUな留学生!」より)、ビックサイズの柔らかおっぱいを存分に揉みしだき、淫蜜の飛沫を派手な擬音とともにまき散らしながら激しく進行するエロシーンはボリューム的な問題を抱えつつも十分実用的です。
性器描写の直接的な扇情性が結構貧弱であり、そこに期待するのは止した方がいいですが、その弱点を体同士の迫力のあるぶつかり合いや派手な液汁描写でうまくカバーしているのもエロシーンの構成として巧いと思います。
フィニッシュは基本的に中出しですが、おっぱいや顔へのぶっかけと絡めたり一応バリエーションがあるのは嬉しい処。
個人的には短編「コミックみたいな初体験」でエロ漫画家のヒロインが初エッチにチャレンジしたら、痛くてあんまり気持ちよくないという感想のエロシーンがタイトルとのギャップもあって面白かったです。エロ漫画としてそれでいいのかいな?という感じもありますが、敢えて逆に話を振っているなら面白いセンスだなと思いますよ。

まだまだ荒削りな部分は多いのですが、お馬鹿コメディと使えるエロをしっかり両立できている作家様だと思います。
シリアス作品でもセンスの良さの片鱗は見え隠れしますが、さらにギャグセンスを磨いて愉快なエロ漫画を描き続けて頂きたいです。応援してますよ!
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