PantsAFirst.jpg あけましておめでとうございます。2014年もよろしくお願い致します。今年こそ、多忙の本業と何とか折り合いをつけるやり方を工夫したいところです。
ところで、正月休み中、TVアニメ版『ワルキューレロマンツェ』全話を観たのですが、お色気サービス全開でありつつしっかりと青春スポ根していて、本当に予想外に面白かったですね、この作品。原作ゲームにも大変興味がわきました。ベル様アホ可愛いよベル様。

  さて本年最初のレビューは、しなま先生の『ぱんつ あ ふぁーすと』(コアマガジン)の越年遅延へたレビューとなります。なお、先生の前単行本『キモチイイ相愛い』(ティーアイネット)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
ユニークな美少女ヒロイン達との不器用純情ラブとおぱんつ要素も充実のエロシーンが楽しめる1冊となっています。

PantsAFirst1.jpg  収録作は、田舎の祖母の家に帰ってきた少年が、昔馴染みであるお隣のお姉さんや神社の巫女さんと不思議な形で再開することになる「ボクの夏休み」シリーズ全2話(←参照 お姉さんはバスの運転手になっていて!? 同シリーズ第1話「ボクの夏休み~ボクの運転手編~」より)、および読み切り形式の短編8作。
フルカラー作品である「ボクの夏休み」シリーズ第1話(8P)および掌編「イケ!イケ!!ヒロシ探検隊」(4P)を除き、1話・作当りのページ数は20~26P(平均24P)と中の上クラスのボリュームで概ね安定。シナリオ面でも適度な読み心地の良さを生むと同時に、エロシーンの量的ボリューム感でもしっかり勝負している作品構築であると評し得るでしょう。

【読後の爽やかな幸福感が魅力の不器用青春ラブコメディ】
  思春期ボーイズ&ガールズのちょっと不器用だけれども誠実な恋愛模様を描く作品を得意とする作家さんであり、本作では明るく楽しくなラブコメ風味を明瞭に有しつつ、コメディや性欲の勢いで突っ走るというよりも、適度に優しく温かい心情描写で魅せるタイプ。
後述する様なおぱんつ要素をたっぷり混ぜ込む面白おかしさや、ユニークなヒロイン達の微笑ましい暴走ラブアタックや、当人は至って真面目ながら突飛な言動などは、コメディとしての面白さを生んでいますが、同時にそこばかりが前面に出ないのが一つのポイントでしょう。
PantsAFirst2.jpg特にヒロインの人物描写は、漫画チックな楽しさを備えつつ、本人たちは誠実に恋愛なりエロなりに向かい合って主人公との関係を進めており、その不器用さが幸福に報われる恋愛ストーリーとしての甘さや幸福感がシナリオ全体を引き締めているとも評し得ます(←参照 不器用な二人のすれ違いが解けて 短編「ときめきスコール」より)。
お姉さんヒロインの突然の誘惑Hや(「ボクの夏休み」シリーズ)、ダブル幼馴染ヒロインによる主人公争奪エロ勝負(短編「幼馴染×2」)など、明確に棚ボタ的な展開を有する作品が多い一方、これらのエロ漫画的棚ボタ展開と気持ちよい青春ラブストーリーの両立に長けているのが大きな美点であり、前述のヒロイン達のポジティブな情動を善なるものとして描いていることが両者を適切に糊付けしていると感じます。
  各作品において、穏やかにフェードアウトしていく、比較的まったりとしたまとめ方をしており、二人の恋愛感情の確かさや幸福感を柔らかく描き出すことで読後に適度に甘く優しい余韻を残してくれるタイプ
  最近では長編作でのストーリー性の打ち出しが明確になっている為、それに比べるといずれの短編作も小粒には感じてしまいますが、初出時期が比較的広いにも関わらず作劇における魅力の基盤は不変であると評し得るでしょう。

【ぽよんぽよんともっちり触感の巨乳&桃尻】
  「ボクの夏休み」シリーズに登場するバスの運転手のお姉さんや、稲荷神の狐耳お姉ちゃんなどは例外ですが、その他の作品は女子高生ヒロインで統一。
優しく勝ち気なお姉さんタイプや、クールで真面目な性格だけど中身はちょっと変態さんな子、大人しい性格で守ってあげたくなる仔犬系ヒロイン、明るく元気な暴走ガールに古風で一本気な凛とした武士系美少女などなど、性格面では比較的キャッチーな属性を備えています。
その一方で、前述したチアフルな心情描写と発現の仕方こそ多種多様でありつつ誠実さを失わせない恋心の描写によってヒロインを単なる属性の型にはめたキャラクターにしていないのは大きなポイントであり、シナリオ全体の印象を良くしている美点。
  感情の表現の仕方にも思春期らしい快活さ・健康さがありますが、女体描写に関しても肉感を十分にもちながら程好い肉付きを全身に備えており、健康的な色気がしっかりと香るタイプ。ぷるんぷるんと弾力豊かに揺れる美巨乳やもっちりとした質感でぷりんと形のよい桃尻など、エロシーンの随所で乳尻の存在感が明瞭にアピールされているのも○。
PantsAFirst3.jpg競泳水着やレオタードなど、この肉感もちもち健康ボディにぴっちり張り付く衣装を十八番としている作家さんであり、今回は単行本タイトルにある通り、特におぱんつをフィーチャー。純白パンツに得意の縞パン、サイドが紐タイプのパンツにレース付きパンティーなどなど、種類も豊富であり、後述する様にエロシーンでも脱ぎ捨てることなくしっかり活用することが多いです(←参照 天 才 現 る 短編「バカがぱんつで幼馴染」より)。
  初出時期が最大で4年の開きがあり、絵柄にはある程度のバラつきがあります。表紙絵とほぼ完全互換で、適度な艶とゴシカルな修飾性を持たせた漫画絵柄を楽しめますが、一部の古い作品を見ると以前はよりオールドスクールなアニメ/エロゲー絵柄であったのだなと感じます。

【処女ヒロイン達が可憐に蕩けるおぱんつ充実エッチ】
  導入パートではヒロインのキャラクターとしての魅力を高めていますが、ラブ&セックスも通じて互いの恋愛感情を確認していく流れになっていくため、シナリオ展開を担保しつつエロシーンの量的確保に成功しています。
ケモ耳ガールな蛮族たちに捕まって種馬ハーレム乱交エロや(掌編「イケ!イケ!!ヒロシ探検隊」)、穴に頭だけ填ってしまった妹の体にあんな悪戯やこんな悪戯の嗜虐的なシチュエーションといったケースもありますが、基本的にはヒロインの魅力をしっかり生かした上でのラブラブHがメイン。
  自身の性欲や感情を素直に表現する女の子が多いこともあって、前戯パートではヒロイン側が主導するパターンが多く、控えめながら艶やかに濡れ光るリップでち○こに吸いつくフェラやもちもちの巨乳に挟んでたっぷりとしごき倒すパイズリなどのご奉仕プレイが充実しており、ドロドロの白濁液を顔や舌にべっとりと放出されつつ、男子を気持ちよくできたことにご満悦な表情を浮かべるヒロインの姿でエロシーン前半の見せ場を形成
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男子連中がぱんつの上から秘所をぺろぺろしたり、ちょっと恥ずかしがるヒロインに手ずからおぱんつを履かせてあげたりと、前戯パートからおぱんつの活躍はありますが、その真価をより発揮しているのは抽挿パートであり、純白ぱんつごと処女まんこに挿入して破瓜の血で染める描写や、激しいピストン運動になっても決して脱がさす、布をずらしながらの抽挿としたりと(←参照 縞パンセックス! 短編「パンツ❤結び」より)、魅惑の布地をフィニッシュまでしっかり残存させています。
  エロシーンにおいては比較的アタックの強いエロ演出をつぎ込む傾向にあり、明確な結合部見せつけ構図や前述した様な白濁液を含む液汁描写の充実、ぷるんぷるんと弾力豊かに揺れて跳ねる巨乳描写、ヒロインが快感の洪水で切羽詰っている様を感じさせる刺激的な説明エロ台詞などを投入。独特のぷりぷり感のある粘膜描写は、特に性器に関してはヘビィなモザイク修正で隠されており、性器関連の描写が比較的多いこともあって、相応の減点材料となっているのは、作家さんや出版社が悪いわけではないものの、残念ではあります。
基本的には全員処女ヒロインではありますが、好きな相手と一つになった喜びと挿入の快楽が破瓜の痛みや処女喪失の緊張感を上回っており、野郎連中の力強くも優しいピストンと腰を振りながらのキスや乳吸いなどの追加攻撃でメロメロになった所に、今度は子宮めがけてブビュブビュと放出される白濁液の感覚にアクメを迎える1Pフルのフィニッシュシーンまで快感描写を存分に高めていく構成となっています。

  おぱんつの描写がせっかく良いのにエロシーンになったら脱ぎ捨てる!バカ!とお怒りの諸氏には大変お勧めな1冊であると同時に、気持ちの良い青春ラブコメをお求めの諸氏にもお勧めできる作品集。
個人的には、クールメガネの真面目美少女さん(僕っ子!)が実はちょっぴり変態なことを曝け出しつつおぱんつHに励む短編「パンツ❤結び」と、巫女装束の稲荷神お姉さんが再開した少年にたっぷりサービス&精を吸い取る「ボクの夏休み」シリーズ第2作に新年早々愚息が大変お世話になりました。