SexualLifeOfLadyAndMaid  森繁拓真先生の『となりの関くん』第9巻(メディアファクトリー)を読みました。ノリを薄く塗って乾燥させて剥がす遊び、懐かしいですね。下敷きやカンペンに塗って、描かれている絵をマジックでなぞって写し取るのをよくしてました。
関くんのお母さん、カワイイしいい人ですが、行為がついエスカレートするのと口数が少ないのはお母さんの遺伝なんでしょうね。

  さて本日は、しんどう先生の『お嬢様とメイドのみだらな性活』(コアマガジン)の遅延へたレビューです。なお、先生の前単行本(初単行本)『発情❤でいず』(茜新社)のへたレビューもよろしければ併せてご参照下さい。
ナチュラルビッチな女の子達が優しく明るい雰囲気の中でハードに乱れまくりな作品集となっています。

SexualLifeOfLadyAndMaid1  収録作は、友達が多い快活でちょっと天然な女の子・たつきに嫉妬するプライドの高いポンコツお嬢様・千織様にセックスバトルで勝利することをお付きのメイド・紫之さん(ド淫乱)が提案し、その練習台として執事の吉岡君が巻き込まれ~な「お嬢様とメイドの日常性活」シリーズ全3話(←参照 だいたい紫之さんのせい 同シリーズ第1話より)+描き下ろし後日談(8P)、ヒロインの大好きな幼馴染の少年はヒロインの姉と付き合っているようで彼女はやきもきしてしまい~な連作「sisters conflict」前後編、および読み切り形式の短編・掌編4作。
フルカラー掌編「配給係のおねえさん」(4P)および描き下ろし後日談を除き、1話・作当りのページ数は20~26P(平均23P)と標準的なボリュームで推移。どちらかと言えばストーリー自体としての読み応えよりもテンションの高さで駆け抜けるスタイルであり、軽快な読み口とエロシーンの質・量双方のボリューム感の高さが特徴の作品構築と言えるでしょう。

【“ビッチ”なヒロイン達が明るく楽しく活躍なエロコメ】
  色々と天然気味のポンコツお嬢様(処女)がクール系美少女とみせかけてド淫乱なメイドさんのせいですっかりビッチになって色々と大活躍なタイトル作「お嬢様とメイドの日常性活」シリーズを筆頭として、作家さんがあとがきで述べている通りに「明るいエロ」を貫徹した作品群が勢揃い。
幼馴染であり想い人でもある主人公の少年を姉妹が取り合う形式になる連作「sisters conflict」は三角関係ならではのハラハラ感も有しつつ、姉妹間の愛情が再確認され、昔から仲の良かった3人の関係性がそのまま尊重される形式であるため、ラブエロ系としての甘さをしっかりと維持させます。
SexualLifeOfLadyAndMaid2  また、この連作のお姉ちゃんを含め、エッチにやたらと積極的なビッチさん達の登場頻度が高く、彼女達のストレートなエロ欲求で強引に導入パートを形成することで、棚ボタ的な幸福感やぶっ飛んだ言動で織り成すドタバタ模様の楽しさを生み出しています(←参照 ザーメン大好きガール 短編「I❤×××」より)。
また、ビッチ的なキャラクターとして形成しつつ、エロコメ的にお馬鹿なテンションの高さで駆け抜けたり、好きな相手であるからこそエッチな姿を曝け出したりと、コミカルさやラブエロ的な幸福感の一形態としてヒロインの積極性を描いているため、欲望のみが支配する殺伐とした印象が無いのは訴求層をより広げている要因でしょう。
  連作「sisters conflict」や短編「ご主人様のいうとおり」など、恋愛要素のある作品では甘味たっぷりで読み手の頬が緩むハッピーエンド、「お嬢様とメイドの日常性活」シリーズや短編「Professional ~アイドルの流儀~」などのエロコメ系ではヒロイン達が更にエッチに邁進していくコミカルなまとめ方でまとめており、いずれのスタイルにおいてもラストまで滑らかな読み口に仕上がっていると評し得ます。

【ヒロインのキャラ立ちの良さがエロさと楽しさに直結】
  女子校生級の美少女と20歳前後~20代半ば程度と思しき綺麗なお姉さん達で構成されたヒロイン陣ですが、年齢による描き分けはさほど明確ではなく、また特定の年齢層に重点を置いたキャラ作りでもありません。
  前述したシリーズ作に登場するプライドの高いポンコツお嬢様(処女からビッチにスキルアップ)やクール系グータラビッチメイドさん、天然系のお馬鹿快活ガールおよび彼女達に振り回される吉岡君を含め、ちょっとM気質でメイド衣装着用での主従プレイにハマってしまうOL美人さんに過激なファンサービスを嬉々として行う美少女アイドル達、ザーメン大好き変態ガールなどなど、漫画チックに楽しいキャラクターが揃っているのが大きな魅力。
この楽しく親しみやすいキャラクター作りが、ビッチ的な言動をヒロイン達がしても嫌悪感を引き起こさない要因でもあり、作品の面白さや雰囲気の良さ、および後述する様にくしゃくしゃに乱れた痴態を曝け出すエロ可愛いギャップにも直結しています。
  なお、お嬢様とメイドさんのコンビに加えてお嬢様が勝手にライバル視している天然ガールの3人が登場するシリーズ作に、計5名の性癖が異なるアイドルさん達が登場する短編「Professional ~アイドルの流儀~」、ダブルヒロイン制で姉妹丼も楽しめる連作「sisters conflict」と複数ヒロイン制の作品がメイン。
SexualLifeOfLadyAndMaid3複数名のヒロインが登場する場合では、巨乳な肉感ボディタイプとスレンダーな貧乳タイプを組み合わせることが多い一方、基本的にメインであるのは前者のタイプであり、揉まれたり挟んだりで柔軟に変形し、重たげにたわむスライム巨乳~爆乳はボディデザインにおける確たる特徴(←参照 ちんこにぴったりフィットな爆乳パイズリ 短編「ご主人様のいうとおり」より)。この爆乳に加えて、やはり量感たっぷりの巨尻なども含め、バランスの良い女体設計が好みの方には不向きである一方、分かり易いエロアピールが満載と言えます。
  トーンワークの細やかさや描線の繊細さなど、意外に少女漫画の絵柄的な手法論も感じさせますが、アニメ/エロゲー的なキャッチーさ、適度にあざとい萌えっぽさを基調とする絵柄であり、十分な作画密度で単行本を通して安定しています。

【むっちり肉感ボディがハードに乱れる痴態描写】
  ヒロイン達のエロエロなキャラとしての性質もあってサクサクとエロシーンに導入される仕様となっており、また十分な尺のエロシーンの中でヒロイン達の意外性やそれに由来する可愛らしさなども引き出すことで、実用面での満足感と漫画的な楽しさを両立させています。
  ド淫乱メイドさんに手解きを受けながらの処女お嬢様セックス特訓、すっかりビッチになったお嬢様の淫乱ご奉仕、美人OLさんがメイド服着用でのご奉仕&お仕置きな主従プレイ、美少女アイドル達の過激パコパコファンサービスにラブラブ姉妹丼などなど多彩なエロシチューションを用意。
前戯パートでは柔らか豊満バストを用いたパイズリから乳内射精やフェラでのたっぷり口内射精で白濁液をたっぷり浴びせたり、柔らかボディのおっぱいやプニプニとした股間を弄ってヒロインを感じさせたりと十分な尺と抜き所を用意して抽挿パートへの盛り上がりを強く図ります。
  男性キャラクターの勃起ち○こが非常に逞しく描かれていること、精液の粘度が高く描かれていることは特徴的であり、抽挿パートにおいて媚肉をかき分けて子宮口をノックしたり、咽喉奥まで剛直が押し入って舌が絡みついたりな断面図・透過図のインパクトの強さや、美少女フェイス&ボディがねっとりとした白濁液に塗れる淫靡さを形成。
SexualLifeOfLadyAndMaid4ヒロイン側も腰を使って、ズボズボと秘所やアナルへのピストンが繰り返される中、クール系美少女もキュートな天然ガールも勝ち気なお姉さんタイプも皆さん乱れまくった半狂乱の痴態を曝け出しており(←参照 連作「sisters conflict」前編より)、涙や汗でぐしゃぐしゃになり瞳にハートマークを浮かべる蕩け顔、悶絶するように絞り出すハートマーク付きエロ台詞の連呼、秘所から豊潤に溢れ出す淫液描写などを高密度に投入。
  前戯パートでの射精に加えて中出し連発も盛り込む複数ラウンド制のフィニッシュは、メスフェイス&半狂乱な台詞を示してエロ可愛くもハードにアクメ痴態を曝け出すヒロイン達に、前述したパワフルな断面図で子宮内を白濁液で満タンにする様子を付随させるトドメの膣内射精orアナル中出しを決め込んでハイカ口リーな抜き所を強烈に叩き出しています。

  明るい雰囲気でかつエロのサービス精神も豊かという、作家さんの目論みがしっかりと成功している良作と感じます。
どれもお気に入りですが、強いて選ぶのであればお嬢様とメイドさんのキャラ立ちが非常によく、それが実用性にもしっかり直結した「お嬢様とメイドの日常性活」シリーズが特にお気に入りでございます。楽しくて使える作品をお探しの諸氏にお勧め!