PureLesson.jpgえすのサカエ先生の『未来日記』第11巻(角川書店)を読みました。これまでの由乃に関する様々な謎が解明される巻となりますが、ある程度予想が付いたとはいえ、やはり衝撃の展開。
まちがいなく由乃の動機は“狂気”なんですが、相手と自己以外の全てを犠牲にすることを厭わないという在り方は、恋愛という感情の根幹でもあると僕は思うんですよね。

さて本日は、三色網戸。先生の『ピュアレッスン』(コアマガジン)のへたレビューです。先生の前単行本(初単行本)『恋みみ。』(エンジェル出版)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
もちもちたっぷりおっぱい装備のキュートヒロイン達と繰り広げるチアフルなラブコメが詰まった1冊となっています。

PureLesson1.jpg収録作は、潔癖症気味なのに精液の臭いには何故か反応してしまう元気娘と先輩のドタバタメイクラブな短編「特濃ミルクで荒療治っ」(←参照 くんかくんか)+フルカラーの描き下ろし後日談掌編6P、および独立した短編7作。
上述のフルカラー掌編は除き、1作当りのページ数は20~26P(平均24P弱)と標準かそれをやや上回るボリュームで安定。話としての読み応えは弱いですが、テンポ良い読書感があり、その中でアグレッシブなエロをたっぷり提供する構成と評せるでしょう。

【明るくハッピーなラブコメ・エロコメ】
エンジェル倶楽部からメガストアHやペンクラ山賊版へと活動の場を広げた作家さんですが、基本的な作風は変わらず、ヒロインのキュートネスとエロさを中核とする明るいラブコメ・エロコメ系で今単行本も統一。
aea5bf04.jpg主人公の少年への恋を手助けするためにヒロインの姉がエロ展開を引き起こして仲良く3Pエッチへ進行したり(短編「待てないシスター」)、クラスメイトで人気アイドルな女の子に勉強を教える代わりにエッチなお願いを聞いて貰ったり(←参照 冗談を素直に受け取るアイドルさん 短編「プライベートな放課後」より)と、ヒロイン側の熱情や欲望によって読み手と主人公を牽引するシナリオが中心になっています。
そのため、男女双方の感情が寄り添っていくという恋愛ドラマとしての旨味には欠ける傾向にありますが、ヒロイン達の性や恋に関するドキドキ感や、逆にそれらにまっしぐらなお馬鹿っぽさ(誉めてます)などがよく描出されているために、快活な快楽肯定主義が作品を貫いています。
また、盗撮を疑われた少年とそれを指弾する水泳部部長の美少女さんという組み合わせや(短編「茜色プール」)、真面目な風紀委員さんが没収したAVを観ているのがクラスメイトの男子にバレて~といった展開など(短編「風紀指導しちゃいますっ!」)、前単行本にあったダーク&インモラル系に進展してもおかしくない展開においても、明朗なラブコメ・エロコメを維持させる選択をしており、ここらはメガストア系列の誌風に的確にアジャストしてきたという印象。
終盤展開に至るまで、これといった特徴の無い平凡なストーリーではあるのですが、最後に恋も性もその手に掴んで、にっこりと微笑むヒロイン達の姿はなかなかに印象的であり、いずれの展開・性交も“彼女達のためのもの”という描き方が徹底されているのは幸福感の醸成に大きく貢献しています。
更に言えば、エロシーンへと移行させる導入パートにある、いい意味での無理矢理感はエロ漫画的なご都合主義で固めつつ、それをコメディ的なものに仕立てあげている技量にも好感が持てるところ。

【たっぷりもっちりな巨~爆乳が大変眼福】
今単行本の魅力の核でもあるラブリー&エロエロガールズは、短編「女教師達の午後」のセクハラ美人教師コンビを除き、ミドル~ハイティーン級の美少女さん達が勢揃い。
Sっ気のある姉貴や、お馬鹿なスポーツ少女、真面目で清楚な風紀委員さん、無表情な妹さんなどなど、ポピュラーなキャラ設定を多彩に用意しつつ、皆さん表現の仕方は様々ながらエロと恋に前向きなキャラ達であり、その欲望が作中で満たされていくことも肝要な部分でしょう。
表紙絵で主張されている通り、全ヒロインがたっぷりもっちりな巨乳の持ち主であり、柔肉がたっぷりと充填されたゴム鞠の如き弾力感はそのおっぱい描写の素晴らしい魅力になっています。
PureLesson3.jpgこのモチモチとした質感がおっぱい星人の性欲中枢を激しく刺激しつつ、丸みの強い描線が適度なデフォルメ感を示しながらも、ボリュームのある肉感もまた前面に出ている肢体全体の描写とのバランスもしっかりと図られているのは◎(←参照 無表情妹さんの愛情表現 短編「プレゼントは甘い身体」より)。
着衣エッチが主体であり、キャラ設定上制服着用でのエッチが多いですが、競泳水着や裸チョコがけ、更にはエロエロな星型ニップルシールやらエロビキニやらも登場して華やかさを増しています。
強い萌え色を含有しつつ、ストレートなエロさが比較的明確に練り込まれた二次元絵柄は、近作中心の収録と言うこともあり、表紙絵とほぼ完全互換で統一されているのも大きな加点材料です。

【エロエロに蕩ける肢体が魅力的な初エッチ】

前出した通り、エロシーンへとサクサクと雪崩れ込むため、そもそも十分に長尺の濡れ場ではありますが、ヒロイン達の肉感ボディとアグレッシブなエロ展開のおかげで体感的にもボリューム感たっぷり。
処女率がかなり高いために、破瓜の血も描かれる初エッチというパターンが多いですが、ヒロインの積極性の光る前戯パートと彼女達が快楽に蕩けていく抽送パートは共に強い陶酔感が溢れているのも、実用的読書に集中し易い要因でしょう。
また、エロ演出の過剰性ではなく、女性の肢体の質感を魅力的に描きだすことを煽情性の中核とするタイプと言え、各種体パーツのエロティックさを強調するコマを多数配置。
0b7263ee.jpg前戯パートであれば、マッスたっぷりの巨乳でち○こを包み込むパイズリ描写(←参照 短編「S→M」より)や唾液に塗れた舌の絡まり合うキス描写、抽送パートであれば剛直に疲れるプニプニとした肉厚の子宮口を描き込む断面図描写などがそのスタイルに該当し、中ゴマ主体で各コマの煽情性を量的に積み上げていくことで高い実用性を創出しています。
フェラやパイズリで1回目の射精シーンが投入された時点で、女の子達はすっかり上気した表情を示しており、抽送パートでは男性側が能動性を取り戻してガツガツと下半身を叩きつける展開によって、更に女の子達が快楽にメロメロになっていきます。舌足らずな台詞増しやトロンとして涙で濡れる瞳の表情などで、ヒロイン側の“満たされた”印象を的確に演出しているのも良いところ。
断面図や結合部見せ付け構図でパワフルなストロークを演出することで、子宮内にたっぷりと中出しを敢行するフィニッシュまで力走しており、中出し2連発や中出し後にぶっかけフィニッシュ追加といった多回戦仕様の締めとして十二分にインパクトのあるラストとなっています。

ヒロインの可愛らしさと、たっぷりもっちりな巨乳の質感の良さ、適量の甘さや幸福感と分かり易く明るいイージーさのある作劇がよく噛み合った優良抜きツールであり、巨乳美少女が大好きな諸氏には猛烈にプッシュしたい1冊。
どの作品もお気に入りですが、敢えて選ぶなら日焼け肌の水泳美少女さんの健康イヤラシボディが眩しい短編「茜色プール」と、臭いフェチであることが発覚した真面目ツンツンガールの子宮と全身にぶっかけ敢行で双方大満足な短編「特濃ミルクで荒療治っ」にて、愚息が大フィーバーとなっておりました。