
メインの三人娘の中学生時代のエピソードが初登場で、なかなか微笑ましい光景を繰り広げておりました。なんだかんだで、ゆっこと麻衣ちゃんは仲良しなんですなぁ。そして今回も、ハカセカワイイヤッター!
さて本日は、ドウモウ先生の初単行本『いただきっ!セーエキ❤』(キルタイムコミュニケーション)のへたレビューです。淫液塗れで妖しく微笑むサキュバスさん、エロイ!
肉食系ファンタジーヒロイン達が喜悦に溢れたハードフックを曝け出してくれるパワフルな抜き物件となっております。

描き下ろし作品を除き、1話・作当りのページ数は16~24P(平均18P弱)とやや控えめな部類。と言っても、シナリオ軽め・エロ重点の作品構築であり、実用的読書のお供としての満足感は十分に高くなっています。
【エロメインでガツガツ突き進む快楽至上主義】
表紙絵にて痴女めいた微笑みを浮かべるサキュバスさんが示す通りに、ヒロイン側が主導権を握って主人公の精液を美味しく頂く女性上位的な展開が多くなっています。
“食事”として精液を求めるサキュバスさんとの体のお付き合いをしていくことになる連作など、ラブコメ的な棚ボタ展開として男性にとっての受動的なシナリオとなることもありますが、より積極的にヒロイン側が男性を圧倒する作品も多く、こちらでは被虐的な状況形成によってインモラルなアトモスフィアを形成。

このため、人外美少女さんとキャッキャウフフなラブラブ感をお求めな方にはやや向かない印象はあります。また、逆に男性側の獣欲がストレートに発揮される凌辱展開や淫らなヒロインの術に誘惑されて睡姦に誘われる展開など、男性側が主導権を発揮する作品でも欲望任せな荒々しさを感じさせる傾向にあります。
もっとも、肉体関係から何だかんだで互いに欠かせない恋愛関係に収まる主人公とサキュバスガールに程良く甘いラブラブ幸福感が宿る連作や、ハードなプレイに突入してもヒロイン側のエロ的探究心が満たされてハッピーエンドとなる短編「左遷区域のおたのしみ」が示す様に、話が重過ぎたり暗すぎたりならないように設計されており、エロへの没入感を邪魔しないシナリオ回しとなっているとも言えるでしょう。
女性上位な逆レイプ系をメインとしつつ、それらでもファンタジーヒロインならではの面白みを付与していたり、TSエロやフタナリネタなど、アンリアルレーベルらしい面白さが作品に組み込まれているのも評価したいポイントです。
【ツヤツヤ&ムチムチ巨乳ボディなファンタジーヒロインズ】
一部年齢不詳の人外さんもおりますが、サキュバスや人形使い、男性を誘惑する魔術を纏う眠り姫、魔法の失敗でち○こが生えてしまった女性魔術師師弟コンビ、ボディスーツを着用する未来の世界の美女ポリスなど、キルタイム系らしいファンタジーヒロインが勢揃いした陣容。
変わったところでは、男性が苦手なヒロインのためにショタっ子の姿になってくれる不定形種族さん(性別不詳)との異族間交流なども登場したり(短編「もらって委員長!!」)、性犯罪を防止するために男性から魔法少女に変身させられて野郎の獣欲を引き受けることになっちゃう男性を描くTSエロがあったりと(短編「魔法少女のお仕事)、ファンタジー世界である故に可能なキャラクター設定が魅力なのは前述のシナリオ要素と同様です。

不定形ミュータントさんや平時は並乳な連作のサキュバスさんは自由に体型を変化できるものの、ぐにゅぐにゅと柔らかく変形する豊満バストと、これまた肉感たっぷりでバックからの構図で激しく自己主張する安産型ヒップ、そしてスベスベ&ムニムニな股間を組み合わせたグラマラスボディで統一。そんな弾力肉感ボディに組み敷かれたり、逆に一方的に蹂躙したりといった幸福感は実用性の基盤を形成しています。
また、柔肌に丁寧にトーンワークを被せてツヤツヤ感を増強しており、各種体液でヌルヌルと濡れそぼった女体描写の破壊力もまた武器の一つ。
初出時期によってタッチの変遷や描線の濃淡などに差異は感じられますが、初単行本としては完成度や統一感は高いと言え、すぐさま一般ジャンルに引き抜かれそうな程のキャッチーな二次元絵柄は訴求層を大きく広げています。
【濡れた柔らかボディが艶めかしく動き回るパワフルファック】
セックスそのものが目的となるキャラクター設定や、男女いずれがアドバンテージを握っても欲望任せで突っ走るシナリオもあって、個々のエピソードが長尺と言えない一方で濡れ場のボリュームはしっかり確保されており、喜悦と淫液に塗れるファンタジーヒロイン達の痴態をたっぷり鑑賞可能。
前述した通り、ヒロイン側が主導権を握るケースが多いものの、最初から最後まで痴女さんが男性を圧倒するケースもあれば、途中から立ち場が入れ替わって野郎を徹底的に搾り取るパターンや、男性側が常に優位といったケースもありますが、いずれにせよヒロインの欲望が満たされることに重点があり、パワフルな快楽至上主義を貫いているエロシーンと言えます。電撃プレイやふたなり同士のセックス、サキュバスさんの尻尾による尿道責めなど、ファンタジーならではの特殊プレイが各種配置されているのも特長でしょう・
前戯パートからたっぷりおぱーいやムチムチ桃尻を主人公に押し付けて野郎のエロスイッチをオンに入れ、柔らかいお肉に包み込まれるパイズリやドSガールの足コキ、ねっとりとしたフェラなどで前戯パートにおける射精シーンへと誘導。

いわゆるアヘ顔はほとんど用いない一方で、妖しい笑みや目を見開く強烈な快感描写など、表情付けはかなりアタックが強く、加えて派手な擬音やバストやヒップ、またはズポズポと肉棒が出し入れされる結合部を見せ付ける構図など、エロ演出・エロ作画は十二分なアグレッシブを有しており、迫力豊かな大ゴマ・情報量を増す小ゴマを適切にブレンドしつつラストまで突っ切るドライブ感を形成しているのも実用性を大きく強化。
前戯パート・抽送パートに抜き所は用意されており、口内に頬が膨らむくらいの白濁液注入やパイズリからのぶっかけ等も前半で投入しつつ、フィニッシュは膣内やアナルの最奥で白濁液をがっつり搾り取られて両者絶頂の様子を結合部見せ付け構図の1Pフルでダイナミックに描写して、そこまでの勢いに相応しいパワフルな抜き所を形成しています。
肉食系美少女さんに徹底的に絞られてしまうドMシチュエーションを醍醐味としつつ、エロシチュに依らずにパワフルな快楽描写が連続しているため、抜きツールとしては割合に広い層に有効と言えます。ごあんしんください。
どの作品も大変抜けますが、個人的にはサキュバスさんに徹底的に搾り取られる短編「サキュバスナイト」と、眠り姫なお姫様を睡姦してたっぷりボディを満喫するも目覚めた彼女に完全に搾り取られる短編「眠り姫はビッチ」が特にお気に入りでございます。