AngelOfPiss.jpgハロルド作石先生の『7人のシェイクスピア』第5巻(小学館)を読みました。一般向け漫画で“中出し固め”を見ることになるとは・・・というか、この企みも含めて苦難だらけの人生にシェイクスピアが苦しむのはさすがに可哀想ですなぁ。
彼が、自分だけでなく他人にも笑い喜び泣き悲しむ“神からの贈り物”を授けることが出来るようになるには何が必要となるのでしょうか?

 さて本日は、高城ごーや先生の『天使のおしっこ』(ティーアイネット)のへたレビューです。なお、先生の前単行本(初単行本)『にょう☆どう?』(同社刊)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
おしっこ塗れのアブノーマル街道を爆走しつつ、微笑ましい?青春ラブストーリーをご提供という相変わらずユニークな1冊となっています。

b9451f61.jpg 収録作は、好青年ながらおしっこ大好きな変態男子と彼に見染められた先輩ガールとのエロエロ&ラブラブな日々を描く中編「天使のおしっこ」全4話+おまけ4コマ計4P(←参照 放尿中の告白 同中編第1話より)、および読み切り形式の短編2作。
なお、中編作と短編「おっきな秘密」、および前単行本の中編「飲尿アリス」は作品世界を同じくしており、各作品のキャラクター達の交流も描かれています。
 1話・作当りのページ数は22~40P(平均34P弱)とかなりの大ボリューム。この尺を活かしてエロの量的満足感が強いのは勿論ですが、意外にシナリオパートにも十分な分量を配置した構成となっています。

【愛あるおしっこプレイな日々を描く青春ラブアフェア】
 やや凌辱チックなテイストもあるものの最終的には快楽至上主義的な雰囲気にまとまる短編「放尿ストライカー」のみやや例外的であるものの、中編作と短編「おっきな秘密」は好き合う男女の青春ラブストーリーであり、こちらが作風の基幹。
紳士な性格の主人公が彼女さんに夢中になって、それを恥ずかしがりながらも受け入れて多くの時間とものを共有していく中編作のカップルさんや、身体的なコンプレックスを抱える少女が彼氏君との恋愛関係の中でその苦悩を解消される短編作は、それぞれ青春ラブストーリーの王道的な魅力を持ち、微笑ましい読書感を生み出しています。
 ではありながら、登場人物の関係性が全ておしっこ絡みというのがこの作家さんの個性であり、“俺のおしっこ天使”“勃起尿道口”などなど、エキセントリックな言葉が飛び交う恋愛描写とエロエロプレイが目白押しとなっています。
df6ca9f4.jpgもっとも、この作家さんの作風において“少女のおしっこ”とは、きついアンモニア臭を香らせる暗い変態性癖の象徴などではなく、男女双方を幸福に導くものであり(←参照 二人にとって大切なおしっこを彼氏以外に見られるのは嫌 中編「天使のおしっこ」第3話より)、その甘く優しい雰囲気によって黄金水にネクタルの如き甘さと芳香を感じさせます(管理人の個人的感想です)。
 エロシーンに至るまでの導入パートに十分な描写量を設けているのも特徴で、男女の恋愛成就の流れに一定の段階的発展を形成しつつ、結ばれた後は延々と変態ラブラブプレイに興じる日々にシフトすることでお気楽な読書感を維持。
ページ数が多い分、この構成ではやや冗長な印象も感じさせますが、変態エロと清々しい青春恋愛模様のケミストリーで一変突破しているのは相変わらずであり、またそれこそが作劇面での最大の魅力と言えるでしょう。

【肉感豊かなムチムチ美少女さん達】
 各作品のヒロインはミドル~ハイティーン級の制服美少女さんであり、中編作が一人ヒロイン制ということもあってヒロインの人数は計3名と少なめ。
黒髪ロングの女性キャラクターを得意とする作家さんであり、今単行本のヒロイン達はいずれもその外見を示しているため、その清楚な見た目とおしっこプレイのギャップも魅力となっている印象があります。
AngelOfPiss3.jpg 各ヒロインのボディデザインに関しては、適度にふっくらとした体幹にボリューミィで柔らかい巨乳&桃尻を組み合わせたスタイルで概ね統一しており、健康的な肉付きの肢体からは女性の肌の柔らかさや温かさなどを想起させるタイプ(←参照 短編「おっきな秘密」より)。
肢体全体の量感に由来する魅力も高いながら、各体パーツのエロティックさも持ち味であり、ぷっくりと膨らむ乳首や淫核(あと、時々尿道口)や快感と期待にヒクつくアナルや秘所などの描写を多く取り、かつプレイにも活かしています。
 やや重さや濃さを感じさせるのはTI系列らしい点ですが、絵柄の基盤はキャッチーなアニメ/エロゲー系統の二次元絵柄であり、コミカルなデフォルメ絵なども含めてヒロイン陣の可愛らしさをよく引き出しています。
近作中心の収録であるため、表紙絵と完全互換の絵柄で単行本の大半は安定してはいますが、初出時期が約2年ほど遡る短編「放尿ストライカー」のみ、画風の性質が異なります。

【黄金水を放出しまくりなパワフルラブラブH】
 大ボリュームのページ数は無論エロシーンの尺に活かされており、美少女さんとの嬉し恥ずかしのおしっこプレイを長尺で鑑賞可能であり、“1回戦”の定義がかなり怪しいものの多回戦仕様を徹底。
 通常、エロ漫画作品においておしっこ関連の描写は添えモノ程度に抑えられているものですが、この作家さんの場合は前戯パート・抽送パートの両方においてエロ演出上重要な役割を担うものであり、利尿剤やおむつといった小道具も絡めて放尿を連発させます。
AngelOfPiss4.jpg淫蜜たっぷりの秘所を激しくつきながら、そこから我慢できずに尿が放出されたり(←参照 中編「天使のおしっこ」第2話より)、男性が尿道口から直接ごくごくと飲み干したり、放出された尿が美少女自身の顔面に降り注いだり、果ては尿道同士を連結させて互いの膀胱間でおしっこ交換に洒落込んだりと、まぁ、やりたい放題の様相を呈しています。
 これらの黄金水噴出をエロ面での個性として魅力の核にしつつ、通常のセックス描写にもぬかりはなく、巨乳を活かしたパイズリや、おしっこを出してくれる女性器への丁寧なクンニ等を描く前戯パートと、柔らかなふっくらボディを抱え込んで激しくピストンを繰り出す抽送パートはそれぞれストレートなエロさを十二分に含有。
快感に振るえる女体をたっぷり映し出す大ゴマと、各エロパーツをアップで表現する小ゴマをバランス良く配置したページ構成も、視覚的なインパクトを放っており、台詞回しや擬音などの各種演出も視覚的なアタックの強さをよく補助しています。
 おしっこ大放出をセックス描写の後に持ってきて追撃とすることも多いですが、通常の意味でのフィニッシュシーンは大ゴマ~2P見開きでおしっこ放出しつつの結合部見せ付け構図という、これまたパワフルな絵で抜き所を形成しています。

 もはや、この作家さんのおしっこ愛を止める物は何も無しといった有り様であり、変態エロ特化のBUSTERコミックの看板を支える作家の地位を固めたと言えるでしょう。
個人的には、男性主人公の性癖もあっておしっこ無双でありつつ、ヒロインのキャラクター性の魅力も高い中編「天使のおしっこ」が最愛でございます。