SweetFallingBoys ヨシノサツキ先生の『はんだくん』最終第6巻(スクウェア・エニックス)を読みました。周囲の人間の反応がアレ過ぎたのはありますが、半田君が彼らの好意をやっとこさ受け取れたようでなりよりですな。
しかし、半田君、顔が端正で凛々しい作りだから女王様女装、なかなかグッと来るじゃないですか、ぐへへ(邪悪なねっとりスマイル

  さて本日は、七松建司先生の『少年甘落~雌捕らる少年の傷刻牢獄~』(メディアックス)の遅延へたレビューです。これが3冊目の単行本となりますが、既刊をレビューしておらず、今回初めてレビューの俎上に載せることができました。
キュートなショタ少年&女装少年達のショタち○こ&♂ま○こをたっぷり弄って蕩けさせちゃう作品集となっています。

SweetFallingBoys1  収録作は、おっさんにすっかり開発されおち○ぽ奴隷になった兄が弟のショタ少年に手をかけて~な三連作「マインドブレイク」「マリッジリング」「マインドブレイク2」(←参照 弟君を淫らに開発 「マインドブレイク2」より)、元気いっぱいの空手少年が師範の友人であるおっさんに淫らな特訓を受けて~な連作「ひみつの特訓」正続編、お兄ちゃんラブな弟キュンのお兄ちゃんの子供を産みたいという願いを叶えるために兄が奔走な連作「ドラゴンハート」前後編、および読み切り形式の短編11作+フルカラーイラスト集(4P)。
収録本数は多い一方、フルカラー作品を除いて1話・作当りのページ数は8~16P(平均13P弱)と個々のボリューム感には欠ける傾向にあります。そのため、個々の作品の読み応えはそれほど強くありませんが、キュートなショタボーイ達のトロトロ痴態という倒錯性で相応の満腹感を生み出すエロが揃っています。

【ほのぼのと楽しいコメディ系と倒錯の香り漂うインモラル系】
  ここまで読んで頂ければ既にお分かりかと思いますが、収録作の全登場人物が男性キャラクターであり、ショタ×ショタ、もしくはおっさん×ショタの性愛を描く作品群であるため、異性愛しか受け付けられないという諸氏には緊急回頭を推奨。
  さて、このショタエロを描く収録作において、作風については大まかに二つにカテゴライズすることが可能であり、一つは少年が女装セックスや肛門性交の快楽に染め上げられて淫靡な存在に変容していくインモラルな雰囲気が強いタイプであり、もう一つはコミカルで明るい雰囲気の中でキュートなショタボーイ達の睦み合いを描くタイプ。
SweetFallingBoys2人間と仲良くなりたい赤鬼さんが女装喫茶を開いて(色々な意味で)大人気になる短編「赤と青のエクスタシー」、義賊一族の使命としてレオタード女装姿になる怪盗兄弟のドタバタ模様を描く短編「マリー&ワネット」など(←参照 お馬鹿テンションの楽しさ 同短編より)、漫画的ファンタジー要素が絡む作品では後者のタイプが多く、ナレーションでのメタギャグなど、はっちゃけたノリが楽しさを生み出しています。
  これに対して、前者のタイプでは、純情なショタ少年が悪い大人にたぶらかされてメスショタに開発されちゃったり(連作「ひみつの特訓」等)、女装姿の可愛い自分とそれが淫らに乱れることに夢中になってしまったり(短編「彼女の影」等)、倒錯的な性愛とそれがもたらす甘美な快楽にピュアなショタボーイズが耽溺していく様子を描き出しており、こちらはシリアスに描くことで倒錯性の濃度を高めています。
  男性読者のショタエロの楽しみ方は様々であり、キュートなショタキャラをがっつり犯したいというタイプや、ショタ側に意識を投影し男性性を封じながら女性的な快楽に浸りたいというタイプも存在しますが、今単行本の収録作はキュートなショタ少年同士の絡みが多く、またおっさんなどの成年男性の竿役は顔がほとんど描写されないなど存在感が希薄であり、後者をメインとしつつ双方の楽しみ方ができる様な作品のラインナップと言えるでしょう。
  後者の作劇スタイルであればコミカルなギャグオチ、前者の作劇スタイルでは更なる倒錯の快楽を求めて自らのメスをアピールしていくショタボーイ達の淫靡な姿を描いており、破滅的なバットエンドは基本的にないため、微笑ましいコミカルさ、もしくは妖しい幸福感のある読書感を読後にも維持させてくれる仕様と言えます。

【少年らしさも残しつつ女の子的な可愛らしさが基調】
  竿役のおっさん等を除き、各作品に登場するショタボーイズは概ねローティーン級と思しき思春期諸氏の男の子達。中性的な部分を残しつつも、男性性が徐々に芽生え始めた年齢層であることが、逆に女性性を付与することの魅力につながっているとも評し得るでしょう。
また、女装することで女性的な“可愛らしさ”を獲得すること、および女性的に受け身として犯されることに快感を得るタイプの女装男性も多い一方で、特に女装的な要素はなく、少年として扱われつつ性交の中でメスの快楽を開発されるショタも存在。
  コミカルな作品では、漫画チックに楽しい言動のキャラクターも多く、その快活さが漫画としての楽しさを増幅しているのに対し、インモラル系の作品ではごく普通の少年が男性とのセックスや女装しての自慰行為にどんどんハマっていってしまうというギャップがやはり倒錯性の増幅に寄与しています。
SweetFallingBoys3ボディデザインについては、多少の硬さを感じさせる骨格・筋肉を用いて少年らしさを含ませるとともに、スベスベの柔肌やむにむにと柔らかそうなヒップ、可愛らしい表情などによって少女の様なエロティックさを基調としており、両者のケミストリーによって純然たる少年でも少女でもなく、性的な“ショタ”としてのキャラクターを生み出しています(←参照 肩甲骨~肋骨の骨っぽい硬さと無垢な柔肌の組み合わせ 短編「サマーランド」より)。
なお、ちんこ&金玉描写については、前述した未成熟な肢体描写とマッチするツルツル仕様の金玉に、亀頭がちょっとだけ顔を出す小振りな包茎ち○こを標準としており、可愛らしさを重視するショタエロにおける王道的なタイプ。
  描線の濃淡などに多少の変遷が認められる印象ですが、表紙絵と完全互換で単行本を通して概ね安定する絵柄は、程好いデフォルメ感やそれに由来するあざとい萌えっぽさなども含めて、二次元ショタのキュートさを適度な濃度で抽出しており、ショタエロ初心者にお勧めしやすいキャラデザにつながっています。

【高密度な演出と勘所を押さえた構図で魅せるショタのメス痴態】
  前述した通り、各作品のページ数が多い部類ではないため、たっぷり長尺のエロシーンを期待するのは避けるべきではあり、またギャグ要素の強い作品では抜きツール的にコアとなる描写が少なくなりがちなのも好みの分かれるところでしょう。
とは言え、キュートなショタ少年が包茎ち○こをしごいたりしごかれたり、桜色のアナルに剛直を捻じ込まれて身悶えしたりと、倒錯的な光景が繰り広げられるエロ描写は十分に濃密であり、ショタエロ好きにとって、抜きツールとしての質的なボリューム感は相応に強いと感じます。
  女装や女装してのセックスに目覚めたショタが自ら肉便器プレイや奉仕セックスに勤しむ倒錯性の強いエロシチュもあれば、攻め手のショタボーイに開発されて徐々にメスショタ快楽にメロメロになっていく淫靡な調教系、はたまたラブラブなショタエッチもあり、特定の方向性に絞って欲しい諸氏には減点材料でありつつ、雑食派な諸氏にとっては様々なプレイ・シチュエーションの希望に応えてくれる1冊となります。
美少年ショタによるフェラサービスに、女装セックス、ショタ同士のち○こ擦りつけ合い、ち○こをくにくにと弄り倒しながらのアナル責め、チャイナドレスや女性下着からぽろんとはみ出してくる勃起ショタち○こなどなど、ショタエロに求められる基本的なプレイはほとんど用意されており、前の棒と後ろの穴双方の快楽が合わさることでショタ少年がオスとメス両性の快感に蕩けていく様子が淫靡。
SweetFallingBoys4  中性的な可愛らしさのある表情が、潤んだ瞳と漏れ出る涎に濡れ、瞳の中にハートマークを浮かべたりで熱っぽいメス顔を曝け出す表情付けや、未知の快感に悶絶し絶叫するハートマーク付きの乱れたエロ台詞、きゅんきゅんと指やち○こを締め付ける♂ま○この反応に、しなやかに悶え、仰け反るしなやかな肢体と(←参照 ち○こ扱きアップ→背面からの構図→正面から蕩け顔アピールの流れる様な配置の上手さ 連作正編「ひみつの特訓」より)、十分な密度のある演出と適切な構図・コマ配置でショタ達の痴態を連続させます。
フィニッシュは、アナルへの抽挿を繰り返されてそのメス的性感で絶頂を迎え、白濁液を直腸にて受け止めると共に、ショタち○こからも白濁液を絞り出しており、これまた両方(両性)の性感帯での絶頂を視覚的にアピールすることで、倒錯的な快感の強さを物語る抜き所となっています。

  ショタエロそのものが好みを分けるジャンルですが、描かれたショタボーイズのキュートな痴態や、コメディ系統でもインモラル系統でも共通する読み口の良さなどもあって、ショタエロ初心者の諸氏にもお勧めできますし、もちろん好事家諸氏の要望にもお応えする1冊。
個人的には、元気な日焼け少年をおっさんがメスショタにねっとり調教する連作「ひみつの特訓」と、白スク姿に女装コスプレした赤鬼きゅんが沢山の人間とたっぷり仲良くなっちゃう短編「赤と青のエクスタシー」が特にお気に入りでございます。