GoodDayForLove.jpg小山宙哉先生の『宇宙兄弟』第8巻(講談社)を読みました。兄・六太が終に宇宙飛行士候補生として合格しましたね。ここまで長かったですが良かった良かった。
その一方で、月面では弟・日々人が大変なことになってますな。やはり、地球の外というのは大変です。あと、今巻で一番好きなコマは20Pのせりかさんがパピコを割るコマですかね。彼女らしい、いい面構えです。

さて本日は、久水あるた先生の初単行本『LOVE日和』(富士美出版)のへたレビューです。こぼれんばかりのおっぱいにも目が行きますが、太股のむっちり感がなかなかによろしい表紙ですなぁ。
キュートな美少女さんとの甘々イチャイチャエッチがたっぷり詰まった作品集です。

収録作は全て短編で11作。1作当りのページ数は16~20P(平均17P強)とボリューム感は弱めながら、コンビニ誌初出としては平均的な分量でしょう。
シナリオに読み応えが乏しい一方で、エロの占める割合がかなり高い構成になっており、抜きツールとしては好適な作りになっています。

【イチャイチャラブラブ日常劇】
GoodDayForLove1.jpg作風としては、エロ強化型のラブコメディといった印象で、ラブ&エッチに積極的な女の子達による甘い誘惑が頻発(←参照 幼馴染のお姉さん 短編「ガチガチくん」より)。
既に恋人関係である若い男女のラブラブな一日か、想い合う男女が恋人へのラストステップを軽やかに昇る様子を描く作品が大半を占めており、甘く優しい雰囲気が各作品を包んでいます
一般的なラブコメ系エロ漫画よりもエロシーンに割く分量が多く、要所で恋し合う若い男女のアンビバレンツな感情をコメディを交えつつ軽やかに描き出すことで、シナリオラインを形成しています。
GoodDayForLove2.jpg少女漫画的な甘いフレーズも飛び出る恋愛感情の描写に加え、これまたメロウなラブ台詞を交わすエロシーンでラブい雰囲気を常に維持しており(←参照 短編「大は小を想う」より)、エロ特化にも関わらずふんわりとした読み口なのは面白いところ。
しかしながら、シナリオに動きと抑揚に乏しいことに加え、恋愛の甘い幸福感を常に前面に打ち出そうとするあまり、エロ・シナリオ共にページ数以上の冗長さと単調さが目立ってしまっているのは減点材料。
登場人物の幸せを伝える穏やかなハッピーエンドも非常に気持ち良いのですが、そこに至るまでの流れにフックが欠けるため、弱くフェードアウトすることによる食い足りなさが生じてしまっているのはかなり勿体ないと思います。

【可愛らしく誘惑する並乳&巨乳美少女さん】

えらく若作りな友人のお母さんやキュートなメガネ女教師さんなど、成人女性もちょこちょこ存在するものの、ハイティーン級の美少女がメインのヒロイン陣になっています。
アダルトお姉様方に加え、幼馴染のお姉さんといったキャラ、および精神的に主人公をリードする女の子達が多い一方で、決めるべき所で決める男性キャラにも一定の存在感があるのは恋愛モノとして○。
GoodDayForLove3.jpg柔らかお肉を適量まとう体幹に、並~巨乳のおっぱいとこれまたもっちりとした太股&お尻を備えるボディデザインであり、強い特徴こそないものの、コンビニ誌らしい訴求層の広さは強みの一つ(←参照 短編「ばか☆ちん」より)。
どちらかというと、適度にふっくらとした肢体とお手頃サイズの並乳という地味な体型が多く、ド迫力の爆乳さんやらちっこい貧乳ロリ体型やらにあるインパクトが無い分、むしろ素朴な親しみ易さがあるタイプと思います。
喜怒哀楽の感情描写にかなりクラシカルな表情演出や背景トーンを用いており、やはり少々オールドスクールな美少女絵柄と併せてノスタルジックな印象のある作画になっています。ちょっといい加減な表現になりますが、何となく90年代っぽいテイストがある感じです。
初単行本としては絵柄自体はかなり安定している一方、視点を引いた構図で作画が抜けていたり、描線をぼかす演出が上手くハマらなかったり、アングル変化に伴ってデッサンが怪しくなったりと作画の安定感の向上は今後の課題といったところ。

【ラブコメ系として王道のエロ展開】
上述の通り、やや冗漫な印象が残り、途中に会話シーンを差し挟むために分割構成気味になっているものの、エロシーンは十分に長尺でエロの量的な満足感は強め。
個々の行為について十分な分量をバランス良く割いた多回戦仕様となっており、抜き所が豊富なのもエロ漫画としての長所になっています。
時に積極的に、時に恥ずかしがりながらも、溢れる恋心によって、フェラやら手コキやらで男性を1度目の射精に導く前戯パートで十二分なエロの盛り上がりが図られており、特にヒロインの蕩け始めたキュートフェイスに白濁液が乗っかる様が大層エロティック。
GoodDayForLove4.jpg太股を濡らすまでまで淫蜜に溢れた秘所にち○こを挿入すれば、ヒロインの快楽曲線は堰を切ったように急上昇し、エロい水音と熱情的な台詞を奏でながら大ゴマで描かれる中出しフィニッシュへゴールイン(←参照 短編「流されて らびんゆー」より)。
特に変わったプレイ内容を投入しないストレートなエロ展開であり、単行本通してのバリエーションには乏しいものの、恋愛感情に突き動かされ互いに性の快楽を求めあい与えあう男女の姿は、幸福な純愛エッチとしての完成度が高くシナリオ同様に雰囲気が良好です。
頻度高くセックスシーンに絡むキスなども含めて男女の肌の重なり合いをある程度重視しているのも○。これまた、あまり特徴の無い女性器描写ですが、ヒロインの陶酔の表情と柔らかい肢体に視線が向けられる作画になっているため、良くも悪くもあまり気になりません。

最大公約数的なラブコメにエロの量と恋愛の甘さを増強させたスタイルであり、狙い所は非常に良かったものの、シナリオラインの緩急にもう一工夫が欲しかったのも確か。ヒロインの可愛らしさは1級品ですので、ここらのキャラ性を活かせると伸びる作家さんだと信じています。
個人的には、長身美少女とチビ少年という大好物な組み合わせが嬉しい短編「大は小を想う」とポニテ美少女の甘いおのろけ台詞がグッとくる短編「見上げれば しゅーたんぐすたー」がお気に入り。