SchoolForPetGirl.jpg近所の公園でヤマボウシの花が満開です。白い花ですが、真白とは違う暖かみのある白色ですねぇ。
ヒナゲシの花も盛りで初夏の風情を感じます。

さて、本日は不二河聡先生の『ペット少女育成学校』(ヒット出版社)のへたレビューです。
今後大化けする可能性の芽は見えるのですが、作劇・作画の水準は高くなく、現状ではややお勧めし難いというのが率直な印象でした。

LeaderOfStudentCouncil.jpg収録作は、憧れの副会長が所属する生徒会の会長になったヒロインさんが(←参照 第1話より)”生徒の性欲処理”という裏の業務に就かされてな中編「生徒会長はメス奴隷」全4話+短編5作となっています。
1作当りのページ数は18~24P。シナリオ展開は大胆にオミットされていますが、多人数プレイ中心のエロシーンのボリューム感は相応にある印象です。

上述の様にシナリオ的に関連して見るべき箇所はほとんどありませんでした。表紙絵やタイトルから、少女を無残に凌辱し調教していく濃厚な鬼畜作品を連想するかもしれませんが、濃厚さや凌辱作品の背徳感にはあまり期待しない方がベターでしょう。
輪姦など凌辱行為が描かれますが、その過激さを巧く全面に出せておらず、また大半のヒロインは所謂”マッハ堕ち”で快楽の海に沈んでいきます。
TooSpeedy.jpgシナリオ展開も非常に安易であり(←参照 情緒ゼロ 短編「Hなクラブ活動始めませんか?」より)、凌辱系作品にしろエロコメ系作品にしろエロへ至る道程の描写はかなり稚拙です。
細かいことを気にせずに実用的読書をするという観点からはむしろ好都合かもしれませんが、エロへの導入をしっかり描かないためにせっかく激しく描かれるエロシーンの煽情性がスポイルされているように感じました。ここは本当にもったいないです。

なお、全ての収録作品においてコミカル気味なハッピー寄りのラストを迎えます。快楽至上主義に傾いてはいますが、人格や人間関係の崩壊などの誰かが不幸になるエンドは皆無なので後味の悪さなどはほとんどありません

登場するヒロイン達は年齢的には幅がありながら、中編「生徒会長はメス奴隷」のサブヒロイン1名を除いて全員ぺたんこ貧乳娘さん。男性との体型比較において小さく感じるように描かれていますが、あまりロリ色は強くないのでロリっぽさに期待するのは避けるべきかと思います。
NiaMoa.jpg男性多数と女性一人~複数、男性一人と女性複数(←参照 スク水妹と体操着妹と羨ましい限りの3P 短編「お兄ちゃんと一緒in三人娘」より)が多いのが特徴です。
申し訳ないが個人的には、キャラクターの造形力と作画力の低さがネックに感じました。近作では多少改善してきている感もありますが、まだまだ直した方がよい部分が多いように個人的には感じました。
作画力の無さが如実に反映されてしまっているのが大人数の男女が交じり合う乱交のシーンです。人物の配置や同時に行われる多数の行為を如何にエロく分かり易く見せることができるか?ということが問われるシチュエーションだけに、現在の画力では乱交シーンの魅力は不十分
同じヒット出版社で言えば、師走の翁先生くらいの実力があってこそ乱交シーンの圧巻の迫力とコマの追いやすさを共存させることができるわけで。

あとがきでも触れていましたが、男性陣の異常に大きいティンコが小さい体の秘所にねじ込まれ、限界まで押し広げられる様はなかなかエロチック。多人数プレイ故に中出し外出しの乱れうちですが、大抵の場合ドアップの女性器に大量の白濁液を注いでフィニッシュです。
TheirFinish.jpgただ、やたらと射精が連発することやコマの使い方の緩急のなさのためにフィニッシュシーンの盛り上がりは不足気味であり、フィニッシュシーンがいい抜き所になっているかは疑問です(←参照 大乱交のラストがこれでは… 短編「保健の授業始めましょっ」より)。
ゴチャゴチャした線が入り乱れ、明るく狂った台詞が飛び交う猥雑感に満ちたエロシーンの実用性は低くないですが、もう少しエロの展開に工夫が欲しいところです。
個人的には、透過図や断面図、性器ドアップなど直接的なアピールポイントをどんどん取り込もうとしている姿勢は評価したいです。

とまぁ、あまり強くお勧めできる作品ではありませんが、シリアスさやヘビィさが少ない鬼畜系抜き物件をお探しの方には絵柄さえOKなら勧められる作品です。ただ、その手の作品でより上手な先生は沢山おられるわけで…。
今後に期待したいと僕は思っています。