AbnormalBroAndToySis.jpg TVアニメ『キルラキル』第13話「君に薔薇薔薇…という感じ」を観ました。主人公の自分の力に対する葛藤や恐怖、そこからの再起という流れを1話でやってしまうのはテンポがずば抜けて良いこの作品らしいところですね。
しかし、流子の敗北までもこのエピソードに収めてしまうというのには驚きました。ひょっとすると、新・鮮血も次回に登場するのではと思ってしまいます。

  さて本日は、板場広し先生の『変態兄キと妹玩具』(クロエ出版)の遅延へたレビューです。なお、先生の前々単行本『放課後の彼女は舐られて啼く。』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
スレンダー巨乳美少女な妹ヒロイン達と繰り広げるハードファックがぎっちり詰まった1冊となっています。

AbnormalBroAndToySis1.jpg  収録作は、オタク仲間である同級生の美少女と兄貴がセックスフレンドになったことに妹が嫉妬して兄との一線を越える中編「妹が俺に厳しい」前中後編、優しくクールなイケメンの兄は実はドSな変態だったが妹はその性癖を受け入れ・・・なタイトル中編「変態兄キと妹玩具」前中後編(←参照 弄ばれる妹だが・・・ 同作中編より)、ニートで引きこもりである兄とそれを疎み嫌う妹の憎悪が再生産され続ける連作「兄妹失格」正続編、および読み切り形式の短編3作。
1話・作当りのページ数は20~24P(平均23P強)と標準的なボリュームですが、収録本数が多いこともあって単行本としてはかなり厚めでお得感のある1冊。続きモノが多いということもあってシナリオ面でも一定の読み応えはあり、また十二分な尺でハードな痴態描写が詰まった抜きツールとしての構築も明確と言えます。

【火がつけばノンストップな欲望や感情という業】
  成年向けでは寝取られエロなどのダーク・インモラル系の作品がメインである作家さんですが、今単行本では兄妹相姦モノで統一しつつ比較的明るい雰囲気を持つ作品が多め。
AbnormalBroAndToySis2.jpgサブヒロインの登場によりツンデレ妹が兄貴と急接近な中編「妹が俺に厳しい」や、普段はそっけない妹ちゃんが兄貴が参加する合コンに現れ、場の勢いを利用してアタックをかける短編「他人のふりして・・・」(←参照 実はお兄ちゃん大好きな妹 同短編より)、親の再婚で同級生の女の子が義理の妹に~という設定の短編「妹同級生」などは、ラブコメ系妹モノとしてオーソドックスな展開を有していると言えます。
  その一方で、大好きなお兄ちゃんに処女を捧げるつもりが、ラブラブHはままならず変態性癖の兄貴のハードな調教に飲み込まれることになる中編「変態兄キと妹玩具」などの様に、倒錯的でダークな雰囲気の作品も存在しています。ラブコメ系でも甘さたっぷりの雰囲気がある作品はやや少なく、どちらかと言えば男女双方のストレートな性欲も話の駆動因であるのも特徴的と感じます。
また、単行本ラストに用意された連作「兄妹失格」は、肉親としての愛情と恋人としての愛情を兼ね備えるエロ漫画的にスタンダードな兄妹関係を手酷く否定するかのような作品であり、怠惰の果てに妹をレイプした兄と、その兄を憎悪し殺害すら試みる妹が、愛情は何もなくただ肉の快楽で繋ぎ合わされながら淀んだ日々を送り続けることになる非常に強烈な作品。そこまでのお気楽兄妹エッチな作品とガラッと雰囲気が異なる分、インパクトが強烈になっています。
  いずれの作品にも共通するのは、愛情であれ性欲であれ、各人の性愛への動機を人間の“業”として描いていることであり、ヒロインが嫉妬すれば本当に激怒して過激な行動に出ますし、変態男子が性癖を発現すればポイント・オブ・ノー・リターンを超えて激化するなど、一度火がつけば感情や欲望は簡単に制御できないものとして表現されています
欲望の激しさなども含めて、この作家さんらしい感情・欲望の描写であり、ストーリーの骨組み自体は決して斬新なものではない一方で、登場人物の感情の激しさに目が覚めるような印象があることが、シナリオ全体の読み応えを高めていると評したいところ

【アダルトな色気が香るスレンダー巨乳な妹たち】
  ヒロインの年齢層はミドル~ハイティーン級のJK美少女で統一。前述した通りに妹モノで統一された単行本であり、中編「妹が俺に厳しい」に登場するサブヒロインのオタク美少女や、短編「妹同級生」の義妹ちゃんを除けば、血縁のある妹ヒロインで固められています。
キャラクター造形については、普段はそっけない態度ながら実はお兄ちゃんラブな娘さんや、嫉妬や恋心がかなり不器用な形で表現される妹など、ツンデレ要素や純情妹などのキャッチーな要素も絡めつつ、多層的で複雑なものとして女性を描く傾向があります。
また、純真なお兄ちゃん大好きな妹さんがその兄のハードな調教の末に、その兄さえも圧倒する快楽の虜になったり(中編「変態兄キと妹玩具」)、レイプから逃れるために兄への憎悪を隠して“愛している”と嘘を吐いたりと、男性の観点による女性の“奥深さ”“理解不能性”を織り込んだキャラクター造形も多く、この点がヒロインに独特の妖しさを生むのはこの作家さんの一つの特性でしょう。
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  妹キャラでほぼ統一されていますが、決してロリ系のキャラクターではなく、年齢設定以上にアダルトな色気が香るスレンダー巨乳さん達が勢揃い。たわわに実った柔らかおっぱいに適度にムチムチしたお尻&太腿、ぬらぬらと濡れ光る性器とその上部に濃く茂る陰毛などの体パーツを装備し、均整も取れつつストレートなセックスアピールを放つ肉感ボディとなっています(←参照 小娘の色香とは思えぬわッ! 短編「妹同級生」より)。
また、性感に合わせて自己主張する乳首や、唾液も交えて絡まり合う舌に要所で照りを強調する唇、愛液に濡れ光る陰唇など、粘膜描写の淫猥さは肢体描写において特筆すべき点であり、後述する様にエロシーンにおいても大きな効果を発揮。
  雰囲気の明るい作品が多いためか、一般向けに近い朗らかでくだけた印象も目立ちますが、基本的にはネオ劇画的な重さ・濃さを十分に盛り込みつつ、キャッチーなアニメ/エロゲーをベースとするタイプであり、多少くどい印象こそありますが、ベテラン故の安定感もあって幅広い層に訴求できる絵柄と言えます。

【ハードな演出と淫猥な粘膜描写で彩る美少女の痴態】
  安定した作品展開もあってスムーズにエロシーンへと移行しており、濡れ場の尺は十分に長く、妹の処女マ○コに中出し連発の複数ラウンド制を基本とするストロングスタイルなエロ展開となっています。
前述した様にラブラブ感こそ弱めながらも愛し合う二人のセックスもあれば、歪んだ性癖が発揮される凌辱エロや調教エロもありますが、いずれにしても一度火の付いた欲望のエネルギーが性行為を駆動させており、最初から最後まで切迫感さえ感じさせる様な勢いで体を交わらせていきます
  前述した粘膜描写の淫猥さは、前戯パートから効果を発揮しており、女性器をくぱぁと開いて膣前庭や陰核をねっとりとクンニする描写や、舌を絡めあわせ唾液を交換する孝行なキス描写、ヒロインがうっとりとした表情で肉棒に舌を這わせたり、ディープスロートしたりなフェラ描写などで、各種体液に絡まり合った粘膜の直接的なエロさを生み出しています。
AbnormalBroAndToySis4.jpg前戯パートでの乳首や秘所などの性感帯へねっとりとした愛撫を加えてから突入する抽挿パートでも、露骨な結合部見せつけ構図や(←参照 “種付けプレス”(words by 高津先生)に近似した体勢 中編「妹が俺に厳しい」前編より)、ピストンしながらの乳吸いやねっとりキスなどの描写において粘膜描写の淫猥さが光っており、構図そのものがストレートな煽情性を有している分、その威力を更に高めることに貢献しています。
  エロ演出については、ハードなアへ顔描写や理性がプッチンした恍惚とした表情付け、口からダダ漏れになるエロ台詞など、過激なものを得意としており、今回も用いていますが、妹ヒロインとしての健気さや可愛さも保持させるためか、特に和姦系では量的にはやや抑えめにしている感があります。無論、調教エロや凌辱エロではそれら過激なエロ演出で一気にブーストをかける手法が健在。
男女の肢体の密着感を重視して、体を重ね合わせると、抽挿も最奥までパワフルにストロークさせるピストン運動は、体位なども変えつつ中出しを連発していくシークエンスとなっており、トドメの中出しにビクンビクンと体を痙攣させ、蕩けきった表情orアへ顔で絶頂を迎える美少女の痴態を1Pフルでお届けな強力な抜き所となっています。

  平和な和姦エロが多いということもあって、この作家さんにしてはやや大人しいという印象もありますが、その一方で欲望の衝動の強烈さという側面は些かも失われてはおらず、それがストーリーの読み応えとエロの実用性に直結しているのは流石上手いなと感じるところ。
個人的には、健気なお兄ちゃんラブな妹をがっつり調教するも意外な結果に~な中編「変態兄キと妹玩具」に愚息がお世話になると共に、連作「兄妹失格」のストーリーとしての強烈なインパクトに脱帽致しました。