EstroKids.jpgTVアニメ版『Another』第9話「Body paint -連鎖-」を観ました。大事な手掛かりが見つかって謎の一部が明らかになってくるも、その全容がトラブルで掴めないってのはホラー・サスペンス的に王道ですな。
造花を髪に付けてみたり怖い冗談をいってみたりと、鳴ちゃんが可愛いのは何よりですが、災悪は加速度的に悪化しているようで、まぁ、終盤死人が出まくりで恐ろしいことこの上無いです。

 さて本日は、たまちゆき先生の『発情KIDS』(茜新社)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『子猫じゃないモンっ!』(オークス)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
恋や性を知り染めし思春期入りたてガールズの瑞々しいラブエロ模様にニヤニヤできる1冊となっています。

EstroKids1.jpg 収録作は、女の子仲良しトリオがそれぞれ性に目覚めて恋路に邁進するもその男女関係は結構複雑で!?な中編「発情」シリーズ全5話(←参照 友人の双子の弟とひょんなことからエッチへ 同中編第1話「発情スイッチ」より)+描き下ろしのおまけ4コマ約5P、親友の妹さんと付き合うことになってイチャラブ三昧な日々の連作「Cool☆Bomb」前後編、学校では優等生で秀才な女の子が電車の中でいつもオナニーをしていて!?な中編「いつものばしょで」シリーズ全3話。
描き下ろし4コマを除き、1話当りのページ数は20~22P(平均20P強)と書店売り誌としては中の下クラスのボリューム。個々に強い読み応えがあるわけではないものの、続きモノが多い事もあってお話的にも軽過ぎることはなく、また背徳感の濃厚なエロの存在感もしっかり強く仕上がっています

【思春期の少年少女達の“性”との出会い】
 大別すればハッピーロリータ系ではあり、優しく明るい雰囲気の中で少女達のラブ&エロの模様を描き出すため、二次元ロリ属性があれば読み手をあまり選ばないタイプ。
しかしながら、この作家さんの一つの特徴としてエピソードを単発でまとめてしまうのではなく、オムニバス形式の中長編や連作を用いて彼女達の心理の変容を一定の長尺を以てトレースしていくことにあります。
 性的な事象への好奇心や異性への興味、初めて行う性行為への興奮や戸惑いといった思春期らしい様々な要素が入り混じる心理を、そのように丁寧に追うことによって、単に甘いだけでなく瑞々しい浮揚感や喜びが醸し出されいくのが最たる魅力。
7fdba2ee.jpg青年と少女という組み合わせもあるものの、思春期の少年少女同士の性愛関係を描いているため、男女双方が等しくこの等身大な性への興味や動揺、興奮に歓喜に包まれながらお話が進行していくのも何とも素敵でニヤニヤとさせられる一因でしょう(←参照 双方のドキドキ感がいいですねぇ シリーズ第1話「いつもの車輛で」より)。
 どちらかと言えば、エッチに興味津々な女の子達が主導権を握るケースがあり、棚ボタ的な幸福感があるものの、この表面上の非対称性が性行為を介することで、お互いにエロや恋、そして相手に対して好意や興味を対等に抱いていたことが判明する流れも○。
 決して新規性のある魅力や、続きモノとしてのドラマ性があるわけではないものの、少年少女の性を描く上で基本的で普遍的な魅力を丁寧に描き出していると評したいところ。

【華奢な肢体のローティーン級ガールズ】
 小○校高学年~中○校1年のローティーン・ガールさん達でヒロイン陣は統一されており、キュートなロリっ子さん達を単行本通して愛でることが可能です。
大人しい性格の女の子もいれば、クールな性格で男性のことにあまり興味の無い子や、少年を戸惑わせる小悪魔的なエロ少女など、性格設定は様々である一方、彼女達の根の純粋さは共通しています。
EstroKids3.jpg 肉付きが弱くほっそりとした体幹は、ぺたんこなお胸と小ぶりなお尻、無毛でありちょっと骨ばった感もある股間を備えており、体幹からすらりと伸びる四肢もほっそりとしています(←参照 発情シリーズ第4話「発情ブラッド」より)。ロリプニ系の肢体造形がお好みの方は回避すべきでしょうが、逆に儚げなほっそりロリバディがお好みならマストバイ。
ショートヘアの娘さんが多い事もあって、どこか中性的な色香もあり、背徳感に拍車をかけてくれますが、行為に合わせて可愛らしく変化する表情は確実に女の子のソレ。
膝や肩、頬にトーンワークを施して少女の柔肌のスベスベ感を強調している点なども、ロリとしての背徳感を強化。肢体全体がほっそりしているのに対し、やや頭でっかちで多少ピーキーな肢体造形ではあるのが特徴ですが、バランスが崩れる程ではないので強い減点材料ではないでしょう。
 キャリアの長さもあって絵柄はオールドスクール寄りの美少女絵柄ではありますが、現代的な洗練さとは異なるものの古臭さはほとんど感じさせず、萌え的キュートネスも程良い水準の密度に込められています。なお、表紙絵と中身の絵柄がほぼ完全互換であるのも安心材料。

【十分な攻撃性を持ちつつ幸福感や高揚感もあるエロ描写】
 性がメインテーマであることもあって、エロシーンには十分な尺があり、シナリオからの導入もスムーズであるため、ロリっ子達の痴態へ相応の尺で没頭できるのは抜きツールとしての信頼性を高める要因。
 ヒロイン側の積極性が強く光る場合もありますが、そのような場合でも初めてのセックスへの羞恥や戸惑いといった嬉し恥ずかしのドキドキ感を存分に高まることで、エロの盛り上がりを図っています
 小さなお口で少年のち○こを咥えるフェラや手コキ、足コキ、オナニー開陳等、割合に多彩なプレイを前戯パートに投入したり、電車内や学校でのドキドキ羞恥プレイをやってみたりと、性的好奇心の赴くままに登場人物達が色々と試してみることで、エロ展開の多彩さが生じています。
 前戯パートにおいて十二分なタメを形成した後に突入する抽送パートは、破瓜の痛みをほとんど描くことはなく、蜜壺を突かれる快楽に当初は戸惑いながらも徐々にそれに蕩けていく様子を、十分な尺と熱っぽさで描出。
EstroKids4.jpgトロンと蕩けた瞳や紅潮した頬、開いて涎を零す口で構成される蕩け顔が読み手の性欲中枢を刺激し続けると共に、着衣セックス中心で描かれるピストン運動ではヒロインの小さな肢体の性感帯をまさぐったり、舌を絡めるキスをしたりと、ピストンオンリーで単調にならない工夫も為されています(←参照 ピストンしつつ足をぺろぺろ 発情シリーズ第2話「発情シスター」より)。
 嗜虐性が強い描き方ではあまりありませんが、ロリっ子達の細い両足を開いたり、腕を掴んで後ろから突き込んだりといった描写には十分な攻撃性があり、1Pフルで描かれる中出しフィニッシュまでエロ展開をパワフルに突き進んでいます

 ほんのり倒錯性を加えながらも微笑ましい読書感と、ヒロインのロリボディを幸福な快楽で満たすエロの頼もしさとが両立されており、二次ロリ好きであるならば安心してお勧めできる1冊。Rinの休刊で紙媒体での行き先に不透明感がありますが、何処で描いても新旧の読者を満足させられる実力のある作家さんであると信じております。
個人的には、なんのかんので異性や性行為への興味に目覚めていき、性的快楽を知ってしまう美海ちゃんが実にエロくかつ可愛らしい中編「発情」シリーズが最愛でございます。