BlackWhiteRolita.jpgヤマザキマリ先生の『テルマエ・ロマエ』第3巻(エンターブレイン)を読みました。な、なんと、夏目漱石先生が我ら平たい顔族の皇帝だったなんて!?(誤解です)。
山賊すら改心?させて温泉街をつくってしまうルシウスさんですが、ここの所、政争に巻き込まれそうになっており、真面目な性格である分、心配ですな。まぁ、お風呂マジックが全てを解決してくれそうですけど。

 さて本日は、山崎かな先生の初単行本『ハメ頃しろくろり』(クロエ出版)のへたレビューです。ここのところ、ロリ成分欠乏症気味でしたので、真に沁みる1冊でございました。
それはともかく、ドSさんから純真ガールまでそれぞれにキュートなロリっ娘達とのキャッキャウフフが楽しめる作品集となっています。

BlackWhiteRolita1.jpg 収録作は、両親からのネグレクトに苦しむ妹に苛立ちをぶつける兄が、その妹の純粋な愛情に感化されてゆく連作「籠鳥の心音」前後編(←参照 縋る妹 同連作前編より)+描き下ろしエピローグ2P、および読み切り短編7作。
 描き下ろし作品を除き、1作当りのページ数は20~24P(平均22P弱)と標準的な分量で安定。エロシーンも含めてシナリオ展開のテンポが良く、読みやすさと満足感をちょうどよい塩梅でまとめている感があります。

【ほんのりダーク系から甘エロまで引き出しの多い作劇】
 短編「ふぁみはに!」や「昔も今も、これからも」など作品のように、比較的オーソドックスな作りのラブコメディ(ハッピーロリータ)を作風において一定の基盤としつつも、収録作の作風は割合に多様。
 例えば、性玩具のように扱われながらも、家族としての兄への信頼と愛情を貫いた妹さんが、自身をヒキコモリ状態から脱却させ、荒んでいた兄の心に優しさを回復させるく連作「籠鳥の心音」は、性愛を介した両者の“救済”を描くシリアス寄りの作風となっています。
 加えて、単に純粋で従順なロリキャラではなく、大人しい性格の仮面を剥がして年上の男性を性技を以て屈従させるSっ気の強い娘さんに話を牽引させたりと、単純な甘ロリ風味で固定しているわけではありません。
BlackWhiteRolita2.jpg セックスへの導入に対して、男女いずれかの側が強行する傾向があることが、多少のダークさを醸し出していますが、決して暗い方向に強く踏み込むことはなく、恋と性に関係した人物がささやかな幸福を得ることを示すラストシーンの後味の良さは真に良質(←参照 二人の影 短編「隣りの日向」より)。
 シナリオワークを前面に出すタイプではなく、エロシーンも含めたテンポの良い展開を旨としている作劇であるため、シナリオ面に過度な期待をするのは避けるべきでしょうが、ギャグにしろ感情描写にしろ、ワンポイントでの投入が作品全体を引き締めている感があります。
 逆に言うと“器用貧乏”に陥る可能性があるものの、甘ロリ・コメディ・純愛系、いずれの方向において特性を発揮されるかは今後の作品を追う際に楽しみな点であると感じます。

【ぺたんこお胸とぷにぷにお股なちんまいアリス達】
 ヒロイン陣はいずれもちんまい貧乳ボディの持ち主で統一されていますが、ランドセルガールや中○生さんに加えて、女子高生さんや20歳オーバーのお姉さんまで登場しており、ょぅじょから合法ロリさんまでという、狭いんだか広いんだかな陣容となっています。
BlackWhiteRolita3.jpg 年齢層が広めとは言え、イカ腹気味の寸胴ボディに華奢な四肢、ぺたんこ~ほんのり膨らみかけの旨にぷにぷにとした恥丘を走る一本筋と(←参照 妹さんがお風呂場なう 短編「ふぁみはに!」より)、ロリ的要素を詰め込んだミニマムボディは統一されており、読者諸氏の背徳感を大いに刺激してくれること請け合いです。
 このロリボディに、もっさり気味の女児パンツや大きめのリボン、学校の制服などを組み合わせることで、彼女達の幼さ・少女性を強調するキャラデザインになっているのも○。
上述した様に、ヒロインのキャラクター性が作品の方向性を強く決定している感があり、無邪気なピュアガールから男性を手玉にとる幼きドミナ、愛情と献身に生きるオドオド娘さんなど、多彩なキャラ属性を揃えていることも今単行本の強みでしょう。
 描線の濃淡に多少の振れ幅が感じられますが、初単行本としては絵柄の安定感はかなり高く、程良いあざとさを有する萌え系絵柄はロリっ子達のキュートネスをしっかりと高めています。
 余談に近いですが、ヒロイン陣の姓名は栃木県の市町村名(平成の大合併以前のものも含む)に由来しており、カバー裏ではその由来について土地柄との関連などの説明が為されています。

【ロリっ子を強烈な快楽に追い込むトリップ感満載のエロ】
 エロ展開をシナリオ展開に適切に組み込んでいる分、キュートなニンフェット達の小さなボディを内から外から味わうエロシーンは、十分なボリューム感を有しています。
 すべすべ&ぷにぷになロリボディを愛撫する行為は作品によって量的な差異が存在するものの、前戯パートにおけるプレイは多彩であり、献身的なご奉仕フェラもあれば騙されての無邪気なぺろぺろ、Sっ気ガールズによる余裕たっぷりな表情での足コキ等、エロの趣向に合わせて行為が複数組み合わされています。
 この前戯パートに尺を長めに取る分、抽送パートが多少短めになるケースもありますが、完全にスイッチが入って蕩けたり妖しく微笑んだりなヒロイン達に挿入すれば、男性側の理性が吹っ飛んで奥へ奥へと怒張を捻じ込もうとするパワフルな抽送パートへと移行。
cb39d343.jpg 小さな膣の最奥にまで達し、時には子宮口にまで侵入する肉棒を断面図・透過図等で強調しつつ、涙と涎をダラダラ流しながら頭部をがくがくと揺らして舌っ足らずあエロ台詞を連呼するヒロインの痴態を叩き込んでおり、一種のトリップ感を形成しているのが強みと言えるでしょう(←参照 この蕩け顔のエロイこと 短編「ぷりーず☆てぃーち」より)。
 なお、擬音の効果的な使い方で画面の密度を上げることに加えて、粘膜描写も良質であり、淫蜜や唾液がねっとりと絡みつく男女の性器の描写は非常に煽情的。また、野郎の体を透明化させるなどの力技で、結合部見せ付け構図を重視するなど、現代的なエロ演出を的確に抑えているのは高く評価すべき点。
 この快楽描写の強烈さやガツガツとした腰使いもあって、甘味たっぷりのラブエロのみを望む方にはやや不向きとなる可能性がありますが、大ゴマ~1Pフルの中出しフィニッシュに至るまでパワフルな演出を機銃掃射の如く叩きだしつつ、ヒロインの可愛らしさをある程度維持できているバランス感覚は良好と感じます。

 例えば、坂崎ふれでぃ先生の登用など、エロのハードさを維持させつつも旧来の路線から変革を図ろうとしているコミック真激の“今”をよく表しており、個人的には非常に歓迎したい変化だと思っています。2冊目以降も大変楽しみですな。
 個人的には、普段は大人しくて優しい義理の妹が酔うとすっかりドSに~な短編「Drunk Morph F」と、魔法少女に憧れる純真無垢な少女を騙してHに持ち込むもラストはきっちり天罰招来な短編「ぷりーず☆てぃーち」が特にお気に入りでございます。