RunnnigOverLadies.jpg 島本和彦先生の『アオイホノオ』第13巻(小学館)を読みました。島本先生の妄想?に対する編集長のツッコミが今回も拝めましたが、“今月のネームも最高に~”の編集長氏のコメントの漫画愛を感じて非常によかったです。
相変わらず個性の強い面々の前のめりな青春が続いていますが、山賀氏の徹底した強気プロデューサー気質は凄いですねぇ。

  さて本日は、イソラシ先生の『ハミ恥女』(ジーオーティー)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『悪戯♀てまんちょ』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
綺麗でエッチなお姉さんヒロインに時に優しく時に厳しくたっぷり搾り取られる作品集となっています。

  収録作はいずれも独立した短編計10作。1作当りのページ数は16~20P(平均20P弱)と中の下クラスのボリュームで安定しています。
分かり易くエロ特化の作品構築であり、シナリオはごく軽い読み口でそこに適度な濃厚感と分量のエロシーンを組み合わせています。

【棚ボタ的なウハウハ感と妖しい色香のバランス】
  単行本タイトルや表紙絵から露出エロ的なアブノーマルシチュエーションに特化した作品群を想起されるかもしれませんが、今回のメインは綺麗でドエロな年上お姉さんキャラクターと助平男子達が織り成すエロコメディがメイン。
セックスレスで欲求不満な若奥様がムラムラして入ったピンク映画館で映画の内容と同じく輪姦されてしまう短編「イっちゃう映画館」や、面白発明家をリポートする美人リポーターさんがエッチな発明に体を呈した突撃リポートをすることになる短編「アクメでも密着取材です!!」など、凌辱寄りで女性側が押し切られるシチュエーションもありますが、エッチの気持ち良さにヒロイン側が満足することもあって雰囲気は明るくまとまっています。
RunnnigOverLadies1.jpg  今回のメインとも言えるのは、エッチで綺麗な年上お姉さんに誘惑されるシチュエーションであり(←参照 なります!犬になります! 短編「違います!これは・・・」より)、コミカルさを備える棚ボタ的な展開も多用してヒロインに優しくセックスをレクチャーしてもらったり、Sっ気を発揮したお姉さんに奉仕をさせられたりなエロシーンに進行していきます。
棚ボタ的な幸福感の甘さやエロコメとしてのカラッとした明るさも適度に有しつつ、綺麗なお姉さんに好き放題にされてしまうという倒錯性のスパイシーさや背徳感の暗さも十分に含ませており、作品によって両者の比重は異なるものの、ちょうど良い塩梅で両者をミックスさせているのが○。
  恋愛要素が絡むケースも相応にあり、その点も淫靡なシチュエーションに比して平和な雰囲気に寄与していますが、ストーリー面で重要な寄与をしている要素という印象は薄く、むしろ状況設定のアイディア力や年上お姉さんに甘えたり搾られたりの背徳的な多幸感がシナリオを駆動していると評し得るでしょう。
話のオチも、ほんのり甘酸っぱいラブラブハッピーエンドやお馬鹿なギャフンオチなど、軽く穏やかなものとなっており、シナリオは全体を通して軽く穏やかに描いて濡れ場のウハウハ感に集中しやすい作りと感じます。

【しなやかなスレンダー巨乳の美少女&美女】
  女子校生級の美少女キャラクターも多数登場させつつ、彼女達のお母さんクラスの美熟女も登場。女子高生ヒロインに加え、女子大生~20代半ば程度の綺麗なお姉さんタイプが主力と言えるでしょう。
部活の先輩であったり、教え子のママさんであったり、友人の姉であったりと、主人公の少年キャラクターに対して年上のお姉さんキャラクターが多いことが今回の特徴。同年代のキャラクターも時々登場していますが、その場合でも主人公に対して余裕やSっ気など優位な態度を示すことが多いです。
RunnnigOverLadies2.jpg  年下ボーイを優しく受け止めて笑顔でセックスをしてくれる甘やかしお姉さんタイプも存在しつつ、特に印象的なのは冷たい瞳で罵り台詞の言葉責めをするお姉さんや(←参照 ありがとうございますありがとうございます! 短編「怪我の好妙」より)、妖艶な微笑で余裕の見下しをしつつ男性を誘うお姉さんなど、Sっ気のある美人さん達。
上述した様に作品全体の雰囲気は明るめで穏やかであり、冷徹な嘲笑を浮かべるドミナを期待するのは避けるべきですが、優しさと厳しさの両面の母性に包まれたり、支配されたりするソフトMの願望を満たしてくれるヒロイン像と評し得るでしょう。
  貧乳~並乳なスレンダーボディの女性キャラクターも登場していますが、メインとなるのは形のよいたっぷり巨乳とこれまた綺麗なラインを描く桃尻を装備した、しなやかなエロボディ。また、女性器描写の淫猥さはこの作家さんの特徴であり、ティーンガールの綺麗にぴっちり閉じる若いあそこと、皺の入ったビラビラの使用感がむせかえる淫臭を放つ成熟おま○この丁寧な描き分けは必見のポイント。
  全体的にすっきりと健康的な絵柄でありつつ、美少女ヒロインの可愛らしさやアダルト美女の色気といった要素を的確に織り込むスタイルは単行本を通して安定。今単行本からデジタルツールの使用に移行しており、描線がアナログに比べて細めでやや頼りない印象はあり、個人的にはくっきりとしつつ煩すぎないラインの味を再添加して頂きたいと感じます。

【淫蕩な表情で快楽に耽溺するエロエロお姉さん達】
  棚ボタ展開を主体とする導入パートであり、エッチなお姉さん達と助平男子達のエロ欲求でサクサクと濡れ場へと突入していくこともあり、エロシーンの尺は良好な抜きツールとして標準的なものを確保。
RunnnigOverLadies3.jpg前戯パートの時点から男性主人公が主導権を握っているケースもありますが、メインとなる状況は余裕綽々の表情や冷たいドSフェイスで主人公のち○こを弄り倒したり自らの秘所をオープンして主人公に見せ付けることで挑発&誘惑したりと、お姉さんヒロインに翻弄さえっるプレイを投入するものとなっています(←参照 ゴ、ゴウランガ!ダブル足コキ&ダブル見せつけである!! 短編「ハーレム銭湯」より)。
また、ヒロイン自らが性感帯への愛撫を要請もしくは命令することも多く、ふにゅふにゅと柔らかいバストとコリコリの乳首、パイパン~もっさり陰毛の下で淫臭と淫蜜を溢れ出す秘所などをペロペロすることで男女双方の興奮が高まっていく仕様。
  抽挿パートに移行後は、ねっとりと剛直に絡みつく名器にピストン運動を繰り返して時に優しく受け止められ、時にハードに搾り取られるシチュエーションが続いていくわけですが、この際、逆レイプや目隠しプレイ、性玩具の追加投入、まな板ショーなどなど、適度にアブノーマルな要素を絡めて前述の適度な背徳感・倒錯性を盛り上げていきます
男性側が主導権を奪い返すこともありますが、それもヒロインを快楽で充足させるということにつながっており、トロンと蕩けた瞳に火照った頬、大きく開かれて濡れた舌が見える口などの淫靡な表情とたぷんたぷんと揺れる柔らか巨乳など、お姉さんヒロイン達の艶やかさを増すエロ演出を施しています。
RunnnigOverLadies4.jpg  特にお姉さんヒロインが主導権を握る場合では、淫蕩な説明台詞や男性へのSっ気のある言葉責めなども絡めつつ、騎乗位で自ら能動的に腰を振るパターンも多いですし(←参照 腰振りママさん 短編「どきどき家庭訪問」より)、彼女達の柔らかボディにバックや松葉崩しでガンガンピストンするパターンも存在。上述した淫靡な女性器描写を活かした迫力豊かな性器アップや結合部見せつけ構図で強力なアタックを生み出しつつ、がっつり中出し&精液零れ出し描写でフィニッシュシーンを形成させています。

  単行本タイトルに反して、いわゆる“痴女”キャラクターを期待するのはやや避けるべきかもしれませんが、淫らなお姉さんキャラクターに甘やかされたり搾られたりなシチュエーションが好きな諸氏には太鼓判を押してお勧めできる1冊。
個人的には、女子高生さん&そのママさんによる騎乗位&顔面騎乗で搾り取られる短編「どきどき家庭訪問」と、媚薬でドSスイッチが入ったクール美女に言葉責め&逆レイプ騎乗位でガンガン攻められる短編「怪我の好妙」がフェイバリットでございます。