とむたみお『えろチュ』

EroTyu.jpgやばい、TBSが好きになりそうです(ToLoveる的な意味で。
しかし、リト君は顔よし性格よし体よしなララの何が不満なんやら。おっぱいまで揉んどいてそりゃーねーだろと。

さて、本日はおっぱいは大きくても小さくても愛せるぜ!という貴兄にはお勧めできる、とむたみお先生の『えろチュ』(フランス書院)のレビューです。
ナイ胸ロリ娘、逆にロリ巨乳さん、人妻やむちむちお姉さんなど登場人物は様々で、作風もラブ話からライトな陵辱まで幅広い短編集です。

収録作は全て短編で計8作。1作辺りのページ数は20~26Pと多目です。ある程度お話作りはされていますが、全て巧みにエロと絡めて話が動きますので、ほとんどのページはエロシーンに割り当てられています。
作風にバラツキこそありますが、基本的には明るくお馬鹿なシナリオを楽しみつつ、エロはがっつり抜けるというお得な作品集です

Lapty.jpgなお、絵柄的にもバラツキが認められ、短編「私の『世界』」のような陵辱劇にベストマッチな力強く泥臭いタッチ(←参照)と、表紙絵のような今風のロリプニ絵をふんだんに盛り込みながらやっぱどこか古臭い画風には結構な差があります。
個人的には以前の濃い目の画風が好きなのですが、今単行本に収録されているのはほとんどが後者の画風です。ただ、どちらの画風にしてもそつなく上手く描かれていますので、どちらか一方の絵柄に思い込みがなければ両方楽しめると思います。
ロリ娘でもむっちり巨乳お姉さんでも、おっぱいだけでなく体全体が如何にもプニプニと柔らかそうに描かれており、大変エロくて大満足です。

RevengePlan.jpg普段Sな彼氏が風邪でダウンしている機会に彼女さんが(性的な意味で)逆襲する短編「カノジョの逆襲計画」(←参照)や、Hしたくてたまらない新妻さんが旦那にラブアタックな短編「PUSH THE SWITCH」に代表されるように和姦系では女性が行為に対し非常に積極的です。
このドリーミーな展開を創出するために、ファンタジックな要素や便利な”オクスリ”、アホ娘などを節操無く(誉め言葉)投入してきますので、お馬鹿加減は結構高め。
そのままエロシーンへとテンション高いまま雪崩れ込むため、シリアスな展開や密な心理描写は期待できませんので、そちらが好きな方は回避推奨です。

反対に(軽めながら)陵辱系統の作品では男性が非常にアグレッシブ。「私の『世界』」では女幹部を尋問というロールプレイで男の子たちの箍が外れてしまってリンカーンへ移行というシチュエーションそのものが面白くかつ実用性が高いです。
LoliDevil.jpgまた、傍若無人な男の子が召還した悪魔っ娘(←参照、この娘がまた可愛くて素直でアホでいとおしい娘なんです)をガンガン陵辱という「シモベなライフ」ではファンタジー要素を絡めての激しい交合が見られます。
やはりライト陵辱な「SiSTER KISS」も含め、暗さとは無縁の明るめのラストであることもあって、少年達の悪辣ぶりがいっそ痛快に、かつエロに効果的なスパイスになっていると思いました。

上述のようにボリューム間のあるエロシーンでは、パンパンに膨らんだ珍棒をいやらしくぱっくり開いたオミャンコに挿入してがっつり中出しフィニッシュ。
女性器やアニャルなどの直接的描写力がしっかりありながら、それにあまり頼らずに(ただし、ティンコの出現率高し)柔らかそうな体全体を描いています。
Kanori.jpg可愛らしい美少女の顔とか体とかが色んな液体にまみれるだけで十二分なエロさがあり(←参照)、実用性は折り紙付きです。

作画・作風およびキャラデザの雰囲気にバラツキがありますので、それが気にならない人にお勧めです。是非このごった煮感を楽しんでみて下さい。
エロ漫画は楽しくてエロくてなんぼだぜ!という哲学をお持ちの貴殿には好物件ですよ。

あんみつ草『ぐりーん・あぽー』

GreenApple.jpgHG茶川先生の『ちちカノ』を読みながら、「人の欲望の際限なさも凄いが、それにしっかり応えるエロ漫画も凄いなぁ」と思いました。
いつかレビュー書いてみたいです。

さて、今日はあんみつ草先生の『ぐりーん・あぽー』(久保書店)のレビューです。
ちょっと不思議でちょっとひねくれた、しかしてピュアで素敵なラブ話が満載の単行本となっています。

Maayatyann.jpg収録作は、未来を予知する能力を持つ地味っ子さん(←参照)と女たらしな先輩とのラブ・アフェアな「エコエコマーヤ」全5話+短編5作となっています。
1作あたり16Pが基本のページ数でありやや短い印象はありますが、揺れ動く心理描写がしっかりしているので読み応えは相応にあります。

上述の「エコエコマーヤ」に登場する予知能力少女や、星間戦争の最中捕虜になった地球人と宇宙人(♀)コンビを描く短編「激戦区の空の下」はファンタジー要素を含みますが、基本は等身大の少年少女とラブ話です。
とは言っても登場人物達は多かれ少なかれちょっと変わった人物像で描かれます。男女が互いの気持ちをストレートにぶつけ合ってラブラブイチャイチャに~という分かりやすいシナリオ展開はほとんどありません。
「本当に恋愛感情があるの?」と思わせておいて実はしっかりラブラブな二人を描く短編「サトコイトケイ」、男性(兄)が妙に真剣な顔をするため「裏をかいて実はシリアス?」と思わせて結局どーしょもないコミカルオチな短編「ぐりーん・あぽー」など、こちらの予想を攪乱してくる少しひねくれた作風が特徴です。

LoveIsVital.jpg半強要的な性行為や女性を性行為の対象としか見ていない様な(あくまで”様な”です)台詞が登場しますが、←のコマが象徴するようにあくまで描かれるのは愛し合い惹かれあう男女の愛の行為です。
どうにも自分の気持ちに素直になれない登場人物達ですが、最終的には誰一人として不幸にはならない優しい雰囲気が大変心地よいです

地味で気弱な占い娘が百戦錬磨の女たらしに翻弄されながら、最終的にはハッピーに結ばれる「エコエコマーヤ」も好きですが、個人的には「へい!ブラザー」がお気に入り。
BrothersAndGirl.jpg兄貴が素直な弟を騙くらかして、同級生の女の子(←参照)とHさせちゃうという一見とんでもない設定ですが、破天荒ながら何だかんだで弟想いの兄貴が素敵です。あと、素直な弟君も弟君にメロメロなヒロインも実にキュート。

絵柄に関しては、すっきりした細いラインでスタイリッシュに描く所謂”女流作家らしい”絵柄です。
エロ的な煽情性には欠けますが、守ってあげたくなるような儚さと内に秘めた芯の強さが同居する少女が魅力的に描かれています。
NaimuneEliens.jpgなお、ヒロイン陣は全員ツルペタ~ほんのり膨らんだ程度の胸ですので(←参照)、ヒンヌー教徒の皆様大喜び、巨乳原理主義者は大落胆となると予想されますので一応注意。体型的にもキャラ造形も地味めですが、そこがむしろイイ!という人は少なくないはず。

少ないページで心理描写・シナリオ展開に相応の分量を割いているため、エロのボリューム感は希薄。結構激しい性交が描かれますが実用性のみを目的とした購入は控えるべきでしょう

何かもどかしくて、SF(すこしふしぎ)で、時に予想の斜め上を行って、でも暖かく幸せなラブ話が好きな人にお勧めです。尾野けいじ先生の『ラブでれ』が好きな人は是非どうぞ!

深田拓士『完熟人妻日記』

MatureWifeDiary.jpg新参・零細なレビューブログな当サイトですが、今回初めて同じ先生の新しい作品を紹介します。
何か、レビューサイトっぽくてカッコイイ気がします(謎

というわけで、深田拓士先生の『完熟人妻日記』(コアマガジン)のレビューです。なお、前回のレビューはこちらです。
結論から言えば、絵柄・キャラ造形・シナリオ展開の全てがまさに”人妻モノの王道”と言ってよいものになっています。

短編11作が収録されており、内10作はタイトルに偽り無く人妻・未亡人が登場します。
深田先生の作品ではお馴染みの、奥底に性欲の疼きを抱えながら貞淑を装う塾女さんが、悪漢に身を汚され快楽の虜にというベタベタな展開が臆面も無く展開されます。
StandardTheory.jpgシナリオ展開や男女の台詞の応酬は敢えて官能小説的なフォーマットを踏襲したもの(←参照)であり、定番を貫き通す潔さには感服です。

ベテランの先生だけあって絵柄はかなり安定していますが、かなり古い作品が2作(「危ないLOVE LESSON」「HARATTAMA!-祓ったま-」)が含まれています。
基本は同じながら荒さが目立つため、人によってはマイナス評価かもしれません。個人的には90年代エロ漫画のノスタルジックな画風と現在と全く異なるあっけらかんとした明るさのある作風が新鮮でしたので、深田先生のファンにはむしろプラス評価になる可能性があることは特記しておきます。

相変わらず表紙のカラー絵が雑な印象があって損をしていると思うのですが、中身の白黒絵では淫靡さをしっかりと表現しながら劇画系と一線を隔すキャッチーさも存在する絵柄は作風に完全にマッチしています。
TheArtOfFukada.jpg内に欲望が滾る蟲惑的な瞳、少し垂れ気味な巨乳、肉付きの良い腰周り(←参照)は塾女モノとして完璧なキャラクター描写です。ちょっとくたびれた感のある表情や肢体が実にいい味を出しています。
黒ベタなどを多用とした暗めの背景、陰影の強調など重く暗い雰囲気を作り出す作画も熟練の技の賜物です。

むっちむちな人妻の体を存分に蹂躙するエロシーンの実用度は文句なしに高いです。陵辱行為に怯えた表情でお定まりの台詞(誉め言葉です)で抵抗しながら、性の快楽に耽溺してゆく流れはややワンパターンながらどの作品でも大層抜けます。
初出の雑誌の関連で修正がキツメの白ボカシだったりする短編(「塾妻」)もありますが、この先生のエロシーンの良さはむっちりとした肢体(特にお尻)のエロスと凛としていた表情が快感に咽び泣くものへと変化していく様子にあるため、性器描写があろうとなかろうと大して関係ないというのが個人的な感想です。

BeautyInMouring.jpgまた、人妻なら地味目の衣装とエプロンの組合せや年相応の外出用衣装、新婚さんなら当然ウエディングドレス、未亡人なら喪服(←参照、喪服大好きです)とギミックもしっかり定番を押えています。
人妻モノの作品では雰囲気作りには必須なアイテムとも言えますので、好きな人には煩悩を大いに燃え上げさせてくれるでしょう。

お話的には敢えてベタな展開をニヤニヤしながら楽しむこと以外にあまり見るべきところは無いです。劇終はダークな印象が強いもの(「the down」など)から、気持ちよいならそれでよい的なお気楽なもの(「Welcome to人妻ソープ」など)まで幅広いですが、あまり気にするようなことではないでしょう。
前回のレビューも同様のことを書きましたが、全編に渡って漲る愛すべき”おっさん臭さ”を楽しめるかが鍵です。
コンビニ誌のお気楽ラブコメHがちょいと物足りなくなってきた貴殿には、おっさんエロ漫画入門として実にお勧めな1作です。
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