Love-EroGirls.jpg西炯子先生の『ふわふわポリス 比留ヶ谷駅前交番始末記』(小学館)を読みました。倭漢道荒田井芙蓉子(やまとのあやのあらたえあらたいふよこ)さん可愛いよ倭漢道荒田井芙蓉子さんって、寿限無かよ!
凸凹婦人警官コンビによるほのぼのとした事件解決劇となっており、ニコニコしつつ読めましたな。ストーリー構築までふわふわとしており、ゆったりフェードアウトして終わってしまったのは残念なところでしたが。

さて本日は、BENNY'S先生の『らぶえろっ娘』(マックス)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『ぷるぷるっ娘』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
むにむに柔らかボディのお姉さん・美少女達に身も心もふんわりと包み込まれる激甘濃厚なラブエロが楽しめる作品集となっております。

収録作は短編11作+おまけ4コマ(2P)。1作当りのページ数は10~20P(平均19P弱)とコンビニ誌として標準か多少それを上回るボリューム。ところで、目次のページ数表記が間違っております(短編「一緒に走ろ!」p173は正しくはp191)。
ふわふわと柔らかい空気で包み込むシナリオはストーリー性がほとんどないため、漫画としての読み応えは乏しいですが、居心地の良さが非常に強く、またエロの質的・量的満足感も強めです。

【甘く優しいラブエロ空間に浸る幸福感】
作風的には、ここ数冊の流れと何ら変わる所なく、好きあう若い男女のラブラブチュッチュッを甘く柔和な空気の中で描きだすタイプ。
少年の性欲の暴走であったり、男女どちらかの嫉妬であったりと、ちょっとしたトラブルで痴話喧嘩を始めることもあるものの、不穏な雰囲気や愁嘆場へと踏み込むことは決してなく素直に仲直りエッチへと進展するため、読み口は終始軽く優しく仕上げられています。
76899d47.jpg男の子がちょっと意地悪であるケースもあるのは、井ノ本リカ子・BENNY'S組の描くラブエロ作品の特徴でもありますが、読み手に不快感を生じさせるようなことは避けており、男女双方に主体性を持たせた上で寄りそう二人のハピネスが高められていく流れも大変良好(←参照 短編「お天気なお姉さん」より)。
妹ちゃんやお姉ちゃんなどの近親系の作品もちょこちょこ登場するものの、作品構築は全作品でほぼ共通しており、ヒロインのキャラ性のみで変化を設けている印象が強いのは確かです。
オチまで含めて角というものがなく、恋と性が全て肯定され合う甘美な世界の構築力は抜群に安定してますが、悪く言えばここ最近の単行本を含めてワンパターンに陥りがちなのは、ちょっとだけ不安なところ。
その一方で、この幸せラブ空間の中で個々のヒロインのキャラクターをしっかり立てていく流れの良さによって、素直に作品に浸かれるため、読書の際にネガティブな単調さを感じることはほぼ無いでしょう。

【童顔爆乳な美少女・美女さんがメインのヒロイン陣】
ロー~ミドルティーンと思しき年下ガールから勤労女性なお姉様まで年齢層は比較的幅広いヒロイン陣であり、子供っぽいキュートネスがあるタイプとアダルトな色香がふわっと漂うタイプとが混在。
設定年齢とあまり関係なく、ちみっこい娘さんからそれなりの等身の女性まで高低がありますが、ぷにぷにと柔らかいお肉を全身にまとう肢体設計となっており、特に前者のタイプに関してはトランジスタグラマという言葉がピッタリです。
Love-EroGirls2.jpgこれまたマシュマロの如くふかふかもちもちと柔らかい爆乳と巨尻を備えている肉感ボディの持ち主が基本なのはいつもの通りですが、今単行本ではぺたんこお胸のロリキャラが2作に登場しており、ロリ色強めの可愛らしさはセックスアピール満載のキャラ揃いの中でよいアクセントになっています(←参照 短編「夏休み」より)。
キュッとしまったウェストに比して、乳尻のボリューム感が圧倒的に強いため、肢体のバランス感が良いとはやや言い難いのですが、女体のエロさで読み手を終始圧倒する作画となっているので、あまり余計なことは気になりません。
着衣エッチをある程度メインに据えており、学校の制服以外にも、女の子らしい柄のパジャマや髪留め、裸エプロンにスク水など、可愛らしい絵柄によくマッチする衣装がキャラデザインで採用されています。
10年オーバーのキャリア相応に絵柄は完成されており、華やかで柔らかい少女漫画絵柄に萌え成分を詰め込んだスタイルは、訴求層こそ広くはないものの濃厚なエロさと絡みあうことで独自性の強いアピール力を依然備えています。

【エロエロ体パーツの絨毯爆撃的描写で圧倒する濡れ場】
シナリオパートで恋の熱っぽさを十分に高めておいてから突入する甘ラブなエロシーンは、盟友・井ノ本先生のスタイルと全く同じ濃厚なエロさで読み手の思考を絨毯爆撃してくるストロングスタイルを相変わらず貫徹させています。
Love-EroGirls3.jpgまずはねちっこい前戯パートをエロのスターターとする手法が特徴的であり、登場頻度の高いパイズリや、ちっぱいさんも含めて桜色の先端をクリクリと弄り倒すおっぱい責めなどで、その柔らか爆乳を存分に堪能(←参照 短編「甘えんぼ!」より)。
この前戯パートにおいて、膣壁の襞の1つ1つを丁寧に描き込む様な非常に淫猥な女性器描写をよく生かしており、男性の舌や指の愛撫によって膣口がヒクつき、愛液がしとどに漏れ出てもじゃっとした陰毛まで濡らす様子の直接的な性欲喚起力は見事の一言でしょう。
ヒロイン自ら秘所を割り開いて男性の挿入を誘惑することで開始される抽送パートは、前戯パートではそれなりにあった男性の肢体の存在感を消失させ、蕩けまくるエロフェイスと、もちもちとした肢体、そして収縮する膣内を目いっぱい押し広げられた女性器をこれでもかと見せ付けてくる構図で畳みかけてきます。なお、彼女さんとの初エッチに至る場合は年上お姉さんも含めて処女揃いというのも、好きな方には嬉しい点でしょう。
Love-EroGirls4.jpg瞳がとろんと蕩け、口の輪郭は波打ち、紅潮した頬を喜悦の涙が濡らす官能的な表情はエロ作画における強い武器であり、そこから漏れ出てくる愛の言葉もいじましいオネダリ台詞もハートマークに収縮されていることもあって、幸福の甘さをしっかりと濡れ場全編に行き届かせているのも心憎いポイント(←参照 短編「会いたかった!!」より)。
前戯パートにおいて射精シーンを設けず、オーラスの中出しフィニッシュシーンまでじっくりとエロ展開を構築することもあれば、中出しを連続させる多回戦仕様を取ったりと、抜き所の作り方は作品によってやや異なりますが、どちらにしてもガッツリ使えるエロシーンであるのは間違いないでしょう。

読んで心地よく使って嬉しい、優良なエロ漫画作品ですが、井ノ本リカ子・BENNY'Sの両先生の間で作風に明瞭な差が失われつつあるのはちょっと残念で、おそらくポプリクラブの看板作家クラスとして求められているのがこの類なのは分かるのですが、それぞれ独自性をもうちょっと取り戻して欲しいのは確か。でも、これはこれで物凄く完成度高いんですよねぇ・・・(複雑な気持ち)。
それはさておき、管理人は美人で巨乳で優しいお姉さんに恋とエッチの手ほどきを受ける主人公が心底うらやましい短編「すきすき!!」と、低身長爆乳なキュート女教師さんと生意気少年の甘々ラブエロ模様な短編「はじめて先生」が特にお気に入りでございます。