Flower.jpgTVアニメ版『ベン・トー』第7話「オムっぱい弁当 752kcalとロコもっこり弁当 1100kcal」を観ました。水着回イヤッホー!にもかかわらず弁当バトルがあるのは笑いました。
茶髪の(色々と)ダイナミックな戦闘描写も良かったですが、やはり今回は先輩がエロ可愛かったですねぇ。そして、あせびちゃん、不憫な子・・・自覚が無いのは救いであり、憐れでもありますな。

 さて本日は、天太郎先生の『flower』(コアマガジン)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『レッスンとぅゆ~』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
ハートフルなラブストーリーの描写と汁ダクおっぱい絨毯爆撃な特濃エロが合わさった作品集となっています。

Flower1.jpg 収録作は、主人公とその恋人の女の子、そして恋人のお姉さんとの秘められた三角関係が人語を解し、人の心を見抜く謎のぬいぐるみの出現によって新局面を迎える中編「Three Piece」全4話(←参照 恋人のお姉さんと怪しげなクマさん 同中編第1話より)+描き下ろしのフルカラー番外編4P,バイト先の本屋のお姉さんとウハウハエッチに恋敵の美人さんが乱入な連作「スウィートチャンス」「ビターチャンス」、および読み切り形式の短編3作。
描き下ろしのフルカラー作品は除き、1話・作当りのページ数は12~24P(平均19P強)とコンビニ誌初出としては概ね標準的な分量で推移。シナリオ的に厚みのある中編作と、軽快さを重視した連作・短編群とに分かれますが、どちらもエロの体感的なボリューム感が強いのが持ち味と言えるでしょう。

【快活なラブコメ調とリリカル成分の程良いバランス】
 メガストア系列正道の快活ラブコメディを基盤としつつ、そこにほんのり乙女チックでさえある感情描写を織り交ぜて青春恋愛模様を描く作家さんですが、今回では短編群では前者、中編作では後者がより中心の作劇。
 短編群と連作に関しては、良い意味で性欲真っ盛りな男性主人公達と、それに何だかんだで応えてくれるヒロインさん達との色恋沙汰を描いており、ドタバタ劇としてではありながら、ピュアな恋心や性欲の頼もしさで魅せる作劇となっています。
86532f49.jpg無論、エロ漫画的ご都合主義は相応の強度で発揮されており、これら短編群・連作ではユニークな面白味に乏しいのは確かですが、棚ボタ的な幸福感の明確さと、思春期ラブのドキドキ感が互いに邪魔し合わないのが調節の上手さと評すべき点でしょう(←参照 ドキドキしながら超大胆 短編「二人微妙なチルドレン」より)。
 これに対して、中編作は、妹と主人公の恋路を見守りながら、自身の恋心を押し殺す姉という人物関係が、人の心を見抜き、それぞれの幸福の実現を助力するクマちゃんの登場によって大きく変化するトライアングル・ラブを、一定のシリアスさを含みつつドラマチックに描出。
不思議な力を持つクマちゃんや、お互いの感覚を分け合う姉妹などの設定に依存する部分はあるものの、不必要にギャグに逃げることなく、葛藤する姉妹の衝突と和解を誠実な感情描写によって正面から描き出す作劇上の胆力は実にこの作家さんらしい点と言えます。
とは言え、あまりに真っ正直である分、過度の“クサさ”としてネガティブに感じる方もおられるでしょうし、姉妹の関係性の描写に集中して主人公の意志決定の描写が貧弱であったりと、この話数での構成として勿体ない点が散見されるのも確かです。

【たゆんたゆんと柔らかながらずっしり重い爆乳描写】
 中編作の姉妹を筆頭に女子高生級のヒロインを多めに配置しつつ、20代前半~後半程度のお姉さんキャラも半数弱投入のヒロイン陣。
そもそもあまり年齢層の振れ幅は大きくないですが、年齢による描き分けを大きくは施さない一方、年少組ではほんのりロリっぽい可愛らしさを、年長組には成熟した色香をそれぞれキャラデザインに添加しています。この描き分けは、特にダブルヒロイン制の中編や連作で効果を発揮しています。
Flower3.jpg 中編作ではサブヒロインに貧乳気味のぶりっ子ちゃんが登場していますが、言うまでもなくこの作家さんの描くヒロイン達は皆さんダイナマイツ(死語)な巨~爆乳の持ち主であり、ぞのずっしりとした重量感の強調は業界トップクラス(←参照 いわゆる“当ててんのよ” 状態でも感じるみっちり感 連作後編「ビターチャンス」より)。
お肉がたっぷり詰まった重量感と弾力溢れる質感のおっぱい描写を勿論中核としながら、肢体全体のバランスもある程度整えられており、これまたボリューミィなヒップや、適度に柔肉をまとう体幹&太股などと合わさることで肢体全体のヘビィネスや柔らかさをしっかり前面に打ち出しています。
また、体パーツの細部の描写もエロティックであり、穏やかに自己主張するぷりっと肉厚なセクシーリップや艶やかな黒髪、ストレートな淫猥さのある濡れた粘膜の表現等も女体そのものに由来する実用性を大きく高めています。
 描線の強弱を上手くコントロールしながら密度の高い作画を施すスタイルであり、そこらも含めてアナログ的な不揃い感を勢いや力強さの魅力に昇華できる技量が魅力的な二次元絵柄は健在。今後のデジタル作画への移行も考えておられるようですが、そこらの勢いの良さがどうなるかは個人的に結構心配しているところ。

【迫力溢れるパワフルファックのドライブ感】
 作品によってページ数の多寡はある程度の幅はありますが、短めの作品では速攻エロシーンに突入させ、続きモノではシナリオ展開を進めてから濡れ場へ移行するため、エロの分量は比較的安定。
 概ね標準並みの分量というエロシーンですが、上述したバストを中核とする女体の存在感の強さを武器とする分、その描写が紙面を埋めることによる強烈なプレッシャーがあり、体感的なボリューム感はページ数以上のものがあります。
その意味で大ゴマが非常に映えるタイプのエロ描写であり、無論、全身描写の大ゴマやコマぶち抜き絵を中軸として画面を構築しつつ、局所のアップ構図や断面図、結合部以外での肢体の接触などを表示する小~中コマをぎっちりと詰め込み、読み手の理性をオーバーフローさせることで強いトリップ感を喚起。
Flower4.jpg また、上述した通りに絵の勢いでエロ描写も魅せるタイプであり、各種液汁でぐっしょりと濡れた女体をがっしりホールドしながら男女双方がパワフルに下半身を叩きつけ合うピストン運動の描写にはエネルギー感が漲っています(←参照 中編「Three Piece」第3話より)。反りかえる背やばるんばるんと揺れる“動”の描写を重視しつつ、肢体の重量感を尊重して“静”の描写を織り交ぜる技巧も魅力的。
 エロシーンはシナリオ展開の地続き上にあるものであり、恋愛モノとしての熱っぽさを甘く誠実なラブエロ台詞によっても補強しているのも特徴ですが、例えば白痴系エロ台詞の連呼など、完全にエロ側に寄った台詞回しとはまた異なる魅力があるタイプであることには要留意。
 基本的には2回戦仕様がメインであり、パイズリ(ダブルもあるよ!)やヒロインがオナニーしつつの手コキ奉仕、素股等で前戯パートの抜き所を形成しつつ、前述のパワフルな抽送パートのラストを飾る1Pフルの中出し絶頂フィニッシュで正にトドメの抜き所を形成する盤石のエロ展開も、エロ展開のバリエーションの無さを補って余りある盤石さと評したいところです。

 シナリオワークにもエロ描写にも魅力がしっかり出た最新刊であり、強みとしている部分をよく自覚されておられるなと感じるところ。殊におっぱい描写の迫力と吸引力は常に磨かれている感があります。
個人的には、おっとりメガネ美人の着衣パイズリが眼福な前編、および彼女とツンツンメガネ美人に文字通りに挟まれる後編に股間の銃身が燃え尽きた連作「スウィートチャンス」「ビターチャンス」が特にお気に入り。おっぱい星人の諸兄にお勧め!