LoringHoliday.jpg中道裕大先生の『さいころ倶楽部』第1巻(小学館)を読みました。ボードゲームをテーマにした、なかなか珍しい作品です。管理人もボードゲーム(アナログゲーム)が好きなのですが、ボードゲームにしろ、TRPGにしろ、麻雀にしろ、プレイ中の会話が一番楽しいと感じるのですが、その点をしっかり踏まえた作品と感じます。
作中に登場する「ごきぶりポーカー」は実際名作なのでお勧めですよ(酒飲みながらやると大変楽しいです)

  さて本日は、やみなべ先生の『ロリングホリディ』(ヒット出版社)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『ちつじょじかん』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
  キュートなロリぷにガールズと繰り広げる甘いイチャイチャ模様とラブラブHが楽しめる1冊となっています。

LoringHoliday1.jpg  収録作は、可愛い妹ちゃんが運命に導かれて勇者になってしまった上、主人公の兄も魔王として覚醒して妹の友達たちも巻き込んでドタバタ騒動な中編「ウチの妹が勇者に目覚めた件について」全3話(←参照 これは可愛らしい勇者さん 同中編第1話より)。および読み切り形式の短編4作。
収録本数こそあまり多くないですが、1話・作当りのページ数は24~32P(平均27P強)と中の上クラスの満足感のあるボリュームで推移。シナリオ的な読み応えには総じて乏しいですが、可愛らしいロリっ子達とのキャッキャウフフを十分量描くことで程好い満足感を生んでいます。

【無垢な少女が男性を受け入れる幸福感】
  作風的にはこれまで通りに、可愛らしいロリータヒロインとのラブ&エロを、甘さと快活さの程好いバランスの中で描き出すハッピーロリータ系で概ね統一。
  『オズの魔法使い』のパロディであり、ヒロインのドロシーちゃんがかかしさんやブリキの樵、ライオンさんにエッチで勇気や心を取り戻させる短編「メスのま○こ使い放題」や、ライトノベル的にオーソドックスな転生ネタを絡めた中編作など、パロディ要素やオタクコンテンツ的にポピュラーなネタの投入も読み口の軽さに貢献しています。
中編作では、魔王である主人公を巡ってメインヒロインの妹さん(勇者)や、そのお友達の暗黒騎士(ロリっ子)や魔法使い(ロリっ子)がドタバタ劇を繰り広げ、三角関係的な状況に陥りますが、平和な雰囲気が損なわれることはほぼ無く、ヒロイントリオとのハーレムエンドに綺麗に収まる寸法。
LoringHoliday2.jpg短編群でも概ね同様の傾向にあり、ストーリー展開のドラマ性はすっかり放棄する一方で、キュートなロリっ子達が主人公を受け入れてくれるという幸福感を基調とする作劇にはふわふわとした甘さや優しさが満ちていると言えるでしょう(←参照 姪っ子ちゃんが勇気を出して 短編「みるきぃうぇい」より)。
純粋無垢と見えてお兄ちゃんをその彼女から取り戻す算段を付けていた妹ちゃんが登場の短編「敏感マイシスター」や、厳しい父親のいるロリ彼女さんのお家に少年が女装してお泊りに出かけるも実はママさんは気づいていて・・・な短編「マスカレイド」など、ほんのりブラックな要素を絡めたラストを迎えることはありますが、それは作品の甘い雰囲気を損なう程のものではないでしょう。
  概ねシナリオ要素は目立ちませんが、そこがネックになる作風でもなく、小難しいことを考えずにアリス達との幸福空間で癒されるのが正しい読み方と評したいところ。

【ロリぷにテイストが濃厚なキュートガールズ】
  作中で明記はされていないものの、概ねギリ二桁~ローティーン級と思しき思春期入りたてのロリータガールズで統一されたヒロイン陣。
中編作も含めて、妹キャラクターや姪っ子ちゃんなど血縁関係にあるヒロインの割合が高めですが、そこに専念している訳でもなく、ショタ少年とロリ少女の初々しい初Hなどが題材とされることもあります。
  ラストで印象がガラッと変わる短編「敏感マイシスター」の妹ヒロインを多少例外としつつ、幼い無垢さ・無邪気さを振りまきつつ、エッチに関しては積極的に受容してくれるという、二次ロリならではの理想的なロリータ像として強固に描かれており、浮世離れした幸福感の情勢に寄与。
  肢体造形については、ちょっぴりバストが成長して膨らみを見せる子もいるものの、基本的にはぺたんこバスト&ツルプニなお股&寸胴気味の体幹と、明確にロリ色の強体パーツで固めたタイプ。
986625c1.jpgヒロイン達のちびっこいボディデザインの可愛らしさに拍車をかけるのは、等身低めの設定でロリぷに感をたっぷり織り込んだ絵柄であり、デフォルメを強く聞かせることで幼さとしての可愛らしさを強調しています(←参照中編「ウチの妹が勇者に目覚めた件について」第2話より)。悪く言えば、クドさもある絵柄ではあるのですが、萌えっぽいあざとさを追求したというよりかは、小動物的な可愛らしさを重んじた、いわば子供向けの絵柄に近いタイプであり、広い層に親しみ易さはあるタイプと感じます。
  なお、しまパンや可愛らしいリボンや髪留め、ガーリッシュな私服など、女の子達の可愛らしさを引き立てるアイテムを各作品で投入しているのも嬉しいところ。

【ヒロインの可愛らしさを引き立てるプレイ・エロ演出】
  短めのシナリオパートをコンパクトにまとめ、速効でエロシーンに雪崩込むスタイルであり、前述のラブエロ系としての甘さは濡れ場の中の会話で打ち出していくスタイル。このため、エロシーンのボリュームは十分に確保されています。
  女装した少年が彼女である女の子とのセックスの中で男性としてのアイディンティティに目覚めていくという面白いシチュエーションもありますが(短編「マスカレイド」)、基本的には男性が無垢な女の子をリードしつつ、初めての快感をもたらしてあげる和姦エロで統一されていると言えます。なお、中編作は、第1話で妹ちゃんとの1対1のエッチ、第2話で友達コンビとの3P、第3話で全員と4Pというサービス満点の仕様。
  十分な尺を有する前戯パートでは、時々ちっちゃなお口でのお口ご奉仕も描かれるものの、ヒロインの小さなボディの各種性感帯を丁寧に愛撫することに重点を置いており、ロリータ少女達の柔らかい秘所やちっぱいの感触を満喫しつつ、彼女達を初めての絶頂にもたらすことで前半の盛り上がりを大いに形成しています。
LoringHoliday4.jpgこの手数を稼ぐことを意識した前戯パートに対し、抽挿パートに移行後は、性感帯弄りなどに手を出さず、とにかく小さな膣へのピストンに専念する傾向が明瞭。その中において、ヒロインの反応をエロ台詞や表情変化で示すことによって一本調子になることを避けており、体位の変化や上手な並行コマの配置などによって彼女達のビビットな反応を表現することで読み手の抽挿へのモチベーションを維持させています(←参照 正常位の状態での並行コマの上手さは特筆すべき 短編「敏感マイシスター」より)。
  デフォルメの強い絵柄であることもあって、女体そのものの煽情性はさほど高くなく、エロ演出に関してもヒロインのキュートネスを減衰させない水準に留めている為、エロのアグレッションは比較的控えめ。ただし、断面図の利用率の高さやハートマーク付随のエロ台詞の盛り上がりなど、過剰にならない程度に派手なエロ演出は絡めています。
  ロリま○この子宮口までコツコツとノックしながらぬめった愛液の水音を奏でるピストンは、ヒロインへの配慮でセーブしていたものから盛り上がって激しいものへと移行していき、フィニッシュは結合部が溢れ出る白濁液で見えなくなるほど大量に注ぎ込んでロリっ子達をアクメに導く様子を大ゴマで投入。フィニッシュとしての盛り上がりは演出的に十分に図られつつ、ちょっぴり涙目になっていたり主人公の名前を叫んだりと、これまた可愛らしさをしっかりと維持してヒロインの絶頂を描いているのも好印象です。

  ロリぷにガールズと幸福な雰囲気の中でラブエロ模様を楽しみたいという諸氏にお勧めの1冊であり、いい意味で分かり易い作風であると言えるでしょう。
個人的には、ショートヘアの元気娘が勇者になってしまって主人公と一悶着のドタバタ模様&H参加人数が雪だるま式に増えていくゴージャス感が魅力の中編「ウチの妹が勇者に目覚めた件について」が最愛でございます。