こんちき『好きスタイル』

LoveStyle  小西明日翔先生の『来世は他人がいい』第2巻(講談社)を読みました。クールで泰然自若としながら内にはお嬢である吉乃への人としての情を滾らせている翔真君、個人的は大好きなのですが、ともかく相手(霧島)がヤバ過ぎるといった状態です。
しかし、吉乃さんはやっぱり任侠の娘なんだなとも改めて感じる2巻でした。

  さて本日は、こんちき先生の『好きスタイル』(ワニマガジン社)のへたレビューです。なお、先生の(この名義での)前単行本『私えっちですよ?』(同社刊)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
人間臭さを感じさせるキャラクター達の織り成すハートウォームなラブコメと程好いアタック&熱っぽさの濡れ場が詰まった作品集となっています。

LoveStyle1  収録作は、東京で一人暮らしをしている青年・龍君の家に地元・福岡から幼馴染の女の子・優奈が押し掛けてくるのだが、彼女には龍君のお嫁さんになるという狙いがあって・・・!?な中編「嫁入りオープンキャンパス」シリーズ全3話(←参照 なんだかいい雰囲気だ!! 同中編シリーズ第1話「嫁入りオープンキャンパス」より)、および読み切り形式の短編8作。
1話・作当りのページ数は16~24P(平均19P弱)と控えめながらコンビニ誌初出としては標準的な水準で安定。ストーリー性というよりかは展開の面白さで存在感のある作劇であり、量的にも質的にも中庸路線のエロシーンと合わさって、程好い満腹感と心地よい読後感のある作品が揃っていると感じます。

【馬鹿でスケベで気のいい連中の快活なコメディ】
  重い病を抱える女性と交際を深め、彼女の最期の思い出に・・・というメロドラマ的骨格を持ちながら、ラストに急転直下の大逆転ハッピーエンドを仕込むためのコメディ展開を取る短編「鼓動つたえて いのち貴方へ」の様に、題材としてシリアスさを持っていたとしてもあくまでお馬鹿で楽しいラブコメ・エロコメ路線が明確に主軸。
  油揚げ(特売品)をお供えしたことで美人お稲荷様姉妹が押し掛けてくるファンタジーな短編「お稲荷さまジューシービースティ」といった作品もありますが、ドスケベボディの美人ジョガーの豊満美尻にスケベ野郎ジョガー軍団が追走したり、職場の男女四名の恋愛が交錯しての酔いどれ乱交に突入したり、子作り成婚を狙う彼女さんのラブ&エロアタックが炸裂したり、はたまた微笑ましいカップルさんのデートを描いたりと、日常の中での市井の人々の色恋沙汰が漫画チックに楽しく描かれていると言えます。
LoveStyle2登場人物たちはそれぞれ馬鹿でスケベで自分勝手なのですが、それを決して悪しきこととして描かず、例えそうであっても人と人は認め合ったり、誠意が伝わったり、そして幸せに愛し合ったりできるのだという描き方は(←参照 短編「俺の彼女ぷりぷりプリティ」より)、艶笑話として、また喜劇としての大切なテーマ性であり根源的な魅力の一つであると称揚し得ます。
  シンプルにエロ的ドタバタ模様を描くこともあれば、それぞれの思惑がすれ違いつつ落着していくスクウェア・ラブもあるなど、シナリオ展開の軽重・単複は異なりつつも、それらの展開の中で登場人物たちの人間味が闊達に描き出されていくことが作劇としての魅力であり、いい意味でキャラありきのお話に仕上げています。
恋人同士のほのぼのと微笑ましいハッピーエンドもあれば、シリアスっぽい流れから最終ページでまくりにまくってハッピーエンドへ突入する短編「鼓動つたえて いのち貴方へ」のような構成、シナリオラインからススムーズにバトンタッチするコミカルなオチなどもあり、基本的に読み口の良さ・軽さを保つタイプのまとめ方になっていると評し得るでしょう。

【多彩なボディデザイン・キャラクター性のヒロイン軍団】
  年齢不詳な稲荷神さんコンビなども存在しますが、数名の女子校生クラスに加えて女子大生や20代半ば~後半クラスの働くお姉さん達なども加わって年齢層にある程度の幅がある陣容。
  博多弁の押し掛け妻系幼馴染、元気で子供っぽさもあってなツンデレ系彼女さん、婚期を焦る職場の先輩美人に病弱な薄幸美人さん、傍若無人ではありつつ主人公のお願いを聞き届けてくれたキツネ耳の稲荷神さまコンビなど、漫画チックな楽しさやキャッチーな属性付けが為されたヒロインが多彩に揃っています。
そういったオーソドックスなキャラ属性としての魅力も含ませつつ、前述した通りにスケベであったり、悪戯心があったり、打算的であったりと、男性キャラクターと同じく女性キャラクター達もそれぞれ人間臭さのある喜怒哀楽を示していくのが、キャラクター描写上の大きな特色と言えます。
LoveStyle3  ヒロイン陣のボディデザインはかなり多彩であり、控えめサイズのバストを中心に肉付き弱めな思春期後半スレンダーボディもあれば、多少ぽっちゃり寄りの豊満さのあるボディデザインもあり、また巨乳&巨尻に締まったウェストのスポーティダイナマイトボディなどもあって、それぞれ異なるタイプの煽情性を持たせた女体となっています(←参照 スレンダー系ボディも豊満ボディも揃い踏み 短編「さしいれH 3on1」より)。
ボディデザイン同様、体パーツの描写の仕方もキャラによって異なりますが、ぽってりとした唇、程好くぷっくり膨らんだ乳輪や陥没乳首、股間に茂る陰毛といった体パーツを、豊満さやスレンダーさに一定のリアリティを持たせた女体と組み合わせることで、女体全体に適度に生々しい淫猥さを醸し出しています。
  しばらく成人向けジャンルから離れていたこともあって初出時期の幅が広いものの、健康的な色香のある親しみ易い漫画絵柄は十分なキャリアの中で完成されており、表紙絵と完全互換で統一されていると感じます。

【量的・質的にマイルドながらエネルギー感と生々しさのある濡れ場】
  セックスへと至る展開の面白さや男女の関係性におけるちょっとした複雑さなどを重視する構成のため、コアなエロシーンそのものが占める割合は決して高くなく、またページ数も多くはないため、抜きツールとしての量的満腹感は総じて弱めであるのは確か。
とは言え、そこは導入パートで十分に高められた率直な性的欲望や恋愛感情などが爆発的に高まる高揚感や、前述した適度に生々しさのある女体描写の存在感など、質的な濃度の打ち出し方で量的な不足感を補うスタイルであり、総じてコンビニ誌初出のエロシーンとしては平均的な満足感はあると言えます。
  四角関係が入り混じりながらの4Pセックスやら、稲荷神コンビに貪られたり逆に拘束して貪ったりな攻防セックス、恋人同士のラブラブHに誘惑お姉さんとの行きずりハードファックやらと、エロシチュエーションには一定の多彩さがありますが、基本的に男女の別なく登場人物たちが忌憚なく性欲を発揮して気持ち良くなるポジティブさがあるのは共通。
恋人キスや手マン、アナル弄りに豊満バストでのパイズリ、手コキ&乳首舐め、ダブルフェラなどなど、多彩なプレイが描かれる前戯パートは、概ね挿入までの盛り上げを図る役割に徹しており、稀に射精シーンもあるものの、基本的には短めの尺で濡れ場の雰囲気を決定付けることへ主に貢献
LoveStyle4  殊更に強い演出を絡めるスタイルではない一方で、適度な生々しさのある肢体をじっとりと汗が濡らすシズル感、キュッと瞳を閉じたり涙で潤んだりな官能的な表情付け、ピストンの感覚にびくびくと反応する肢体の描写など、演出としての量的密度は抑えつつも描写としてのアタックの強さをある程度打ち出すバランスにまとめています(←参照 中編シリーズ第2話「婿殿 Uターンシップ?」より)。
  エロシーンの尺自体は長くはないため、1回戦仕様をメインとして2回戦程度が上限ではあり、中出しorぶっかけのフィニッシュシーンのエロ演出的盛り上げをそれほど強く図らないケースも散見されるため、やや抜き所を定めにくいという感はありますが、熱っぽい痴態描写と男女双方の欲望のガツガツとした前のめり感で抜きツールとしてのドライブ感をしっかり形成しています。

  抜きツールとしての満腹感にはやや不足もありますが、十分な熱量の濡れ場があるラブコメ・エロコメとしての完成度は高く、非常にポジティブな読後感を味わえる作品が揃っています。
個人的には、グラマラスヒップの持ち主な美女ジョガーに誘われ~な短編「ランナーズヘヴン」と、それぞれボディも性格もタイプが異なる女子大生トリオとのハチャメチャ乱交が楽しめる短編「さしいれH 3on1」が特にお気に入りでございます。

もつあき『交尾はめちゃくちゃ気持ちいい♥』

MatingFeelsReallyGood  浅野いにお先生の『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』第7巻(小学館)を読みました。話の進みが遅いのに、ここに来てさらに重大な設定を明かしてきて、大変複雑な様相を呈してきました。
それにしても、鳳蘭の告白シーン、すごく良い描写でしたねぇ。

  さて本日は、もつあき先生の初単行本『交尾はめちゃくちゃ気持ちいい♥』(キルタイムコミュニケーション)のへたレビューです。あまりにストレートな単行本タイトルですが、看板に偽り一切ゼロの1冊なんですよ、これが。
ファンタジーヒロイン達とのひたすらに欲望任せのハイテンション&超パワフルな種付けファックが詰まった作品集となっています。

MatingFeelsReallyGood1  収録作は、魔王に捕えられた勇者を助けるために1億ゴールドが必要になった女魔法使いは、大金を得られるというコロシアムに参戦したのだが、そこは敗者が観客の前で種付けされてしまう卑劣な場で!?な中編シリーズ「種付けコロシアム!」全3話(←参照 負けてしまった魔法使いさんの運命は!? 中編第1話より)+描き下ろしおまけ漫画(6P)、および読み切り形式の短編5作。
描き下ろし作品を除き、1話・作当りのページ数は20~30P(平均25P弱)と中の上クラスのボリュームであり、キルタイム勢としてはかなり高い平均値と言えます。ストーリー面での読み応えはほぼ皆無ですが、それ故のユニークな読書感があるともいえ、また抜きツールとしての満腹感はかなり強く仕上げられています。

【シンプル&パワフルに欲望任せで激走するスタイル】
  キルタイム系作品らしく、前述した中編作を含めて、骨組みそのものとしてはオーソドックスなファンタジー凌辱エロに属する作品もありますし、ファンタジーの自由度を生かしてキャラ設定やエロシチュを工夫したエロコメ系の作品も存在。
とはいえ、序盤でエロシーンへ突入可能な状況設定を、丁寧に組み立てるというよりかは降って湧いたがごとく投入し、後はひたすら欲望任せに腰を振りまくるという痺れるくらいに潔い性欲ドリブンな展開となっています。
MatingFeelsReallyGood2  小生意気で馬鹿にされ続けてきたサキュバスさんをマジックアイテムで支配し、凌辱する短編「生意気ロリサキュバスを魔法の首輪でオナホールにしちゃえ!!」の様に、男性側の悪意や嗜虐心が絡むケースもありますが、それらの場合も含めて目前の肢体との性交をとことん楽しみ、更なる快楽を貪らんと、ハイテンションな台詞をまき散らしながらがむしゃらにピストンをしていくストレートで根源的な欲望の強烈さで駆け抜けていきます(←参照 短編「巨人族の女騎士VSゴブリン軍団」より)。
エロ描写においても、欲望が強烈に解放されていくパワフルさがありますが、シチュエーションのお膳立て等のシナリオの流れも、ドスケベなことを好き放題にしたい!!というシンプルな、それでいて業の深い願望が紙面に叩き付けられた熱量をひしひしと感じさせており、そこに作者の照れやごまかしが無いのは見事。
  好き放題にされたヒロイン達は色々と大変なことになってしまうのですが、前述した様に悪意や害意はシンプルな欲望とその充足の前には小さなものであって、ギャグとして機能する急転直下のハッピーエンドやらギャフンオチやらでラストを迎えており、ここも含めて作劇の大胆さが魅力であると総括したい所存。

【肢体のスレンダーさと乳尻の肉感の強さの組み合わせ】
  人外ヒロインも複数名登場するため、正確な年齢層は不明なこともありますが、ローティーン級のロリ系美少女さんやハイティーン級の美少女さん、若々しい見た目のママさんなど、登場する年齢層は相応に幅広め。
下半身がカンガルー(!?)な人外母娘ヒロインや、生意気なサキュバスさん、人よりも遥かに大きい巨人族の美人聖騎士、変身すると何故かおちんちんが生えちゃう魔法少女などなど、多彩な設定のファンタジーヒロインが登場しており、それらの設定をエロシチュやプレイの中で実用性を高める方向に機能させていくのも評価したいポイントです。
  なお、主に性行為の実況&感想の台詞が大量にある男性キャラクター達には、十分な存在感がありますが、場合によっては顔面が描写されていないなど、読み手の欲望を代行する装置としての役割に徹しさせた描き方となっており、欲望そのものが暴れまわるかのようなパワフルさにつながっています。
MatingFeelsReallyGood3  ヒロインのボディデザインについては、ロリ系ガールの微~並乳クラスのタイプと、巨乳美少女&美女の双方が登場していますが、等身の高さやすらりと長く伸びる手足、かなり細く締まったウェストでスレンダーさを強調しつつ、おっぱいや桃尻、太股などエロさを感じさせる部位には弾力感のある強めの肉感を持たせているのが大きな特色(←参照 華奢なロリ系ボディでもこのお尻の肉感! 短編「流れ着いたのは褐色ロリしかいない孤島でした」より)。
バスト・ウェスト・ヒップのメリハリを非現実的なレベルで付けるこのボディデザインは、90年代後半~00年代前半のエロ漫画でよく見られたタイプに似ていて、肢体全体の肉感のバランスを重視する現在ではオールドスクールとも感じられるものの、同時にエロとして女体に求める願望を凝縮したかのような作者の熱量も感じられ、作風には非常にマッチしていると個人的には評したいところ。
  初単行本なので、絵柄には多少の変遷はありますが、描きたいことが明確に一貫しており、終始パワフルであるため、絵柄の細部に意識が行くことはほとんど無いでしょう。

【過激なエロ演出で彩る密着種付けセックスのドライブ感】
  十分なページ数があることに加え、序盤でお膳立てした後はひたすらセックスしまくるストロングスタイルな構築であるため、エロシーンは相応に長尺であって、しかも強烈なドライブ感を有する複数ラウンド制を取っています。
  マジックアイテムで生意気ロリサキュバスさんをオナホ扱い、公開種付けショー、巨根の持ち主のオークや巨大な豚などによる異種姦、カンガルーの下半身ゆえの強烈な締め付けを味わえる母娘3Pセックスにふたなりち○こを搾精されながらのレズ疑似睡眠姦、巨人族騎士さんの大きな体にしがみついての輪姦などなど、マニアックなものも含めてファンタジー系作品らしい多彩で自由度の高いエロシチュ・プレイを揃えています
凌辱色はある程度あり、また強烈な快楽そのものでヒロインを圧倒・征服する構図は明瞭な嗜虐性を備えたものであるのは間違いありませんが、兎にも角にもセックスが気持ちいこととそれを更に貪ろうとする男性キャラ、強烈な快楽に身を浸してやはり更なる快楽を求めて半狂乱になる女性キャラと、男女双方が快楽の大波に飲み込まれていくエネルギー感もエロ描写における身上。
MatingFeelsReallyGood4  ヒロインの肢体に密着しながらダイナミックに腰を振る様子を、真横から写したシンプルな構図を多用するのが特徴的で、単調である故に本来は漫画では多用しにくい構図にも関わらず、どちゅどちゅと派手な音を立てながらの激しいピストンの勢いや、ヒロインの肢体を制圧している前のめり感などを強烈に打ち出す描写として用いています(←参照 中編「種付けコロシアム!」第2話より)。
言葉にならないハートマーク付きのお下品悶絶ボイス、涙や涎でぐしゃぐしゃなアヘ顔、最奥までちんこがストロークし、子宮口をノックする断面図描写、濁音メインの力強い擬音の大量散布など、派手で過激なエロ演出を高密度で施し、前述した真横からの構図も含めて描写の連続性の組み立てと合わさって、怒涛の勢いを形成しているのは実に見事。
  舌を絡めるお下品なベロチューなども含め、ヒロインのスレンダーボディと密着しながら種付けを意識させるセリフ回しと共に、膣内射精へ向かって猛然たるラストスパートピストンを叩き込み、子宮を満杯にする大量中出しを受け止めて悶絶アクメに震えるハードな痴態を提供して強力な〆としています。

  とにかく、パワフルなファックで好き放題したいという願望の圧倒的なパワーで駆け抜けていくスタイルが魅力であり、そのパワーに読み手も引き込まれていくことで強力な抜きツールになっていると感じます。
個人的には、生意気なロリサキュバスさんを魔法で拘束してキスハメファックしまくりな短編「生意気ロリサキュバスを魔法の首輪でオナホールにしちゃえ!!」と、巨人族の大きなスレンダー巨乳ボディにしがみついてその感触を全身で味わいながらパワフルファックな短編「巨人族の女騎士VSゴブリン軍団」が特にお気に入り。パワフルな抜きツールをお求めな諸氏にお勧め!

平いっすい『ぜっちょーぱーりぃ』

AchmeParty  岡田淳司先生の『ニャンキーズ』第4巻(角川書店)を読みました。マダラの策謀により各勢力が集められ、そこを報酬に釣られた千人の不良軍団が襲撃して大乱闘という実に燃える展開ですが、実際はちゅーるをペロペロしながらネコちゃんドツキ合いというカワイイな状態!今回も斬新過ぎます!!

  さて本日は、平いっすい先生の(この名義での)初単行本『ぜっちょーぱーりぃ』(文苑堂)のへたレビューです。“天乃一水”名義での前単行本『聖堕陰陽―聖女の貌した淫蕩―』(海王社)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
多彩なヒロイン&多彩なプレイ内容で美少女達が蕩けてハードなアクメに至る濡れ場が楽しめる作品集となっています。

AchmeParty1  収録作は、生真面目な性格で性的なことに厳格であった風紀委員さんがアナルでも快感を得られることを知ってしまい、アナルオナニーだけでなくアナルセックスに挑戦したいと考えた結果・・・な連作「うしろの穴の好奇心」「イケない穴の好奇心」(←参照 連作前編「うしろの穴の好奇心」より)、イケメンで優しいお兄ちゃんと彼が大好きなクーデレ系妹さんとのイチャラブハードセックスな短編「兄上さまに・・・」+描き下ろし後日談(4P)、および独立した短編5作。
描き下ろし作品を除き、1話・作当りのページ数は20~24P(平均23P強)と標準的なボリュームで推移。基本的にはシナリオの存在感は無く、ヒロインのキャラを立てるこことエロシーンの量的充実を図った構築となっています。

【アブノーマル感もありつつ作劇のベースはラブエロ系】
  伝説の教師の頭脳をインストールしたサイボーグ男性教師による不良少女への愛の指導(お察し下さい)が描かれる短編「ガンツとみかん」をやや例外としつつ、基本的には恋愛感情・信頼関係をベースとするラブ&セックスが描かれており、いずれにしても快楽全能主義的な色彩でまとめ上げています。
AchmeParty2  真面目で自慰をしてこなかった堅物ガールがどんどんアナル快感にのめり込んでしまう連作や、クールな美少女が抱えるドM性癖に協力し、彼女を独占する暗い喜びが芽生える短編「偏愛彼女」(←参照 緊縛されて服従することが快感 同短編より)、ドSなようで実はドMな高慢お嬢様との倒錯プレイを描く短編「気まぐれお嬢様と忠実なる執事」など、エロシチュ・プレイとしてはアブノーマル感のあるものが多く、特にエロシーンにおいては相応の退廃感や欲望の後ろ暗さなども醸し出されています。
その一方で、性癖という他者の繊細な領域に土足で踏み込むことはせず、登場人物達が自らの性癖・性欲を開陳できる相手という信頼関係に基づいている分、恋愛関係の成立や強化にまとまっていく流れに無理が無いとも感じます。
その意味では、スタンダードな青春ラブ&エロストーリーとしての王道的な要素も有した作品も多く、恋愛ものとしての甘味にはやや欠ける傾向はありつつも、ポジティブな性愛が描かれていると評しても良いでしょう。
  シナリオパートは全般的にかなり短く、話としての読み応えはほとんどありませんが、エロシーンを含めてヒロインのキャラクターを掘り下げ、そのことをエロシチュやプレイの趣向に結び付けることで実用性を高めているのは、抜きツールのシナリオワークとして評価すべきポイントとなっています。

【多彩な設定のロリ系&スレンダー巨乳な美少女ヒロインズ】
  短編「気まぐれお嬢様と忠実なる執事」に登場するハイティーン級と思しき名家のお嬢様以外は、おそらく女子校生級で統一された陣容ですが、後述するように見た目としての年齢層には結構な幅があります。
  性格も器量もよく、文武両道な優等生ながら大好きな主人公に触られると性的に感じまくってしまう彼女さん、真面目な風紀委員ながらアナルにハマってしまう女の子、男を寄せ付けないクールさを持ちながら実は被虐趣味な美少女にドSプレイを執事に強要しながら、実は反撃されるとマゾ快感によがる高慢お嬢様などなど、多彩な属性・設定の美少女ヒロインを用意した上で、恋愛ストーリーとしてもアブノーマル系のエロとしても、彼女達の“意外な一面”を表出させてくるのは鉄板な要素として機能
AchmeParty3  ヒロインのボディデザインについては、スレンダー巨乳タイプの女の子と年齢設定よりも幼さが強いロリ系ボディの女の子とが半々程度を占めており、前者はすらりとした綺麗なボディですし、後者は男性の体躯との比較もあって小ささ・華奢さが目立つタイプ(←参照 年上のお姉さん彼女なのにボディはちんまり 短編「朱鷺子さんは成長しない」より)。
形の良い輪郭を描く美巨乳&美尻の存在感があるボディと、小さな乳輪・肋骨うっすら・一本スジな股間とロリ要素完美なボディとそれぞれ体パーツの描写にも一定の描き分けがあると感じます。
  名義を変更して心機一転ということもあるのか、これまでの絵柄の良さを保ちつつ、キャッチーさと修飾性を高めて、現在のエロ漫画ジャンルのメインストリームに寄せてきた印象があります。どちらかと言えば、エロスの妖しさが魅力の絵柄ですが、モノクロ絵でも表紙絵のような華やかさを相応に感じさせています。

【ハードなエロ演出での痴態表現とアグレッシブなピストン描写】
  サクサクとエロシーンに突入するため、濡れ場の分量は十分にあって、後述するように演出の強さによるインパクトもあって、抜きツールとしての質的・量的満腹感を両立させています。
  オーソドックスなラブラブHも存在しつつ、ちっこいボディの年上彼女さんとの体格差ファック、ロリ系ボディの女の子とのアナルセックス、クール美女の緊縛&オモチャ責めに近親セックスなど、背徳感やアブノーマル感のあるエロシチュが多いのは前述の通り。
  前戯パートは比較的長く、お嬢様による足舐め&クンニ強要からの逆転イラマチオ、ちっこいロリ系ボディの乳首や秘所を丁寧に愛撫するフェティッシュな描写、アナル開発オナニーやらサイボーグ30時間連続クンニやらと、設定に合わせた多彩なプレイを用意。
抽挿パートを中心に、フィストファックやら華奢ボディには大きすぎるち○こが子宮口まで淫洞をみっちり埋める断面図、アナルに挿入しながらの前穴への異物挿入、スパンキングしながらのピストンなど、プレイ内容にやや好みを分ける場合もある程ハードなものが多く、またピストン描写そのものがガツガツとした勢い・力強さを重視して十二分なインパクトを有しています
AchmeParty4  大きく見開かれた目や瞳に浮かぶハートマーク、漏れ出す涙や涎、アへ顔チックに感覚がトンでいる表情、快感に仰け反るポージング、半狂乱に連呼する実況系エロ台詞など、ヒロインの痴態描写もかなりハード指向となっており(←参照 短編「ガンツとみかん」より)、キャラデザインとして美しさ・クールさのあるタイプなので、導入パートとのギャップも明瞭に形成。
射精シーンを複数回織り込むこともありつつ、特に前半~中盤の抜き所ではヒロインの絶頂シーンを重視しており、大ゴマでのアクメ&お漏らし描写などを投入。もちろん、勢いのあるピストン描写から突入するフィニッシュにも十二分な威力があって、アナルフィニッシュや敢えてのぶっかけフィニッシュなどのバリエーションも付けつつ、ここでも強烈な感覚に身悶えするヒロインのハードな痴態を提供して〆ています。

  読み口としては滑らかさ・穏やかさを保ちつつ、華やかさを増した絵柄で、従来からあるエロとしての強烈さをより伸長させた(この名義での)初単行本と感じます。これまでのファンも新規ファンも共に楽しめると言えるでしょう。
個人的には、パッツン黒髪ロング低身長ぺたんこ真面目風紀委員ちゃん(数え役満)のアナルセックスチャレンジな連作と、生意気なヤンキーガールに愛の指導をたっぷり施す短編「ガンツとみかん」が特にお気に入り。
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