PageADay.jpgTVアニメ版『とある科学の超電磁砲』第17話「夏休みのつづり」を観たじゃん。4人組が空気だったじゃん?でもまぁ、普通に先生と少年のいい話とも思える内容じゃん?(黄泉川式語尾ここまで)。
小萌先生、俺だー、結婚してくれー!!ところで、湯上りのシーンで、「あ、大中小だ」と思ったのは僕だけではないハズ。あと、久しぶりにあの人が登場してましたね、えーっと、イン・・・スマウスさん?

さて本日は、西崎えいむ先生の『ひ・め・く・り』(ジーウォーク)のへたレビューです。先生の前単行本『不純な放課後』(同社刊)のへたレビューもよろしければご参照下さい。
幸せカップルさん達の平和でコミカルな乳繰り合いをまったり楽しむことができる1冊に仕上がっています。

ce069994.jpg収録作は、彼氏のためにフェラチオの技を磨こうと色々勉強する娘さんと彼女にアドバイスをするお姉さんのそれぞれの彼氏とのエッチを描く連作「おクチは禍の元?」「君の為に出来る事」(←参照 魚肉ソーセージで練習中 連作前半「おクチは禍の元?」より)、および読み切り短編7作。
1作当りのページ数は16~22P(平均20P弱)と中の下クラスのボリュームになっています。穏やかな空気感のある作品群であり、読み応えには乏しい一方で読書感は軽快。エロも標準量をしっかり押さえてある構成と言えるでしょう。

【カップルさん達の平和でコミカルな恋模様】
少々ダークなテイストも含まれていた前単行本に比べ、今単行本ではほぼ完全にハッピーなラブエロ模様を描く作品に統一。元々明るい雰囲気にこそ強みのある作家さんなので、この作風のシフトは正解と言えるでしょう。
年下の女の子からのモーション(死語)に辛抱たまらなくなって突発的に襲ってしまうという短編「家庭教師は年下娘!」のみ、強要エッチ寄りの幕開けを迎えますが、勿論最終的にはお互いの気持ちが通じ合ってのハッピーエンドを迎えます。
PageADay2.jpg既に付き合っているかそのギリギリ手前の男女の話が多く、女性が恥ずかしがったり当惑したりしながらも、男性のちょっと我儘なエロ要望を優しく迎え入れてラブラブエッチに移行するケースが大半を占めます(←参照 貧乳な彼女さんと 短編「バストアップ大作戦!!」より)。
恋愛感情の描出は量的には多くないものの、男女双方が恋とエロの両面における幸福と快楽を追求して励むセックスにはカラッと明るいハピネスが宿っており、スムーズで心地よい読書感が美点の一つ。
ごく普通のエロ漫画的文法から外れないシナリオ展開、各種のゆるいギャグ要素など、下手をすると作品としての退屈さに直結してしまう要素が、ほのぼのエロ空間を無理なく構築することにつながっているのも面白いところでしょう。
オチに関してもパンチの弱いものが多く、彼ら彼女らのラブい関係性はそのまま続くことを想起させるまったりとしたコミカルエンドになっています。シナリオそのものに強い魅力は欠けていますが、登場人物も読み手もハッピーな桃色空間を漂う心地よさがある作風です。

【小さめバディの貧乳ハイティーンさんが多め】
女子中○生メインであった前単行本に比べてヒロインの年齢層は上昇しており、女子高生~女子大生クラスのハイティーン~20歳前後の美少女さんが主力。
勝ち気で元気いっぱいなスポーツ少女、ちょっと生意気な妹ちゃんなどある程度の意図があるキャラ造形を施す場合もありますが、キャラ属性を特段アピールしない“普通にカワイイ”美少女さん達が多い感があります。
コスプレに関する持論を展開する男性教師や(短編「彼女に水着を着せてみよう♪」)明晰夢中でのプレイを解説してくれるお兄さん(短編「夢で逢ったら・・・」)など、男性側の風変わりなキャラが立っている時は、それに振り回される常識人な女の子達の言動が対比的に大変可愛らしくなっています。
PageADay3.jpgヒロインの年齢層の増加に伴い、バストサイズの平均も増加したものの、貧乳さんが多めなのは相変わらずであり、年の割にはちっこいプニプニバディをお持ちのキャラも多いのでヒロインにロリっぽさを期待している方にはアピールポイント(←参照 ロリ短大生 短編「オトナのお遊戯」より)。
おっぱいも含め、女性的な丸みを適度に強調した肢体描写になっており、年不相応のあどけなさを残すロリータフェイスとの組み合わせが強力。
ややハンコ気味である懸念が無いわけではないですが、キャッチーなアニメ絵柄は単行本通して安定しており、ヒロインのキュートネスをエロパートでもシナリオパートでも引き出せています。

【互いに快感を与えあうラブラブエッチ】
シナリオにさしたる分量を要するスタイルではないため、彼氏彼女がお互いの体を弄り合ったりキスしたり、そしてセックスをしたりな濡れ場は実用的読書に十分な分量があります。
前戯パートに結構なページ数が割かれてることが特長であり、意外に肉感的な乳首や淫核などを丁寧に攻めたり、舌を絡め合うキスを交わしたり、おっぱいをフニフニと揉み込んだりと、エロのスターターとしてもカップルの仲睦まじいの演出としても好適。
お口奉仕で1発目発射やヒロイン側のすっかりほぐれた秘所から潮吹き等で、一区切りを付けた後ピストン運動へ移行し、ラブい台詞をお互いに発しながら下半身を絡め合う姿が健康的にエロティック。
PageADay4.jpgスク水やブルマ体操服など、コスチューム要素も適度に絡み、また縞ぱんをずらしての挿入なども含め、着衣エッチが主体となっています(←参照 短編「夢で逢ったら・・・」より)。
時に枠線を無視しながら各種アングルを1Pに詰め込むページ構成に安定感があり、その分フィニッシュシーンで用いる大ゴマ~1Pフルにインパクトが増しているのも○。
淫猥さや女体の征服感を伴うアグレッシブさには乏しいのは確かですが、男女のイチャイチャ模様の延長線上にあるエッチとして完成度が高く、ラブエロ好きな諸兄には一定以上の訴求量があると言えるでしょう。

前単行本同様に、(エロ漫画的に)ごく普通な女の子とごく普通のラブコメ模様というスタイルですが、作品の心地よさが増しており素直にラブエロ空間を満喫できるのが最大の長所だと感じます。
個人的には、見た目はロリっ子な女子大生と夏の河原でプレイに興じる短編「オトナのお遊戯」が最愛。