HotSeasonForSex.jpg よしむらかな先生の『MURUCIELAGO』第4巻(スクウェア・エニックス)を読みました。薔薇の園なのに百合がたっぷりとはこれ如何に。美少女ぞろいな上に据え膳状態で、黒湖さんが欲望ダダ漏れのウハウハ状態になってしまうのも仕方ないところでしょう。
極道ガール・松岡さんの背中のもんもんを見せるクールな絵に続くページの“シールよ”発言には笑いました。

  さて本日は、岸里さとし先生の『ハメさかり❤』(茜新社)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『ごちそうタイツ』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
得意のアブノーマルプレイやぴっちりコスチュームを充実させた美少女&美女とも和姦エロが楽しめる作品集となっています。

HotSeasonForSex1.jpg  収録作は、母親が息子にセックスを教えるのが当たり前になった世界を舞台に母子関係を描く「ママの~」シリーズ2作(←参照 ご褒美ママバニー!そういうのもあるのか 同シリーズ「ママの授業参観」より)、および読み切り形式の短編9作。
1話・作当りのページ数は16~22P(平均17P弱)とやや控えめな部類。エロメインの作品構築であるため、シナリオは軽めでありつつエロの満足感が優先された読書感となっています。

【エロパワーで勢いよく進むシチュエーション特化型】
  各種変態エロ要素を織り込み、そのシチュエーションを軸として作品を構成するスタイルは終始一貫しつつ、あっけらかんと明るい雰囲気のラブコメ・エロコメ系統とハードな読書感の凌辱・調教系の双方を得意とする作家さんですが、女教師さんが教え子の少年を支配する多少ダーク寄りの短編「せんせいの逆襲」を除いて、今単行本については明確に前者でほぼ統一。
コミカルな掛け合いや、意外に純で真っ直ぐな恋心の描写などでシナリオの調子をまとめつつ、変態エロ願望も含めてセックスへの欲望・意思がシナリオ展開をぐいぐい駆動するエネルギッシュさが特色であり、また、快楽全能主義的な色彩を明瞭にしています。
  作品のトーンに合わせて変態エロ要素を各種用意しつつも、その背徳感や倒錯性といった暗さ・取り返しのつかなさを強調することは今回しておらず、この作家さんの変態モノとしてはライト寄りとも感じます。
HotSeasonForSex2.jpgとは言え、ごく当たり前に母子相姦が行われ、羞恥プレイやコスプレH、スワッピングやアナル調教などが投入される「ママの~」シリーズや、互いのムレムレスパッツとニーソックスを嗅ぐのが大好きな臭いフェチボーイ&ガールの日々を描く短編「フィットなふたり」(←参照 “恥ずかしい汗ビチャニーソ味”(原文ママ)だそうです 同短編より)、年下ボーイコンビを弄ぶ幼馴染お姉ちゃんを拘束&お薬ガンギメセックスでお仕置きな短編「SHARE-シェア-」など、特殊なプレイ・シチュエーションで突っ走る爆発力は変わらぬ美点。
  レイプや調教といった単語もしばしば登場しており、時に強烈なアクメをヒロインに連続して叩き込む攻撃性を発揮していますが、あくまでラブラブなプレイの一環であったり、エロのエネルギー感を強調する意図であったりするため、性欲が素直に発揮される快活さやラブコメ的予定調和の安心感を阻害するものではないでしょう。
シチュエーションやプレイを優先する作風であるため、ストーリー的な面白みには乏しいですが、それらの変態プレイの中でヒロインのキャラクターとしての魅力が高まっていくのは長所であり、キャラの魅力でシナリオラインを形作れているのも○。

【多彩な設定・ボディデザインの美少女&美女ヒロインズ】
  下は短編「Hなの履いてます」に登場の可憐なJCガールから上は「ママの~」シリーズに登場する30代半ばのママさんまで幅のある年齢層となっており、人数的な主力は女子高生級の美少女達が担う陣容。
ロリキャラでは可愛らしさを、美少女キャラクターでは華やかで健康的な色気を、年増キャラクターではフェロモンむんむんなアダルトさを織り込んだキャラデザを施しており、年齢や性格などの設定に合わせて的確に描き分けをしているのは、キャラクターの多彩さの印象を高めています。
  普段はボーイッシュだけど中身は乙女な美少女さん(短編「快演☆ムスメ役」)や、普段は冷たい印象ながら根は優しくて尽くすタイプの女の子(短編「お尻に恋っ」)、不良グループの女団長である明るいヤンキー娘(短編「ヤンネコえっち」)、エッチで優しいママさん(「ママの~」シリーズ)など、キャッチーなキャラクター属性を各種取り揃えているのも分かり易い魅力の一つでしょう。
  貧乳バストで華奢なボディのローティーンガールや、肉感たっぷりの完熟ボディの年増美人、バスト&ヒップに十分な肉感を持ちながらウェストは締まったスレンダー巨乳の美少女キャラクターや、駄肉がたっぷりと付いた等身やや低めのぽっちゃりボディなどなど、ヒロインの設定によってボディデザインを描き分けているのも特色の一つ。
HotSeasonForSex3.jpgこの各種ボディに組み合わされるのが、十八番のバニースーツを筆頭に、水着やニーソックス(←参照 ぴっちり水着に浮き出る乳首 短編「快演☆ムスメ役」より)、変身ヒロインのレオタードコスチュームなど、柔肌にぴっちりと張り付く衣装の数々。ヒロインの肢体の肉感や逆に華奢さなどを強調すると共に、それらのコスチュームの肌触りの質感を重視しているのもポイントと言えます。
  アニメ/エロゲー絵柄的なキャッチーネスを含む漫画絵柄は共通させつつ、絵柄を意欲的に進化させており、コントラストははっきり・描線はシャープなタイプの絵柄からす、パステルさもある柔らかい印象があり、モダンでオサレ感のある絵柄に変化。どちらの方向性も魅力的でが、ベテラン作家ながらも取り組んだ新たな絵柄への挑戦が成功していることを高く評価したいところ。

【変態プレイの強烈な陶酔感を喚起する攻撃的なエロ演出】
  個々のエピソードについてさほどページ数が多いとは言えませんが、前述した様にシチュエーション・プレイ特化の作品構築であるため、エロシーンの尺は抜きツールとして十分であり、また変態プレイを満喫したり、その中で恋心や性癖を更新したりなヒロイン達の痴態を鑑賞できます。
  これまた上述した通り、臭いフェチや執拗なクンニ、母子相姦にコスプレH、アナルセックスなどアブノーマルなプレイやシチュエーションが多く、特殊プレイとしてのドギツサは今回はマイルドにしているとはいえ、それらのプレイに耽溺するヒロイン達の痴態に一定の倒錯感や酩酊感の強烈さがあるのも確か。
  前戯パートにおいては、ヒロインの柔らかボディの性感帯を丹念に舌やら指やらで愛撫したり、ち○こにむしゃぶりついてご奉仕するヒロインの姿を描いたりなプレイを描いており、ある程度長めに尺を用意することで、感触以外に臭いや味といった感覚への執着も含めてある程度の執拗さを醸し出しているのが一つのポイントでしょう
HotSeasonForSex4.jpg前戯で既に快感に圧倒され始め、すっかり蕩けたパイパンま○こやアナルをくぱぁと押し広げて挿入をおねだりすれば、レイププレイやお仕置きといったシチュエーションの勢いも相乗されて攻撃的なピストンが開始されており、目を見開いたり、舌を突き出したりなだらしないアクメ顔やお下品なエロ台詞や声にならない嬌声を叫んだりしながら、快感に酩酊するヒロイン達の痴態を開陳(←参照 普段は男勝りなヤンキー娘がメロメロに 短編「ヤンネコえっち」より)。
これらの陶酔感の強い痴態描写に加え、時に乳首残像を伴う激しい乳揺れや、肉棒に押し開かれる秘所や菊門をドアップで魅せ付ける結合部見せつけ構図の多用、局所は露出させつつ太腿や足&脚にぴっちり張り付き、臭いや濡れによって変化を示す着衣のフェティッシュな描写、ぬめっとした舌や唇、性器などの淫猥な粘膜描写なども実用性を大きく高める要因でしょう。
  前戯パートでの愛撫からの潮吹きやフェラからの顔射マーキングなどを含め、複数の抜き所・絶頂シーンを設ける多回戦仕様となっており、フィニッシュは快感にメロメロになったヒロインにトドメのアクメを叩き込んだ上で、敢えてぶっかけをチョイスしたり膣内射精をきめたり、アナル中出しであったりと、射精箇所には多彩さを持たせています

  変態エロ要素や衣装へのコダワリはそのままに、読み口の柔らかさ・エロシチュ特化の勢いという美点が伸長したと感じる最新刊。特に美少女キャラクターの魅力を大きく増す、絵柄の改造も大成功と個人的には感じます。
個人的には、普段は気風のよい姉御肌なヤンキー娘が酔っぱらった際に可愛らしいコスプレHを経験してデレまくり蕩けまくりな短編「ヤンネコえっち」と、主人公の恋心を弄んだ年上お姉ちゃんをお薬ガンギマリセックスで強制発情お仕置きエッチな短編「SHARE-シェア-」が特にお気に入りでございます。