IdolBukatsudou.jpg TVアニメ版『ラブライブ!2期』第7話「μなんとかしなきゃ!」を観ました。ジョギング中に定食屋に入って白飯をかっ込む女子高生アイドル・・・いいと思います!。海未ちゃんの怒りMAXな笑顔が印象的でしたね。
余談ですが、神回第5話以降、凛ちゃんがスカートを着用していることが多くて、彼女の中でちゃんと踏ん切りが付いたんだなとしみじみ思っております。

  さて本日は、師走の翁先生の『アイブカ!(仮)』(ヒット出版社)の遅延気味へたレビューです。なお、先生の前作品『ピスはめ!』(同社刊)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
多彩なヒロイン達を要するセックス三昧な学園アイドル育成ストーリーが楽しめる1冊となっています。

IdolBukatsudou1.jpg  収録作は、オナニージャンキーでアイドルマニアな少年が部長であるアイドル研究部が様々な問題点から廃部を言い渡されるも、それを覆すべく文化祭でのライブを成功させるべく幼馴染の女の子を始めとする女の子達を立派な学園アイドルに育成するストーリーなタイトル長編「アイブカ!(仮)」全6話(←参照 恥ずかしがり屋な少女を強引に牽引する少年 同中編第2話より)、および読み切り形式の短編「ゆあまいあいどる」。
1話・作当りのページ数は24~52P(平均34P弱)と十二分にボリューム感の強い構成。長編作として適度な読み応えを有しつつ、エロも大盤振る舞いとエロ漫画として好適な作品構築となっています。

【ファンに夢と活力を与えるアイドルという存在】
  現実世界でもアニメ/ゲームなどでも“アイドル”というジャンルが活況を呈している昨今ですが、エロ漫画においても“アイドルもの”というサブジャンルは昔から確固として存在しており、このサブジャンルにおけるオーソリティと言ってもよいのが師走の翁先生でしょう。
  幼馴染の少女と協力しつつ仲間を次々と引き込んでいき、彼ら彼女らの頑張りもあって部活廃止の決定を覆すライブを成功させるという流れのタイトル長編作は、学園もの・部活ものとして王道的な作りであり、ここらのスムーズな作劇と各種アイドル関連の小ネタの丹念な盛り込みは流石ベテランの安定感と意欲と評することができます。
主人公は“プロデューサー命令”として幼馴染の女の子にかなり強引なことをさせますし、部活を存続させ、彼女達の魅力を引き出すためにもエッチなことをさせて、それを他の男子連中に配布したり、性行為をさせたりするため、煽動家・策士といった側面を有しており、魅力的なヒロイン達を独占してイチャイチャしまくるハーレム展開を期待するのは実は避けるべきと言えます。
IdolBukatsudou2.jpg  この要素は、読み手によっては好みが分かれる部分でもあるのですが、主人公に悪意がないことは伝わりますし、また、アイドルは一人の男ではなく多数のファンからの好意や欲望を集める存在であると同時に、本作では性行為を絡めつつも、特定個人ではなくファン達に勇気や活力を与え返す存在であるべきということを強く意識した描き方であり(←参照 ファンみんなのアイドルとして 長編「アイブカ!(仮)」第6話より)、このアイドル観は主人公が全てを独占しては成立しないと評しても過言ではないでしょう。このスタンスは流石アイドルが大好きでそれを作品として成立させてきた作家さんだと感じさせる要素です。
  これに対して短編「ゆあまいあいどる」は、アイドルファンの少年がそのアイドルと偶然お近づきになってキュートな彼女を独り占めという、よりシンプルな棚ボタ的幸福感が形成された作品。どちらのスタイルにしても、アイドルのヒロインの魅力とそれを甘受する喜びが伝わる描き方となっています。

【個々に魅力的で多彩な美少女ヒロインズ+α】
  多数の女の子達を巻き込む中編作では、30オーバーの美熟女な音楽教師さんもアイドルユニット(とエロシーン)に組み込まれていますが、基本的には中○生美少女縛りであり、短編作のヒロインも同年代のティーンガール。
多数のヒロインを擁する中編作では、キャラクター性を掘り下げられるキャラクターはどうしても限定的になってしまいますが、正統派の可憐な美少女であるメインヒロイン・柚子ちゃんを筆頭に、彼女に同性愛の好意を寄せるレズっ子、大人しい図書部員やギャル系の派手さのあるテニス娘、自らの容姿がコンプレックスな運動会系の地味ガール、エッチなお姉さんタイプのバスケガール、おまけにゃ女装趣味の少年などなど、多彩な設定を用意しています。
彼女達を一人で独占するハーレム作品ではないと上述しましたが、主人公はきっちり全ヒロインとのセックスを行っており、強引ではありながらも彼女達の望みをしっかりと汲み取る主人公の手腕もあって、彼女達全員を自分にメロメロなエロドルに育て上げるという満足感を満たしてくれているのは一つの大きな魅力でしょう。
十数ページを使ってヒロイン達が文化祭のステージで「強い気持ち・強い愛」(でんぱ組.inc)を歌って踊って盛り上がる様子を活き活きと描き出すことを始めとして、アイドルとしての頑張りや魅力を抽出することや、各種衣装を用意してアイドル的な華やかさを表現することもよく意識されており、“アイドル”としてのキャラクター性が薄っぺらくないのも確たる長所。
IdolBukatsudou3.jpg  長編作・短編作のメインヒロインは共にちっちゃめボディにふわっと柔らかに膨らんだ控えめおっぱいのロリ寄りのボディデザインですが(←参照 ヒャッハー!着エロ定番の前張り水着だぁ! 長編第3話より)、長編作では肉付きのよいぽっちゃり系や長身スレンダーの貧乳娘、健康的な肉付きの巨乳ガールによりロリ色の強いぺたんこバストガールなど、ボディデザインについてもかなり多彩に取り揃えられています。
  アングルや雰囲気の差別化のためなのか、微妙にキャラデザに変化を感じることも時々ありますが、親しみやすいオーセンティックな漫画絵柄に適度なキャッチーネスや表情付けのチアフルさを添加した作画は単行本を通して安定しており、個々のキャラクターを描き分けてそれぞれの魅力を引き出す手腕は魅力的と言えます。

【ストレートな肉体的快感と精神的喜びに満ちたパワフルセックス】
  エロ一辺倒な作りではなく、アイドルとしてのライブを成功させるための奮闘劇や、憧れのアイドルと出会えた喜びなどを描くシナリオパートにもちゃんと尺を割いていますが、ページ数が十分なことや多数のヒロイン達とヤリまくりなゴージャス感もあってエロの満腹感は強く仕上がっています。
破廉恥なプレイを撮影して他の男子に映像を供与したり、ライブ後の特別イベントとして手コキや乳揉みなどの限定的な性行為を許したりと、前述した様に他の男性キャラクターが介在する長編作ですが、あくまで本番ができるのは主人公のみであり、プロデューサーとしての“特権”を享受できる仕組み。
  メインヒロインである幼馴染との1on1なセックスにも重きを置いていますし、短編では憧れのアイドルを独占して体力をフルに使い果たすようにむしゃぶりつくセックスをしていますが、長編作では多数のヒロインに次々と挿入していく乱交セックスも複数回投入しており、単純に物量でも圧倒できる描き方となっています。
むろん、単に量的に飽和させるのではなく、美少女キャラクター達のボディを様々な方向や部分から満喫し、キスやらクンニやらで粘膜を濃厚に接触させ、彼女達の柔らかボディに包まれながらガンガン腰を振っていく一連の過程を、情報量豊かにかつパワフルなドライブ感で描き出す確かな技術があるからこそ多人数セックスの高揚感が楽しめるという質的な高さがあるのも抜きに貢献。
IdolBukatsudou4.jpg  柔肌をしっとり汗で濡らしつつ高まる体温で上気する女体の描写、性的快感にふわふわとした陶酔に包まれる熱っぽい蕩け顔、乱れた描き文字の嬌声やハートマーク付きで蕩けた台詞回し、媚肉が肉棒に絡まり包む断面図の描写等、スタンダードなエロ演出を奇をてらうことなく適切な密度と高いクオリティで織り込んだエロ描写も(←参照 短編「ゆあまいあいどる」より)、幅広い層の性欲中枢をスムーズに刺激すると言えます。
  乱交エロを中心に何発も連続して中出しやらぶっかけやらを決める複数ラウンド制であり、悪く言えば個々のプレイ・キャラに対して早漏展開気味ではあるのですが、そういった短所よりかは魅力的な美少女に射精しまくる高揚感や快感が先行するタイプであると言え、大ゴマ~1Pフルの分量でアクメにぷるぷると震えるヒロインに最奥でたっぷり中出しするフィニッシュシーンまでガンガン力走する前のめり感が長所と評し得るでしょう。

  アイドルという存在への愛情と、それを作品の中にくどくならないように織り込めるスキルが両立してこそ描ける作品であり、そのスタイルがエロの実用性にも直結しているのが◎。
個人的には、エロエロに開発される堅物美人教師な由梨音先生がお気に入りなのですが、キュートな美少女アイドルとセックス大満喫でラストも穏やかに優しい短編「ゆあまいあいどる」に愚息が大変お世話になりました。