HoneyTrap.jpgツジトモ先生(原案:綱本将也氏)の『GIANT KILLING』第17巻(講談社)を読みました。リーグ後半戦の開始と共に、明るいブラジリアンと影薄いキャラ・殿なんとかさんが加わりましたが、この二人が今後どう活躍するか楽しみですね。
特訓の成果をすぐに出してゴールを決めた村越さんカッコよ過ぎですなー。あと、恋愛中の乙女と評せられた山井さんの超絶なツンデレっぷりも楽しいですな。

さて本日は、オガタガタロー先生の『はにーとらっぷ!』(ヒット出版社)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『憧れのあの娘を肉奴隷にする方法』(同社刊)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
ふかふかなロリ巨乳ボディの美少女達と明るく楽しくハードにファックという美味しい作風が楽しめる1冊となっています。

HoneyTrap1_20101030135536.jpg収録作は、幼少時の約束のために医者を目指す少年と彼の動機を作った幼馴染の姉妹との恋路を描く連作「愛しのDoctor(仮)」前後編(←参照 ドキドキ三角関係へ 同作後編より)+後日談短編+おまけ掌編3P、大人しい三つ編みメガネっ子が所構わずエロプレイなショタ・ロリ兄妹に翻弄される3連作「ドキドキ・・・してる?」前中後編、手違いでくのいちさんがオタク青年の命を狙いにきて・・・な連作「もみじ桃色忍法帳」前後編、および読み切り短編「ひとり寝」。
描き下ろし作品を除き、1話・作当りのページ数は20or24P(平均21P弱)と概ね標準的な分量で安定しています。ドタバタ系としての楽しさがあるタイプであり、満腹感のエロを挟みつつ、テンポ良く読み進められる作劇スタイルとなっています。

【ほんのりブラックながら明るく楽しいドタバタラブコメ】
それぞれ自分の医者への道を歩むキッカケとなった幼馴染姉妹との三角関係に陥るも、最終的には両手に花状態で幸せなラブラブエンドを迎える「愛しのDoctor(仮)」シリーズの様に、作風としては甘い恋愛要素が織り込まれたスラップスティックコメディが基本型なのは既刊と共通。
d2212a4b.jpgその一方で、大人しい娘さんが、とある事情で電車内でエッチに励む兄妹のエロライフに巻き込まれてしまったり(←参照 三連作「ドキドキ・・・してる?」前編より)、連作「もみじ桃色忍法帳」では新米くのいちさんが押し掛け先で拘束凌辱されたり、その後寝取られ的な展開に巻き込まれたりと、多少ブラックな要素を介在させるのもこの作家さんの特徴でしょう。
連作の三角関係であったり、3連作のちょっと妖しげな倒錯模様であったりと、ほんのり暗さ・シリアスさを匂わせる要素はあるのですが、そういったことを乗り越えて登場人物達の性愛が充実していく流れになっているのは読書感を心地良くしています。
ほんのりブラックなオチを迎える短編「ひとり寝」に登場する、少女の寂しさに付け込もうとする青年や、連作「もみじ桃色忍法帳」の後編に登場する、オタク青年からロリくのいちさんを引き離そうとする忍者など、恋愛感情に基づかずに少女を辱めようとする男性には相応の“罰”が下されるのも、ハッピーロリータとしての作品構築においては小さくない特長となっています。
基本的には女の子主導型の恋愛ストーリーではあるものの、こういった“悪役”的な男性キャラに比して、女の子の想い人達は心優しい好青年として描かれており、確たる意志と恋愛感情を以て少女達に対して踏み込んでくる姿勢も○。漫画チックに楽しく描かれながら、連作「もみじ桃色忍法帳」において少女を守るためにオタク青年が示した勇気などもグッと読み手の親近感を引き寄せることにつながっています。
恋愛ドラマとしての抑揚はややヌルイのは確かですが、作劇は決して粗くも軽くもなく、ちょっとした伏線の配し方や登場人物の背景を組み込み方など、細部が的確に詰められている作劇の調節力は大変好ましい要素と言えます。

【並乳~巨乳のふっくらプニプニ美少女さん達】
ロー~ハイティーン級と思しき美少女さん達で構成されるヒロイン陣は、“がたやん”の旧PNではロリ専科であった影響を強く残しており、年齢幅を問わずにロリ色が濃厚なキャラデザインで統一。
ちょっぴり天然なオトボケお姉ちゃんとしっかり者でツンデレの気もあるその妹さんのコンビ(連作「愛しのDoctor(仮)」)や、大人しくて恋に奥手なメガネ三つ編み娘と純真無垢で性に奔放な白ゴス少女との組み合わせ(「ドキドキ・・・してる?」)など、続きモノでは好対照なキャラを配置しているのが作品の賑やかさに貢献している印象があります。
連作「もみじ桃色忍法帳」のくのいちさんはやや例外的ですが、特定のキャラ属性を明確に織り込むタイプのキャラ造形ではあまりなく、ストーリー進行の中でその個性を浮き上がらせてくるスタイルも恋愛描写の甘さを描きだす上で良好な点でしょう。
HoneyTrap3_20101030135534.jpgまた、この連作のくのいちさんのみ、初出が結構前であることもあって、フルフラットなお胸のロリータさんですが、その他のヒロイン陣はお手頃サイズの並乳~ふかふかと柔らかい巨乳の持ち主であって、等身低めの体幹と組み合わされることでそのトランジスタグラマーっぷりを遺憾なく強調(←参照 巨乳+メガネ+お下げな黄金の方程式 3連作「ドキドキ・・・してる?」中編より)。
ヒロインの設定年齢の加増に伴って、以前の様に肢体をかなりミニサイズかつ低等身に描くスタイルは大きく変化しており、等身をやや上げて肉感豊かなおっぱいやお尻とのバランスが整えられた女体の造形に習熟してきた印象が強くあります。ここらは、ロリ属性の強弱等によって評価が分かれる点でもあるでしょう。
加えて、魔訶不思議先生や伊佐美ノゾミ先生などが代表的で如何にもヒット系と感じる、ややオールドスクールなアニメ系ロリ絵柄を依然として基調としつつ、そこに現代的な萌え絵柄を注入させており、“あざとさ”がいい意味で別の方向性に向かった感があります。

【肢体に絡む液汁感と快楽の熱っぽさで包むエロシーン】
抜き物件としてしっかり構築されながら、シナリオ展開の中でエロを見せていく作品構築でもあるため、エロシーンの分割構成がやや目立ちますが、シーン間のつなぎがスムーズであることもあってそこまでネガティブな材料ではないでしょう。
また、可愛い女の子がたっぷりと液汁に濡れながら、熱っぽい快楽の渦の中でトロトロに蕩けてゆくという、基本に非常に忠実なスタイルである故に、広い読者層にとって実用性が高い濡れ場となっているのも評価できるポイント。
HoneyTrap4_20101030135533.jpg大き目な瞳を歓喜の涙で潤ませながら、ふっくらとした柔らかボディを震わせるロリ系少女達の痴態は、描き文字の台詞でインパクトを付与しつつも、アヘ顔や露骨な見せ付け構図を排しており、あくまで甘くて幸せなセックスとして描いているのも作風にはよくマッチしています(←参照 十分にパワフルな性描写 連作続編「真夏のDoctor(仮)」より)。
それ単体でも魅力的な、ラブリーな童顔や小さめサイズの秘所に、十二分な液汁感を添加するのがエロ作画上の大きな特徴であり、肢体全体から豊かなシズル感が溢れてくるのも美点となっています。特に、ぷにぷにな頬っぺたを涙や涎が伝っていく陶酔の表情のエロティックさは前面によく押し出されています。
大事な人のために取っておいた処女であることを察して、導き手であるショタ兄貴君がヒロインのアナルのみに挿入する3連作の様に、処女を捧げるということが濡れ場において重要になる作品が多く、力強い挿入によって処女膜を破り、破瓜の血を流す姿は読み手の独占欲を喚起。ただし、少しだけ痛々しい表現なので好みは分かれるかもしれませんが、あくまで幸福なカタチで描かれるので嗜虐性に期待するのは×。
少々詰め込み過ぎな感がある画面構成ですが、逆に言えば情報量の多いエロ描写であり、中出しフィニッシュなどの重要なシーンで用いる大ゴマ~見開き絵にここぞでのインパクトが出ているのは悪くない点でしょう。

掲載紙の都合上、ぺたんこロリから巨乳美少女モノへと転向しましたが、基本的に陽性で前向きなスタイルはやはり不変であり、ロリ巨乳的なボディデザインやエロプレイにより適応を果たした4冊目と言えるのではないでしょうか。
個人的には、作劇面で過去と未来のつなぎ方が上手く、また姉妹ヒロインがそれぞれ可愛らしい魅力をたっぷり放っていた「愛しのDoctor(仮)」シリーズに終始ニマニマさせて頂いて、フェイバリットでございます。