Analist.jpg小梅けいと先生の『狼と香辛料』3巻(電撃コミックス 原作:支倉凍砂先生)を読みました。商人の知略渦巻くパッツィオ編もひとまず終了と相成りましたな。
ところで、おまけ漫画は廓言葉を話すホロの花魁姿が拝める、なかなかに粋なファンサービスになっていますが、ここにも登場するマールハイト氏の和服の似合わなさは破滅的ですな(爆。多分、髪型が全部悪いです。

さて本日は、菊一もんじ先生の『アナリスト』(ティーアイネット)のへたレビューです。前単行本にして先生の初単行本である『アナルバッカー』(同社刊)のへたレビューもよろしければご参照下さい。
今単行本でもアナルセックスを軸とした変態エロ街道を大爆走している痛快なハードエロが存分に楽しめますよ。

Analist1.jpg収録作は、羞恥心と小水の臭いに快感を感じる変態性癖の美少女とレズ関係にある後輩の女の子が野郎どもの性玩具におとしめられる中編「尿道・ランナー」全3話(←参照 中編第2話より)、および独立した短編3作。
収録本数こそ少なめではありますが、1話・作当りのページ数は34~37P(平均35P弱)とボリュームたっぷりエロの内容も特濃の変態プレイ満載ですので、ずっしりとした読み応えのある1冊と言えるでしょう。

【シナリオの魅力はやや希薄な堕ちモノ系】
冒頭作の短編「犬と私の獣の約束」からしてアナル獣姦に目覚めて転落していく人妻を描いており、これでもかとアクセルペダルを踏み込む変態エロ街道の爆走っぷりは今単行本でも実に見事。
前単行本では多少含まれていたコミカル成分はほとんど払拭されており、清楚な人妻や健気な美少女が倒錯的な快楽に溺れていく“堕ちモノ”としての切れ味を増しています。
Analist2.jpg如何にアナルプレイを中核としてエロシーンに駆け込むかに重点を置いている分、何の開発もない内にアナルで感じてしまうなど(←参照 初アナルオナニーで 短編「キューリ婦人」より)、話の流れにやや性急さを感じる場合もありますが、短編作に関してはインモラル系の転落劇として平凡ながら堅実な作りと言えるでしょう。
中編作に関してはお互いを思いやる故に、2人とも男子運動部員達の肉便器になってしまう陸上部の美少女コンビを描いていますが、2人の信頼関係の盛り込みが全体的なシナリオラインとあまり上手に絡んでおらず、どちらかと言うと冗長な感があるのはちょっと残念。
とは言え、お得意の女性同士の連結プレイや集団エロを描く上では互いの恋愛感情がエロの盛り上がりに関して好適に働いています。
快楽的な色合いが強いですし、快楽に染まったヒロインがそこまで不幸になることもないので、陰惨さはあまり強くないですが、細かい理屈を無視してアグレシッブかつヘビィに駆け抜けるシナリオは好みが分かれる可能性はそれなりにあると思います。

【たっぷり巨乳を備える清楚な外見の女性たち】
中編作はレズ関係(ただし性行為はアナルのみ)にある陸上部美少女コンビ、短編2作は人妻さん、短編「キューリ婦人」は義理の母娘が登場するヒロイン陣となっています。
人妻中心故にヒロインの平均年齢は高めと言えますが、皆さん若々しい表情と肢体の持ち主なのであまり構える必要はないでしょう。逆にいかにも熟女といった感じの女性を期待する方は回避推奨。
Analist3.jpg中編作のネコ(受け)側の後輩の女の子や上記短編の娘さんなど、貧乳~並乳キャラをサブヒロインとして投入してきますが、メイン級のヒロインは皆さんたっぷりとした巨乳を装備しています(←参照 一児の母です 短編「犬と私の獣の約束」より)。
また、直接的なエロアピールではありませんが、等身高めの体幹から伸びるスラリとした手足もなかなか魅力的です。
TI系のお家芸であるネオ劇画系絵柄の濃さ・重さを継承しつつも、訴求層の広い漫画絵柄がベースとなっている画風であり、いい意味での荒さと端正な整合感が混じり合う面白いタイプ。
男性陣の描き方も、いかにも悪役といった濃い顔からイケメンまで描ける作家さんですが、特に男性の濃い描き方に関しては多少好みが分かれるかもしれません。

【アナルをコアとしつつ多彩な変態プレイ】
十分なページ数があることに加えて、大半をエロシーンに割り振った構成であることや描かれる行為の“濃さ”もあってエロに関しては十分な満腹感が味わえます。
ぷっくりと盛り上がる菊門を道具や肉棒で激しく擦り上げるアナルセックスをエロの軸としつつ、獣姦、尿道責め、搾乳、ザーメン浣腸嚥下などこれでもかと連続投入してくるアブノーマルなプレイの数々は圧巻。
Analist4.jpgほぼデフォルトで輪姦・集団エロにシフトしていくエロ展開も攻撃的で、特に双頭ディルドーや各種ホースなのでヒロイン同士の口や性器、排泄口を連結させる変態プレイの思い切りの良さは今単行本でも健在です(←参照 口とアナルを連結 中編第2話より)。
乳首周辺や女性器、そしてもちろん肛門を含めた媚肉をテカテカ輝かせて淫猥に描く手法も、クセはありながらも扇情的であり、時にデッサンを無視してでも性器・アナルをアップで見せ付ける構図を多用するエロ作画の破壊力を下支え。
時に肛門括約筋の破損による出血の描写も辞さないアナル貫通は大変攻撃的に描かれており、ミチミチと擬音を立てながら限界まで押し広げられる菊門の猥雑さは“アナルの伝道師”の面目躍如。
ラストは前後の穴に粘度の高い白濁液をどっぷりと注がれて絶叫するヒロインの姿を見開きで描くTI系らしいド迫力のものであり、抜き物件としての信頼感は申し分ありません。

初単行本で既に変態エロとアナルエロとで暴れまくっていたため、2冊目でどうなるのか注目していたのですが、その勢いは全く衰えておらず大変嬉しく思っています。これからも是非アナルエロの第一人者として活躍して頂きたい所存。
なお、個人的には、人妻さんと美人保険医のアナルバージンを3Pで同時に美味しく頂ける短編「発情の季節」が抜き的に最愛です。