ElderSisterAlsoGood.jpg高山瑞穂先生の『MS BOYS-ボクたちのジオン独立戦争-』第1巻(角川書店)を読みました。表紙のザクタンク(しかも旧ザクタイプ!)とグフカスタムとジオン工兵隊という文字に思わず購入してしまいました。
こう、泥臭い戦記モノを期待していた自分が悪いんですが、どうにも話が安っぽくて入り込めませんでしたな。でも、いかにもコミックボンボンらしい、味のある高山先生の絵柄は懐かしさもあって大好きなんですよ。

さて本日は、大ベテラン・猫玄先生の『お姉ちゃんのココも気持ちいい』(富士美出版)のへたレビューです。先生の前単行本『裸族の夜』(茜新社)のへたレビューもよろしければご参照下さい。
たゆんたゆんおっぱいのお姉さん達との甘くて優しいラブエッチが心地よい1冊になっています。

ElderSisterAlsoGood1.jpg収録作は、男に振られがちな姉貴と弟の慰めたり慰められたりな睦みあいを描く三連作(←参照 聖夜に失恋 シリーズ1作目「クリスマス姉帰る」より)、セックスレスに悩むオツムほんわか兄嫁と爛れた関係に~な連作「コタツにはみかん・・・」「兄嫁秘密ダイエット」、および読み切り短編6作。
なお、現在ペンクラ山賊版で連載中の「家族のお値段」の番外編(7P)が描き下ろされており、(おそらく)キャタピラメイドの真の姿が拝めます。しかし、何故このタイミングで?
1作当りのページ数は全て16Pとなっており、コンビニ誌的な小粒の作品が取り揃えられています。お話手にもコンパクトによくまとめられており、エロも含めて肩ひじ張らずに気楽に読めるタイプと言えます。

【ふんわりと軽い口当たりのラブエロ小噺】
ロリっ娘さんからママンまで基本的にはオールマイティに描ける作家さんであり、今単行本はお姉さんヒロインとの明るいエロ小噺のみで構成。よってロリな猫玄先生をお求めな諸兄は回れ右。
抜き物件として成立させるための分量をエロシーンに確保させるため、シナリオパートは短めであり、状況とキャラの説明を果たしてからサクサクとエロへと進行する構成ですが、一連の流れが実にスムーズなのはベテラン作家の上手さでしょう。
ElderSisterAlsoGood2.jpgちょっとしたアクシデントからセックスへと状況を進展させるケースが多く、恋愛感情への踏み込みやコミカル成分の存在感が強いタイプではないのですが、ご都合主義的なシチュエーションも含めて平和で幸せな空気に作品が包まれており読書感は良好(←参照 熱でハイテンションな姉 短編「ハイテンションな二人」より)。
上述した三連作において、互いに姉離れ・弟離れの出来ない二人のお互いからの自立や、短編「夜とプールと忘れ物」における年の差カップルの真摯な愛情など、多少シリアス寄りの感情表現を織り交ぜてくるものの、話として重くならないようにオチ等で調節をしています。
ラブコメ系としてのアッパーな楽しさやパンキッシュなノリを期待するのはやや避けるべきですが、クスリと笑えてかつ読後感もふんわり優しい作風は、優しいお姉さんに甘えるという幸福感と合わせて世知辛い現実世界で荒んだ読み手の心を癒してくれることでしょう。

【個々に可愛げもある美人お姉さんなヒロインズ】
上述した通り、今単行本のコンセプトはお姉さんヒロインであり、三連作や短編「ハイテンションな二人」の実姉や連作の義姉(兄嫁)、短編「外に着ていく服がない」の叔母さんといった血縁関係のあるお姉さん達に加えて、職場の上司や幼馴染の年上女性など広義のお姉さんも登場します。
年齢層としては20代半ば~後半な女盛りの年頃の美人さん達となっていますが、顔の輪郭やボディラインに丸っこさがあるため多少幼げな印象もあるためアダルトな色香を振りまく美女を期待するのはNGである一方、可愛らしい成人女性が好きな方には好物件。
短編「シュウカツ」の短髪オフィスウーマンのみ並乳クラスですが、その他のヒロインはボインボインの巨乳を胸に装備しており、男性の欲望をその豊潤な柔らかさで包み込んでくれます。
ElderSisterAlsoGood3.jpg巫女装束やスーツといった清楚な印象のある着衣に加え、普段は真面目な女性教師(26)にエロ水着を着て貰ったり、クールな出来るオンナな叔母さん(27)にセーラー服を着せて学校でエッチしたりと(←参照 全然問題ナシ! 短編「外に着ていく服がない」より)、ギャップ萌えを鋭く突く衣装もあるのが嬉しいところ。
猫玄先生はロリキャラとお姉さんキャラでは、キャラデザインを(当然とは言え)多少使い分ける傾向にあり、年上キャラでは目の大きさを相対的に小さくして等身をより高めた感じがあるため、絵から受ける印象がより素朴になる感が個人的にはあります。
絵柄に関しては言うまでもなく安定しており、表紙絵ともほぼ完全互換のクオリティでお姉さんの艶態をお届けしてくれます。

【もっちりボディに包まれるラブエロ三昧】
シナリオ導入部の展開がスムーズなこともあり、多くない各作品のページ数内において上述の通りにエロシーンのボリュームはしっかり確保されています。
構成面では、前戯パートと抽送パートの双方に十分な尺が設けられており、前者に関しては、ヒロインのエッチな舌と唇がち○こを攻め立てるフェラに加え、魅惑のもっちり巨乳を吸ったり揉んだり挟んだりなシーンもほぼ標準装備。
ElderSisterAlsoGood4.jpg互いの各所へ愛撫を加え合う前戯ですっかりお姉さんの我慢は限界となり、挿入オネダリ台詞でピストン運動を開始。その後は、後背位と正常位をメインに体位を変化させながらパワフルなストロークを繰り返し、これまたヒロインの中出し要請に応えて膣内にたっぷり射精という月並みながら盤石の展開を示します(←参照 兄嫁に中出し 連作前編「コタツにはみかん・・・」より)。
この各種おねだり台詞に加え、ハートマーク付きのラブエロ台詞が連呼されることで盛り上げが図られており、結合部見せつけ構図と併せて読み手の快楽曲線を徐々に押し上げていく安定感は頼もしい限り。
アヘ顔や断面図といった近年のエロ演出でポピュラーとなった要素をほぼ用いないスタイルながら、印象としての古臭さは全くなく、女性の柔らかい体から香る色香と頬を紅潮させて身を貫く性感にキュッと瞳を閉じて堪える表情の艶っぽさなどが、煽情性の盛り上げの中核を担います。
デフォルメ寄りではあるものの、グニグニと蠢く媚肉がエロティックな秘所は小さな黒い茂みに囲まれており、無節操にパイパンにしていないのもアダルト美人ファンには好材料でしょう。

ロリでもお姉さんでも、ほのぼのと楽しいラブエロ空間の創出力は流石の安定感であり、派手なアピール力こそないものの気持ちよい抜きツールとして活躍してくれます。
個人的には、甘く優しくちょっとだけせつない姉弟の恋模様な三連作と、気だるげな美人お姉さんのセーラー服コスプレが眩しい短編「外に着ていく服がない」が特にお気に入り。