WomanAngler.jpg大井昌和先生の『おくさん』第1巻(少年画報社)を読みました。爆乳若奥さま(32)と繰り広げる、ちょっとエッチでハートフルなホームコメディです。癒されますなぁ。
引っ越し先での新生活や隣に住む三姉妹との交流といった要素から考えますと、大人版な『よつばと!』と言っても良いかもしれません。あと、しっかり者な隣室の次女・萌ちゃんも可愛いです。

さて本日は、命わずか先生の10冊目『女竿師』(エンジェル出版)のへたレビューです。何と今年4冊目という速い出版ペースになっています。前単行本『僕がお姉さまの雌奴隷になるとき』(シーズ情報出版)等のへたレビューもよろしければご参照下さい。
フタナリ美女な職業婦人達が繰り広げるシュールなお話と変態街道大爆走なエロが楽しめる作品集です。

収録作は全て短編で9作。カバー裏には短編「女竿師の大博打」に登場の調教師サキ姐さんによって肉体改造されたフタナリ女子2名の姿が収録されていますが、心臓の弱い方はあまり見ない方がよろしい感じです(笑。
エンジェル倶楽部掲載作の常として1作当りのページ数は20Pで固定。あらぬ方向へすっ飛んで行く話の展開により、軽重を判じ難い独特の読書感になっている一方、特殊な要素満載のエロの存在感は非常に強いコンストラクションになっています。

【働く女性達の奮闘をシュールに描く作劇】
発表する場によっては登場人物全員が巨大なチ○コ付きといったとんでもない状況になることもある作家さんですが、男性読者に強力でストレートな抜き物件を提供することを主眼とするエンジェル倶楽部の掲載作ということもあり、美人女性×フタナリ美女というこの作家さんにしては比較的マイルドな設定がメインとなっています。
WomanAngler1.jpgストーリー的にはフタナリさんである働く女性達が(←参照 元気な雑誌の新人記者さん 短編「フタナリ記者セレブへの道」より)、主に性的行為によってそれぞれのお仕事に邁進する様を描いており、トラブルや困難な仕事を正しく体一つで乗り越えていく様はなかなか頼もしい感があります。
後述するように、描かれる性行為はかなりドギツイ変態プレイなのではありますが、いい意味でも悪い意味でもエロ関連に漂う刺々しさが作品全体を覆うアッパーな雰囲気によって軽減されているのは持ち味の一つ。
f3a70b06.jpg既刊にも同じことが言えますが、読み手の予想の斜め上を行く展開を見せるものの、決してギャグ調を前面に出しているわけではなく、フタナリさん達がごく真剣かつ一生懸命に仕事を勤める様子そのものが阿呆でシュールな笑いを誘うというスタイルになっています(←参照 バーテンダーの真面目なお仕事 短編「フタナリ☆カクテル」より)。
最終的には職業への誇りや師弟愛といった要素も飛び出しており、ちょっといい話になっているようななっていないような不思議な余韻も面白いです。
エロにほとんどのページを割く短編作中心ということもあってシナリオ的な面白みには乏しいですし、奇抜さによる豪胆な突進力に依存し過ぎてはいますが、読み手を唖然とさせる明るいカオスは大変ユニークな魅力と言えるでしょう。

【特大サイズのおっぱいとち○こをお持ちのフタナリさん達】
ディルドー市場で様々なディルドの買い付けを行うフタナリ仲買人達の熱い仕事人バトル(お察し下さい)を繰り広げる短編「ディルド市場女達の闘い」とフタナリ栄養士さんの引き起こした求職への異物混入にフタナリPTA会長が抗議しに来て体で直談判(お察し下さい)な短編「フタナリ栄養士とモンスターペアレンツ」はフタナリ同士のセックスを描く作品ですが、その他の作品は上述の通り普通の?女性とフタナリ美女が登場。
WomanAngler3.jpgツリ目でメガネなプライドの高そうなクール美女や(←参照 この方はフタナリさん 短編「ニート姉妹の花嫁修業」より)や派手な衣装をまとう姉御肌な女性、反対にちょっぴりお馬鹿な元気娘などのキャラ造形が得意な先生で、今単行本でもそういった女性達が多く登場。
基本的にはハイティーン~30代中盤ぐらいまでの女性が登場し、皆さん揃ってビックサイズのロケットおっぱいをお持ちですので、ロリスキーな方やショタ系女装少年などをお求めな方は回避されることをお勧めします。
フタナリチ○コに関しては、皆さん玉アリで、男性顔負けのサイズを誇っています。ご丁寧に余った皮やら表面に浮き出る血管まで描き込まれており、この妙な生々しさは好みが大きく分かれるポイント。
また、陥没乳首や真珠が沢山入ったフタナリチ○コ、アナル周辺までびっしり生える陰毛など、ご嗜好によっては一気にネガティブな印象を受ける身体描写が為されていることにも注意が必要です。
ハートマークや星などのキュートなトーンワークや絵としての華やかさに女流らしさを感じさせつつ、絵柄そのものは比較的ポピュラーな二次元絵柄で訴求層は狭くないタイプ。作画も安定していますし、表紙絵とも齟齬はほとんどありません。

【突き抜けた変態プレイの数々】

各作品のほぼ最初から最後まで妙なハイテンションで爆走していくエロシーンの荒唐無稽ぶりこそ、この作家さんの作品の強い魅力であり、今単行本でも素敵に大暴れしてます。
性器結合による通常のセックスや量感たっぷりのおっぱいを用いるパイズリといった、オーソドックスなプレイもありながら、何らかの変態要素とトンデモな会話が絡んでくるため、次に一体どうなるのか?というドライブ感を常に維持しています。勿論、悪く言えば実用的読書への没入の安心感を阻害する要素でもあります。
WomanAngler4.jpgフタナリチ○コと乳首から大量に放出される各種ミルクで全身を濡らしながら(←参照 短編「フタナリ栄養士とモンスターペアレンツ」より)、ガツガツと腰を振りあい、見開きページでド迫力で描かれるフィニッシュへと持ち込んでいきます。
ぶっかけフィニッシュもありながら、中出しフィニッシュがメインと言えますが、射精する先は膣内以外にもアナルだったり、果ては尿道だったりと、この点でもアブノーマルさが良く出ています。
尿道への異物挿入やニプルファック、または精液や恥垢を食べるプレイなど、かなり濃い変態エロの要素を盛り込んでいますので、場合によっては生理的嫌悪を抱きかねないことには要注意。
個々の絵のえげつなさや迫力に頼り過ぎてややテンポの悪いコマ展開や、バリエーションに欠ける濡れ場でのヒロインの表情といった点がマイナス要素ではありますが、この凄まじいカオティックエロの前では些細なことと言えましょう。

相変わらず非常に過激で濃厚なエロシチュなのですが、最近の単行本ラッシュもあってか斬新さにはやや欠ける感もあります。管理人を含めファンなら買って納得の内容ではありますが、そこまでではない方で既に別の単行本をお持ちなら敢えてコレを推す材料に乏しいかなと個人的には思います。
とまれ、明るくハッピーに狂った命わずかワールドを覗いてみたい方には、上述の留意点を相談しつつチャレンジしてみて欲しい1冊ですよ。