CanChuHi.jpgTVアニメ『世紀末オカルト学院』第9話「雪のあかり」を観ました。相も変わらず頼りない文明ではありますが、文明と美風さんの関係にジェラっているマヤ嬢がなかなか可愛いところ。
今回は流石にギャグオチは避けてしっとりとシリアス調でラストまでいくのでしょうかね?オカ学ならなんでもアリな気はしますが。それはともかく、徐々に12話で完結できるのか心配になってきました。

さて本日は、羊乃先生の『かんちゅ~☆はい!』(コアマガジン)のへたレビューです。作家としてのキャリアはそれなりにあった方だと思うのですが、コミメガ系列の収録作がついに十分量に達した様で嬉しい限り。
妙にほのぼのしている分、余計に禍々しい印象のある独特な話し回しと、ロリっ娘ボディを容赦なく蹂躙するハードなエロが強烈な1冊となっています。

2d099939.jpg収録作は、お兄ちゃんラブな妹達の真心は何のそのできっついお仕置きとエロ悪戯を敢行する駄目兄貴を描く連作「ぶらみずっ」「あなぁきぃ」(←参照 お勉強を教えて貰うハズが 「ぶらみずっ」より)+その後日談?なフルカラー掌編「いもーとびきにっ」(4P)+ツンツンした態度からすっかり従順になった妹みさきちゃんのその後を描く描き下ろし掌編7P、および読み切り短編7作。
フルカラー作品と描き下ろし後日談を除き、1話・作当りのページ数は短編「ぶらみずっ」(24P)以外は全て20Pと中の下クラスのボリュームで固定。良くも悪くも読後の余韻を植え付けてくるタイプの作劇であり、ハードなエロの量的満足感の強さと併せて、相応の読み応えのある1冊と感じます。

【ほのぼの成分とダークネスとの危険な化学反応】
タイトルのフォントの丸っこさやカラフルな色彩を持つ表紙絵、および帯の訴求文からコミメガ系らしい妹ちゃんとの楽しいラブコメを想起される方もおられるでしょうが、さにあらず。
シナリオの大筋としては、愛くるしい妹ちゃん達が駄目兄貴の悪戯やお仕置きに翻弄されて困ってしまうものの、ほんわかとしたゆるいオチで何となくハッピーエンドにしてしまうといったスタイルであり、作品の構築は結構カジュアルな印象があります。
CanChuHi2.jpgしかしながら、この“悪戯”や“お仕置き”が肉体的・精神的にかなり酷いものであるのが特徴であり、妹の好意を逆手に取ってセックスに無理矢理持ち込んだり(連作前編「ぶらみずっ」)、妹を担任教師や書店員に強姦されるように仕向けたり(短編「JS」)、挙句の果てには彼氏君のためにとっておいた処女を強奪して彼氏君との恋路も破壊したり(←参照 短編「おいもっ」より)と、それらの行為には一定の陰湿さも伴うことには要注意。
お嬢様ヒロインを拘束・監禁・凌辱・調教というストレートに過激性の強い短編「Kidnap大作戦」の様に、凌辱側の動機・意図が明確にされているケースもありますが、さも当り前のことの行為であるかのように妹ちゃん達を窮地に追い込む兄貴連中が多め。また、不自然なまでに平穏な空気で作品が貫かれているために、それらの異常性を指弾する存在も描かれないので、これが彼ら彼女らの日常と無理矢理に納得させられるのが面白い点です。
ラブい雰囲気は希薄でありため、優しく甘い兄妹モノを期待する方には勧め難いですし、逆に凌辱モノとしての悲劇性や陰惨さも奇妙なほのぼの感によってかなり減衰させられるため、ヒロインを地獄の底に叩き込む凌辱エロを愛する諸氏にはパワー不足と映る可能性が高め。
その一方で、読み手の負担を軽減することを目論む、いわゆる“ヌル凌辱”(攻撃性がそこまで強くない凌辱エロの意)とも微妙に雰囲気は異なっており調教・凌辱エロの過激性や禍々しさと日常劇のまったり感が、相互に調和することなく混在しているかのような作品構築はかなり個性的と言えるでしょう。

【一桁~ローティーンのキュートなロリっ子達】
表紙絵の女の子の胸で名札が跳ねている通りに、登場するヒロインはランドセルを背負っている世代が基本であり、メインは小○生中学年クラス&上限は中○生クラス。
なお、表帯の訴求文にある通り、妹モノ(義妹含む)がメインであり、お嬢様学校におけるエロ指導な短編「おべんきょしましょ」と上述の監禁凌辱モノの短編「Kidnap大作戦」を除けば、兄妹相姦模様を描く作品が揃っています。
仔犬系の従順娘からツンツンと反抗的な態度を取る子、元気いっぱいのスポーツ少女まで、妹キャラには一定の幅がありますが、お兄ちゃんが大好きなことは共通しています。まぁ、そんな恋心を利用する極悪な兄貴もおりますので、兄妹ラブの甘酸っぱさはラストでちょっぴり味わえる程度に留まっています。
肉付きの薄い胸部とぽっこり膨れたいわゆるイカ腹な腹部が組み合わさった体幹に、華奢な手足が伸びるCanChuHi3.jpg肢体描写は適度なロリプニ感もありながら、肌にうっすら浮き出る肋骨や鎖骨のラインなどが妙な生々しさを付与(←参照 短編「つゆだく・とれーにんぐ!」より)。キャラによっては、このロリロリしいボディに特大サイズのロケット型おっぱいを装備させることもあり、その様な点も含めて、萌え成分とドギツイ官能性とがピーキーなバランス感覚で組み合わされている印象があります。
薄めのグレースケールで妖しい光彩と陰影を付けられた柔肌の描写も、ややプラスティキィーでクドさもありながら、各コマの絵適度な濃密さを生み出しています。また、そのようなスベスベな肌にピッチリ張り付く水着やレオタード、スパッツなどの衣装チョイスが為されているのも○。
初出時期がそう広くないにも関わらず、絵柄には作品間でバラつきが認められ、表紙・裏表紙と同質である近作のクオリティを単行本通して望むのは避けるべきでしょう。とは言え、萌え色の濃いアニメ/エロゲー絵柄としての口当りの良さそのものは古めの作品でも共通しています。

【ハードなプレイと過激なエロ演出が目白押し】
作品冒頭からヒロインの幼いボディをねっとりとまさぐる悪戯シーンを開始させる場合もあり、それらのシーンも含めてエロパートは十分量が提供されています。
いざエロシーンとなればちみっこいヒロイン達に対する情け容赦のない強烈プレイが展開され、陥没気味の乳首やまだ皮かむりな淫核への各種道具による責め、前後の穴への異物挿入や拘束しての鞭打ち・スパンキング、ゲル状物質の浣腸などでロリっ子達の心身を蹂躙していきます。
加えて、スカトロ要素が強いのもエロに関する特徴であり、浣腸された挙句に皆の目の前でレオタードの中に大量脱糞したり、クリへの集中的な責めに絶頂を迎えて小水をお漏らしたりする様は(特に後者は)かなりえげつないので、苦手な方は要注意。
CanChuHi4.jpg各性感帯を徹底的に攻め立てられ、痛みとない交ぜの凶悪な快楽に圧倒されるヒロイン達は、既に言語とならない絶叫と白痴じみたアヘ顔を晒す存在となり果てており、オチで救われるとはいえ、その“壊れた”如き痴態は読み手の嗜虐欲を強く喚起してきます(←参照 絶頂&脱糞 短編「JS」より)。
また、ヒロインのちっこい四肢をがっちりホールドして、こちらの望む体勢を無理矢理取らせる様な描き方をしていたり、快楽で脳髄まで呆けたロリっ子に恭順の宣言をさせたりと、これまたサディスティックな演出が多めです。抽送パートにおいても、乳首や淫核への執拗な責めをストップせず、激しい抽送と加えてヒロインをアクメに導いてがっつり中出しのフィニッシュへと盤石なエロ展開を誇ります。
小ゴマの使用頻度が高すぎて見た目が雑然としたページがあったり、視点を引いた構図で作画が抜けていたり、複数のエロシチュを1作に詰め込み過ぎていたりと、エロ展開・エロ作画には硬さ・不安定感を感じさせる部分もあるのですが、ラブリーなヒロインが滅茶苦茶にされるという強烈さで一点突破出来ている感もあり、ロリ属性があるなら信頼の置ける抜きツールとなるでしょう。

普段は最大公約数なラブコメ・エロコメに注力しているコアマガジンが時々世に送り出すエッジの効きまくった作家(例えばF4U先生やあしか先生など)と感じる魅力があり、陰陽を判じ難いビミョーな読後感が大変印象的。
個人的にはアイドルな妹トリオと4P&その内一人にはいかついバイブでアナルを徹底的に蹂躙なお仕置きを加える短編「まい・まいん」と、大人しい日焼け娘な姉と生意気な妹とのキャラの対比が好ましい連作が特にお気に入りでございます。