PPPPPrincess.jpgそういえば、今更なのですが、ラウドミュージック&エロ漫画大好き仲間のエロパンクtunderealrovskiさんがハンドルネームをSTRANGERとされたそうですよ。
変な仇名を考えついてしまったお詫びにご紹介。あと、既にご存じの方も多いでしょうが、“成年コミック”マークの記事廣田先生の記事は面白いので一読をお勧め!

さて本日は、ゴージャス宝田先生の『プププププリンセス!!』(ヒット出版社)のへたレビューです。当ブログでは以前、ゴージャス宝田先生の作品のまとめ記事も書きましたので、よろしければそちらもご参照下さい。
コミカルでありながら熱い部分はしっかり熱い長編ストーリーと相変わらず破天荒なエロエロプレイが炸裂する快作ですよ。

PPPPPrincess1.jpg  収録作は、ふとしたキッカケで怪しげなガラクタが発動し、平凡な男性教師の元に前世を共にした運命のお姫様が5人出現して共に世界を守るために戦うタイトル長編作全8話(←参照 5人とも違う異世界からやってきます 第1話「それがあなたの使命なのです」より)。カバー裏にはあべもりおか先生も登場する日記漫画があります。
1話当りのページ数は最終話のみ28Pで、他は24Pで安定。駆け抜けるような勢いがありながら要所を締めた作劇は重過ぎず軽過ぎない読み応えを生み出しており、変態チックなエロも十分な量が楽しめます。

【萌えと燃えを併せ持つ王道ファンタジー活劇】
  前単行本『お兄ちゃんクチュクチュしすぎだよっ』(ヒット出版社)のように、現代劇・日常劇を得意とされる作家さんですが、今作は日常世界に異世界の戦うお姫様とその敵が現れるファンタジー活劇であり、掲載誌であるコミック阿吽(とino)の誌風に合わせた題材の選択や、壮大なスケールのお話をきっちり1冊の単行本でまとめる構成力は商業作家として模範的な仕事ぶりを示しています。
異世界から可愛い魔法少女が突然現れ、しかも敵と戦うためにはエッチなことをしなければいけないという、既に手垢が付きまくっている設定を投入しつつも、その魔法少女が5人も異世界から現れるという実にお馬鹿で(誉めてます)インパクトのある冒頭で読者の興味を一気に呼び寄せます。
 中盤までは、それぞれのヒロインの敵が毎話登場→戦闘形態への変身のためにエッチ→ヒーローパワーで敵を撃破→綺麗にギャフンオチというパターンを5人分繰り返し、そのお約束な部分を含めてテンポ良く読ませてくれます。
PPPPPrincess2.jpgそして、過去の因縁が明らかになり、強大な悪が現れる終盤の、少年バトル漫画的な王道的盛り上げ方も非常に良好であり、男性の力強い愛と決意が前世からの宿業と眼前の悪を打ち破り、強さの中にか弱さを秘める少女達を守るという古典的でさえあるモチーフを、何ら恥じること無く高らかに描き上げた躍動的な筆致は実に見事(←参照 フルチンですけど 最終第8話「烈空の凱歌!愛・ダイナミック!!」より)。
  持ち前のコミカルテイストをシリアスな展開に絡めながら、伏線の配置の仕方の巧さなどもあってストーリーの温度感に急激な変化を付けない手腕も○。
  ハッピーエンドでありながら賛否両論があると思われるラストですが、「人は、恋は、現世をこそ生きるものなのだ」という既往の作品と共通するテーマが徹底されているため、個人的には十分納得できるし、実に幸福な劇終だなと思いました。

【個々に魅力的な異世界の美少女お姫様達】
  登場する5人のプリンセスは、悪魔っ娘だったり、天使だったり、銀河帝國の王女だったり、はたまた古代文明の機械少女もいればミニサイズの妖精さんもいたりと、アニメ/漫画に馴れ親しんだ読者にとっては何となく覚えのあるキャラ設定が勢揃いしています。
ゴージャス宝田先生の作品なので当然ですが、120万歳(笑)の娘さんもおりつつ、全員見た目はローティーンクラスの美少女であり、ぺたんこお胸とツルツルな股間、そして相変わらずプリプリとした肉感で描かれるスージーさんをお持ちです。
キャラ設計にあわせた口調や性格によって明確にキャラ分けしていることが、多人数ヒロインモノにありがちな混乱を回避しているのも地味に高評価。なお、やはり設定に合わせた、いかにも戦闘美少女といったコスチュームも素敵ですが、作中で学校に生徒として通い出した以降、あまり登場しなくなるのが残念です。
PPPPPrincess3.jpg  なお、非常に珍しいことで初出時には吃驚した方も多いでしょうが(管理人含む)、年上巨乳キャラである橘先生が主要ヒロインとして登場し、かつエッチもあります(←参照 注:コスプレです 第6話「いけない!ミルキィぴーち」より)。なお、この先生とのセックスが後に大変重要となる要素になりますのでお楽しみに。
ネタとしての側面も持たされた毎話毎話の主人公の戦闘形態は、これまた既視感バリバリなヒーローデザインですが、なかなかカッコよく必殺技をきめてくれ、作品の“燃え”の形成にも貢献しています。

【特殊要素てんこ盛りなエロシーン】
  シナリオ面では非常に親しみ易い作りになっていますが、よく言えば代え難い個性を持つ、悪く?言えば変態街道爆走中なエロシチュは読み手を選ぶ可能性がそれなりに高いことには注意が必要。この辺りは、前々単行本の『キャノン先生トばしすぎ』(オークス)とよく似ています。
PPPPPrincess4.jpg変身のために必要な性行為は、普通にラブラブセックスという場合もありますが、猥歌を歌うヒロインのあそこを弄る+飲尿だったり(←参照 やけに冷静な主人公 第2話「正義の心に火をつけて」より)、ボテ腹化したヒロインのアナルから透明な卵塊をひりだしたり、フィギュアサイズの妖精さんの全身を貫通する挿入をしたりと、相当ぶっ飛んだプレイが展開されており、オークスさんやキルタイムさんならともかく、エロに関しては正統派路線のヒット出版さんでよく掲載されたなとむしろ感心するレベル。
直接的なエグサは少なく、明るくコミカルな雰囲気を持たされていますが、スカトロ描写に近似したプレイがそれなりの分量であるので苦手な方は要注意。
それらの点を除けば、キュートな美少女との純愛エッチが存分に楽しめるエロシーンであり、プニッとしたロリータボディと涙目な官能の表情、そして名物のユニークかつラブラブ感たっぷりの台詞回しが二次ロリスキーの性欲中枢を存分に刺激してくれます。
  前世の悪しき因縁を打ち破り、それぞれの愛しの君の姿で5人のヒロインと交わる姿をずらりと並べた最終話のゴージャス感は、『絶対絶命教室』(コアマガジン)でも認められる点であり、技巧的かつ安定したページ構成で(正確には異なるが)多人数プレイをちゃんと描き切る力量は素晴らしいです。
また、今回投入されたお姉さんキャラの橘先生もエロ要員としても大活躍であり、そのたっぷりボリュームの爆乳によるパイズリや乳揺れ表現はおっぱいスキーには嬉しいところ。
フィニッシュは必ずヒロインの秘所の最奥に、独特の迫力と生々しさがある擬音を奏でつつ大量射精という様子を大ゴマで描いています。
  必ずしも、万人向けのエロとは言い難いですが、勢いのあるエロ作画は十分な実用性を生み出しており、また、特殊性のある部分をやり過ごして使うことも可能でしょう。

  短編集であった前単行本『お兄ちゃんクチュクチュしすぎだよっ』も大変良かったですが、今単行本を読むとやっぱり長編モノで輝く作家さんなのかなぁと改めて感じました。
破天荒なエロで読者の度肝を抜きつつ、訴求層の広いエロもちゃんと兼ね備え、コメディと熱い活劇を共に魅力的に融合させた、実に面白いエロ漫画作品ですよ。お勧め!