PrescriptionGlasses.jpg  岩原裕二先生の『Demension W』第8巻(スクウェア・エニックス)を読みました。記憶が次元をつなぐものであるとするならば、記憶を整理する過程の現象と言われる“夢”が重要なのは何となく察しがつくのですが、それがどう“鍵”に結びつくのでしょうか?
色々と裏の動きが見えて来ていますが、マブチの怒りが全ての陰謀と姦計を打ち破って欲しいものです。


  さて本日は、ばーるん先生の『メガネの処方箋』(ヒット出版社)の遅延へたレビューです。初単行本である前単行本は未レビューで恐縮ですが、今回は表紙絵の(主に褐色肌に)惹かれて購入しました。
メガネ巨乳ヒロインの魅力がたっぷり楽しめる棚ボタ的なラブコメ・エロコメ作品集となっています。

PrescriptionGlasses1.jpg  収録作は、父親の再婚によって一緒に暮らすことになったオールメガネ巨乳美人な三姉妹のうち、義姉と義妹は主人公と(色々な意味で)仲が良いものの、元々幼馴染で同年齢の次女だけは主人公に冷たくあたり~な中編「メガネのいろは」全4話(←参照 サバサバ系長女&おっとり優しい三女 同中編第4話より)+同作品のスピンオフで三姉妹のママンが主役の短編「ヤラれたらヤリかえそう」、および独立した短編3作。
1話・作当りのページ数は8~38P(平均25P)と幅はありつつ平均値としては中の上クラスのボリューム。短編・中編共にストーリーの読み応えはほとんどありませんが、適度に仕掛けを配して印象を残すシナリオワークでもあり、またメガネ巨乳属性に特化したエロの量的・質的なボリューム感は高く仕上がっていると評し得るでしょう。

【意外な仕掛けでも魅せるラブコメ・エロコメ系】
  大まかなシナリオの方向性としては快楽全能主義が明確でスタンダードなラブコメ・エロコメ系統にカテゴライズ可能であり、三姉妹と同居してなんだかんだでウハウハなセックス三昧という中編作の設定に代表されるように棚ボタ的に転げ込んでくる美味しい状況を満喫できる作劇と言えるでしょう。
中編作は、三姉妹のうち二人とはエロエロな関係になるも次女だけはぶっきらぼうな態度を示し続け、それでも長女と三女の後押しもあって最終的には三姉妹とのラブラブ4Pセックスへ突入するという流れは、このタイプの設定を擁する作品としてごくスタンダードと言えるでしょう。
しかしながら、最終盤において第1話から配していた伏線がちゃんと意味を持つまさかのネタ晴らしが行われており、次女も含めた三姉妹との融和は図られているためにハッピーエンドではあるものの、定番から敢えて外した意外なまとめ方をしています。賛否は多少分かれるかもしれませんが、個人的にはそれまでの展開がベタであった分、新鮮さを感じました。
PrescriptionGlasses2.jpg  とある事情で傷心な三姉妹のママさんがやはり恋人にふられて悲しんでいる少年に慈愛セックス(造語)を許して互いに慰め合う展開となる短編「ヤラれたらヤリかえそう」(←参照 メガネ美熟女さんの誘惑 同短編より)、ネット喫茶で全裸オナニーしていた男性に欲求不満の美人店員さんが特別サービスな短編「Knock on the door」など、短編群でもやはり棚ボタ的なシチュエーションでのエッチ移行が共通。
中編作でも恋愛描写が色濃くされているというわけではないのですが、中編作や関連する短編「ヤラれたらヤリかえそう」では親しさや信頼関係、慈愛の心などがベースになっている分、柔和な雰囲気を伴っているのに対し、他の短編ではヒロインもしくは男性主人公の性欲任せにストーリーを駆動するタイプと言えるでしょう。
  明確にバットエンドと考えられる短編「貴方とコンビに」など、中編作と同様にラストに仕掛けや印象付けが為されていることによって、一定の面白みは備えつつも、基本的にはエロに意識を集中しやすい軽いシナリオでまとまっていると感じます。

【メガネ完備の豊満バストヒロインズ】
  ヒロイン陣の年齢層はある程度高めであり、中編作の三姉妹の三女が唯一女子高生程度と思われる一方で、女子大生~20代半ば程度と思しきアダルト美人がメイン。スピンオフ短編に登場する三姉妹のママさんは少なくとも40歳以上と思われますが、少年に20代に間違われるくらいな綺麗で若いママさんです。
中編作では、ツンデレ的な性格付けの次女、サバサバと明るくエッチにも積極的な長女、おっとり優しく主人公を慕う三女と明確な性格付けで印象の差別化を図っていますが、あまりキャラクター属性でがっちり固めるスタイルではなく、後ろめたさ無く自らの性的欲望に忠実なヒロインが多いと言う印象。このため、メガネヒロインに理知的なキャラクター像を求める方にはやや不向きかもしれません。
  オタクコンテンツ界隈では根強い人気を保つ巨乳メガネヒロインという属性に特化した作家さんであるため、今単行本においても全ヒロインがメガネを着用。管理人はそこまでメガネ属性が強くないので詳しくは分かりませんが(すみません)、アンダーフレームやフレームレス、古典的な丸メガネなど、キャラクターによってメガネのデザインが描き分けられているのは属性持ちの諸氏には嬉しい要素かもしれません。
PrescriptionGlasses3.jpg  もう一つの特化要素である巨乳に関しては、むにゅんと弾力感と柔らかさを兼ね備え、控えめサイズの乳輪&乳首を先端に備える釣鐘型の美巨乳であり(←参照 メガネとおっぱいのアップ絵だ! 短編「Knock on the door」より)、揉んだり吸ったり、頭を挟んでもらってパフパフ状態だったりと大活躍。なお、三姉妹の次女のみ控えめサイズなおっぱいですが、その他のヒロインはたっぷりおっぱいと肉付き豊かなお尻をお持ちです。
三姉妹の長女は日焼け肌であるなど、衣装や髪形などで視覚的な印象の差異を生じさせる意図は分かる一方で、全員メガネキャラで髪も艶やかな黒髪が主であるため、ヒロインのキャラデザは固定的。ただ、元々メガネ巨乳ヒロイン好きのための作品であるため、本単行本の訴求層にとって大きなマイナス要因となることはないでしょう。
  トーンワークなどの密度を高めつつ絵としてあまり多くなることがなく、細かい描線が整えられた絵柄はデジタル作画らしい美点を有しており、その一方でオールドスクール寄りの漫画絵柄に由来する素朴なキャッチーネスもあるタイプ。表紙絵とほぼ完全互換で単行本通して絵柄が安定しているのも安心材料でしょう。

【肉感ボディとの密着感&行為のパワフルさが魅力】
  8P作品である短編「うちのクラスの倉須愛先生!」を除けば、ページ数が多めであることに加え、明確にエロメインな作品構築であることもあって、エロシーンは十分に長い尺を有しており、膣内射精連発などのケースも含む複数ラウンド制を基本として構成されています。
上述した様に、ラブラブ感の強い雰囲気作りはそこまで強くはないものの、羞恥エロ&少々の凌辱色がある短編「貴方とコンビに」を除けば、概ね和姦エロであり、性欲任せのガツガツとした印象もありつつ、行為の中でヒロイン側の慈しみや寛容の心が表現される分、適度な心地よさ・穏やかさを備えています。
  男性側がエロ展開序盤からリードするケースもありますが、むしろヒロイン側が主導権を握っているケースが多く、たわわなおっぱいと密着したり、優しくも積極的なキスを交わしたり、男性のツボを押さえたフェラや手コキなどでの積極的な快楽攻めをみせたりと受動的な幸福感を喚起しています。
フェラやパイズリでの発射された精液がメガネに残ったままという、メガネ属性らしい?コダワリを示しつつ突入する抽挿パートでは、ヒロイン側の魅惑に引き込まれ、パワフルなピストンを繰り出す男性キャラクターにヒロイン達は喜悦の快楽を迎えており、中出ししても萎えずにピストンを繰り返すなど、双方が興奮状態で求めあう力強さを形成。
PrescriptionGlasses4.jpg  引きの構図で快感に仰け反るボディや、バックからち○こを咥える秘所と振り動かされる豊満ヒップを映す構図、ばるんばるんと重たげにかつ激しく弾む乳揺れ描写など、肢体そのもののボリューム感を強く打ち出しつつ、結合部アップ構図の連発や透過図や断面図の多用によって深い抽挿感や密着感を強調しているのも特色でしょう(←参照 中編「メガネのいろは」第1話より)。
各種淫液にしっとりと濡らす肉感ボディをガンガン突き込むピストン運動の描写と、ヒロイン側がねっとりと舌をち○こに絡めるフェラやパイズリ等の描写について、必ずしも後者→前者という順番ではなく、例えば前穴セックスから中出し→お掃除フェラからメガネぶっかけ顔射→もう1回本番などのエロ展開構成もあり、必ずしも膣内射精をフィニッシュとして殊更な盛り上がりを図るわけではないですが、1P~2P見開きでのフィニッシュまでパワフルに駆け抜けています。

  メガネ&おっぱいについては本当に充実しており、それらの属性をお持ちの方には大変お勧めな1冊。逆に言えば、それらの属性に興味がない諸氏には特段のお勧めポイントはないのですが、属性云々を抜きにしても抜きツールとしては相応に優秀です。
個人的には、豊満ボディのメガネママンに優しく童貞切りをしてもらい、抱擁セックス&中出し連発という滋味あふれる短編「ヤラれたらヤリかえそう」が最愛でございます。