MilkPartners.jpg竹下けんじろう先生の『釣り屋ナガレ』第7巻(秋田書店)を読みました。鳴り物入りで登場した割にあんまり目立たないなと思っていた金髪娘・リズィさんですが、巻末話でとんでもない発言を!
魚の引き味であろうと魚のお味であろうと、快感を感じればょぅじょさんから美女まで素っ裸になる本作ですが、誰がゴージャスに修飾された中年男性の全裸姿を見たいと言うのだ!いやー、笑わせて貰いました。

さて本日は、あかざわRED先生の『みるくぱぁとなーず!』(マックス)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『じぇらしっくぱぁく』(同社刊)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
キュートな小悪魔系ロリっ娘達が元気よく動き回るラブラブ&エロエロな空間に浸れる作品集となっています。

MilkPartners1.jpg収録作は、巨乳好きで妹ラブな男性教師が赴任したクラスで妄想特急ガール・あやかちゃんなどの級友たちが引き起こす恋の空騒ぎな中編「Be-class」全4話(←参照 あやかちゃんの誘惑 同作第1話より)+男性教師とその妹の過去エピソードな短編「いつもそこにいる」、スマートフォンを注文したらロリキュートな女の子型携帯が登場して~な中編「ぱけほーだい!」全3話、一桁ツインテな美少女双子といけないお遊戯な「ないしょのつんいてーるず!」シリーズ2本+フルカラー掌編1本。
フルカラー掌編「ないしょのついんてーるず!おにいちゃんのばあい」(4P)を除き、1話当りのページ数は16~26P(平均20P強)とポプリクラブを初出とする作品が多いながらも、標準的なコンビニ誌掲載作よりもボリューム感は強め。
ストーリーとして締まった感じはほとんどありませんが、続きモノが多い分、各作品の賑やかな雰囲気を十分量楽しめるのは美点であり、エロの量的満足感も強めになっています。

【テンションの高いコメディで進行する萌えエロ系作品群】
作風に関しては、キュートなヒロインは勿論のこと、愛すべきお馬鹿な男性キャラも含めた登場人物達の魅力で牽引する楽しいラブコメディであり、ポプリクラブらしい萌えエロ系として高い安定感を備えています。
概してエロに対して積極的なロリっ娘達の姿は、いかにも平和で甘いエロ漫画的ご都合主義ではありますが、読み手の「こんな状況ありえないよなぁ」という意識をコメディパートの楽しさにつなげ、「でも、あったらいいよなぁ」という意識をエロの幸福感に直結させる雰囲気のコントロールは信頼感を揺るぎないものにしています。
特にヒロイン側のハチャメチャな言動を中心にして、勢いで作品を進展させており、上述したご都合主義さをあまり意識させないのも上手いところですが、その分、シナリオパートがあまり頭に入ってこないため、続きモノとしての旨味には相変わらず乏しいタイプ。
MilkPartners2.jpgまた、ロリコンである主人公が自分の性癖を打ち明けながら、単行本の(初出時はコミックLOの)読者に同意を求めてくるなど(←参照 「ないしょのつんいてーるず!おねえちゃんのばあい」より)、ギャグ調ではあって面白さの方が優先されているとは言え、妙に熱い主張がすんなりと飛び出てくるテンションの高さは強い武器でしょう。
加えて、言葉遊びやアニメ/ゲーム関連の小ネタなども豊富に投入されているのも、台詞回しのテンポの良さ、および作品の楽しい雰囲気を高めています。
しょーもないギャフンオチか、やや無理やり気味に畳んでいる感もありますが、ロリっ娘と平和に結ばれるハッピーエンドのどちらかで話の幕を下ろしており、ロリエロ系としての背徳感や暗黒面を徹底的に封殺したまま、幸せな読後感のみを残してくれます。

【今回はガチペドも投入なキュートロリータガールズ】
コンビニ誌であるポプリクラブではロリータ娘は“明示”することが難しく、設定上はミドルティーンと思しき制服美少女であったり、携帯電話の擬人化娘であったりします。また、年齢に見合ったお姉さん的なヒロインや童顔と低い身長に見合わぬ爆乳をお持ちな妹ちゃんといったキャラも混在しています。
MilkPartners3.jpgとは言え、ロリ色の強いぺたんこ娘達が中核を担っているのは今単行本でも不変であり、“省エネ光学式静動タイプ”の略称に置いて“省学静”(しょうがくせー)である携帯擬人化娘を登場させたりと(←参照 省学静なら仕方ないな! 中編「ぱけほーだい!」第1話より)、その涙ぐましい工夫と努力には頭が下がります。
その一方で終に我慢の限界が来てしまったのか、コミックLOで描いた連作「ないしょのつんいてーるず!」は、作中に登場する年齢からすると完全にペド級の双子ヒロインを投入しており、読み手によってはその設定に若干引く可能性も考えられます。
最先端な萌え系絵柄でかっちりとキャラクターが固められている分、ペド的な造形の“危険性”を幾重にも甘いキュートネスで包みこんでいるので、その毒性に即効性はないのですが、個人的に意外なヤバさは感じました。その一方で、コミカル展開でその辺のダークネスは上手く払拭されているわけですが。
この双子以外に関しては、比較的等身が伸びたロー~ミドルティーン程度の体幹にちんまいお胸と細い手足、ぱっちりお目々のキュートフェイスを装備させたキャラデザがメインであり、ょぅじょとしての愛らしさよりも成長期な思春期ガール達の快活さがより前に出たキャラデザも多い感があるので、自身のご嗜好とよく相談されたし。
なお、今単行本でも登場する伝家の宝刀・“ニーソ中出し”に示される通り、ロリっ子ボディにぴったり貼りつく、ニ―ソックスや水着、スパッツやブルマといった衣装をエロシーンにおいても、脱がせたり破いたりすることなく、存分に活躍させるスタイルも魅力的です。

【ロリっ子達と快楽で朦朧したりされたりなエロシーン】
大まかに分類すれば、従順な仔犬系ヒロインと悪戯好きな小悪魔系ヒロインに大別されるヒロインズがそれぞれ異なるタイプの痴態を見せてくれる濡れ場は十分に長尺であり、ロリ属性はあるならば非常に強力な抜きツール。
前者の女の子であれば、男性キャラの導きによって徐々に快楽に染め上げられてトロトロに蕩けてゆく様が、後者のタイプのヒロインであるならばやはり快楽に甘く蕩けながらも悪戯っぽい笑みで男性キャラをリードしていく艶態が、それぞれ読み手の嗜虐欲・被虐欲を軽く刺激してきます。
加えてキャラクター性によくマッチしたエロ台詞がそれぞれ用意されており、ハートマーク付きの甘いラブエロ台詞を乱舞させたかと思えば、別の作品では男性キャラを軽く詰りながら卑語・猥語で羞恥心を煽ってきたりと、日常シーンと同様に台詞回しの秀逸さがよく光っています。
MilkPartners4.jpgまた、前述した通りにエロシーンにおける各種着衣の利用は特筆すべきであり、スパッツでの素股→ずらして挿入→その状態をフィニッシュシーンまで維持という展開を見せたり(←参照 中編「Be-class」第4話より)、ょぅじょ姉妹のダブルハンドによるパンツコキならぬオムツコキが投入されたり、競泳水着のピッチリ感を利用した尻コキや必殺のニーソックス太股コキ+ニーソ内射精のコンボなどなど、良くも悪くもやりたい放題。
とは言え、場合によっては果たして気持ち良いのかどうか判然としないそれらの行為を、台詞や液汁描写などによって如何にも気持ちよさそうに魅せる技術は素晴らしく、同時にロリエロというジャンルと異なる部分から倒錯性を引き出して、作品全体の煽情性を増強させるコンストラクションとも言えるでしょう。
着衣とそれに包まれるロリ系ボディ、そしてほわほわと蕩けるロリータフェイスにこそ意識を集中させるエロ作画であり、適度に結合部見せつけ構図を取るものの、中出しフィニッシュも含めてパイパンな股間に備わる未成熟ま○こをアップにしたりする絵はほとんどありません。
でも、この作家さんの代名詞とも言うべき“くぱぁ”なシーンは諸所に配置されているからご安心あれ。

今回は、コミックLOで終に真価を発揮させたことが印象に残るのですが、個人的にはコンビニ誌の制約を上手く掻い潜る手腕とそれに伴って投じられる巨乳キャラなどにも魅力を見出しているので、一挙両得というのが素直な感想でしたな。
全部お気に入りと言っても過言ではないのですが、強いて選ぶなら新旧の省学静コンビの小さなボディと責めたり責められたりな日々の中編「ぱけほーだい!」がヒロインのキャラ性の良さもあって最愛でございます。二次ロリ好きな諸氏にお勧め!