LoveMaker 幸村誠先生の『ヴィンランド・サガ』第17巻(講談社)を読みました。復讐者としてのヒルドさんはトルフィンが向き合わなければいけない過去の罪そのものなのですが、同時に復讐に燃えていた時のトルフィンと同じ存在でもあるなぁと感じます。
トルフィンの現在を見定めるという彼女の発言は重いですが、同時にちょっとツンデレ感もありますな。

  さて本日は、天太郎先生の『Love Maker』(コアマガジン)のへたレビューです。先生の前単行本『Melody』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
楽しくほのぼのとしたお馬鹿テイストのラブコメディとむちむち肉感ボディの美少女さんとのパワフル和姦が楽しめる作品集となっています。

LoveMaker1  収録作は、うだつが上がらないものの何故かやたらとポジティブに就活中な少年・桃信太郎の前に、猿の変化した美女が現れ、おまけに飼っていた愛犬も美少女に変化し、主人公は鬼退治の英雄・桃太郎の子孫であり、彼女達もお供の血族であることを明かし!?な中編「LOVE&PEACH」全4話(←参照 猿の血族・いろは先生 同中編第1話より)+描き下ろしのフルカラー番外編4P、および読み切り形式の短編・掌編6作+フルカラーイラスト2P。併せて毎回恒例の作家さん近況4コマも収録されています。なお、掌編「悲劇のヒロイン症候群」は前単行本に収録の同名の掌編の続編となっています。
上述のフルカラー番外編とフルカラー掌編「悲劇のヒロイン症候群」(6P)を除き、1話・作当りのページ数は16~26P(平均22P弱)と標準的な部類。ページ数以上の読み応えはありますが、同時に軽快な読み口のシナリオであり、また肉感ボディが激しく&柔らかく揺れ弾むエロシーンの分量も十分に用意された作品構築となっています。

【ヒロイン達の健気な頑張りが報われる心地よさ】
  適度にお馬鹿なドタバタコメディの賑やかさと登場人物の素直な気持ちのハートウォーミングさを無理なくブレンドするラブコメディが持ち味の作家さんであり、本単行本でも明るく楽しく、そして適度に恋愛モノとしての甘味が味わえるストーリーテリングを基調としています。
いずれも美女・美少女な犬・猿・雉をお供として従えることになり、現代に再び復活しようとする邪悪な鬼を退治する使命を与えられた主人公を描く中編作においても、鬼と激しいバトルを繰り広げることにはならず、お供達や鬼達の思惑からドタバタと騒動を引き起こしつつ、平和な手段(もちろんHだ!)で事態を解決して彼女達との幸福なハーレム生活を築き上げるハッピーエンドにまとまります。
中編作は伝奇ストーリーやバトル展開がメインではなく、ツンデレ気味な雉の血族・フェズさんを筆頭にご主人様への愛情を素直に表現しようと頑張るヒロイン達のコミカルかつキュートな言動を楽しめることが主たる魅力ですが、この点は他の短編群でも概ね共通。
LoveMaker2  大好きな主人公と小さな村を守ろうと無理して村おこしアイドルを頑張る女の子(←参照 たぷんたぷん 短編「mitinoku idol」より)、ヒキコモリで文字通りに“箱入り娘”になってしまったものの大好きな主人公のために箱から抜け出そうと頑張るヒロイン(短編「小鳥の箱」)、超絶ドジっ子ながら自分を認めてくれた青年にエッチな恩返しをするナースさん(短編「看護しちゃうぞ❤」)等、自分がやりたいことや恋に頑張るヒロインを描いていることが一つの特徴でしょう。
彼女達の努力や熱意がちゃんと叶えられ、主人公の側ももちろんスケベ心を大いに発揮しつつも、彼女達の恋心や熱意をしっかり受け止めることで両者の幸福な関係性が構築・再確認されるという描き方は健全なストーリーテリングであると評し得ます。
  ヒロインの願いが叶えられるものの多少インモラル系のラストで〆る短編「かわりのわたし」のトーンのみ例外的ですが、その他の作品ではギャグ要素を盛り込みつつも微笑ましいハッピーエンドで明るく優しくまとめており、読後感も良好に仕上がっています。

【柔らかさと重量感・弾力感を兼ね備える豊満バスト描写】
  犬・猿・雉の化身である中編「LOVE&PEACH」のお供トリオなど、年齢が推定しにくいヒロインも居ますが、見た目の年齢層をカウントすればハイティーン~20歳半ば程度の美少女・美女を主力とするヒロイン陣と言えるでしょう。
  ツンツンと厳しい分素直な気持ちのデレが印象的なクール美女である雉の血族・フェズさんを筆頭としてキャッチーな魅力を備えたヒロインが揃っていますが、明確なキャラ属性で固めるよりは前述した健気な努力家としての魅力を引き出すことに注力されたキャラクターと言えます。
また、巫女さんやらドジっ子ナースやら、箱の中にすっぽり入ってしまっている箱入り娘、お供の動物トリオに鬼娘、メイドヒロイン等々、漫画チックなユニークさやファンタジー感などがあるキャラクターも多いのも特徴ですが、設定がシナリオ的に意味があることはあっても、彼女達の心情描写はごく普通の女の子のものとしてハートフルに紡がれているのも読んでいて心地よいところ。
  肢体全体の等身や肉感とバストサイズのバランスを保つこともあって、一部の低身長キャラクターでは必然的におっぱいサイズが控えめとなるものの、それでもぷるぷると揺れるおっぱいはちゃんと存在。主力となるのは、もちろんたっぷりサイズの豊満巨乳&豊満桃尻の両方をお持ちなグラマラスなボディとなっています。
LoveMaker3小さ過ぎず大き過ぎずなサイズの乳輪&乳首を先端に備えるたっぷりおっぱいは、揉みこみ指にお肉が反発する弾力感と、ずっしりとした重量感を有しつつ、むにゅんむにゅんと柔らかく変形するバストであり(←参照 この弾力感と柔らかさの質感のバランス! 中編「LOVE&PEACH」第2話より)、おっぱい星人が二次元おっぱいに求める要素を完備して、揺れたり弾んだり揉んだり挟んだりな各種プレイ・演出において大活躍。
  美少女キャラクターのブサイク顔などのギャグ的な演出、要所を締めるリリカルな感情描写、エロシーンでの感情と欲望が炸裂するパワフルな描写等、場面によって方向性の異なるテイストをしっかりと引き出す闊達な作画は、十分に高い作画密度と親しみやすい印象を共存させる漫画絵柄であり、表紙絵とも完全互換で単行本を通して安定しています。

【おっぱい大充実&ヒロインのエロ可愛い痴態な濡れ場】
  エロシーンも含めてヒロインの健気な魅力を引き出すというスタイルであるため、抜きツールとして十分な尺の濡れ場を用意しており、柔らかお肉たっぷりの巨乳ボディの存在感もあって実用的読書の満腹感は強く仕上がっています。
  中編作で猿&犬の化身コンビが謎の触手に襲われてしまって~というシチュエーションが投入されていますが、これは例外的なサービスシーンであり、基本的には和姦エロで統一。特に、ヒロイン側が恋心であったり、恩返しであったり、相手を救いたいと思う気持ちであったりと、ポジティブな理由でエッチでも頑張ってくれる姿が何とも健気で、男性の保護欲をかき立てるところ。
LoveMaker4このヒロインの頑張りという面を明確に示すのは、むちむち巨乳の乳圧をたっぷり味わえるご奉仕パイズリや、ヒロイン自らがビックサイズの桃尻を激しく上下にシェイクする騎乗位など、女性側が積極的な行動を示す描写が多い点であり(←参照 中編「LOVE&PEACH」第4話より)、恥ずかしがりながらも恋心や自身の幸福感などを伝えてくれるラブエロ台詞も相まって、主人公の事を気持ち良くしようというヒロイン達の意志がよく伝わり、幸福感を喚起。
  もちろん、主人公側も一方的にエロサービスを受けているだけではなく、スケベパワーと相手の想いに応えたいという気持ちでエロ展開中盤以降、行為における積極性を高めており、ヒロインのボディをホールドしつつ彼女達のビックヒップに腰をぶつけるパワフルなピストンを展開。恋愛セックスとして、男女の肢体の密着感を比較的重視するスタイルであり、肉感ボディの存在感を前面に出しつつ、男性の体躯の存在感も相応にあります。
抽挿パートでも重要なエロ要素となる巨乳は、ピストンしながら揉んだり吸ったりすることで性感を更に高めるに加え、時にゆさゆさと重量感たっぷりに、時に激しく上下にと、行為に合わせた乳揺れ描写もエロのパワフルさを大いに高める特徴。乳揉みや乳揺れなどに関して、敢えておっぱいだけをたっぷり見せるコマを効果的に配置しているのは流石です。
  パワフルなピストン運動を躍動感のある描写で表現し、ヒロイン達を熱狂的な快楽に引き込んでいく一方、表情付けは彼女達の美しさ・可愛らしさをキープする蕩け顔に留めており、過剰な演出になり過ぎないのも○。パイズリからの乳内射精やぶっかけを高頻度で投入の前戯パートと、中出しメイン(外出しもあり)のフィニッシュを有する抽挿パートで複数ラウンド制を形成しています。

  エロのパワフルさとおっぱい成分の充実感を大きな強みとしつつ、ヒロインの魅力をよく引き出すことでエロシーンとシナリオが調和する作品構築の良さもやはり確たる魅力でしょう。
個人的には、ツンデレ系クール美人・フェズさんがお気に入りな中編「LOVE&PEACH」と、文字通りな“箱入り娘”のむちむちバスト&ヒップが大変エロい短編「小鳥の箱」が特にお気に入り。おっぱい星人な諸氏にお勧め!!