SadisticNemesis.jpg TVアニメ『SHIROBAKO』 第5話「人のせいにしているようなヤツは辞めちまえ!」を観ました。トラブルに巻き込まれて大変な宮森ですが、今回はムスッとしたり呆れたり驚いたりと表情豊かで可愛さ倍増でしたな。頑張ってる女の子は素敵なものです。
タローはかなり駄目な部分もありますが、話を動かすキャラクターとして秀逸で、今後どう成長するかも楽しみです。

  さて本日は、おおたたけし先生の『サディスティック・ネメシス』(キルタイムコミュニケーション)の遅延へたレビューです。なお、先生の前単行本『ぜったい❤快感めかにずむ』(茜新社)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
多彩なファンタジーストーリーの中で繰り広げられる美少女達への過激で特殊なハード凌辱が詰まった1冊となっています。

92fa70a6.jpg  収録作は、人間の歴史の中で様々な最悪を引き起こす“ほころび”を回収する役目を与えられた魔術師・サンジェルマンが、彼がある目的で作り出した人造少女エクリマルタと共にその役割を与えた始祖の真の企みと対決する長編シリーズ全6話(←参照 人類の存亡をかけた戦いが始まる! 同シリーズ第4話「エデンの廃園」より)、外道兄者&弟者がロリっ娘に外道な凌辱を加えるもマーニャ&リアリエルコンビにバレて懲らしめられるシリーズ3作、海魔であるロリっ子が人間界の水泳美少女をお姉様と慕ってラブラブ特殊セックスな連作「発情スプラッシュ」正続編、および読み切り形式の短編4作。
なお、鬼畜兄弟が活躍?するシリーズ作は、前々単行本『Angelic Desire』や同レーベルでの1冊目『Succubus Distortion!』で描かれたこの作家さんの看板長編シリーズのスピンオフ的な作品。本編を楽しんでいると面白さは増すと思います。
フルカラー作品である長編シリーズ第1話(6P)を除いても、1話・作当りのページ数は6~16P(平均11P強)とかなり控えめな水準となっています。しかしながら、長編シリーズはしっかり読み応えがある話になっていますし、いずれの作品も強烈さ・過激さで圧倒する分、単行本として満腹感はしっかりと生じる作りになっていると評し得ます。

【シリアスなヒロイックサーガからパロディギャグまで】
  ほのぼのとした恋愛模様を描きながら性行為に関しては激烈ハードプレイというスタイルも得意とする作家さんですが、こちらのレーベルにおいては基本的に凌辱色が明確であり、今単行本もヒロインの心身を凶悪な快楽を以て蹂躙する行為として過激プレイを描いています。
  人類の歴史を歪ませる“ほころび”を回収する主人公が、そのほころびの正体や、それを集めさせた超常の存在と対決する長編シリーズは、主人公が抱く信念と愛情や人類の存亡がかかる大きい話のスケールで魅せており、主人公側と悪役側に十分な活躍をさせることでヒロイック・サーガとして良好な構成を示しています。
その他にも、普通の女の子がひょんなことから小人達の異世界にワープしてしまい、その世界の科学防衛隊や巨大ヒーローと(主にエロいコトされて)撃退されちゃうというウル○ラマンのエロパロディ的な短編「襲撃!異次元生命体」といったコミカルなタイプから、人間のスポーツ少女と魔族の少女とのほのぼのとしたラブラブ模様を描く恋愛「発情スプラッシュ」、闘うヒロインが敵の姦計にハメられて凌辱されるキルタイム王道のファンタジー凌辱劇の短編「エリートレンジャーソーニャ」など、多彩なファンタジーストーリーが揃っているのも楽しいところ。
SadisticNemesis2.jpg  いずれの作品においても、過激なプレイの強烈さや異常さはしっかりと練り込んでおり、シリアスな長編ストーリーにおける敵の圧倒的な能力や悲劇性の強調(←参照 狂った始祖の暴走 長編シリーズ第5話「エデンの胎動」より)、ほのぼのラブエロ展開ならばその雰囲気とのギャップ、シンプルな凌辱展開ならストレート&ソリッドな作りにそれぞれ貢献しているのは◎。
一部の作品では、魔物の苗床にされるなどバットエンドを迎えることになりますが、主人公の強い想いが人類破滅の窮地を救い、愛する人と共に歩むハッピーエンドへと向かわせる長編シリーズや、外道な行いをする鬼畜兄弟がきっちり懲罰を受けて被害者も救われるスピンオフシリーズなど、バットエンドを回避する傾向が比較的明瞭
多少評価が分かれる点かもしれませんが、どちらかと言えば、ほのぼのとしたコミカルさや、悪の栄えを描いても結局は勧善懲悪となるところはこの作家さんの個性と言えるものであり、ファンとしてはすんなり受け入れる要素と感じます。

【キュートなロリ系ヒロインを中心に多彩な女性キャラクター】
  魔族や神の眷属、人造人間などなど、ファンタジー作品らしい人外ヒロイン達も多数登場しているため、設定年齢に関しては判断が難しいところもあるのですが、ローティーン級のロリ系ヒロインを多数擁しつつ、ハイティーン級の美少女や熟した色香のお姉さん系ヒロインも投入されています。
この作家さんの名物キャラクターであるサキュバス・マーニャは今回もサブキャラ的に登場していますが、長編シリーズの中でキャラの魅力が築き上げられてきた彼女に比べると、今回は単純に凌辱の被害者であったり、記号的な戦闘美少女であったりなキャラクターが多く、キャラの魅力の掘り下げよりかは、設定の面白さの基盤作りや分かり易さが重視されていると言えるかもしれません。
逆に、変態性癖と外道なプランニングで大活躍な鬼畜兄弟や、長編シリーズにおいてその熱い信念で魅せた魔術師・サンジェルマンと、今回は男性キャラクターに魅力を感じられました。
  ロリ系キャラクターでは肉付きが弱く、うっすら鎖骨のラインもでる華奢ボディに膨らみかけバストやツルツル&プニプニな股間を組み合わせた背徳感を感じさせるボディデザインを施しつつ、年長組では健康的な肉付きに柔らか巨乳を組み合わせた肉感ボディとしており、ロリボディも巨乳ボディも楽しみたい諸氏には嬉しいところ。
SadisticNemesis3.jpgとは言え、過激な性行為は肉体改造的な側面も持つのがこの作家さんの特徴であり、アンドロイドガールの手を消失させての疑似的な“ダルマ”化や、大量の精液注入や卵を子宮に注ぎ込んでのボテ腹化(←参照 魔物の苗床&産卵 短編「エリートレンジャーソーニャ」より)、性器や肛門の殻長やクリトリス肥大化、子宮口露出など、元々のボディデザインを変容させることで行為の過激性を強調しています。
  ロリヒロインの可愛らしさや年上ヒロインのアダルトな色気、化け物の禍々しさやイケメンキャラのカッコよさなどを十分に引き出す絵柄は、あざとさもしっかり含む萌え系絵柄に属しつつ、それでいてクドくなることもなく幅広い層にとってキャッチーさを感じさせるタイプで単行本を通して安定しています。

【美少女ヒロインを蹂躙する激烈ハードプレイの連続】
  エロメインの作品構築ではありますが、そもそも各エピソードのページ数が少なめであることもあって必然的にエロシーンの尺は短め。とは言え、長尺の中でじっくりエロの盛り上がりを図っていくパワーメタル的な構成ではなく、開始直後から過激に走り始め、短い尺の中で超攻撃的なプレイを矢継ぎ早に連続させるグラインド・ゴアチューンこそがこの作家さんの真骨頂であるため、尺の短さはあまり問題になりません。
  連作「発情スプラッシュ」ではラブラブHとなっていますが、基本的には凌辱エロで占められており、ヒロインの各肉穴を極太触手がこじ開けていくエロを中心に、前述した肉体改造要素を含む拡張行為やフタナリ化、異種姦に産卵、尿道責め等々、ファンタジー作品である故に可能なハードなプレイが目白押し
これらの過激な行為に対して、ヒロイン側は常識を外れた快楽を与えられるのですが、脳髄を焼き尽くすようなその圧倒的な快楽の量は、もはや苦痛の域に達するものとして描かれており、全身を蹂躙されながら半狂乱で絶叫し、自身の身体や感覚をコントロールできない状態を強制される痴態は禍々しさを孕んでいます。
SadisticNemesis4.jpgエロ演出についても、その快楽の凶悪や行為の禍々しさを強調する様に描かれており、キュートな顔を苦痛と快楽に歪めるアへ顔に変化させ、言葉にならない絶叫を喉から絞り出すハードな描写を筆頭に(←参照 性器・アナル・口・鼻・耳オールファック シリーズ第2話「肉人形と地獄の鬼畜兄弟(弟)」より)、触手や産卵によって限界まで押し広げられた痛々しい性器やアナル、尿道口をがっつり見せつける構図、行為に合わせて肉穴から撒き散らされる涎や母乳、愛液、腸液などの液汁描写など、非常に攻撃的なものを連発。
  捻じ込まれた腸内でサイズアップし、ひり出す際にアナルを押し広げる謎ボールや、棘やら回転機能やら子宮内に卵管までジャストフィットなフォルムやらを備える触手、イボイボ粘膜で乳首やクリトリスを包んで攻め立てる特殊触手などなど、過激な行為を可能にする各種ギミックの多彩さもこの作家さんらしい特徴でしょう。
中出しフィニッシュを基本としつつも必ずしもそれにはこだわらず、産卵アクメやフタナリちんこ射精アクメなどもしばしば絡めていますが、ハードプレイの連続でアクメを繰り返し、トドメの一撃を叩き込まれることで脳味噌が沸騰したヒロインが肉穴を多数の触手に穿り返されながら絶叫するフィニッシュシーンは非常に強烈であり、最後までエクストリームに駆け抜けるエロ展開と言えるでしょう。

  好みが分かれる部分も多いですが、キュートな萌え系でありつつそれを滅茶苦茶にする激烈ハードプレイ&凶悪演出との組み合わせは非常にユニークであり、マニア諸氏にとってはなかなか他を以て替え難い抜き物件。今回はストーリーの面白さやキャラクターの使い方の巧さも光っていました。
個人的には、ストーリー面での充実もよかった長編シリーズが最愛ですが、鬼畜兄弟再登場のスピンオフシリーズが、この作家さんのファンとして大変嬉しかったですね。