CheerUpHeerGirls.jpg 鬼頭莫宏先生の『なにかもちがってますか』最終第5巻(講談社)を読みました。うーん、ある程度“謎解き”が為された部分はあるのですが、それはそれとしてすっきりしない部分も残るまとめ方になったと感じます。
もっとも、それは悪い点というわけでもなく、人は“すっきり”しないまま、間違ったまま社会の中を歩んでいくということでよいのかもしれません。

  さて本日は、なるさわ景先生の『はげませっ!エッチアガール』(ヒット出版社)の遅延へたレビューです。なお、先生の前々単行本『とろなまヒロインズ』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。余談ですが、前単行本を購入&レビューしていなかった理由が自分でも分かりません・・・
それはともかく、柔らかボディのキュートガールズとの棚ボタなラブラブ展開&がっつりとした中出し描写で魅せる和姦エロが楽しめる作品集となっています。

CheerUpHeerGirls1.jpg  収録作は、各運動部が優秀な成績を収める強豪校では明るく元気なチアガール達がエッチな方面でも男子部員達を励ましていて~な中編「○○の励まし方」シリーズ3作(←参照 なんと破廉恥なチア衣装!素敵!! 同シリーズ第1話「凹んだエースの励まし方」より)+プロローグ掌編6P、気の優しい少年は二人のお姉ちゃんと義母さんにたっぷり(性的にも)愛されてがっつり中出し三昧な日々の中編「姉もねスターマイン」全4話、および読み切り形式の短編「串木野さんが止まらない!」。
前述のプロローグ掌編を除き、1話・作当りのページ数は20~24P(平均23P)と標準的な水準で安定しています。エロまっしぐらの非常に潔い作品構築であり、シナリオ的な読み応えは中編クラスの作品でもほぼありませんが、抜きツールとしては強い満腹感を生じさせる作品集となっています。

【いい意味で快楽全能主義と棚ボタ展開が全開】
  エロまっしぐらな勢いの良さと、美少女キャラクターに愛情を注がれる幸福感が美点のラブ&エロなお話が得意な作家さんであり、今単行本においてもいい意味で棚ボタ的な幸福感のあるエロ桃源郷を形成しています。
  スランプになってしまった男子運動部員や悩みを抱える男性顧問などをエッチなチアガールさん達が性的に勇気づけてあげる中編「○○の励まし方」シリーズ、お姉ちゃんコンビに義理のママさんまで参加して主人公との子作りエッチに励みだす中編「姉もねスターマイン」、クールで大人しくちょっと不思議な少女と彼女になったら実はとってもHに積極的な娘さんであった短編「串木野さんが止まらない!」と、いずれも恋愛展開もエッチへの導入も棚ボタ&据え膳でサクサクと進行していきます。
CheerUpHeerGirls2.jpg恋愛感情の形成はどちらかと言えばスパイス的な中編「○○の励まし方」シリーズと、弟君が大好きなお姉ちゃん達が積極的にラブエロアタックをかけてくる中編「姉もねスターマイン」(←参照 一緒にお風呂 同中編第1話より)では、多少話の傾向が異なりますが、いずれにしてもヒロイン側がエッチに積極的なことと、男性側の欲望を肯定し受容することは共通しています。
  (血縁ではないとは言え)近親セックスであったり、教師と生徒の関係であったりと、通常であれば背徳的・不道徳的と捉えられるシチュエーションにおいても、ラブパワーやらセックスの快感追求やらで力強く展開を駆動しており、話に暗さや重さは全くありません。
話のラストもニヤニヤさせられる甘ったるいハッピーエンドを中心にポジティブなものが多く、後述するようにこってり濃厚なエロ描写の賢者タイムもさっぱりとしたもの。
  中編「○○の励まし方」シリーズはヒロイン3人によるオムニバス形式、中編「姉もねスターマイン」もほぼ似たような形式であり、続きモノとしてのストーリーの面白みを期待するのは避けるべきですが、シナリオに気を取られることなく各話のエロシーンに集中しやすい構成であるとも言えるでしょう。

【漫画チックにキュートな巨乳エロエロガールズ】
  中編「姉もねスターマイン」に登場なママさんのみ30代半ば程度の熟女さんですが、その他の女性キャラクターはミドル~ハイティーン級の女子高生さんで統一。もっとも、このママさんも可愛らしさを強く残す若々しい容姿なので、他のヒロインとの印象の差異は大きくないでしょう。
CheerUpHeerGirls3.jpg  前述した様に、エッチに大変積極的な女の子達ですが、貪欲に性的快楽を追求する、いわゆる“ビッチ”キャラクターとは方向性が多少異なるタイプではあり、あくまで相手を励ますことを主眼とするエロエロチアガール達や(←参照 年下ガールによる応援セックス 中編シリーズ第3話「気弱なコーチの励まし方」より)、大好きな弟君の性欲を受け止めるために奮闘するお姉ちゃんコンビなど、快楽欲求以外のモチベーションが明確に出ていることが大きなポイントと評し得ます。
なお、これに対して、男性キャラクターはどちらかと言えば大人しい性格であったり、気弱な部分を曝け出したりするタイプであり、ヒロイン達に励まされたり振り回されたりといった状況には好ましいキャラクターなのですが、後述する通り、特にエロ展開終盤ではヒロインのボディをホールドしてがっつり中出しを敢行するビーストモードを発揮。
  美熟女なママさんではお腹周りに適度な駄肉が付いていたり、身長低目でロリっぽさのあるボディの女の子がいたりと、ある程度ボディデザインには変化が付けられていますが、控えめサイズの乳輪&乳首を備える柔らか巨乳と、ぷりんと豊かな曲線を描く桃尻を装備した肉感的なエロボディとなっていることは共通。
  洗練されたキャッチーさやオサレ感とは縁遠く、悪く言えば多少オールドスクール寄りという印象もありますが、漫画チックなデフォルメ感に由来する親しみやすさと、アナログ作画として有する適度な乱れや荒れに由来する程好い猥雑感が無理なく共存するのが長所と言える漫画絵柄は単行本を通して安定しています。

【ボディも性器も密着して精液を注ぎ切る濃密中出し描写】
  前述した通りに、ヒロイン達の明るいエロパワーでサクサクと導入パートからエロシーンへと進行することもあり、量的にも抜きツールとして十分な尺を用意すると共に、特にエロ展開終盤の濃厚な中出し描写で濃厚感・満腹感を高める作りとなっているのも美点。
  チア部員達による男子応援セックス(頑張れ❤頑張れ❤的な)の中編「○○の励まし方」シリーズ、お姉ちゃん&ママさんとの近親孕ませセックスな中編「姉もねスターマイン」、恋し合う少年少女の甘く熱っぽいラブラブHの短編作と、それぞれシチュエーションにはある程度の変化を付けています。
とは言え、エロ展開序盤~中盤ではヒロイン側がリードして上のお口でも下のお口でもたっぷりサービスしてくれる幸福感を、特に終盤以降では興奮に歯止めが利かなくなった男子側がお猿さんの如くがむしゃらに腰を振りまくってヒロインを蕩けさせまくる攻撃性を生み出す、パワフルな和姦エロとしての構成は概ね共通していると言えるでしょう。
  ヒロイン達の献身的なフェラやパイズリなどのご奉仕プレイや、淫液をたっぷり潤滑した結合部を出し入れするピストン描写、ち○こにねっとり吸いつく媚肉の表現などなど、適度に荒さ・乱れを含む故の勢いの良さや淫猥さのある各種エロ描写も魅力的ですが、それ以上に特徴的なのは数ページを以て丹念に描く中出し描写。
CheerUpHeerGirls4.jpgお互いにギュッと体を抱きしめ合った状態で、パワフルなピストン運動から突入する膣内射精は、子宮口に鈴口を押し当てた状態から射精がスタートされ、射精が終わるまでの1放出毎に描写するかのような丹念さで、断面図や透過図などを多用しつつ子宮内に白濁液がびゅるびゅる注がれる様を活写(←参照 中編「姉もねスターマイン」第2話より)。がっつり中出しした後に、女性器から収まり切らなかった白濁液が零れ出してくる追撃描写も中出し描写へのコダワリの一環と言えるでしょう。
  決して濃厚さ・派手さ一辺倒のエロ描写ではないものの、同時に端正に整えたエロ描写というわけでもなく、中出し描写の煽情性を増強する淫猥な性器&陰毛描写や、熱っぽく乱れる表情やエロ台詞での適度な乱れ、快感にたまらず加速していく体の動きの激しさとそれを物語る擬音など、性的な衝動の勢いを実感させるような描き方という印象が強くあります。

  シナリオにしろエロにしろ、自身の長所をしっかりと把握した上でそれを存分に発揮した作品集であると評することができ、イージーな読書感の軽さと、中出し描写を中心にエロの適度な濃厚感がバランスよくまとまっている言えるでしょう。
個人的には、チア部トリオの三者三様の応援セックスが楽しめる中編「○○の励まし方」シリーズが最愛でございます。