LoveBite.jpgTVアニメ『パンティ&ストッキングwithガーターベルト』第3回「キャット ファイト クラブ・パルプ アディクション」を観ました。放送コードに引っかかったらしいですが、成程納得の「パルプ アディクション」でした。というか、隠せてないぞ!
前半の緊縛シーンといい、後半の妙な発言といい、今回はストッキング派な諸氏には嬉しい回だったのではないでしょうか?デフォルメ絵柄なのに妙に色っぽいですな、このアニメは。ところで、あのセクシー絵柄の変身シーンを省略しないで下さいよー(血涙

さて本日は、大嶋亮先生の『ラブバイト』(コアマガジン)のへたレビューです。仕草といい、アクセサリーといい、いい意味でちょっとビッチ感のある表紙絵のお姉さんが大層素敵ですな。
カラリと明るい雰囲気とちょっぴりウェットな感情の織り交ざる雰囲気の中で繰り広げられる美人さん達のがっつりファックを満喫できる1冊となっています。

LoveBite1.jpg収録作は、娼婦の役を演じることになった演劇部の先輩が懸命な役作りのためにセックスをしようと言い出したことから始まる珍騒動な長編「とある日の演劇部」全5話(←参照 事の発端 同長編第1話より)、父親の死去に伴う一家離散の果てに数奇な運命をたどることになった姉弟の関係を描く短編「MY SAD LOVE」+その前日談であるフルカラー掌編(4P)、および読み切り短編・掌編3作。
フルカラー掌編2本(共に4P)を除き、1話・作当りのページ数は18~40P(平均24P弱)と書店売り誌掲載作として標準的なボリューム。長編・短編を問わずストーリー面にも適度に読み応えがあり、また華やかなエロシーンにも適度なヘビィネスがあるタイプと評せます。

【セックス全能主義を排除しつつよく練られた作劇】
一家離散の際の姉との“約束”を裏切られながら、若くして社長に昇りつめた主人公がそのことを知らずに入社した姉をエロ調教する短編「MY SAD LOVE」、気付いた時には優しくてエッチな女神様のいる不思議空間に飛んでいた短編「君が見ていた」は、共にラストに“仕掛け”があるタイプであり、語りにやや舌足らずな部分こそあれ、最後にハッとさせられる印象を残してスパっと終わらせる作品構築はなかなかに鮮やか。
ビッチお姉さんな看護婦が貧乳至上主義者の童貞オタクを無理矢理更生?させる掌編「ツン看」や、旅先で知り合った外国人女性との一夜のラブエロ逢瀬を描く短編「サマー・エモーション」などの快楽至上主義的な作品にしても、変に甘ったるい空気やセックス全能主義的なご都合展開をあまり介入させません。セックスは男女ともに気持ち良い行為でありつつ、それ以上でもそれ以下でもなく、登場人物間の関係に決定的な影響を及ぼすものではないという、カラッとした割り切り方が非常に好ましく映るシナリオ運びになっているのは特徴的でしょう。
最初は本当に役作りのための勉強であったセックスが、彼女に一途な恋をしていた主人公がその行為をキッカケとして他の女性からアプローチをかけられる様子に、嫉妬と戸惑いを先輩が覚えてゆく長編作は、これまたベタなラブコメ展開を一度ひっくり返した上で、青春ラブストーリーへと綺麗にシフトチェンジ。
LoveBite2.jpg主人公に想いを寄せる幼なじみの女の子の登場以降は、主人公を相手から奪おうと熾烈なトライアングル・ラブが繰り広げられることになるのですが(←参照 どちらを選ぶのか 長編最終第5話より)、安易な両手に花エンドを敢えて選択しなかった真摯なその決着も含め、ドタバタ模様の楽しさよりも三者の真剣な愛情の交錯劇としてしっかり描かれている印象が先行しています。
この展開の中において、色恋沙汰や3Pセックスでの競い合いといった要素だけでなく、登場人物達の“演劇部としての活動”も同時にきちんと描かれているのは好印象で、あくまで通常の学園生活における一つの要素として若い性愛が扱われている点は、セックスとその快楽を至上の命題とする現在のエロ漫画的スタンダードに対してユニークな点。それ故、この恋愛対決に敗れた一方のヒロインにも、友人関係の中での“救い”が与えられることに違和感がありません。
序盤におけるヒロイン側の恋愛感情の成長にやや描写が不足している感もありますが、役者としての過剰とも言える熱心さの訳が明かされ、それが二人の恋愛によって柔らかく包み込まれるラストも非常に好適な作りになっており、いずれの作品においても派手な要素こそないながらよく練られた作劇を施していると言えるでしょう。

【もちもちとしたおっぱいが備わるモデル体型美人】
長編作では、美人な先輩・気心知れた幼なじみをメインヒロインとしつつ、そこに脚本担当の女の子もエロに絡む女子高生ヒロインで統一されている一方、短編・掌編群では外国人女性や秘書さん、看護婦に土地神様と多様でありながら成人クラスの美女さんが勢揃い。
よって年齢層には幅があるのですが、基本的には清潔感もありながらアダルトな色香を濃い目に香らせるキャラデザインになっているため、ティーンガールに美少女的な可愛らしさをお求めな方にはやや不向きですが、セクシーな美人が好きな方には垂涎のタイプ。
7e2a5394.jpgしっかりとした骨格と筋肉の上に柔らかい体脂肪を適量まとう肢体は等身高めのスラッとしたものとして描かれ、十二分の量感を誇る乳尻がそこに備わりながら全体の均整がしっかりとれているモデル体型は非常に目立つ特長になっています(←参照 おっぱいも素晴らしいですが、腹筋・背筋の描き方にも注目されたし 短編「サマー・エモーション」より)。
よく締まった肢体でありながら、体の表層の柔らかさはよく描出されており、もっちりとした質感のバスト&ヒップを鷲掴みしたり挟んだりなシーンの幸福感はエロ的に魅力的な要素。
女性キャラの顔面の描き方に関しても、睫毛やリップの描き方にセクシーさがあるタイプであり、アニメ/エロゲー絵柄的なキャッチーネスを多少有しつつも萌え系統の要素は排されています。
細部まできっちり詰められた描き込みも丁寧な絵柄は程良く洗練されており、初出時期に3年ほどの幅がありながらそれ程絵柄にブレを感じないのは安心できる材料の一つでしょう。

【綺麗なお姉さん達が熱っぽく乱れる官能絵巻】
シナリオを適切に進行させつつ、エロへの流れをスムーズに形成しているため、エロの量的な満足感は十分であり、多回戦仕様をデフォルトとしているため、抜き所もそれなりに豊富。
綺麗なお姉さんタイプのヒロインが、セックスの快楽に乱れまくるという変化そのものが煽情性の中核を担うタイプであり、セックスにおいて概ね主導権を握るヒロイン達が積極的に更なる快楽を求めていく熱情的な痴態に一定のパワフルさがあるのが美点でしょう。
トロンとした瞳の表情でヒロインがパイズリやフェラを行う前戯では、彼女達の綺麗な顔に白濁液をぶっかける様子でまず1回目のエロの盛り上がりを形成しており、艶っぽい唇や舌に精液が絡みつく様が大層エロティック。
無毛の大陰唇がぷっくりとした股間にち○こを挿入して開始される抽送シーンは、女性キャラの豊満セクシーボディの柔らかさを全身で甘受しつつ激しい抽送を加えるアグレッシブな描写となっており、ヒロインの歓喜の表情と嬌声によって画面を彩りつつ両者絶頂の中出しフィニッシュへと切れ目なく官能性を積み上げていきます。
LoveBite4.jpgエロ作画においては過去の作品と近作の間に明確な進歩が認められ、特に小~中ゴマの連発に依存しがちなページ構成から中ゴマを多く配置しながらコマぶち抜きの女体でインパクトを増大させたスタイルへの変更は見事に成功している感があります(←参照 現状での手法の一例 長編第3話より)。
また、直接的なエロ台詞やぶるんぶるんとした乳揺れなど、アタックの強いエロ演出を施しながら、絵柄そのものが持つ落ち着いた色香が失われないのも長所であり、ガツガツとした恋と性への欲望が渦巻きながら下品さや過度の濃厚さがないのも特徴的な要素と感じます。

シナリオ・エロ共に嫌味にならない巧さがあるタイプであり、読んで面白く抜き的にも信頼性がある作品集と言えます。長編作で私的フェイバリットキャラな菅野先輩がエロに絡まなかったのは大変残念ではございますが・・・(狂言回しとしてはある程度重要な役割を果たします)。
まとまりのよい長編作も大好きですが、敢えて1作チョイスするなら、金髪褐色肌なスパニッシュ美女と情熱の一夜を共にする短編「サマー・エモーション」に愚息が大層お世話になりました。