LittleHoney.jpg各所で話題の『よつばと!』8巻(あずまきよひこ/電撃コミックス)を読みました。子供神輿を担いで地区を回った幼少期を思い出してじんわりと温かい気持ちに。
あと、ササナミさん(漫画脳様)と同じでジャンボ×みうら派ですな、変な意味も含めてですが

さて本日は、頼れるベテラン、あ~る・こが先生の『幼い愛液』(オークス)のへたレビューです。なお、タイトルは“おさないみつ”と読みます。
甘々なラブ話から無残な凌辱系ストーリーまで様々な作風に彩られたロリータさん達とのエッチが楽しめる作品集です。

収録作は商業誌(XOと桃姫)を初出とする短編6作と同人誌から採録した短編6作。2004~2006年発表の作品が主体ですが、絵柄にしても作風にしてもほぼ固まっている先生なので「古めなのか?」と警戒する必要はあまりありません。
同人作品が半分を占めるせいもあってか、1作当りのページ数は12~20P(平均15P弱)と少なめ。このため漫画としての読み応えには乏しいですが、ページの大半をエロシーンが埋めますので抜き物件的には十分なパンチ力があります。

LittleHoney1.jpg父娘相姦が母親に露見し、妻(母親)が出て行った悲しみから狂気に一歩足を踏み入れた父親と無垢な娘の救われない性交を描く短編「REASON」(←参照)で幕を開け、途中には純真に一生懸命生きる猫耳ょぅじょがその人格を全否定され惨いラストを迎える短編「猫の本懐」などもありますので、楽しいロリエロ漫画のみをお求めの方は留意されたし
他にもちょっと苦いラストやインモラル系の短編もありますが、基本的には好き合う男女のラブラブHか明るい快楽優先主義のセックスが描かれています。
タイトル通りにロリエロ作品が中心ですが、短編「妹のパンチラ」「猫陽姦」などに代表されるように能天気なほど易々とエロ行為に突入するために、少女の性行為への恥じらいや後ろめたさの描写とか禁忌に由来する背徳感の盛り上げはあまり期待しない方がよいと思われます。
心理的な負荷を最小限にして小さなヒロインさん達とのエッチに浸るにはむしろ好適な雰囲気・展開ですが、非処女率が高めなこと・処女と思われる場合でも破瓜描写が無いことは作風にはマッチしていますが気にする方にはマイナス要因でしょう。
LittleHoney2.jpg子供と思っていた妹にまさかの上手さを見せるエロテクニックを尽くされてしまう短編「妹のパンチラ」に登場の可愛らしい妖婦、楓ちゃん(←参照)は初めてかと問われて「ふふふ、ないしょ(はあと」とのお答え。おそらく非処女ですがその年不相応の妖艶さが導入部の無邪気さと良いギャップ感を生じさせており、話の流れもエロの展開も巧い短編でした。
男の子のモノローグを重ねて進行するカップルの幸せなラブ・アフェアの短編「みんなが知らない事」や虐げられる褌猫耳ょぅじょが(完璧な棚ボタ展開とは言え)幸せを掴む短編「見つめてそして抱きしめて」などもなかなか素敵な短編です。

幅がある作風そのものは商業・同人共に共通していますが、同人誌初出の短編群はページ数が12Pしかない作品が大半でエロもシナリオもボリュームが不足している印象があります。
同人作品は全て猫耳少女達が登場する作品なので、管理人を含む猫耳スキーには嬉しい所ですが、漫画としての評価はちょっと低いです。
加えて、大ベテランの先生なので同人・商業および初出年月を問わず絵柄は安定していますが、同人短編で所々のページで印刷のクオリティーが低下しているのには閉口。邪推ですが、一部原稿が無く同人誌をスキャニングしての採録といったことになったのでしょうか?まぁ、異和感はありますが作品の良し悪しに大きく影響するものではありません。

LittleHoney3.jpg一部ミドル~ハイティーンのヒロインもおり、一人巨乳さんも存在しますが(←参照 短編「みんなが知らない事」より)、前述の通りツルペタ~貧乳のロリっ娘さんがメインとなります。
例外のヒロイン達も丸みを帯びたボディラインや大きいお目でロリ色強めに描かれていますので、作品間で違和感を覚えることは少ないでしょう。
表帯の訴求文に“ロリぷに作品集”とありますが、肢体描写に関してあまりプニプニ感は強くなく、むしろ鎖骨や肋骨、骨盤などのょぅじょの小さな骨格の存在を意識させる絵柄に感じます。その小さな骨格とそれを薄く覆う柔肌の対比が少女の肢体の未成熟さを醸し出しており、ぷにオンリーなタイプより個人的にはエロチックに感じます
まぁ、あ~る先生の長い作家歴を物語るやや古めのロリ絵柄ではあることは確かなので、初見の方は裏表紙や帯に載せられたサンプルのコマ等で事前確認をするのをお勧めします。

エロシーンの量的満足度は短編間でバラつきが認められるものの、ヒロインを以外にねちっこく弄る前戯シーンと体位を変化させつつぱっくり開いたオミャンコに肉棒を出し入れする抽挿シーンの実用性はお墨付き。
着エロは短編「FIRE WORKS」を除きほとんど無く、性行為の過程で全裸になってくれますので、ょぅじょの胸もお尻もツルツルお股も全部見ていたいんだ!という貴兄には絶好球。
修正はかなり甘いですが、そこまで性器描写の官能さは豊かでないので期待しすぎるのは不可。
行為そのものの描写は十分勢いよく描けていると思いますが、エロ的な質感に乏しい液汁描写や派手なのか穏やかなのか中途半端な擬音の振りまき方など当世流行りの派手な演出とは無縁のタイプですのでご嗜好を鑑みて購入を判断されたし。
LittleHoney4.jpgただ、その悪く言えば地味な演出が最大限活きているのが、ヒロインが高まる性感を必死に堪えて口をきゅっと結ぶコマ(←参照 短編「好きで悪いかっ」より)。
ここで一旦エロティックなタメを作って、この後ヒロインが口を大きく開けて快感を叫ぶコマにつなげていく構成はお見事。
基本的に1回戦仕様なのが物足りないですが、ラストは絶頂を迎える幼いヒロインにデフォルトで中出しの安心設計です。

全体的にベテランらしい安定感を魅せており、絵柄や内容に興味があるなら買っては損をすることはまずないでしょう。
個々の作品としてのボリューム感に欠けるのが最大の泣き所ですが、それ故一層XOで連載中の「つくみみ」が収録される次の単行本に期待したい所です。