SweetPepper.jpgTVアニメ『花咲くいろは』第18話「人魚姫と貝殻ブラ」を観ました。“きなこもち”も“きもなこち”もとっても美味しいモノですよ!(マテ)。なこち回ではありましたが、緒花の可愛らしさも目立つ回でした。
第1話の厳しい印象を残しながら、女将が理解のある大人としてしっかり機能しているのもいいですね。しかし、お風呂シーンのなこちおっぱいのチョモランマぶりといったら、もう、ね!

さて本日は、唐辛子ひでゆ先生の『スウィート♡ペッパー』(ヒット出版社)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『魔法少女キャロットキャロット』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
温か&柔らかボディの美少女達と繰り広げる日常系甘エロ作品が詰まった1冊となっています。

収録作は、収録作はいずれも読み切り形式の短編・掌編9作+前単行本の宣伝用掌編4P。1作当りのページ数は4~34P(平均20P弱)と、幅はありつつも標準的な分量。
作品構築に関して、お話・シチュエーション重視なタイプとエロ優先なタイプが混在していますが、基本的に口当りの良い作劇と十分量のエロを同時に提供するスタイルは共通しています。

【青春ドラマを盛り込んだ日常ラブストーリー】
 既刊では阿吽連載陣らしい漫画チックなファンタジーを絡めた作風が基本でしたが、今回はパンツに遺恨を残す美少女和装メイドさんの幽霊が現れる短編「パンツ~刻を越えて~」を除けば若い男女の日常劇でほぼ統一。
SweetPepper1.jpg短編「パンツ~刻を越えて~」に関しては、コメディ色がより強いという点も他の作品とやや異なりますが(←参照 何言ってんだ、このメガネ)、ある程度のコミカル成分を含有させているのは他の作品でも認められる点であり、その上で誠実な青春ラブ・アフェアを描出しています。
 電車内でいつも見かけてちょっとした憧れを持っていた女の子に無理矢理エッチに引き込まれる短編「電車の小悪魔」や、一人カラオケをしようとしていた青年に綺麗なお姉さんが積極的なアプローチな短編「おひとりさま」など、女性側の積極性が一方的に光る誘惑Hも棚ボタ的な幸福感がありますが、この作家さんの魅力はどちらかと言えば、男女の恋愛感情が双方から徐々に寄り添っていく展開でしょう。
 恋愛感情の形成にやや唐突な印象を受けるケースも多く、シナリオ構築に硬さを感じることはあるのですが、良くも悪くも愚直さを感じさせる登場人物の描写は○。
SweetPepper2.jpgまた、急展開で導入される感はありながらも、ちょっとポエティックな雰囲気を漂わせて幸福な恋愛のカタチを描き出すシーンの甘さや優しさは間違いなく魅力の一つと言えるでしょう(←参照 互いに向き合うことで至る幸福 短編「ふたりよがり」より)。ギャフンオチや微笑ましいラブラブっぷりで締めるラストも読書感の良さを最後まで維持させています。
 個人的には、さいだ一明先生のドラマ演出に近い物を感じる作劇であり、青春モノを描く上で量的調節の難しい“青臭さ”を躊躇せずに投入してくるため、多少好みは分かれる感があります。

【ふっくら柔らかボディの美少女さん達】
 20代前半程度と思しき綺麗なお姉さん達も少数登場していますが、短編「パンツ~刻を越えて~」の和装メイドな幽霊さんも含めてミドル~ハイティーン級の美少女さんがヒロイン陣の主力。
憧れの先輩美少女や不思議な雰囲気のエロエロガールズ、誘惑お姉さん等のキャラクターを投入してエロへの滑らかな導入を図っていますが、上記した感情描写もあってエロ的に便利なだけのキャラになっていないのは○。ただ、キャラクターの性格面での多彩さはあまり感じない印象もあります。
f795aaf8.jpg 体型的には、女性特有のふっくらとしたボディラインを意識しつつも、思春期ガールズらしい華奢さも同時に含有しており、おっぱいサイズも貧~ギリギリ巨乳レベルとちんまりとした可愛らしさのあるタイプ(←参照 ちっぱいさん 短編「妄想リアル」より)。
とは言え、肢体の肉感が弱いわけでは決してなく、体温の熱を感じさせる肌のふっくらとした柔らかさなどで、そこに触れる喜びを喚起。
 また、和装メイド服やセーラー服、ライダースーツ(ただしHシーンでは脱ぐ)、メイド服に柔道着など衣装は多彩であり、髪型の造形等も含めて、キャラデザの視覚的な多彩さは単行本としての魅力の一つ。
 絵柄そのものは初期作から安定していますが、今単行本では作画技術の安定感がそれに加わっている感があり、表紙絵と同クオリティのキュートな二次元絵柄を単行本通して楽しめます。

【蕩け顔とラブエロ台詞を基軸とするエロ演出】
 上述した様にエロシーンは十分な尺で提供されており、前戯パートと抽送パートの双方に抜き所を設けて多回戦仕様を概ね徹底。
シックスナインを含めた口淫描写や柔らかおっぱいをモミモミといった前戯パートにもある程度の分量を振り分けていますが、どちらかと言えばピスト運動の描写が重視されるエロ展開であり、柔らかボディに力強い抽送を加えていきます。
SweetPepper4.jpg これといった特殊なエロ演出を絡めることはありませんが、トロンと蕩けたエロカワフェイスと割合にストレートにエロさのある実況台詞という基本に忠実な演出で煽情性を的確に積み上げていくスタイルは王道的な良さがあります(←参照 短編「妄想リアル」より)。
また、涎や愛液といったトロトロとした液汁を上述した柔らかボディに絡めることで肢体そのものの官能性を押し上げる演出を施しており、それ故、肢体の絡み合いやディープキスなどの描写が重要なファクターとなっています。
意外に擬音を大量に描き込んで性行為のリズムに勢いを付けるスタイルですが、それほど過剰な感じがしないのは絵柄の特性によるものでしょう。なお、結合部見せ付け構図等の性器描写は十分用いますが、断面図描写に関してはあまり質が高くない印象。
 1Pフル~2P見開きでがっつり提示される中出し描写は抜き所として好適であり、すっかり蕩け切ったヒロインの表情とたっぷりと白濁液が注ぎ込まれる秘所の双方を見せ付ける構図はなかなかにパワフルに仕上がっています。

青春ドラマの盛り込みという観点で、この作家さんは日常エロもなかなか合っているのではと感じさせる3冊目であり、ファンタジー系と両輪で描き続けて頂きたい所存。
個人的には、和装メイドな美少女幽霊さんとパンツエロプレイをたっぷり楽しめる短編「パンツ~刻を越えて~」が最愛でございます。