えー、というわけでタイトルの通り、僕の脳内での2007年のエロ漫画ベストテンを紹介したいと思います。

当然のことながら、今年出版された全ての作品を購入して読むなんてことは、無理なわけでして、何でこれが入ってないんじゃというお怒りがあっても、それはもっともなことですが、当方としましては如何ともしがたいので平にご容赦下さい。

ランキングの対象は、今年発売され、僕が購入した63作品中から選びました。もっと買いたいです(泣
一応順位を付けましたが、作品によってストーリーで評価したりエロで評価したりと、絶対的な基準がある訳ではないので、目安程度と思って下さい。
では、長くなりますが発表します。レッツゴー。

10位 ぼっしい『水着彼女』
Rank001.jpg初期作を除けば安定した作画・作風で、タイトル通り水着やお風呂場でのプレイが多いです。
何をさしおいても、カラーでの彩色の巧さがずば抜けており、濡れた着衣と艶やかな肌の質感が素晴らしいです。
やや小ぶりから巨乳まで取り揃えたオパーイを効果的に強調するHシーンはおっぱい星人にも好打球。

「明かりのトラブル」「お水のトラブル」に登場する、しっかりものと見せてドジな黒髪ロング巨乳お姉さん、さやかさんはお気に入りのキャラクター。
ただし、モノクロでは画、ストーリー、シチュ全てで(安定しているが)これといって突き抜けた魅力がないかと思います。

9位 雨がっぱ少女群『小指でかきまぜて』
Rank002.jpg成人女性の縮小形としてでなく、体型もその心情も少女(幼女)そのものとして描く力作。
年端も行かない少女故の魅力を最大限に引き出した「やわらかき反抗」のような作風も魅力的ながら、少女性愛の本質を突いた「パラダイス・ロスト」「人間以下物語」の持つ独特な感性を作品として仕上げられる能力はエロ漫画業界でも貴重と考えます。

寂しい現実風景と希望と夢に満ちた少女の心象風景を連続した見開きで対比するなど、新人とは思えない思い切った作画もよいです。
まず一般受けしませんし、普通のロリ系作品でも苦手な人は多分嫌悪感が湧きますので回避推奨です。

8位 犬星『だいすき!ご主人様』
Rank003.jpg
可愛らしさとグロテスクさを併せ持つ9位作品とは大きく異なり、可愛らしさ・従順さといったポジティブな側面でのみ構成された少女達が登場する作品登場する女の子はどの娘もあどけなさのある可愛い顔、小さく柔らかそうな肢体、素直で一生懸命な心を持つ存在として描かれています。

特に、最初素直になれない娘が、いざ事に及べば性感と愛の言葉を小さな体一杯に受け止めて乱れまくるHシーンはかなり実用性が高いです。
人外娘が大目なのが特徴で、猫耳+褐色肌のロリっ娘とツンデレ気味な悪魔っ娘は個人的にどストライクでした。
気軽に手に取ったが最後、ロリ道に深く陥るぐらいの理性破壊兵器ですのでご注意を(笑

7位 みた森たつや『ご近所のもんすたあ』
Rank004.jpgこちらも人外娘との恋愛モノなのですが、8位とは大きく毛色が異なります。
基本的にボン・キュッ・ボンのナイスバディな獣耳ヒロインズと、それこそ獣の様に激しい愛の営みがコッテリと描写されています。
前作『小池田さんと遊ぼう!』でもそうでしたが、彼氏彼女との関係に焦点を絞りつつ、その関係を閉鎖的にではなく回り(社会規範や友人など)との関係性と絡め、時には周囲からの困難を排除しながら主人公とヒロイン達がその絆を深めていくストーリーは力強さを感じさせます。

愛する女性のために、本当に人生を賭けた主人公はカッコイイとしか言い様がありません。3人のヒロインズもそれぞれ個性的で◎。
ただ、画風が今風のものから少し外れているので、人によっては気になるかもです。

6位 ヤスイリオスケ『エロマンガみたいな恋しよう』(新装版)
Rank005.jpg何の変哲もないラブコメ系エロ作品です。しかし、登場するヒロイン達が皆巨乳の持ち主で、このオパーイ描写が兎に角秀逸。
圧倒的な重量感と全ての欲望を包み込むかの様な柔らかさを兼ね備えた巨乳が、上下にたぷんたぷんとダイナミックに跳ねまくるHシーンは圧巻。
もはや、胸を揺らすためにHしてんじゃないか?とまで感じさせる巨乳描写への徹底ぶりは、読者の期待を作者がしっかり汲み取っているためでしょう。

パイズリ率も高し。所々に挿入される漫画系の小ネタは楽しいですが、それよりも作風に変なひねりを加えず、直球ど真ん中を貫いたのは好印象です。
「おおきいことはいいことだ」に登場するマヨ姉が凄まじく可愛いので、この回だけでも十分買う価値アリです。
コメディ要素が話のテンポを良くしてますが、基本的にストーリー性は皆無なので、話重視の人は回避推奨。

5位 のら猫長屋『オモチャたちの吐息』
Rank006.jpg兄に性のオモチャとして扱われる少女を描く「オモチャ」シリーズと短編複数を収録した作品。
兄に対して恋心を抱きながら、兄からはあくまでオモチャ扱いしかされない可憐な少女、耶社ちゃんはかなり不憫です。
これが逆に不幸萌えといった属性や、か弱い存在をさらにいじめたいという加虐心を存分に刺激してくれます。

ロリっ娘の描き方もかなりレベルが高いですが、グラマラスな人妻や女教師を描いても溢れんばかりのエロスを身にまとっています。
かすかに狂気の香りがする女教師輪姦モノの「教育者 学習者」には何回もお世話になりました。
汁表現のせいもあって、細めの線がややごちゃちゃしている印象がありますが、女性のか弱さを表現するにはよい画風です。

4位 初犬『初犬2』
Rank007.jpg前作で順調に恋愛感情が深まってきたと思われた深谷とフジノンの間に、負けず嫌いメガネ少女三田さんが乱入して三角関係が繰り広げられます。
ほとんど言葉を発しないながら、性の快楽への貪欲さと深谷への深い愛情を併せ持つヒロイン、藤乃こそが、このシリーズの最大の魅力です。
深谷の藤乃への熱い告白で大団円で十分よかったと思うので、その後の展開は引き伸ばしのように思えてやや鼻に付きはしました。

ただ、まぁ、記憶喪失の深谷をフジノンと三田さんが互いに嫉妬しながら取り合うストーリーは三者三様の心理が中々面白く、元々高い実用性が3Pシーンでメーター振り切り気味なのでオールオーケー。フジノンには幸せになって欲しいです。

3位 巻田佳春『とらぶる・すくらんぶる!』
Rank008.jpg「中出しをいやがるおさなづまなんて聞いたことないよ」、「こうなったら言葉や想いだけでなく実力(なかだし)でわかってもらうっ」、「少子化対策には『小学生と結婚可』これしかない」
などなどぶっ飛んだ台詞が目白押しの作品ですが、きゅうんきゅうんなどの独特の擬音(通称巻田音)や風変わりな登場人物達で構成される不思議な世界観(もはや巻田ワールドとしかいいようがない)はむしろ魅力的で、こういった珍言がないとはっきりいって物足りません。

「中出しはいや」と嫌がる可愛らしい美少女達を組み敷いて、性欲を叩きつけ必ずフィニッシュに膣に射精するHシーンは、コレだけ聞くと鬼畜系ながら実はお互いにラブラブなレイププレイというのが面白いですし、それが何となく違和感無く通用するのが巻田ワールドなのです。
胸は徹底してツルペタで、股間はパイパンと少女たちの外観描写は徹底して同じですが、儚げなキャラから男性を完全に尻にひく強気キャラまでバリエーション豊かに登場します、
ロリ系が好きならマストバイの1作です。

2位 霧恵マサノブ『海贄』
Rank009.jpg海神様(恵比寿様)と主人公、その二人を取り巻く多様な人間たちが織り成すSF群像劇。幾重にも張り巡らされた伏線・設定が徐々に消化され、互いに絡まりあいながら語られる少し不思議な物語は実に魅力的。
一般向けでもここまで描ける人はそうはいないだろうという水準です。
「オナニーと緊縛王」のようなギャグストーリーから「ハーヴェスト!」のようなペーソスと優しさを併せ持つ作品、シリアスで重いテーマ性を持つ「旅人の絶倫島奇譚」など幅広い作風も読み手を強くひき付けます。

動物的な本能としての性欲の発露と人間として他者との繋がりを求める欲望がない交ぜにされ、最早言葉にならない叫びとあらゆる体液を撒き散らしながらの激しい交わりはただただ圧巻。
実用性という点ではイマイチその気が起きないので評価は低いですが、表現される性またはエロスとしての水準は圧倒的なものがあります。
カバー裏の漫画や作者のあとがきも楽しいです。
アフタヌーンの漫画が大好きな人や、水上悟史先生や植芝理一先生、大石まさる先生が好きな人には特にオススメしたいですね。

1位 ゴージャス宝田『キャノン先生トばしすぎ』
Kyanon.jpg文句なしで今年度ナンバーワンの作品でしょう。単純に可愛らしい天才小学生のキャノン先生にうだつの上がらない30男が振り回される漫画でも十分面白くなる設定とキャラクター陣でしたが、それだけでは全く終りませんでした。
キャノン先生の他を圧倒する力強い台詞回し、現実から剥離していくかの様な圧倒的なテンションの高さで爆走するHシーン。

その力強さは勿論、骨太なストーリーにおいても認められ、貧太先生がエロマンガ家を目指した理由とキャノン先生が貧太先生に憧れた理由それぞれが語られるラストの怒涛の展開は全てのエロ漫画愛好家、否全ての漫画愛好家の心を震わすに足るものであったと思います。
エロ漫画を読むこと・描くこと、そしてエロそのものへの真摯な愛情が伝わってくる怪作にして快作です。
ラスト手前の貧太先生の台詞、「やっぱり先生は天才だと思います…ただし情熱の。そして情熱なら僕だって負けません。」が心に沁みますねぇ。

とまぁ、僕の脳内ランキングはこんな感じでした。来年もよい作品に沢山出会えればいいなと思っております。