Brandish4_20110226013648.jpgTVアニメ『インフィニット・ストラトス』第8話「ファインド・アウト・マイ・マインド」を観ました。おい、こら、肝心のシーンなのに湯気どころか背景描写ばかりじゃーねーか!!(TVモニタを揺さぶりながら)
それは置いときまして、EDアニメーションを見る限り順当にフラグを乱立させてきた主人公君ですが、今後果たしてどうなることやら。しかし、お嫁さん宣言にはワイン(晩酌)吹きました。

さて本日は、或十せねか先生(原作:Rusty Soul)の『Brandish 4』(キルタイムコミュニケーション)のへたレビューです。とうとう4冊目に突入しましたが、第3巻および第2巻(共に同社刊)のへたレビューもよろしければご参照下さい。
ショタ大好きな悪戯サキュバスな我らがツィスカさんのエロエロ珍道中が毎度おなじみに繰り広げられる4巻目となっています。

Brandish4-1.jpg収録作は、ショタ勇者・テーオ君を(性的な意味で)付け狙うサキュバスにして魔界のプリンセス・ツィスカさんのファンタジーエロ活劇な長編「Brandish」第19~25話(以下続刊;←参照 既に日課状態のテーオ君イジメ 第20話「Detox Ceremony」より)+描き下ろしのフルカラー掌編6P+恒例のおまけ4コマ(カバー裏)。
描き下ろしのフルカラーショートを除き、1話当りのページ数は16~28P(平均24P)と、幅はありつつ中の上クラスの水準。長編としての読み応えは再び薄められましたが、その分エロの量的満足感と多彩さを追求してきた4冊目という印象です。

【テンポの良い小エピソード連続形式に回帰】
前単行本では、ツィスカさんが大義に生きる女騎士を手助けして王国のクーデターを成就させるという大型の長編作形式を取っていたものの、今単行本ではショートストーリーを積む重ねて緩やかにストーリーを進展させるスタイルに回帰。
前回の長編スタイルでは、ツィスカさんとテーオ君という主役キャラのシナリオ上の絡み合いが乏しかったのが難点でしたが、今回では従者二人も加えた勇者のパーティーにツィスカさんが毎度ちょっかいを出して~というドタバタ劇をコンパクトにまとめています。
f0f1efd0.jpgまた、久しぶりにお馴染みの“爆破オチ”が一部のエピソードで復活したりと(←参照 第19話「Oasis Dream」より)、1~2巻の身上であった小気味良い読書感が取り戻されているのも美点でしょう。
その一方で、この規模として小さめのエピソードを重ねていきながら、作品全体の大きなストーリーの流れが随所で窺えるのは、前回の長編としての構成が無駄ではなかったことを示しており、今単行本において最終的な“まとめ”へと踏み切り始めた印象があります。
現在、魔界から逃亡中であるツィスカさんは人間界漫遊(というか、テーオ君弄り)を満喫中ですが、魔界勢力の人間界への本格攻勢が始まる中、新たな力を手に入れようとする勇者一行とツィスカさんの関係が今後どのように“決着”を見るのかという点は、今後の展開において期待を持てる要素。
作品構築の性格上、お話があっちにいったりこっちにいったりで、落ち着きや重厚感に欠けるのは減点材料ではありますが、その辺りの賑やかさが楽しい作品として評価を確立してきたのも間違いないと考えております。

【ショタやふたなり美少女も登場のファンタジー世界の住人達】
淫魔であるツィスカさんに加え、メイン級のキャラは勇者の従者であるツンデレロリっ子な魔法使い・マヤと、仔犬系長身お姉さんな剣士・イルファさんの計3名。なお、普段はモンスター形態・中身は美少女な使い魔・ネリンちゃんは今回出番少なめで管理人は涙。
2ad79fdd.jpg息の長い作品である故、エロに絡むキャラクターが固定化されてしまうという弱点はありますが、今単行本は単なるエロ要員も含めてゲストキャラが豊富であり、エロエロ熟女さんなども投入してきたのはちょっと目新しい点(←参照 第24話「Ark Rosetta」より)。また、ツィスカさんお得意の変装(コスプレ)や、キャラクターの衣装替えなどによって、メインキャラ陣にも見た目の変化を付けているのも良い小技と言えるでしょう。
ツルペタロリっ子なマヤを除けば、アダルトな色香を振り撒く痴女さん達も含めて、いわゆる童顔巨乳的な肢体造形が基本であり、バルンと弾力感に溢れる巨乳ともちもちとした質感の桃尻を備える女体のストレートなエロティックさがよく引き出されています。
テーオ君は、勇者としての素質が目覚めると普段のオドオドキャラから凶暴な野郎に大変身という設定があるのですが、今巻ではすっかりショタキャラとしての属性が濃厚になっており、ふたなりチ○コを咥えたり、後ろの穴をすっかり開発されてしまったりと、“受け”に回る頻度と度合いが格段に上がっているので、その辺りの趣味のマッチ・ミスマッチは作品の評価に影響を与えるでしょう。
この傾向と同様に、ツィスカさんの呪いの影響でフタナリ化しているイルファさんがエロで重要な役割を担ったり、魔法使いのお姉さんがディルドーで“攻め”(タチ)の役目を果たしたりと、男女の性差をぼかした絡みが多く、それをファンタジー作品故に自由度の高さに乗せて提供するスタイルは面白い要素の一つ。
現代的な萌えテイストを潤沢に含むアニメ/エロゲー絵柄はキャリア相応の安定感を示しており、エロゲ塗りな表紙絵と中身の白黒絵にクオリティの差がほとんどないのも強みの一つ。この類の絵柄として、特に強い個性があるわけではありませんが、それ故に訴求層が広いタイプとも評せるでしょう。

【飽和感の強いヒロイン主導型の貪りエッチ】
エピソードによってページ数に幅があったり、特にページ数が多い話数ではエロシーンを異なる組み合わせで分割構成したりするケースもあるものの、濡れ場の分量自体は十分に用意されています。
上述した通りにエロシチュの豊富さはこの作品の売りの一つであり、ショタキャラが攻められちゃう趣向をメインとしつつ、複数人エッチや痴漢プレイ(ファンタジー世界で!)、ショタキャラが挿入されてしまう状況等々、作品によってエロの趣向を異ならせているのは、やはりマンネリ化を回避する小技の一つでしょう。
Brandish4-4.jpgエロ演出に関しては、飽和感の強さで読み手を圧倒するキルタイム系のお家芸に忠実なタイプであり、各コマを肉感的な肢体と共に埋め尽くす各種擬音やハートマーク付きの白痴系エロ台詞の連呼などで熱情的な雰囲気を作り出し、読み手の脳髄を甘く麻痺させてきます(←参照 抽送音でショタっ子の“拒否”の台詞を覆っているのは面白い表現 第22話「Trouble Train」より)。
殊に、テーオ君のキュートなリアクションにご満悦となったティスカさんや従者コンビ達の乱れっぷりは素晴らしく、テーオ君のち○こを上下の口で搾りとりつつ、状況をご丁寧に説明していくことで更なる羞恥をショタキャラ達に強要する流れは、どちらかと言えば“受け”嗜好の読者に好適な要素かもしれません。とは言え、同時に余裕たっぷりの女の子を性的快感を以て蕩けさせるという嗜虐的な要素も一定の強度で含んではいます。
ただし、前戯パートですっかり出来あがったヒロイン達が淫蕩な微笑みを浮かべながら、自らの秘裂を指でぱっくりと開いて肉棒をそこへと誘導する様は大層エロティックであり、女性キャラが能動的に腰を振りながら男性キャラに中出しを強要するエロ展開も、女性キャラ主導型の構築を端的に示しており、彼女達に貪られる幸福を楽しむのが正解とも言えるでしょう。
基本的に“詰め込む”スタイルであるため、コマを多めに描き込む画面構成が整理されているとは言い難いのは少々マイナス要因ではありますが、陶酔の表情、煽情的な肢体、結合部見せ付け構図を同時並行的に提示する作りは悪くなく、実用面では加点材料でもあるでしょう。

エロ漫画ジャンルでは相当稀有(もしかして初めてか?)の4冊目に突入し、5冊目・6冊目に続こうという試み自体を個人的には非常に高く評価しており、是非このジャンルでの金字塔を打ち立てて欲しいと感じております。
冗長な感はないわけではないですが、作品が続いていく楽しさを各種のサービス精神で補強しつつ、意外にシンプルな面白みが作品を長く続けることに貢献しているということがエロ漫画ファンとしては喜ばしいなぁと思うのです。