BeyondClothes.jpgあずまきよひこ先生の『よつばと!』第11巻(電撃コミックス)を読みました。帯の文章が示す通りに、日常の世界に楽しさや輝き、驚きを見つける作品ですよねぇ。
よつばに「なんでうどんにしたの?」と聞かれて店主が少し考えてから「好きだから・・・?」と疑問符付きで答えるシーンが渋くて好きで、幼子と老人の過去と未来の在り様がほんのり対比されていると感じました。

 さて本日は、ガビョ布先生の『布のむこうがわ❤』(茜新社)のへたレビューです。約3年ぶりの新刊となりますなぁ。なお、先生の前単行本『日本全国豆投げ音頭』(久保書店)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
キュートなロリプニ美少女さん達と繰り広げるお馬鹿コメディとちんまりボディを外から中から大満喫なエロが詰まった1冊となっています。

 収録作は、いずれも読み切り形式の短編11作+描き下ろしのおまけ漫画8P。おまけ漫画を除き、1作当りのページ数は8~24P(平均17P)と幅がありつつ、平均すれば控えめな部類。
もっとも、エロのボリュームは十分量あるという印象ですし、テンション高めで勢いよく進行するスタイルであるため、短い作品でも展開の苦しさや物足りなさをあまり感じさせないと言えるでしょう。

【アホ娘達が元気に動き回るギャグエロ漫画】
 作風的には、いい意味で阿呆なテイストを色濃く打ち出すドタバタコメディであり、ハッピーロリータ系にカテゴライズすることも可能な一方でテンションの高いギャグがより目立ち、恋愛系としての甘さに重点を置く方にはやや不向き。
e9128dfa.jpgお気に入りのおぱんつが破けてしまった女の子が、変に偏った性知識から男性主人公に精液を出させてぱんつの“子供”を作ろうとする短編「隣のまりちゃん」(←参照 なに言ってんの、このょぅじょ)の様に、エキセントリックな設定を序盤にぶち上げてその勢いで突破するスタイルはページ数の少ない作品でも効果的な手法となっています。
 斯様に文章にしてしまうと奇妙奇天烈な設定をテンポ良く読ませてしまう安定感や、状況を形成するアホな女の子達の魅力の形成につなげてしまう巧さなどは、この作家さんの特筆すべき美点。
また、前述した様に、ギャグの勢いで作品全体を押し通すことに加え、言葉遊びやパロディなどの小ネタ的なギャグを随所に投入してクスリと笑わせることで、ギャグとしての緩急が付いているのも面白い点です。
 そういった特殊な設定を生じさせるために、吸血鬼の女の子の始めての吸血(短編「急いで口で吸え」)、ある目的(エロ関係ではない)で男性を拉致する秘密組織の女の子(短編「何が大事」)など、ファンタジー要素を絡める手法も散見されますが、良くも悪くもファンタジーとしての面白さは薄く、その有無に関わらずオトボケコメディを貫徹しています。
 コメディとしての軽快さの中でエロシーンに雪崩れ込みつつ、両者に明瞭な差異を設けないことで、ギャグ要素がエロ漫画としての構築から浮つかないのも地味に優れた要素であり、エロを抜いてもギャグを抜いても成立しない作劇と評したいところです。

【ぺたんこお胸のちんまいロリボディ】
 時々年齢不詳の人外さんも登場しますが、彼女達の外見上の年齢も含めてヒロイン陣の年齢層はギリ二桁~ローティーンの小○校高学年クラスがメイン。
BeyondClothes2.jpgコメディとしての面白さ、ギャグとしての突破力を支えるのは彼女達のキャラクター性であり、ユニークな行動理念を持ち、性を意識しているかは不明ながらもエロ方面へと暴走する子が多め。また、男性側が比較的冷静であるが多いことも、彼女達の暴走っぷりの楽しさを対比的によく引き出しています(←参照 暴走する女の子と“うるさいなぁ”扱いの男性 短編「何が大事」より)。
 キャラクターデザインとしては、等身を低く設定して設定上の年齢よりも幼さを強調するタイプであり、丸っこいボディラインを基調としてその柔肉のプニプニ感を明示するロリプニ感満載のタイプ。
BeyondClothes3.jpgほとんど隆起の無いぺたんこバストや、すべすべの肌触りな寸胴~イカ腹気味の体幹、やや短めの四肢にプニプニで一本筋がぴっちりと閉じたお股と、ロリキャラのボディデザインとして必須な要素をフル装備しています(←参照 魅惑のフルフラットフロント(FFF) 短編「さぁ、力を抜いて(読んでください)」より)。なお、それらのスベスベ&ぷにぷに感に加えて、ほっぺたのぷにぷに感も強い魅力の一つと個人的には主張したいところ。
 絵柄的には上述したロリプニ系のボディデザインとの親和性が非常に高いデフォルメ絵柄。非常に可愛らしい絵柄である分、読み手の嗜好によってはストレートなエロさと結びにくい可能性も強くある一方で、むしろ成熟したエロティックさを完全に排除されたことによる背徳的なエロさもあるのは、二次ロリ好きには強い魅力と言えます。
コメディシーンでは、元々強いデフォルメを更に強めて小動物的なキュートネスを出したりと、同一作品内でも場面に合わせて絵柄を変えていますが、初出時期が広いこともあって、描線の濃淡などで絵柄の印象に少々の振れ幅は感じます。

【ぷにぷにボディを味わい尽すエロシーンの陶酔感】
 作品間でページ数に大きな差異がある一方、エロシーンの尺の幅は比較的小さく抑えられており、ショート作品では前述した特殊設定でエロシーンへと高速で移行しております。
これまた前述した通り、エロとギャグが密接に関連した作品構築であるため、特にエロ展開序盤では両者が混在した雰囲気であったり、エロシーンとコメディパートが交互に入れ替わる展開があったりと、エロのみに集中しやすいコンストラクションではないのは確か。
 とは言え、エロ漫画としての実用性は十分に高く、その魅力を担う一つの核は、十分なページ数を与えられた前戯パート。ここでは、ヒロインの服をぬぎぬぎさせて、そのスベスベ&プニプニボディを指や舌で満喫する描写を加えたり、またロリっ子達が無邪気にち○こ弄りに勤しむ描写を加えたりで背徳感と幸福感が絶妙にブレンドされたエロの盛り上げが図られています。
 ロリっ子達のお股をパカリとオープンして小さな秘所に挿入すれば、ギャグ的に痛さを強調することはあるものの、前戯で十分にほぐされたこともあってか、速攻で性的快楽を感じ始める仕様となっており、苦痛描写を排して読み手の精神的負担を大きく低減させる快楽至上主義的なエロシーンを形成。
BeyondClothes4.jpg着衣セックスが基本となっていますが、それでいて要所はきっちり見せており、淫蜜をたっぷりと分泌する幼い秘所からぬめった水音をち○この出し入れで奏でさせつつ、ヒロインの小さな乳首をクリクリと弄って更に彼女達の快感を高める描写を頻度高く添加しているのが一つの特徴となっています(←参照 さきっぽクリクリ 短編「女児が部屋に来るだけで勝ち組だが、更に・・・」より)。
 潤んだ瞳や輪郭のくずれた“はわわ口”などで形成されている、すっかりメロメロな蕩け顔は、絵柄のキュートネスとの相性が良く、大ゴマで描かれる中出しフィニッシュまで、十分な陶酔感を保つことで実用性を高めているのも嬉しいところです。

 前回の単行本レビューの際に、“二次ロリ初心者にもお勧め”との旨を書いたのですが、確かに作品の面白みはかなり万人受けすると思う一方、この幼さが強調されるロリっ子の痴態を性的に楽しめるか否かは、二次ロリ属性な結構な強さも要求するのかなとも感じます。
どれも楽しくて選ぶのが難しいですが、強いてお気に入りをチョイスするならエキセントリックな設定と、ヒロインの愛くるしさが共にトップクラスな短編「隣のまりちゃん」を一押ししたい所存。ロリ好きは要チェックな作品ですよ!