PinkNoise.jpg大和田秀樹先生の『機動戦士ガンダムさん』第6巻(角川書店)を読みました。なんか、今回単行本の半分ぐらいがガンダムはじめて物語de,
基本の四コマがほとんど無いんですが・・・。
まぁ、これはこれで面白いしですし、制作進行の草刈さんが大層キュートなのでよろしいかと。あと、非実在原作者な矢立肇がキャラ化された上に、素敵にイヤな奴なんですが、いいですかね、コレ?(笑

さて本日は、Noise先生の『ももいろノイズ』(茜新社)のへたレビューです。なお、先生の前単行本(初単行本)『Loliplex!』(同社刊)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
エッチ大好きで愛らしいロリータ少女達との平和で穏やかなラブエロ模様が楽しめる作品集となっています。

PinkNoise1.jpg収録作は、委員長選挙で相手を出し抜こうとクラスメイトや担任へのエロサービスを競い合うロリっ娘2名な連作「Election!」「2nd Election!」(←参照 クラスの男子の票集め 連作前編「Election!」より)、および独立した短編10作。
フルカラー作品である短編「夏休み」および「Election!」(共に8P)を除き、1作当りのページ数は14~24P(平均18P弱)と書店売り誌としては標準を下回るボリューム。どちらかと言えばエロメインの作りであり、あさっりとしたストーリーテリングも含めて軽めの読書感でまとまっています。

【エロに興味津々なロリっ子との日常劇】
作風に関しては、それぞれユニークなキャラ立てを為されたキュートガールズの魅力を核としたラブコメ・エロコメ作品群がメイン。
LO編集部の某編集氏の擬人化キャラであるSちゃんが転校先でいじめをしかけてきた男女トリオを、そのふたなりち○こ&ま○こで返り討ちにして足腰立たなくなるまで蹂躙する短編「となりのSさん」のみ凌辱系ではありますが、あくまで楽屋ネタとしての楽しさが上回っています。とは言え、LOの熱心な読者層以外にはおいてけぼりを喰らわせる要素なので評価は多少分かれるでしょう。
PinkNoise2.jpgトンデモな理由でおこちゃまボディにアンチエイジングしてしまったママンや不老の人外美少女といった例外もおりますが、思春期真っ盛りで性に対する興味まんまんな少年少女が登場する日常劇が基本であり、彼ら彼女らのピュアな性欲が物語を牽引しています(←参照 彼氏君が堅物で 短編「とある弟の彼女のお話」より)。
なお、嬉し恥ずかしなラブラブ初エッチといった作品もある一方で(短編「ステレオタイプ」など)、恋愛感情の描写は希薄な作品が多く、幼い欲望が駆動する作劇としての微笑ましさがある一方で、恋愛モノとしての幸福感や充足感はかなり弱め。また、状況の説明を冗長なモノローグや台詞回しに依存し過ぎるテンポの悪さも一定の減点材料。
加えて、フェードアウト気味のオチも含めて、ヤマなし・オチなし的な作劇になっており、悪く言えば前単行本に比して作劇のぬるさに拍車がかかった感もあります。とは言え、この平和で楽しい世界にゆったり浸かるには好適な作品構築であるのも確かです。
この手のまったりとした雰囲気の作品は、コメディにしてもシリアスにしてもエッジの効いた作風が目立つLO本誌で読む際には一服の善き清涼剤となる一方で、単行本単位として読むには少々しんどさも個人的にはありました。

【フルフラットさんからお手頃サイズなおっぱいさんまで】
登場するヒロインは小○校高学年~中学生クラスのローティーン達であり、上述した年増&年齢不詳組も体型的にはロリっ娘として描かれているのでご安心を。
寝顔はエンジェルなのに起きている時は超不機嫌フェイスな妹ちゃん(短編「ももいろ寝息」)や、溢れ出る恋心と変態性欲がノンストップな女の子(短編「Blind Love!」)など、個々にユニークで楽しいキャラ造形が為されているのは今単行本の強みでしょう。
PinkNoise3.jpg体型描写にはキャラによってバラつきが認められ、低等身ボディでぺたんこお胸なロリ色の強い女の子から、比較的等身高めび体幹にぷるぷると震える小ぶりな膨らみが備わる思春期真っ盛りなタイプまで登場しています(←参照 なかなかの膨らみなおっぱい 連作後編「2nd Election!」より)。
いわゆるロリプニ的な柔らかい質感は乏しいタイプであり、肉付きの弱い肢体の凹凸を表現するかすかな陰影の表現には妙に生々しい背徳感があります。
その意味において、キャッチーな可愛らしさの中にある生々しさや泥臭さで官能性を生み出す絵柄であるので、表紙絵の様な如何にもな萌え系絵柄を期待して本を開くとがっかりする可能性があるので相当の注意が必要です。初出時期が集中している割には、絵柄のバラつきも大きく、キャラ造形や絵の質感が安定しないのは最大の難点。
邪推すれば、前単行本の表紙絵が中身の絵柄の良さを上手く伝えきれていなかった感があるので、今単行本の表紙は近作のキャッチーな絵柄で敢えてプッシュしたのではと考えているのですが、流石にこれはちょっと・・・という後味の悪さはあります。

【ヒロインのスベスベボディを徐々に快楽で染めてゆくエロ展開】
良くも悪くもルーズな作劇である分、濡れ場への進行は軽快であり、個々の作品のボリュームはあまり多くない一方で、エロシーンの量的満足感は平均水準をクリア。
睡姦やアナル弄りなどの絡め手を投じるケースもありますが、基本的に性器同士のがちんこ勝負でひたすらに押しまくるエロ展開であり、男女双方が互いの快楽を高めあいながら絶頂へと昇り詰めていく様をエネルギッシュに描出していきます。
その一方で、エロの組み立て方は前戯→抽送→フィニッシュという定石を敢えて踏襲しない作品が多く、まずはピストン運動で中出ししてからお掃除フェラを強要したり、フェラの後から再挿入につなげたりと、エロシーンの各パートの連結の仕方には程良い工夫がなされています。
d5d5d5de.jpg瞳や口を大きく開いて歓喜の嬌声を上げる割合にアタックの強い表情づくりなどもしていますが、ヒロインの可愛らしさを常に殺さない様に攻撃性が調整されているのも好印象であり、またヒロイン側のいじらしい台詞回しなども読み手の保護欲を征服欲を同時に刺激(←参照 短編「Birthday Party」より)。
陰唇や淫洞の襞もあまり発達していない未成熟な秘所の描写は質が高いものの、あくまでヒロインの美しく輝く肢体をこそ見せる作劇であるため、性器描写の量を求めることは避けるべきでしょう。
ハートマーク付きの絶叫系から説明系エロ台詞まで、ヒロインのキャラ性によって異なるエロワードを叫びつつ、膣内に白濁液をたっぷり出されれば、結合部から吹き出したそれが白いお腹も染めてゆくフィニッシュとなっており、抽送パートの“タメ”が比較的長い分、抜き所としてパワフルになっています。

作劇・肢体描写・エロ演出などの面において、これといって特異な部分は多くなく、レビュアー泣かせではありますが、それぞれLOの方法論の平均値を上手く捉えている感があり、読みの安心感にもつながっていると言えるでしょう。
2冊目にして絵柄の安定化にはまだ苦労されている様なのがちょっと頼りない部分ではありますが、作品の発表ペースはLO作家陣の中では優等生組なので、今後もバリバリ描き続けてレベルアップを図って頂ければいいなと思います。