PhiitrimMakesMeAFemale.jpgTVアニメ版『恋愛ラボ』第4話「恋愛研究再開!と思ったら・・・」を観ました。前回の“ランジェリー”ネタの理由が明らかになったわけですが、あんなイケメン中年&素敵ボイスのパパさんから奇天烈ソングが流れようとは・・・寝ても覚めてもランジェリ~♪
自ら首を締めつつも、ついつい負けず嫌いを発揮してしまうリコちゃんが実に可愛らしいですなぁ。どう考えても塾の男子達の何人かは彼氏の座を狙ってると思うんですよねぇ。

 さて本日は、ZUKI樹先生の『媚薬ガ私ヲ牝ニスル』(ティーアイネット)のへたレビューです。なお、先生の(成年向け)前単行本『モテる犬の生きざま』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
媚薬やフタナリ、人外キャラクターなどのアブノーマル要素を絡めたハードコアなエロとほのぼのとしたラブコメディが楽しめる1冊となっています。

ccff25b1.jpg 収録作は、借金取りに追われて全寮制のカトリック女学園に逃げ込んだ女医さんが、媚薬やらフタナリ化薬やらを開発して学園の女生徒さんやシスターさんをエロ騒動に巻き込むドタバタ学園コメディ・中編「保健室の先生のお薬の時間です。」(←参照 これを飲んでれば・・・ 同中編第1話より)、妖精やケンタウロスなどの異種族と人間が共存する世界での少年少女のラブエロ模様なシリーズ作3本。
なお、中編作に登場するトンデモ女医・桜先生は、前単行本・前々単行本に収録された長編「犬の生活」からの再登場キャラクター。特段の話のつながりはありませんが、桜先生のトンデモぶりと外科手術に懲りた理由は該当作を読んでおくとよく分かります。
1話当りのページ数は24~30P(平均27P)とTI勢としては比較的控えめながら、標準を十分上回る分量で安定。比較的軽めの読み口ながら続きモノとして適度な読み応えはあり、エロの質的・量的満足感もしっかり形成された安定感のある作品構築と言えます。

【ドタバタ騒動を巻き起こしながらも若者の素直な性欲が素敵】
 桜先生の作ったトンデモ薬品がエロ騒動を巻き起こしつつ、登場人物の恋路を叶えていく中編作や、人間と異なる身体的特徴を持つ人外キャラクターのラブエロ模様を描くシリーズ作も、どちらもドタバタテイストのラブコメディ。
PhiitrimMakesMeAFemale2.jpg 中編作では、真面目で堅物のシスターが媚薬のせいで用務員のおじさんや来校した他校の男子生徒に襲われたり、桜先生をかっさらおうと潜入した借金取りのヤクザが女生徒達に捕まって大変なことになったり(←参照 女装の似合う美少年ヤクザ(童貞) 中編第3話より)、すっかりち○この味を覚えたガールズが薬品でふたなり化してレズセックス?にふけったりとエロ的な珍騒動を繰り広げていきます。
そんな騒動の中で、各人がそれぞれの幸せを見出して、概ねハッピーエンドで丸く収まっており、性的な好奇心や一途な恋愛感情に駆られながら騒動の中で動き回る登場人物達の姿はなかなかに微笑ましい雰囲気を生み出しています。
トンデモ薬品を作りだした揚句、全部ほっぽり出して再び借金やら不祥事からの逃亡生活に入る桜先生のサバサバした様子も、無責任ながら妙に頼もしく、アブノーマル要素を絡めつつも変にウェットになったりシリアスになったりしないのも一つの特長と言えます。
 ファンタジー要素を絡めるシリーズ作でも、健康的で微笑ましいラブコメ模様という作風は共通しており、馬並サイズのち○こをお持ちのケンタウロスの少年と人間の女の子の嬉し恥ずかし獣姦?初エッチや、ちんまいボディの子鬼(コボルト)ガールやもっと小さな妖精さんと人間の男の子の恋愛エッチなど、身体的特徴の差異を乗り越えたラブエロ模様を描いています。
中編作の媚薬にしろ、シリーズ作の人外キャラクター達にしろ、飛び道具的な設定・ギミックを要しつつ、ラブエロ系としての読み口の柔らかさ・さっぱりとした甘さをしっかり保っているのはこの作家さんらしい美点と言えるでしょう。

【健康的な肉付きの巨乳美少女さん達】
 中編作に登場する真面目なシスターさんや、潜入した挙句女生徒達の慰み者になっていたヤクザ美少年を助けに来る姐御など、20代半ば程度の美人さん達も登場しますが、ヒロイン陣の主力は両作品とも女子高生さん達。
 援助交際でがっぽり稼ぐ不良少女や男子のち○こに興味津々な生物部員ガール、別の方向(BL創作)から興味津々な漫研ガールなど、様々なタイプの女の子が登場しますし、シリーズ作では前述した様に褐色肌の子鬼さんやミニサイズの妖精さんなども登場。
媚薬の効果で男性に襲われてしまうシスターさんを除けば、いずれもエッチに積極的に参加するタイプの女性キャラクターですが、単にエロ漫画的なお約束だけではなく、好きな男性に尽したいと思う気持ちや思春期らしいまっすぐな性欲で頑張る姿が健康的な印象を付与しています。
de435a27.jpg 肢体造形面に関しては、思春期後半として健康的な肉付きを共通させつつ(←参照 ヤクザ美少年に逃げられて欲求不満なう 中編第5話より)、もっちりとした巨乳や桃尻、適度に成熟した肉厚のおま○こやさわさわと茂った陰毛などでストレートなセックスアピールを叩き出すタイプであり、バランスの取れた女体でありつつモンゴロイド的な泥臭さも適度に感じるタイプ。なお、黒髪ロング&黒髪ショートの美人・美少女はこの作家さんお得意のキャラデザインと言えます。
褐色肌で角もあり、人間よりやや小さめボディの小鬼さんや、掌サイズで羽の生えた妖精さんなど、人外ヒロインについては人間との身体的特徴の差異が明示されており、モンスター娘大好きっ漢の諸氏(管理人含む)には嬉しいポイント。
 絵柄面に関しては、比較的シンプルである分、キャラデザの健康的な印象が引き立つタイプであり、TI勢としては珍しく濃さ・重さをあまり追求しないタイプ。その分、幅広い層に受け入れやすい漫画絵柄でありますし、その絵柄でなかなかハードなプレイ・演出をエロに盛り込むことが印象的であると言えます。

【特殊プレイの多用と強烈な快感描写のインパクト】
 前戯パートと抽送パートにそれぞれ射精シーンを投入した上でバランス良く分量を割り振ったエロシーンは、十分な分量とエロのアタックの強さで抜き的な満足感を生み出すスタイル。
 シナリオはラブコメ系としての誠実さや明るさを有していますが、登場人物達の溢れる若い性欲や媚薬の効能もあって、エロシーンはガンガン女体を攻めまくるハードなタイプとなっており、そのがむしゃら感でエロの強度を生み出すのが魅力であるのと同時に、恋愛セックスとして甘ったるさを期待する方には減点材料となるでしょう。
中編作では媚薬によって誘発される凌辱・輪姦、近親相姦や美少年を女装&拘束しての逆レイプ、薬品でち○こを生やしてレズ乱交とアブノーマルなシチュエーションを多数投入。とは言え、好き合う男女が騒動の力も借りて結ばれる恋愛セックスも投入されており、いずれにしても過激性や暴力性に偏り過ぎることなく性的な自由闊達さや解放感が重視されていると評し得ます。
PhiitrimMakesMeAFemale4.jpgシリーズ作においては、ケンタウロスな恋人君に処女を捧げようと巨大ち○こ相手に奮闘する女の子や、ち○このサイズを気にする少年を気遣ってあげるちいさなボディの小鬼さんや妖精さんが、腹をぼっこり膨らませながら相手を受け入れるシチュエーションなど、規格外の巨根の挿入という要素が共通しており、強烈な挿入感が描写として特徴的(←参照 いわゆる“妖精オナホ”状態 シリーズ第3作「人と妖精と子鬼のはなし」より)。
 絵柄そのものは前述した様に健康的なものなのですが、羞恥や苦痛で歪んだ表情付けや、強烈な快感に目を見開いて嬌声を叫ぶ様、ドスドスと強力に淫洞やアナルを突きまくる様を強調する透過図・断面図や結合部の見せ付け構図など、一定のえげつなさを含んだエロ演出を多用しており、シチュエーションの特殊性もあってインパクトは十分。
前戯パートでフェラや素股などからのドロドロ白濁液のぶっかけを投入しつつ、フィニッシュは時には子宮内にまで突入させて最奥で白濁液を注ぎ込んでヒロインを絶頂に追い込む強烈なものであり、アグレッシブなエロ展開のラストとして好適な仕上がりとなっています。

 このところ作劇・設定のファンタジー要素にかなり寛容になってきたTIですが、その自由度を生かしつつ青春模様やBUSTERらしいアブノーマルエロをしっかり盛り込んでいるという上手い構築の1冊。
個人的には、褐色肌のコボルトさんが最愛ですが、真面目で堅物のシスターさんが媚薬のせいで大変なことに~な中編第1話にも愚息が大変お世話になりました。