どうも、当ブログ管理人のへどばんです。大晦日もいよいよ間近となって参りました。あっという間の1年であったようにしみじみ感じます。
大晦日(31日)には、毎年恒例の年間ランキングを発表する予定ですが、これも例年通りにまずは僕の下半期ベスト10を発表させて頂きます。
この結果と、上半期のベスト10、および両方における“惜しくも選外”を再考しまして、年間ベストは決定しております。

12月29日現在において今年7月から12月に発売された(アマゾンの発売日に準拠)エロ漫画新刊のうち、僕が購入・読了したのは155冊(内、未レビュー6冊)となっております。
毎年のことではございますが、半期ベストの時点ではまだ順位付けをしていません。また、紹介致しました各作品の詳しいレビューは各短評内のリンク先をご参照下さい。
それでは下半期のに耀いていた、“これぞ!”という作品達を紹介させて頂きます!

天太郎『flower』(コアマガジン)
Flower.jpg適度なリリカルさを個性的なアクセントとして生かす心地よいラブコメディーであり、おっぱい星人にとって本年屈指の抜き物件。
ばるんばるんと揺れまくる巨乳・爆乳の存在感を核としつつ、それ単体の魅力で終わらせない女体の描き方と、エロ演出の攻撃性の強さがこの作家さんの武器でしょう。
メガストア系列の“王道”を形成しながら、決して凡庸にならない魅力と迫力のある最新刊。→単行本レビュー

無有利安『お兄ちゃんとにゃん❤にゃん❤にゃん❤』(茜新社)
NyanNyanWithBro.jpg可愛らしいロリプニょぅじょさんとの脳髄蕩ける甘々ハッピーロリータ作品として高い完成度を示していますが、それだけの魅力に留まらなかった1冊。
孤独の悲しみ、喪失の嘆きを作品の中に込めながらも、それらが登場人物達の純粋で優しい感情に包まれることで、それぞれが幸福を得る温かいファンタジーとしての魅力があります。
ちんまいロリボディがメロメロに蕩けるエロ描写も非常に破壊力があると言えるでしょう。→単行本レビュー

霧恵マサノブ『魔法少女まじかるゆかたん』(ジーウォーク)
MagicalYuHuka.jpg練りに練った作品設定を以て、ファンタジーとしての面白さと登場人物の激情を描き切る特異な作風を遺憾なく発揮。
ブルータルとも言うべきエロの攻撃性が決して浮つくこと無く、ストーリーの躍動感と有機的に組み合わさるのも見事です。
読み返す度に違った面白さを感じられる1冊です。→単行本レビュー

赤月みゅうと『少女×少女×少女』(ティーアイネット)
GirlGirlGirl.jpg読み手の心を打つドラマ性、および蕩ける様な官能性を躍動的な作画で表現しうる技術力とそれを可能にする作者の情熱の滾りを感じさせる2冊目。
ややもすれば荒削りであった部分を、その魅力を残しつつ洗練させてきたのは作者の成長の証でしょう。
それぞれの“生”と“性”の喜びを噛みしめる少女達の姿が非常に魅力的で、彼女達への祝福を呼び込む作風。→単行本レビュー

青木幹治『Only You』(コアマガジン)
OnlyYou.jpg軽快さを保ちながら、詩的でさえある表現が読み手に鮮烈な印象を与える登場人物達の台詞回しのセンスが一級品。
ばんがいち掲載作らしいラブエロの甘さと、エロの程良い攻撃性のバランスが心地よい塩梅でまとまってきたのも嬉しい点です。
ヒロインのキャラクター性にも深みと幅が生じてきており、今後に強い期待を抱かせる飛躍の2冊目。→単行本レビュー

オイスター『ワタシキレイ?』(一水社)
ShoneMe.jpg強欲と狂気の泥濘に沈み込みながら、決してその輝きを失うことのない人の美徳に価値を見出すオイスター先生の“イズム”が強烈なドラマ性を以て描かれる傑作。
業界屈指の暴虐性を以て描く調教・凌辱エロであるからこそ、作劇・キャラクターに強い魅力が生じています。
ホラー漫画として秀逸な『見るも無惨』も構成力の高さを示しましたが、個人的にはこちらを優先して挙げさせて頂きました。→単行本レビュー

MARUTA『アマノジャクが恋をして』(富士美出版)
ContraryLove.jpg派手でもなく、またパンチ力もないものの、その穏やかな雰囲気の中でふくよかな芳香を放つ思春期ラブの叙情性が実に味わい深い1冊。
アナログ作画の魅力は丁寧な画作り、等身大的な魅力を持つ美少女達の描写、そして熱っぽいエロ描写のいずれにも大きく貢献しています。
独特のフェッティシズムも含ませており、コンビニ誌的なキャッチーさもありつつ、たっぷりと余韻を楽しめる1冊と言えます。→単行本レビュー

柚木N’『姉❤コントロール』(ティーアイネット)
SisterControl.jpg単行本を出す度にその成長力の高さに驚かされるこの作家さんの最新刊は、催眠調教エロとしての金字塔を打ち立てる1冊。
陶酔感の溢れるエロに登場人物達と、読み手が溺れていく内に、蓄積された歪みが終盤において一気に爆発するスリリングな構成に痺れました。
エロの演出面もレベルが高く、それが実用性と読みの面白さの双方に寄与しているのも高く評価したい点。→単行本レビュー

灯ひでかず『よりどりEcstasy!!』(茜新社)
VariousEcstasy.jpg初単行本ながらキャッチーな絵柄の完成度が高く、ヒロインのキュートネスとエロのアグレッシブさを両立させる技術の安定感も◎。
エロアイテムや触手など、定番のギミックを使って賑やかな展開を可能にしつつ、その用法自体に作品の面白さを生み出すことが出来るのも素晴らしい点。
“エロ漫画”としての自由度を活かした面白さが、エロとシナリオの双方を魅力的にしていると言えるでしょう。→単行本レビュー

エレクトさわる『PANDRAⅡ』(キルタイムコミュニケーション)
PandraSecond.jpg絨毯爆撃的な濃密かつ強力なエロで読み手を圧倒しつつ、伏線をしっかり張って展開させた長編ファンタジーのストーリーの魅力も頼もしい1冊。
2冊単位の長編として、前巻からの切り返しが非常に鮮烈な印象を与えており、善悪や攻防を複雑に入り混じらせる構成は作家さんの作劇の丁寧さを物語る点でしょう。
無論、だらしなエロボディの汁塗れ描写にも余念がなく、ゲップが出るほど満腹になれるのも嬉しいところ。→単行本レビュー

と、以上が管理人の選ぶ下半期ベスト10です。
相変わらず、選出作の趣向がかなり多彩であり、悪く言うと僕自身のコダワリが弱いのかもしれませんが、エロにしろシナリオにしろ幅広い面白さが明確に存在するのがエロ漫画というジャンルと思っておりますので、その意味では良い選になったなと自負しております。
どれも本当にお気に入りの作品ですので、読者の皆様に何らかのご参考となればレビュワーとして嬉しく思います。
また、年間べストの方も楽しみにしていて下さいな。

下半期に紹介した全ての作品とその作者様・出版者様、そして当ブログの読者諸氏に心よりの感謝と敬意を表して
一エロ漫画愛好家 へどばん拝