WholeNightSexology.jpgTVアニメ版『Another』第12話(最終話)「Stand by oneself -死者-」を観ました。赤沢さんも修羅の道に入り込んで災厄の犠牲者になってしまいましたなぁ。ある意味では恒一を巡る三角関係でもありましたが・・・。
しかし、“死者”の正体にはヤラれたと思いました。原作・脚本の良さもさることながら、演出・音響の素晴らしさで最後まで魅せてくれたアニメでしたねぇ。

 さて本日は、井雲くす先生の初単行本『終夜セクソロジー』(コアマガジン)のへたレビューです。まぁ、この表紙絵のモッチモチのおぱーい、たまりませんねぇ(素の感想)。
肉感たっぷりボディの美少女・美女にたっぷりエロサービスをしてもらいながら童貞を奪って貰うという棚ボタテイスト満載の抜きツールとなっています。

WholeNightSexology1.jpg 収録作は、怪しげなバイトに合格したもののその仕事内容は研究に用いる精子の提供で、しかも美人なお姉さん2名が直に採集を!?な連作「Basement LABO」前後編+フルカラー後日談8P(←参照 痴女な研究者と恥ずかしがりの助手さんコンビ 同連作前編より)、お兄ちゃんのことが大好きなあまりその童貞を奪わんと兄を押し倒す妹ちゃんを描く連作「わたしのほしいもの」前後編。および読み切り形式の短編5作。なお、カバー裏のおまけ漫画(非エロ)はある意味必見でございます。
フルカラー作品を除き、1話・作当りのページ数は16~24P(平均21P強)と標準的なボリューム。軽快な読み心地と、ボリューミィなエロの満腹感を旨とする作品構築と言え、軽く読めてしっかり使える実用的な仕上がりを示しています。

【女性が主導権を握る棚ボタエッチの受動的幸福感】
 初期作では、少年少女の嬉し恥ずかし初エッチな青春ラブコメ(短編「あたしの勝ち!」)や、飼い猫が美少女に変身して!?といったファンタジー系のコメディ(短編「俺んちの猫がこんなに可愛いわけが・・・ある!)も存在しますが、近作における作品の主題は“棚ボタ的な童貞喪失”にあると言えるでしょう。
少年が美人コンビにたっぷり搾精される前述の連作「Basement LABO」や、エロ女教師さんが本性をむき出しにしてクラスの男性連中を喰いまくる短編「先生って呼びなさい」などはその典型的な例であり、特にヒロインのキャラクター設定が固まることがエロへの突入につながるため、導入パートにシナリオ展開をあまり設けないで短く畳むことを可能としています。
WholeNightSexology2.jpg また、これらの棚ボタ展開において、エロシーンの後半など一部を除けばヒロイン側に完全に主導権を握らせることが多く、思いがけないエロハプニングに戸惑う男性主人公達をある意味では圧倒する喜悦や興奮が彼女達の描写から沁み出ているのが特徴的でしょう(←参照 大好きなお兄ちゃんを可愛く恫喝 連作「わたしのほしいもの」後編より)。
その意味では、女性目線からの優位性が確立している作風が目立ち、男性を翻弄したい女性読者や受け身としての幸福感を味わいたい男性読者の願望をたっぷり叶えてくれる作風であると同時に、女性に対して優位に立ちたい男性読者にはやや不向きであるかもしれません。個人的には、コアマガジン時代の米倉けんご先生の作風をちょっと連想致しました。
 なお、恋愛関係を基軸とするシナリオもありますが、ギャフンオチでひっくり返したり(連作「わたしのほしいもの」など)、あくまで一時の戯れとして描いたりと(短編「引きこもりカウンセラー」)、恋愛ストーリーとしての甘さに浸れる作品はあまり多くありません。むしろ、カラッと明るく快楽全能主義を貫いている点が魅力でしょう。
 男性キャラクターの強い受動性やヒロイン達の頼もしさといった点が、近作では作風として固まっている感があり、メガストア系列らしい快活さ・オーソドックスさを有しつつ、適度に個性的であると評したいところ。

【もっちもちな巨乳&桃尻ボディの積極的ヒロインズ】
 連作「わたしのほしいもの」のヒロインの様に女子高生キャラも3名程登場していますが、残りは綺麗なお姉さんタイプな20代前半~後半程度と思しき美女達が主力。
 エッチ大好きな年上美人がその痴女っぷりを遺憾なく発揮して~というキャラクター描写も勿論用意されていますが、逆に大人しい娘さんや年下の妹が徐々にそのエロエロな正体を明らかにしてくれて~といったタイプも用意されています。
いずれにしても彼女達の積極性がシナリオとエロを牽引するのに対し、彼女達に翻弄されっぱなしな童貞男子達は少々頼りないものの、そこは彼らの喜びと戸惑いに意識をリンクさせてヒロイン達に身を委ねるのがおそらく正しい読み方でしょう。
f00369aa.jpg スレンダー寄りのタイプからたっぷりむちむちタイプまで体幹部の描写に多少の振れ幅はありますが、とは言え男性を包み込む包容力を感じさせる肉感ボディであることは共通しており、たっぷりとした巨乳や桃尻に十二分な存在感があるのが魅力(←参照 結合部見せ付けお姉さん 連作「Basement LABO」後編より)。
また、口腔内や女性器・アナル等、粘膜描写の質の高さも特筆すべきポイントであり、美少女のキュートネスや美人さんの色っぽさと合わさることで女体の官能性を増大させています。
 初単行本ということもあって、初期作と近作の絵柄には結構な質的な差が認められることには要留意。とは言え、表紙絵とほぼ完全互換のキャッチーなアニメ/エロゲー絵柄が過半数を占めているので、そこまで大きな減点材料というわけでもないでしょう。

【ねっとりぬるぬるな前戯描写とアグレッシブなピストン運動】
 前述した通りにシナリオパートをコンパクトに畳んでいる分、エロシーンの尺は十分に用意されており、ねちっこい前戯パートと前のめりに激走する抽送パートにバランス良く尺を配置。
 いわゆる“オネショタ”系とはやや異なり、ショタ少年の羞恥の表情といった要素には欠けるのですが、エロスイッチがオンになったヒロイン達が行為が進展するにつれ更にその性的興奮を高めていく様に濃密な陶酔感が存在しています。
WholeNightSexology4.jpg エロ描写において先ず特筆すべき点は、前戯パートのねっとりとした描写であり、肉棒にたっぷりと涎を塗して舌と唇でねぶったり、柔らかい乳肉に挟み込んだり(←参照 ダブルパイズリフェラ万歳 短編「彼女×2!」より)、口腔内の断面図描写を用いて肉棒全体が柔らかく熱い肉に包み込まれる様を描写したりと、秀逸な粘膜描写と液汁描写を絡めた口淫描写の淫靡さは正しく一級品。
ヒロインの肢体への愛撫等も投入しつつ、抽送パートに挿入すればすっかり淫蜜に濡れそぼった秘所やアナルで挿入してきたち○こを淫洞全体で締めつけており、ヒロイン達の性的快楽を更に高めていくと同時に野郎連中もその快楽に夢中にさせて双方腰を振り合うアグレッシブな描写へ移行
 目一杯押し広げられる媚肉の描写や、そこから奏でられるエロ擬音の多めの投入、ぐしゃぐしゃに蕩けたヒロインの表情付けなど、割合に標準的なエロ演出で押し通しつつ、画面構成や演出の量などで密度を重視した画作りが連発されているのが美点でしょう。また、ヒロインコンビとの3Pエッチや、乱交エロなど、複数の肉体が絡み合うシチュエーションなどでは、このエロの濃さが特に増している感もあります。
 前戯パートでヒロインのお口や顔面にねばっこい白濁液を振りかけるシーンを投入しつつ、アクメ絶叫を奏でるヒロインの膣の最奥に白濁液を注ぎ込むフィニッシュ(時々アナルフィニッシュ・ぶっかけも存在)を大ゴマでがっつり描き出しており、そこまでパワフルに進行したエロ展開の〆として盤石な描き方となっています。

 ヒロイン優位のエロシチュエーションは多少好みを分けるでしょうが、そこさえ除けば棚ボタ的な幸福感に脳髄を蕩けさせてひたすらパワフルなエロを楽しめるという優良抜きツールとなっています。
個人的には、たっぷりお肉のけしからんボディの妹さんに童貞&アナル童貞を献上させられる連作「わたしのほしいもの」と、引きこもりカウンセラーのお姉さんのエロエロカウンセリングを受ける短編「引きこもりカウンセラー」が特にお気に入りでございます。