CavalierTeasing.jpg中村光先生の『聖☆おにいさん』第9巻(講談社)を読みました。受験生へのアドバイスとしてはともかく、“山の中を1000日間で4万キロ走る”修行を“ちょっとした実技”扱いするのは、流石若い頃は超ハードな修行に明け暮れたブッタさんですな(笑
あと、悪魔とはいえ、ぼっち街道まっしぐらなマーラさんが大変不憫でございます。か、管理人もアンデレさんと同じくヴァルハラに富を積んでいるんですよ・・・

 さて本日は、中田モデム先生の『包茎ナマ弄り』(三和出版)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『妄想チャンネル』(ワニマガジン社)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
 包茎ち○こな童貞ショタボーイ達が様々なタイプのエロエロお姉さん達にたっぷりと弄られ絞られる様が楽しめる1冊となっています。

 収録作はいずれも読み切り形式の短編で計11作。1作当りのページ数は16~24P(平均18P)と書店売り誌初出としては控え目な部類。エロのコンセプトを明確に定めた上でエロシーンの比重を高く取った作品構築であり、シナリオ的な読み応えがほとんど無い一方で抜きツールとしての満足感は十分にあるタイプと評し得ます。

【穏やかさを維持しつつ適度な濃さの倒錯性を充填】
 恋愛ストーリーにしてもインモラル系にしても王道を踏襲しつつ、小技を効かせた展開や登場人物の心情の機微といった巧さを作劇において示した前単行本とはうって変わり、今回は“痴女VS包茎ち○こ”というストレートにお下品(褒めてます)なコンセプトを明確に打ち出したストレートな抜きツールとしての作品構築で統一しています。
CavalierTeasing1.jpg特殊エロやエッジの効いた設定などに強みを発揮するこのレーベルらしいコダワリぶりを示しており、ショタ系男子を中心とする主人公たちが様々なタイプの痴女さんやSっ気たっぷりのお姉さんに罵倒されたり、お仕置きされたりなエロシチュエーションを連続させています(←参照 クールなお姉さんに電車内で弄られる日々 短編「いかされ電車」より)。
 基本的に女性側が主導権を握っており、男性側にとって羞恥心や被虐心が喚起されるエロシチュエーションや展開が多いため、おねショタ的な甘い雰囲気はなく、男性側による性的行為の優位性の“逆転”の要素も希薄であるため、M属性持ちの男性読者向け、もしくはショタボーイを翻弄したい女性読者向けの作品であると言えます。
高圧的であったり淫蕩であったりする美女に翻弄され、搾られるという点において十分な倒錯性を打ち出すタイプと言えますが、男女間の関係において強い支配/服従関係が形成される訳ではなく、棚ボタ的な幸福感もある程度形成されていたり、比較的平穏なラストを迎えることもあって、読み口は比較的ライトにまとめられていると感じます。
 良くも悪くもエロ的なコンセプトに非常に忠実であり、導入パートは如何にエロシチュエーションを形成するかだけに注力しているため、シナリオとしての面白みや読み応えはほぼありませんが、狙いが明確であり、作品間でのブレが少ないことは小さくない美点であると言えるでしょう。

【スレンダー巨乳ボディの痴女お姉さん達】
 一部例外はあるものの、主人公の少年よりも年上の女性キャラクターが登場するケースが大半を占めています。このため、女子高生キャラクターも複数名登場しつつ、20代前半~後半程度の綺麗なお姉さんタイプが主力を形成。
ヒロインの設定に関しては多彩であり、女教師さんやメガネOLさん、未亡人や隣のお姉さん、女子高生キャラに看護婦さんなどが登場。
CavalierTeasing2.jpgエロに積極的という面は全ヒロインに共通していますが、少年を誘惑してたっぷり搾り取る痴女さんやクールな表情で男性を言葉や行為で責めるSっ気のある美女といったM属性持ち垂涎のタイプも居つつ、おっとりしていたり大人しい性格であったりしながらエッチになると好きモノぶりを発揮するタイプもあり、痴女といってもその発現の仕方は相応に多様であると評し得ます(←参照 挑発的な瞳&舌なめずり 短編「おしおきえっち!!」より)。
 これに対して男性陣のメインを占めるのはロー~ミドルティーン程度と思しき童貞ボーイズ達であり、表情に幼げな可愛らしさを残したショタ系キャラクターとして描かれています。お姉さん達に完全に主導権を握られて包茎ち○こを弄り倒される彼らが、恥ずかしさと気持ちよさで顔を真っ赤にしてよがる描写もエロシチュ的に醍醐味の一つでしょう。
 年齢層などの設定は様々ですが、ヒロインの肢体造形に関してはほぼ共通しており、柔らかなお肉を十分まとった上で比較的等身の高いボディに、もちもちと柔らかな質感の巨乳や桃尻、むっちりした太腿を備えた美脚を組み合わせたタイプ。男性を迎え入れる抱擁力のあるボディですが、女性側が責めるシチュエーションが多いため、しなやかな四肢で男性を絡め取り、肉感ボディの重量感で相手を組み伏せる様な描かれ方をしていると言えます。
艶っぽいリップやロングの黒髪など、適度に濃い色気を体パーツからしっとりと香らせつつ、絵柄自体はアニメ/エロゲー絵柄的な現代的なキャッチーネスのあるタイプであり、絵として重過ぎず軽過ぎずのバランスが取れていると評したいところ。

【ヒロインが主導権を握る前戯パートと抽挿パート】
 前述した様に完全にエロメインの作品構築であり、序盤から早々にエロシーンへと突入していくこともあって、各作品はページ数の割には濡れ場の尺が十分に確保されており、美女・美少女に責められる状況をたっぷり楽しめます。
CavalierTeasing3.jpg女性側に主導権があるという設定が顕著であり、前戯パートでは少年が寝ている美女に衝動に駆られて素股や尻コキをしてしまうといったケースもあるものの(後でしっかりお仕置きされます)、包茎ち○こを皮剥きしつつのパンスト足コキや(←参照 エロエロガールのコトバゼメ・ジツ!ワザマエ! 短編「For a friend」より)、お姉さんによるオナニー指導やオナニー観察、後ろから拘束しつつの下着絡め手コキなど、男性の羞恥心を刺激する行為で少年の心と体を攻め立てる行為をメインとしています
 前戯パートでも射精シーンを投入しており、上述のような被虐的なプレイに感じてしまって白濁液を美女の顔面や足にぶっかけたことを更に揶揄されて抽挿パートに突入。この際、女性側が男性を“じらす”ことが多く、とにかくま○こに挿入したい童貞ボーイズを痴女さん達が手玉に取っていることがシチュエーションの倒錯性を高めています。
なお、このエロ展開において、パンティストッキングや水着といった着衣が重要な小道具となっており、パンストでの足コキや下着を用いた手コキ、抽挿パートの序盤において生で挿入することを許さずにパンストや水着越しで少年に挿入させるじらしプレイなどが特徴的です。
CavalierTeasing4.jpg エロ展開終盤では、少年側が状況にすっかり興奮して顔を真っ赤にしながらバックからがむしゃらに腰を振るといった状況になることもありますが、性行為の主導権を取り戻す“逆襲”の要素は希薄で、そういった童貞ボーイズの頑張りをヒロイン側が喜悦を以て受け止めるなど、ヒロイン側の主導権はラストまで維持されていると言えます。また、騎乗位で自ら腰を振ってち○この挿入感を楽しむ痴態描写にも存在感があります(←参照 短編「教えてオネニー」より)。抽挿パートは前戯パートに圧迫されて多少短めになることも多く、また分量の関係上、フィニッシュが大ゴマ程度に収まってややインパクトに欠けるなど、前戯パートに比してやや目立たない感はあります。
 結合部アップ構図などの性器描写で十分な淫猥さを形成する中で、特に特徴的なのは全男性キャラクターに共通の仮性包茎ち○こであり、断面図の連続の中で膣内で皮が剥けたり窄んだりを繰り替えす描写や、前戯パートで美女の手(または足)によってびろんと皮が伸ばされたりする描写を要所に散りばめており、この要素へのコダワリはかなり明確となっています。

 上述した様に、コンセプトに明確に忠実な作品構築であり、美女にたっぷりと搾り取られたい諸氏にははっきりとお勧めであり、そこに特段の魅力を感じないのであればスルーして問題のない1冊と言えるでしょう。今後もこの路線を突き詰めたいと後書きにあり、そのコダワリぶりは実に頼もしいところ。
 個人的には、クールな容貌のメガネ美人に電車内でたっぷり搾られる短編「いかされ電車」と、天然気味のエロエロナースに(性的な意味で)丹念に介護してもらう短編「病室でイこう❤」に特に愚息がお世話になりました。