Pandra.jpgうはっ、今日気付いたんですが、皆大好き萌え系ミリタリー雑誌「MC☆あくしず」の公式ブログで当ブログを紹介頂いていました。このムックを創刊号から買ってる僕には過ぎたるご褒美。
速水螺旋人先生のイラスト集の関係で紹介頂けたというのも嬉しいところです。しかし、ということは、シャルちゃん&ゼナちゃんコンビもこのブログを!?はぁはぁ(←駄目人間

  さて本日は、エレクトさわる先生の『PANDRA』(キルタイムコミュニケーション)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『せめ❤ちち』(茜新社)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
奥行きのある世界観に支えられたダークファンタジーの醍醐味とこってり濃厚な汁ダクエロを満喫できる1冊となっています。

Pandra1.jpg  収録作は、魔法学園に眠るとされる秘宝“パンドラの箱”を求めて現れた白髪の美少女が、鍵となる人物を襲って支配し、秘宝を封じた迷宮へと至らんとするタイトル長編第1話~第7話(以下続刊;←参照 生徒会長を襲撃 同長編第1話「浸食開始」より)、および短編「淫術の館 Zero」。
この短編作は『淫術の館』(キルタイムコミュニケーション)に収録された同名の中編の前日談であり、また長編作ともストーリーの関連性があるため、本作を楽しむ上では該当単行本の読了を強くお勧めします。
  単行本宣伝用であった(と記憶している)短編作は10Pに留まりますが、長編各話は22~26P(平均24P)としっかりとしたボリューム。肉感ボディのヒロインが白濁液塗れになりながら快楽に咽ぶエロの存在感が強烈ですが、作劇についても適度な重厚感のあるドラマに仕上がっており、非常に読み応えのある1冊になっています。

【堅牢に構築された本格派のダークファンタジードラマ】
  アンリアルにおけるここ最近の長編重視指向もあってか、2巻にまで続くダークファンタジーのドラマは、凌辱シチュの積み重ねを的確に図ると共に、登場人物達の過去の因縁をもストーリーに絡めた本格派の構成になっています。
パンドラの箱の情報を得るため、学園関係者をその触手の毒牙に絡めてゆく中盤までの展開は、やや単純ではありますが、この間にも伏線を張り巡らせ、白髪の少女が秘宝を追い求める理由や彼女の“寂しさ”と”憎悪”などを徐々に明らかにしていきます。
Pandra2.jpg策を弄して終に迷宮に辿り着いた彼女に、迷宮は彼女の求める父親が魔の道に堕ちることになった惨劇を見せ、彼女に巣食う“憎悪”の短所を明らかにし、ここにおいて「淫術の館」とのストーリーの連結が為されます(←参照 魔女狩りの時代 長編第6話「迷宮ラビリンス、魔女の親子」より)。
  この様に時間軸を長く取った世界観でありながら、話に分かり辛さがないのもシナリオ調節に優れている点であり、各エピソードが有機的に連結されて一つの大きな物語を形成してゆく一種の高揚感も魅力の一つでしょう。
単行本1冊にまとまらないことに不満を感じる方もおられるかもしれませんが、孤独な主人公に一時の安らぎを与えてくれたクラスメイトの少女が、再び非常に重要な役回りとして再登場し、これまでのヒロインの行動の基盤を大きく揺るがすことになる巻末第7話の切り返し方は見事の一言。
  十分なインパクトを放つこの展開によって、作品の続きに対する興味を強く喚起させており、単行本跨ぎの長編ドラマの1冊目として非常に良好なプロダクションと言えるでしょう。

【柔肉をたっぷりと震わせるファンタジー系ヒロインズ】
  自らも高い戦闘能力を有し、触手やマッチョメンを使役する主人公“白き触髪の姫”(別名シロちゃん)はエロシーンにおいては攻め手であり、エロシーンの中核を為すのは単行本の表紙を飾る学園関係者達。
雷撃使いのツンデレツインテール委員長、おっとりとした性格の一角獣ガール、お色気たっぷりの学園秘書で魔女なお姉様などに加え、過去エピソードの回想では、シロちゃんに返り討ちにある女剣士や祖母に当る優しい魔女など、ファンタジー世界らしいヒロインが揃っています。
主人公であるシロちゃんの設定・内面に作品展開と共に踏み込んでいく一方で、惨劇の犠牲となる魔女(シロちゃんの祖母)を除いて各女性キャラは割合“ヤラレキャラ”的なポジションに位置しており、明確なキャラ性に優れる分、少々勿体ない感は残ります。
  ロリキャラから熟女まで何でも上手い作家さんですが、今単行本はハイティーン級の美少女達と、20代後半~30代半ば程度のアダルト美人がメイン。
Pandra3.jpg  比較的等身高めのキャラ造形ですが、スレンダー指向よりも肉感ボディ指向であり、巨乳~爆乳クラスのもちもち柔らかおっぱいと存在感たっぷりの下半身周りは圧巻。また、年長キャラに関しては、その熟れきったボディのだらしないお肉がたぷたぷと揺れる様が大層煽情的(←参照 長編第7話「覚醒、暴走 そして少女は真実を知る」より)。
  アングル変化などによりキャラ造形の一貫性が微妙にぐらつく作画の不安定感はありますが、さして強い減点材料ではなく、表紙絵と同質の絵柄を単行本通して味わえます。

【快楽と白濁液に溺れる濃厚エロ】
  シナリオ進行に十分な分量を割きつつ、エロシーンもたっぷりと用意したエロ漫画として優秀な作品構築となっており、そもそもこってりとした濡れ場を十二分な尺で堪能可能。
  快楽によって相手を屈従させるというコンセプトが非常にハッキリしたエロシーンであり、苦痛描写こそ希薄ではありながら圧倒的な性感によって身も心も相手に支配されていく一種の悲壮感は読み手の嗜虐欲を強く刺激してきます。
凛とした美少女や清楚で優しい熟女さん達が、大量の触手や肉棒に全身を蹂躙され、粘度の高いドロドロの精液を大量にぶっかけられてアヘ顔を晒す様は、日常シーンとの落差を強烈に叩きつけており、十分な尺で描く分、エロとしての攻撃性に切れ目がないのも美点。
3ad4fc35.jpg  リズム感はガン無視ではありながら、ヒロインの口から連呼されるハートマーク付きの白痴系長台詞や、諸所で投入されるアヘ顔、浅ましくち○こを上下の口で求める媚びの様子など、ヒロインが快楽によって“壊れた”様を容赦なく連続させてくるスタイルも非常に強烈です(←参照 敗北の女戦士 長編第5話「白き触髪の姫」より)。
前戯パートから徐々に盛り上げて、挿入、ピストンの後にフィニッシュという一般的なエロ展開を、ジャブを積み重ねてフィニッシュブローを放つスタイルに例えるならば、エレさわ先生の描くエロシーンは冒頭からヘビィなストレートをガツガツと連射する強力無比なスタイルであり、最初から最後ま抜き所と言っても過言ではないでしょう。
  既に各種淫液によってパックされているヒロインの肢体の、中も外も白濁液でたっぷりとコーティングするフィニッシュシーンは、子宮に注ぎ込まれる白濁液を描く断面図等も絡めつつ1Pフル~見開きページでガツンと提示されており、高い攻撃性と密度を誇る濡れ場の締めとして的確な抜き所として機能しています。

  話としての面白さとエロとしての強烈さがしっかりと両立されている長編作であり、風呂敷をしっかりと広げている分、むしろ1巻でまとめずに複数巻構成として作家さん・編集側の英断を高く評価したいところ。
ただでさえ、新刊発売ラッシュで腎虚気味な管理人ですが、トドメと言わんばかりに本作にはすっかり吸いつくされた次第です。お勧め!