HSketch_2015102323101041a.jpg TVアニメ『ヴァルキリードライヴ マーメイド』第2話「ヴァージン・ロード」を観ました。褐色美少女がメインヒロインと聞いて観ているのですが、今回のラストで明かされた衝撃の事実に焼酎吹きました。処女ちゃんとの比較で全然そうは見えないのに意外でしたね・・・
今後も多彩な“武器”が登場するであろうバトル描写はなかなかカッコいいと思いますし、所狭しと乱舞する白い光が最早ギャグという面も楽しいです。

  さて本日は、レオパルド先生の『Hスケッチ!』(ワニマガジン社)のへたレビューです。なお、先生の前単行本(初単行本)『ふたり嫁』(コアマガジン)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
むっちりヒップ&たわわバストな元気美少女達との棚ボタ幸福ラブコメ・エロコメが詰まった作品集となっています。

HSketch1_20151023231009f4e.jpg  収録作は、真面目で優しい黒髪美少女の委員長さんは付き合っている男性教師のエッチでワガママなお願いに振り回されて~な「黒髪○○」シリーズ全3作(←参照 先生のワガママでバニー姿に 同シリーズ第2作「黒髪バニーガール 後編」より)、および読み切り形式の短編8作。なお、短編「Hスケッチ!」「DQN髪ウルフェニール」については描き下ろしおまけ掌編が付随(共に8P)。
描き下ろし作品を除き、1作当りのページ数は12~24P(平均19P弱)と幅はありつつ平均値ではコンビニ誌初出として標準的な部類。全般的に読み口は軽く、逆にエロシーンの満腹感は強く仕上げられた作品構築となっています。

【皆ハッピーでまとまる心地よいラブコメ・エロコメ】
  7年ぶりの新作となる今単行本ですが、大半の初出はコアマガジンの『HOTMILK』であり、同誌らしい“明るく、楽しく、そしてエッチに”というコンセプトが明確なラブコメ・エロコメで占められた1冊となっています。
  作劇の主たる方向性の一つは、皆に恐れられる番長的な不良娘さんや真面目な委員長さんが男性主人公の前だけでは従順で、かつエッチで可愛い姿を見せてくれるという独占欲を満足させるタイプの作品で「黒髪○○」シリーズや短編「DQN髪ウルフェニール」などがこちらのタイプに相当。
575f6c61.jpgもう一つの方向性は、エッチなヒロインにちょっと気弱な主人公が誘惑されたり、ヒロイン達が自らエッチを積極的に望んだりといったヒロイン主導型のスタイルであり、カツアゲされていた少年を先輩の黒ギャルトリオが(色々な意味で)男にしてあげようとサービスしてくれる短編「黒い三年生」や(←参照 羨ましいですぜ 同短編より)、ロリビッチな姪っ子ちゃんに援助交際を誘われるままにガッツリセックスな短編「姪に盗撮がバレた!!」などがこちらのタイプ。
  いずれにせよ、状況が男性主人公にとって都合の良い状況になるエロ漫画的ご都合主義は徹底しており、高嶺の花的なヒロインを自分だけが独占できる幸福感や棚ボタ的にエロも色恋も転がり込んでくる受け身の幸福感をスムーズに充足させる作劇は、個性を欠く一方で、王道的な魅力で突き進んでいます。
  ちょいとお馬鹿なヒロインを騙したり、独占する過程で少々嗜虐的な言葉責めがあったりといったケースもありますが、なんだかんだで皆がハッピーになるという方向付けは非常に強固でありエロはエロとして適度なハードさを持ちつつ読み口の良さはしっかりと保持するタイプ。
各作品のラストもギャフンオチ的なコミカルなものが多く、甘いラブラブ感を濃密に味わいたい諸氏には全体的な軽さが悪い面として目立つかもしれませんが、さっぱりとしつつ適度にニヤニヤ感のあるハッピーエンドは読後感を良くしています。

【褐色肌も充実なエロエロJKヒロインズ】
  短編「スレイプニル」に登場する4人組アイドルのヒロイン集団や、短編「姪に盗撮がバレた!!」のヒロインであるローティーン級と思しき姪っ子ちゃんなど例外も存在しますが、基本的に女子高生ヒロインがメインであり、年齢的にもミドル~ハイティーン級が主力を担っています。
元気なスポーツ娘や、ヤンキーがデレるの意味での“ヤンデレ娘”、ちょっと押しに弱い真面目な委員長さんにビッチな黒ギャル娘などなど、ポピュラーなキャラクター設定に則ったヒロイン設定が多いですが、属性の魅力でコテコテに固めたタイプではなく、快活さや可愛らしさを自然に引き出すスキルは、オーセンティックな作劇に硬直感を出さないことに一定の貢献をしています。
HSketch3_201510232310089c5.jpg  ボディデザインとしては、等身高めのスレンダーなボディにたっぷりサイズでもちもちとした質感の巨乳、そして大きな武器である肉感たっぷりのビックサイズ桃尻を組み合わせた迫力ボディがメイン(←参照 日焼け巨尻の顔面騎乗!パーフェクトだ! 短編「伊達眼鏡」より)。肉感最重視のデザインで、多少ピーキーなバランスの上に成り立っていますが、それでも意外に過剰さ・“やり過ぎ感”がないのは美点の一つ。
これに対して、すらりとしまった肢体にぺたんこ気味のバストや肉付きが弱く、肉感ボディのピッチリ着衣とは対照的に、衣服のだぶだぶ感を表現する様なボディも少数名登場させており、明確に方向性が異なるボディデザインを双方の魅力を出しつつ描き分けをしているのは技量の高さを窺わせます。
  日焼けしたスポーツ少女やサーファーガール、こんがりと肌を焼いた黒ギャル娘など、褐色肌の登場頻度が高いのは今単行本での明確な特徴であり、管理人を含む褐色肌ヒロイン属性持ちには正しく福音。特に、日焼けした肌としていない白い肌のコントラストを楽しみたい諸氏には嬉しい描写が多くなっています。
  かなり久しぶりの単行本ということもあり、初出時期に最長で7年近い開きがあるため、絵柄の統一感は弱めではあり、近作では描線がよりくっきりとリファインされた印象。古めの絵柄にあったアナログ絵柄的な印象のファジーさ(胡乱な表現)は減衰しており、好みによって評価は分かれるかもしれませんが、描き込み密度の高さや後述するエロ演出の手法論は共通しており、大きな減点材料となることはないでしょう。

【肉感ヒップの魅力がたっぷりな密着エロ描写】
  前述した様に各エピソードの分量に振れ幅があることもあって、比較的長尺でたっぷり見せるエロシーンもあれば、短めの作品では多少コンパクトにまとめることもありますが、分かり易くエロメインの作品構築であり、また肉感ボディの存在感や適度なエロ演出の密度もあって質的な満腹感も適切に図られた濡れ場となっています。
  黒ギャル娘トリオがエロサービスしてくれるウハウハ4Pやアイドルカルテットとのヤリまくりライフなこれまた棚ボタシチュエーション、コスプレHやアナルセックスなどのお願いを聞いてくれる真面目委員長さんに普段は凶暴だけど主人公の前では従順になって一方的にリードされる不良娘さん等、ラブコメ・エロコメの範疇で多彩なシチュエーションを示し、かつそれぞれの作劇の方向性に沿って幸福感を増幅させるシチュエーションを投入しているのは手堅く、かつ巧いところ。
  前戯パートでは乳圧の高いパイズリや肉棒全体を舐ってくれるフェラなどのご奉仕描写も投入しつつ、むちむち肉感ボディ、もしくは華奢ボディを揉んだり、顔を押し付けたり、嗅いだり、はたまたスケッチしたりと五感全体で満喫する愛撫描写や、柔らかな舌を絡めたり吸ったりなキス描写などで密着感を高める描写が多く、これは続く抽挿パートにおいても確たる美点と評し得ます。
抽挿パートに移行後は、柔らかバストを揉みこんだり、ディープなキスをねっとり交わしたり、肉感ヒップを鷲掴みにしたりと手数を織り込みつつ、肉棒がずぼずぼ出入りする結合部をがっつり見せつけると共に、肉感豊かな太腿やお尻も強調する構図を多用するストロングスタイルでいい意味での力押しで突き進みます。
HSketch4_201510232310072b9.jpg  エロ演出としては、ハートマーク付きでの嬌声や性的快感への陶酔感を物語る蕩け顔などにおいて台詞への卑語の投入や、潤んだ瞳に突き出る舌など一定の下品さを含んだ演出を用いていますが、それらを適切な強度・分量で織り込み、マニアックになるような冒険は決してしない水準にまとめており、この訴求層を狭めないバランス感覚の良さは流石売れっ子作家と感じるところ(←参照 短編「Hスケッチ!」より)。
ページ数以上に情報量を高めるためか、連続コマなどの技巧的なものも含め、小ゴマを多用する傾向にあり、迫力ボディを前面に押し出す勢いにはやや欠けて画面構成としてもややごちゃごちゃとした印象も否めないのですが、がっつり中出し&ヒロインアクメの大ゴマフィニッシュまでパワフルに進行しているのは間違いなく、フィニッシュでの射精カタルシスもきっちり解消されるタメも魅力と感じます。

  表紙絵にて感じさせる、たっぷり肉感なお尻の充実感や、エロエロかつ可愛らしさのあるヒロインの魅力、ストレートかつ読後感の良いエロコメ・ラブコメスタイルのいずれも充実した作品集であり、この作家さんらしさもよく出ているでしょう。
個人的には、黒ギャル風不良娘さんのデレが可愛らしい短編「DQN髪ウルフェニール」がおまけの充実感も含めて最愛でございます。