PissAndPeace.jpg 余湖裕輝先生&田畑由秋先生コンビの『ニンジャスレイヤー①~マシン・オブ・ヴェンジェンス~』(角川書店)を読みました。ニンジャの・・・・・コミック版!!余湖先生の描くニンジャ達は、鬼気がみなぎるニンジャスレイヤー=サンは勿論、みな非常にカッコいいので素敵です。特にクラウドバスター=サンには痺れました。オームラ!オームラ!
しかし、精神のフートンの視覚的表現と“いやされや~”の擬音?は何回見ても爆笑です。

  さて本日は、高城ごーや先生の『おしっこ×おしっ娘』(ティーアイネット)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『にょうけんっ!』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
キュートなおしっ娘ヒロイン達とのハートウォームなラブ&おしっこ塗れのエッチが詰まった1冊となっています。

PissAndPeace1.jpg  収録作は、盲目ながら天真爛漫な性格のお嬢様と彼女に仕える執事の青年とのいちゃラブな日々を描く中編「君の瞳に恋してる」全4話(←参照 主人公が大好きなお嬢様 同中編第1話より)、ニョーランドのお姫様とのラブ&おしっこな日々を描く「飲尿アリス」シリーズ第4話および第5話+久しぶりの収録となったため同作品の設定解説漫画2P。
なお、「飲尿アリス」シリーズは著者初単行本『にょう☆どう?』(同社刊)に収録されていた同作品の続きとなっています。ストーリー性がそこまで高い作品ではないので、未読でも多きま問題ではないですが、二人の馴れ初めを知りたい方には一読をお勧めします。
  前述の設定解説漫画を除き、1話・作当りのページ数は20~52P(平均35P)と幅はありつつかなり多い部類。エロメインの作品構築であり、おしっこ関連のエッチをがっつり見せつけることを主眼としていますが、ストーリー面でも一定の読み応えがあるタイプと言えるでしょう。

【おしっこネタの変化球と正統派ラブストーリーの化学反応】
  おしっこ特化という、スカトロであり明瞭にアブノーマルなエロ要素を前面に押し出しつつ、その倒錯性に踏み込むことはせず、明るく柔らかいストーリーの中でそれらを純粋に気持ちよく、また愛情表現の一環として描き出すことがこの作家さんの大きな特徴。
  初期作である「飲尿アリス」シリーズについては、ヒロインとイチャイチャしながらおしっこプレイに励む、比較的シンプルな作品構築であってストーリー性はほとんど無いのですが、前単行本の長編などから分かる通り、中~長編作でのストーリーの構築力は着実に進歩しており、今回の中編作でも一途な恋愛ストーリーとして相応の完成度を有しています。
障碍というものを作品上で扱うことは様々な面での難しさを有していますが、本作においてはお嬢様の障碍を“キャラ属性”的に軽々に扱うこともなく、また単に“不幸せなこと”としても描いていません。
99b93ecd.jpg館に籠りっきりで主人公であるお世話役の執事に子供の様に甘えていたヒロインが、主人公の想いに応えようと外出を始め、不自由にも関わらず迷子の子供を助けようと努力し、その出会いをキッカケとして主人公の妻となり新たな命の母となることを選択する流れは(←参照 中編「君の瞳に恋してる」第3話より)、自らの障碍に対する引け目を恋愛と信頼を通して解消するものであり、彼女の成長劇としての側面が本作にあるといっても過言ではないでしょう。
二人の恋愛関係において、一方が一方のために“犠牲”になって相手の幸福を叶えるのではなく、それぞれが自らの幸福を得るために前向きに進んでいく描き方は、素直で誠実なものであり、そのテーマ性が嫌味なく語り出されるのも◎。ヒロインの姉であるサブヒロインも登場しますが、彼女との関係性の深化は抑えて、ストーリーをヒロインとの恋愛模様一本に絞ったのも正解と言えるでしょう。
  基本的にはイチャイチャラブコメとしての構成であるため、ストーリーとしての深みや面白みがそこまで強いわけではありませんが、恋愛ストーリーとしてのハートウォーム感や幸福感が適切に打ち出されている故に、心地よい読書感が残ると評したいところ。

【ちっぱいヒロインと巨乳ヒロインのコンビ】
  中編作のメインヒロインであるかぐやお嬢様はミドルティーン程度と思しきロリ系ヒロインであり、サブヒロインである彼女のお姉さんは女子大生程度と思しき年齢層。「飲尿アリス」シリーズに登場する皇女姉妹はローティーン・ハイティーンのコンビといった感じです。
かぐやお嬢様については、主人公のことが大好きで甘えまくる女の子であり、その気儘な我儘も彼女の可愛らしさを引き立てる要素。前述した通りに、その純粋さを保ちながら、単に守られるだけの存在ではなく、自らの意思で幸福を掴み取る強さを得ていくキャラクター描写がストーリーの中核を占めていると評し得ます。
彼女の姉であるつきのお嬢様は、これまた明るく自由奔放な美少女ですが、こちらは二人の恋愛関係を優しく見守る役回りでサブヒロインとしての役割に徹しています。「飲尿アリス」シリーズのおっとりと優しい姉と、ちょっぴり我儘な妹なども、陽性なキャラクターであり、作品の明るさを強める要因。
PissAndPeace3.jpg  中編作でも「飲尿アリス」シリーズにおいても、たっぷりサイズの柔らかおっぱいをお持ちの巨乳キャラクターと、ちんまいボディにぺたんこ~膨らみかけ程度のおっぱいを装備のロリ系キャラクターが登場しており(←参照 アイエエエ!?ナンデ!?膣内でおしっこナンデ!? 中編「君の瞳に恋してる」第4話より)、各キャラクターにエロシーンは用意されていますが、中編作のメインヒロインであるかぐやお嬢様の登場頻度が圧倒的に高いこともあって、今回はロリ系ボディがメインとなっています。
ロングツインテールで可愛らしさを出すかぐらお嬢様のキャラデザインですが、フリルのついたキュートな私服に、ロリボディとのいい意味でのギャップのあるセクシーランジェリー、ポニテでまとめた浴衣姿や結婚初夜のウェディングドレスなど、華やかな可愛らしさを衣装面でも補強しています。
  アブノーマルエロをキャッチー&キュートなアニメ/エロゲー絵柄で描くというギャップが身上の作家さんであり、表紙絵通りにオーソドックスな二次元絵柄でまとまっています。初出時期が3年ほど遡る「飲尿アリス」シリーズと近作である中編作を見比べると、キャリア初期から明瞭なキャッチーネスを持っていますが、絵柄から余計な荒れや乱れが無くなって、より完成度の高い絵柄となっていることがよく分かります。

【離れ業も飛び出す充実のおしっこ描写】
  上述した通りに明確に抜きツールとしての作品構築となっており、各エピソードの大ボリュームを活かして長尺のエロシーンを投入。どちらかと言えば、じっくりねっとりと性行為を描くのではなく、おしっこ関係も含めて様々なプレイを連続させていく手数の多さで勝負するタイプなので、濡れ場の尺が長くても単調にならないと感じます。
  飛び道具的なおしっこ関係のプレイもポンポン投入してきますが、あくまで愛する二人のラブラブHとして描写することを重視しており、かぐやお嬢様が主人公をギュッと抱きしめる描写なども含めて、男女の肌の密着感を重んじています。また、これはかぐやお嬢様は目が見えないために触感などその他の感覚に頼っていることとも密接に関係しています。
PissAndPeace4.jpg  各種おしっこ描写は言うまでもなく非常に充実しており、エロシーン以外でもお漏らしや放尿シーンをデフォルトで用意。ヒロインの股間にむしゃぶりつきつつダイレクトに飲尿するのは序の口であり、この作家さんの十八番であるピストンされながらのお漏らしや(←参照 ゴウランガ!噴水めいたオシッコ! 中編「君の瞳に恋してる」第4話より)、子宮内にたっぷりとおしっこを注ぎ込むプレイに加え、尿道同士を密着させて互いの膀胱の尿を交換といった離れ業まで登場させています。
これらのおしっこ関係の描写については、突飛過ぎてエロさを感じられない方もおられるでしょうし、スカトロ関係が苦手な方には不向きであるのは確かですが、大量に投入しつつもシナリオの方向性もあってアブノーマル感は薄く、登場人物達がさも当たり前の様にプレイし、また快感を楽しんでいるので、おしっこ関係にさほど強い嗜好がない場合でも実用面を大きく下げることはないと評し得ます。
  また、おしっこ関係以外の、普通?のエロ描写もしっかりとしており、ヒロインの柔らかボディの感触を味わいながら、子宮口をノッキングする深い抽挿を繰り返せば、トロンと蕩けた表情と甘いラブエロ台詞を曝け出すヒロインの痴態を楽しめ、また結合部見せつけ構図などストレートな煽情性を有する大ゴマも投入。
中出しフィニッシュがないわけではないものの、全体的にむしろおしっこを注ぎ込んだりぶっかけたり、はたまたヒロインが自分のおしっこをひっかけてしまったりといった描写の方に重点があり、2P見開きでダイナミックに描かれるフィニッシュでは幸せそうな蕩けフェイスになりながら中出しされつつお漏らしする様子を描いています。

  キャッチーな絵柄で明るいシナリオでありつつおしっこ特化というスタイルを堅固に守った作風であり、この作家さんらしさがしっかり出ている最新作と言えるでしょう。
かぐやお嬢様のエロ可愛らしさが実に素敵でございました。