IJustMissYou.jpg森繁拓真先生の『となりの関くん』第4巻(メディアファクトリー)を読みました。窃盗したロボット玩具でおままごとを楽しむ女子高生・横井さんェ・・・。無事?関くんに返せたので何よりでしたが(笑
百人一首VS花札のカードバトル遊びには笑わせてもらいましたが、これを行うためのアイディア力や勝敗ルールの設定に駆使する想像力など、“遊び”の本義が関くんには生き生きと輝いていますなぁ。

 さて本日は、春城秋介先生の『ただ恋しくて、会いたくて・・・』(ティーアイネット)の遅延へたレビューです。なお、先生の前単行本『ねぇ、もう少しだけ・・・』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
むっちりとした肉付きの美少女・美女と織りなすラブエロ模様が詰まった1冊となっております。

IJustMissYou1.jpg 収録作は、郷里で久しぶりに再会した幼馴染の女の子はすっかり大人のボディになっており、彼女との恋仲のためにバイトを頑張る主人公とその周辺の女性達を描く中編「センチメント」全4話(←参照 想いと体を曝け出して 同中編第1話より)、および独立した短編3作。
1話・作当りのページ数は20~46P(平均30P強)と幅はありつつボリューム感強めの構成。読み応えはやや弱めでありつつ個々に味わい深さのあるシナリオと、質的にも量的にもボリューム感のあるエロとで作品が構成されています。

【等身大な感情の強さを穏やかに描き出す作劇】
 共に教師である夫婦がそれぞれ女生徒、男子生徒と性的な関係を持つことになる連作に近い短編「secret lesson」「個人授業」は不倫模様や教師と生徒の関係といった要素を含んでおり、ちょっとインモラルな香りを漂わせています。
これに対して、短編「素敵な大家さん」は棚ボタ感の強い年上美人とのラブエロ話であり、中編作に関しては三角関係に発展しながらも少年少女の誠実な恋心が優しく描かれるラブストーリーとなっています。
IJustMissYou2.jpg 幼馴染のまっすぐな恋愛譚と言える中編作では、主人公がバイト先の美人店長に誘惑されたり、主人公の思い遣りに触れて横恋慕を抱くサブヒロインが健気な姿を見せたりしており、最終話ではこの二人のサブヒロインがメインヒロインの家に押しかけてちょっとした修羅場を形成(←参照 お風呂でガールズトーク 中編「センチメント」第4話より)。
この“修羅場”も決してキツイものではなく、ストーリー中盤では遠距離恋愛ということもあって幼馴染との関係性の描写が薄くなるなど、ドラマ性が強いタイプではありませんが、その分、理屈をある種超越して、むしろ素直で素朴な恋心の強さ・確かさが善きものとして描かれる展開となっているのが心地良いところ。
 短編群に関しても、例えばインモラル感の濃厚さやラブラブ感の強い甘さは強調していないのですが、快楽への欲望やストレートな思慕の情といった等身大の気持ちが登場人物を衝き動かしている故の印象深さがあるシナリオワークと感じます。
 トライアングルラブな中編作でも、適度に倒錯性を打ち出す短編作でも、後味の良いラストとなっており、終始アタックを抑えることで滑らかさと程良い味わいを維持していると評し得るでしょう。

【健康的な肉付きでむっちりした巨乳・桃尻ヒロインズ】
 清楚でもありつつ大胆に好色でもあるという年上美人のキャラクター造形に定評のある作家さんであり、短編「素敵な大家さん」の大家さんや「個人授業」の女教師さんなどがそれに相当。
人数的には女子高生なキャラクター達もちょこちょこ登場していますが、中編作に登場するサブヒロインの一人・望月ちゃんがティーンらしい子供っぽさがあるのを例外として、大人びた色気をまとった美少女であることが特徴的です。
 特段に明確なキャラクター属性を付与するタイプではなく、前述した等身大の感情・欲望の担い手として好適。とは言え、エッチなお姉さんや優しく芯の強い幼馴染といった設定そのものは明確にキャッチーであるとも言えるでしょう。
 上述の望月ちゃんのみ並乳クラスで少々肉付きが弱めですが、基本的には柔らかお肉を十分な量まとったむっちり健康ボディの持ち主達であり、たわわな巨乳と安産型ヒップが大変に眼福。
IJustMissYou3.jpgもちもちの触感の巨乳にも十分な存在感があると共に、お尻に関してはその量感を強調する構図が多く投入されており、後背位でのお尻突き出しや跪いてのフェラなどでビックサイズの桃尻を楽しませてくれています(←参照 バック騎乗位 短編「素敵な大家さん」より)。
 フルカラー作品ではデジタル作画らしく、より描線が整っていたり、コミカルなシーンではデフォルメ表現をしたりで、いい意味でも画風に変化が付いていますが、基本的には艶っぽさをたっぷり充填しつつも親しみやすい素朴さもある絵柄と感じます。

【熱気や動きの力強さ、女体の肉感で適度な濃さを生むエロ描写】

 中編「センチメント」最終話では46Pの大ボリュームをエロシーンではなく、シナリオパートに重点的に配分するなど、必ずしもエロ特化の作品構築ではありませんが、いずれにしても標準からそれを上回る程度のボリュームは全作品において確保。
 お姉さんの誘惑エッチや年下ボーイに翻弄される女教師さんなど、倒錯性や嗜虐性をアクセントとして設けるエロシチュエーションも存在していますが、基本的には性的な快楽を甘受する和姦エロでほぼ統一されており、ヒロインの性行為への積極性を引き出していくスタイル
和姦エロ主体ということもあって、特殊なプレイやシチュエーションは用いておらず、年上美女のねっとりとしたフェラ描写や若い者同士の貪欲なラブラブ腰振りなどを特徴としつつ、スタンダードなエロ展開を形成。
フェラをしながらすっかり発情したり、もしくは男性による愛撫を受けたりで陰唇が開き、ねっとりとした愛液を漏れ出す秘所に挿入すれば、熱っぽい官能の表情と漏れ出す様な喘ぎ声をヒロインが曝け出して、穏やかさを保ちつつも快楽の熱気に溢れた濃厚な空間を作り出していきます。
dd1d4cd4.jpg 正面からの構図でたっぷりとしたバストや、結合部アップで互いの淫液が絡み合う粘膜描写なども登場させつつ、前述した様にお尻重視の構図も抽送パートで多用されており、マッスたっぷりの桃尻を振りながら結合部からぐちゃぐちゃと粘っこい水音を奏でていくストレートな煽情性はなかなかに強烈(←参照 バックからの構図 短編「個人授業」より)。
1回戦仕様のケースもあれば、複数ラウンド制のケースもありますが、エロ展開終盤で適度に盛り上げを図るのは共通しており、肉棒を優しく迎え入れてきゅんきゅん締めつける秘所に力強いストロークから白濁液を注ぎ込んでフィニッシュを形成しており、描写量も1Pフル~2P見開きと十分な迫力を有しています。

 この作家さんらしい穏やかさのあるシナリオワークと、肉感的な肢体描写が楽しめる作品集であり、特に美人でエッチなお姉さん好きにとっては変わらず頼れる抜きツール。
個人的には、エッチな美人大家さんに性の手ほどきを受ける短編「素敵な大家さん」と、慎ましい恋愛感情の強さが印象に残る中編「センチメント」が特にお気に入りでございます。